【完結】自称ワンコに異世界でも執着されている

水市 宇和香

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第二章

五話 発覚(1)

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 秋は恵みの季節だ。市壁の向こうに広がる森林では潤沢な木の実が採れるし、農村ではたわわに実った稲穂や数多の野菜、ブドウなどの果実が収穫時期となる。

 トルバート王国では毎年この時期になると、各地で収穫祭が行われた。ニーナ市も例に漏れず祭を行う。収穫祭には領主であるニーナ辺境伯や壁外の人々も参加して三日三晩呑めや歌えの一大事になるので、ニーナ市の住民は市民の誇りをかけて、盛大に祭の準備に取りかかっていた。そのため、この時期のニーナ市では皆、寄ると触ると収穫祭の話ばかりしている。

「今年はタノーのところが、すっげえ立派な衣装を作ったってよ」
「バンサンも気合い入れて最高級の葡萄酒を出すって」

 トルバート王国では、建国以来大きな飢饉に見舞われたことがない。神でもある国王たちの高徳により、土地は豊かで、毎年国民の大半に行き渡るくらいの食料が確保できるし、どうしても日照時間が足りず不作だった年も、国の穀物庫から無尽蔵にコメや干し魚などが開放される。食の心配が少ない国民たちは皆、秋は各地の食糧庫の底が見える勢いで食を楽しみ、贅を尽くす。トルバート王国民で秋に浮かれない人間などいない。

 市中の家々はどこも、麦の穂を輪っかにしたものと黄色の何かを玄関に飾っている。黄色ならなんでもいい、花でも、布切れでも。また、広場の中央には現国王の彫刻が置かれ、祭の開始前にもかかわらず、すでに山ほどの供物が彫刻の前に積み上がっている。収穫祭が始まるとますます供物は増えていくが、祭が終わるころには誰でも持って帰っていいことになっていた。




 収穫祭を二日後に控えたチーヌ曜日。教会の鐘とともに起床したアザミが窓を開けると、霧雨が降っていた。

「日々の幸福はすべて歴代王の偉大なる功績のもとにあり、日々の苦しみは歴代王への献身により消化されるものである。フリイ」

 歴代の王族の名を誦じたのち、いつものように祈りを捧げるとすぐに窓を閉じる。一階に降りると、アンリはまだ起きていないようだった。火の気がなく薄暗い厨房は肌寒い。

 先に顔を洗おうと中庭に向かうと、ハナミが木剣を振っていた。

「おはよう」
「お、おはよう……」

 髪も服もしっとり濡れている。鐘が鳴る前から鍛錬していたようだ。

 ハナミは中学生のころ、剣道の大会でいいところまでいったらしい。高校時代はちっともそんなそぶりがなかったが、再会してからはよく鍛錬している姿を見るようになった。

 井戸から水を汲んで顔を洗う。ハナミの視線を感じたが、ろくろく振り向けない。自分の醜い感情に気がついてから、彼の顔が見られなくなってしまった。

 顔を拭くために持っていた布切れを井戸の脇に置く。

「これ、練習終わったら使っていいから」
 自分は袖で顔を拭って、水を汲んだ木桶を厨房に運び始めた。
「ありがとう」

 背中に飛んできたハナミの声にうなずく。うまく話せていただろうか。昔のハナミだったらおかしいと思ったらすぐ「態度が変だよ」と直球で聞いてきたはずだが、大人になった彼は分別がつくようになったのか、あるいはアザミに興味がなくなっただけなのか、アザミにはもはやわからなかった。




 雨のため、モンフォール邸の仕事は中止になった。食堂の客足も少なかったので休みをもらったものの、空いた時間でやることもなかったため、アザミは教会を訪れることにした。

 傘をさしていても全身が湿り気を帯びていく。そんな天気にもかかわらず、教会の庭先には簡易的な卓が用意され、三つの寸胴鍋が置かれていた。炊き出しの準備をしているようだった。野菜たっぷりの汁物や牛乳粥の入った鍋を元気にかき回すのは、修道院から出張してきたおばあさんたち。その前にはすでに、十人ほどの列ができている。おじいさんから十歳ほどの子どもまで、年はばらばらだが、皆薄汚れたぼろ布をまとっている。

 先日見かけた浮浪者たちのことがアザミの頭をよぎった。彼らは今も飢えているのだろうか。ここに来れば食事ができることを知っているだろうか。彼らも収穫祭を楽しめるといいのだけれど。

 西区の方角をなんとなしに見やったとき、教会の敷地の向こうにハナミの姿を見つけた。鉄柵の向こうからこちらを覗いている。傘と茂みを使って身を隠すような動作に違和感を持っていると、彼はふいときびすを返した。広場の雑踏に後ろ姿が紛れていく。

(なんだったんだろう?)

