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第五章 物思う秋。よし、青春物語を創ろう!
第百十八回 というわけで、星野三姉妹が成立?
しおりを挟む――一応、そうだと思う。
時を自在に操り遡る。そして星野の血を辿ると、一つに纏まる。それは旧一おじさんのお父さん、または僕のパパのパパ。……そこから、僕らは繋がっている。
などの意味から、やっぱり僕たちは三姉妹で間違いないでしょ?
――対象は、僕と可奈と千佳。そして行進! 暫くは演劇部はお休み。活動再開は、また二週間後だ。まずは職員室で、千佳が入部届を提出した。……と、するならば、
「演劇部でいいの?」と、可奈は千佳に訊く。
「もっと他の部も見なくて良かったの? 見学したいなら、僕たちも付き合ってあげるのに……」と、千佳が返事する前に、先手を打ちつつ僕も質問する。
「いいの。僕には演劇部が一番だから」と、千佳は毅然として答える。少し圧倒される僕と可奈……その行く末には、「梨花が、あんなに楽しそうに演技してたから……負けたくないの」との千佳の言葉。――えっ? という疑問符は広がる、頭の中いっぱいに。
「入院した時に思ったの。……僕が本当に好きなのは、瑞希先生なんだって。梨花が瑞希先生を好きなのは、百も承知だけど、でも、どうしようもないの」
……聞き間違い? の割には、サーッと血の気が引くのも感じた。その千佳の言葉を聞き直そうにも、怖くて聞けない。――本当は、自分で誤魔化しているだけなのだ。
「……だよね」
と、千佳は言う。で、ありがちな「千佳?」と、僕は声にする。
その一部始終を、見守る可奈。……背景は、夕映え染まる窓際。一階の廊下だ。
「心配いらないよ。梨花から瑞希先生を取り上げようなんて思ってないから。……僕ってホント欲張りだね、瑞希先生だけじゃなく、梨花も可奈も、みんな大好き」と苦笑い、そして「ホント呆れちゃうよね」と結ぶ。――さあ、そこで反撃だよ、僕。
「そんなことない」との、その一言だけをもって。
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