 まだ朝十時だ。こんな時間になぜ彼がここにいたのだろう。何か隠されているように感じられて、アザミの気分は落ちていく。

 すると、炊き出しを監督していたクレチアン・エノウが、アザミに声をかけてきた。

「おや、浮かない顔だな」

 クレチアンはオベール司教の一番弟子と言われている人で、司教とは正反対の生真面目な性格をしている。いつもオベールに小言を言っているわりになぜか馬が合うらしい。

 アザミがなんと言うべきか考えあぐねていると、彼は牛乳粥をよそって差し出してくれた。

「腹が減ってはまともな思考などできぬ。まずは食べたらどうだ?」
「えっ、でも、僕は……」
「すぐに皆にも行き渡る。遠慮せず食べなさい」
「あ、じゃ、じゃあ……」

 食に困っていない自分が食べていいものかと思いつつ、クレチアンに傘を持ってもらい、器を受け取った。温かいものを体に入れると気持ちが落ち着いてくる。

「僕は……その、ハナミに隠しごとをされるのが、……嫌なんです」

 醜い感情をつまびらかにするのは恥ずかしかったが、なんとか言葉を紡ぐ。オベールだったらすぐに茶化していただろうが、クレチアンは突拍子もない告白にも黙ってうなずいてくれた。だが、

「今だって、僕に声をかけるどころかこそこそ隠れて教会を眺めてて、結局どこかに行ってしまったし……」

 アザミがそう続けると、

「今? ここに転移者殿が来ていたというのか?」

 クレチアンは非常に驚いていた。あごに手を当て考えこむ姿に、アザミも驚く。

(変なこと言っちゃったかな?)

 しかし、よく考えなくても、自分の知らないところで挙動を観察されていたら嫌な気分になるはずだ。とんだ失言だ。これをきっかけに二人が気まずい思いをすることになるかもしれない。

 と、クレチアンが周囲に視線をすべらせてから、アザミを向いた。あたりを慮るように小声でささやく。

「転移者殿は、監察史かもしれんな」
「カンサツシ?」

 聞きなれない単語だ。おうむ返しに尋ねたアザミに彼はうなずく。

「王都から派遣される役人のことだ。地方で問題が起きていないか、内密に監察する役目を持っている。転移者が監察史など前例はないが、王の署名入りの通行証を持っていたというし……もし彼が監察史だとすると、司教が危ないな」
「確かに」

 むしろそんな機関がありながら、生臭坊主のオベールが今まで見過ごされていたことのほうが驚きだ。

「彼は何を監察するつもりなのだろうか。今この地でオベール司教がいなくなったら、代わりを勤められるものなどおらんぞ……」

 クレチアンはその昔、非常に厳格な教徒で、マシ国民弾劾派だった。しかし、オベールと出会い、国も宗派も違っていても手を取り合うことはできると理解した過去がある。

「あの人はだらしなさを差し引いてもなお素晴らしい方だ。降格などさせられない!」

 だが、監察史の妨害をすることは非常に重い罪になる。監察史を説得することも禁止だという。つまり、誰が監察史かわかっても、何を監察しているかわかっても、見て見ぬふりをしなくてはいけない。

「彼らが何を監察しているか確認するだけなら罪ではないのだが……」

 クレチアンが目をつぶったり開いたりしながら、アザミを見た。彼が何を言いたいのかわかったので、アザミはおずおずと申し出た。

「僕がハナミの様子を見てきましょうか?」
「おお、そうしてくれるか。そうと決まれば早いほうがいいな、さあ早く行ってくれ」

 こうして、成り行きでハナミを尾行することになった。




 尾行といってもハナミの姿はとうに見えない。しかし、彼は傘をさしていても目立つので、聞きこみをしたら簡単に行き先はわかった。

 広場を越えて、北区へ。

 北門は今日もたくさんの荷馬車が行き交っている。先日よりもさらにごった返しているのは、収穫祭に向けてたくさんの荷物が運びこまれているからだろう。

 関門の順番待ちのため、市壁に沿って荷馬車が長い列をなしている。時間がかかるのがわかっているから、各々雨よけの布を張った下に椅子や卓を広げて休んでいた。卓の上には菓子や食事が並んでいる。顔見知りなのか、前後の集団と談笑しているところも多い。ただ、どの集団も体格の良い用心棒が鉄でできた鎧を着てそばに立っているので、初対面のアザミには非常に話しかけにくい。

 きょろきょろあたりをうかがっていると、列の前方に幌を張った小さな荷馬車が停まっていた。他の荷馬車と違って御者台に馬を操縦する御者と、一人の小柄な用心棒がいるだけだった。荷馬車の主はどこかに行ったか、荷台の中で休んでいるのかもしれない。いずれにしても、視界に入るなかで一番地味でありふれたいでたちに、アザミはほっと肩を撫で下ろしながら近づいた。

「あの、すみません」
「はイ」

 御者に声をかけると、どこか不思議な発音で返事が返ってきた。

「ここに、金髪の男の人は来ませんでしたか? 二十代半ばくらいの……」

 この国では金髪が珍しいので、これだけでじゅうぶん伝わるはずだ。

「彼なら何人かと話シたあと、アッチに行ったヨ」

 あっちと指さされたのは、西区のほうだった。壁沿いに歩いて行ったらしい。

 そのときかすかに風が吹いて、ふわりと甘い香りが漂った。荷台に菓子を乗せているのかもしれない。いい匂いにつられて鼻を鳴らすと、用心棒と目が合った。

 黒っぽい瞳が何も言わずにじっとこちらを見ている。気まずい。慌てて彼らに礼を言って立ち去ったが、いつまでも用心棒の視線が追いかけてきている気がした。




 傘に当たる雨粒が強くなってきた。早くしないと皆家に帰ってしまう。しかし、以前ハナミに西区への立ち入りを咎められたため、アザミは二の足を踏んでいた。

(酒場の通りのほうなら……いいかな……?)

 まだ人通りはあるし。そう思って、壁沿いではなく、なるべく広場に近い通りを進んだ。その判断は正解だった。

 アザミが飲み屋街にたどりついたとき、離れたところに金髪が揺れているのが見えた。

 急いで建物の間に隠れる。そうっと顔だけ覗かせると、ハナミが店に入っていくところだった。

(内緒で動かなきゃいけないから、こっちに来てからのことを教えてくれなかったのかな?)

 それならば、過去をはぐらかされるのもしかたないと思える。

 しばらく出てこないだろうと思っていたが、ハナミはすぐに店を出てきて、通りをぶらぶらと歩き始めた。どの店も昼から賑わっているので、何かを尋ねる相手には困らないと思うのだが、彼はただ無作為に移動しているわけではないようで、傍目から見るとどの店で昼食を取ろうか迷っているふうに、さりげなく店構えを観察している。通りすがる人々はハナミの美貌に思わず二度見するものの、まさか彼が監察史だとは気づいていない。

 アザミが隠れている店から五軒離れたところで、ハナミがふと立ち止まった。扉に手をかける――寸前で、内側から扉が開いた。喧騒が飛び出してくる。

「ごちそうさまぁ!」

 賑やかな店内にむかってそう叫びながら、痩せ型の中年男性が店の中から出てきた。外套をまとい、靴先は砂ぼこりで茶色く汚れている。大きな布袋を肩に担ぐ様子は、おそらく旅人だ。前を見ずに歩きだしたせいで、彼はハナミにぶつかった。

「おう、すまない」

 鷹揚に片手を上げて謝る。ハナミは何か答えて小さく会釈した。すっと脇にどいたハナミを見て、男は目を丸くする。

「お、おま、おまえ……!」

 ハナミの顔面を指差して叫んだ。

「王宮から逃げだしたハナミ・トチマンドウじゃねえか! 俺はおまえを見かけたことがあるぞ! おいおい、こんなところにいたのかよ!」

 男の大声につられて、店からわらわらと人が出てくる。通行人も足を止め、あっという間に人だかりができた。

(えっ、どういうこと?)

 ハナミは王都から派遣された監察史ではないのか。
 人垣のせいで様子がわからない。アザミは建物の影から抜け出ると、人だかりにまぎれた。たくさんの頭越しに輪の中心を覗く。

「すみません、用事があるので失礼します」

 ハナミはとりつく島もない返事だけして、きびすを返そうとした。しかし、噂好きの人々は彼を離さなかった。麦酒が注がれた木製のジョッキを持った小太りの男が傘を持つハナミの右腕をつかみ、若くて背の高い男はハナミの肩を抱いた。

「逃げ出したって、あんた何したんだよ」
「おまえ、ラロンドのとこで世話してる野郎だろ」
「菓子を売ってるんだったよな」

 しかし、ハナミが不機嫌な面持ちで無視するので、群衆の視線は次第にハナミを糾弾した男に向く。それに気を良くしたのか、彼は胸を張った。

「この男はぁ、五年前に王都にやってきた転移者でありぃ、王妃の姪であるコンスタンス様と婚約したにもかかわらず、コンスタンス様を捨てて王宮から脱走した犯罪者であるぅ! 監察史であるこの俺、ティボー・ラピンがこれが事実であると証言するぅ!」

 ええええええええええ!

 人々の絶叫が雨音を弾いて響き渡った。

「っ!」

 アザミはとっさに声は出せなかったが、周囲の大声に驚いてつんのめった。泥だらけの道にどさっと倒れこむ瞬間、群衆が左右に避けたせいでハナミに見つかる。

「アザミくんっ?」

 ハナミの声は、人々の「とっ捕まえろ!」という叫びにかき消された。
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