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可愛すぎる彼氏の嫉妬が激しくて死にそう
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しおりを挟む西洋絵画の小さな天使の如くこの世の全ての可愛さを神から授けられて産まれてきた俺の彼氏。
大学生になった今もその可愛さは健在で、なんなら成長したことにより可愛さだけでなく綺麗さまで兼ね備えた彼はそれはそれはもう大天使も天使の輪っかを置いて裸足で逃げ出す荘厳さなわけで。
可憐さ、優雅さ、儚さを装備した桜に攫われる系男子爆誕ってわけ。
俺はというと、成長期を経て身長が伸びて雰囲気イケメンになったわけでもなく、学力や才能が爆発したわけでもなく。
今まで通り無難、凡庸、平均的。そんな言葉を体現するような人生を変わらず送らせていただいています、はい。
可もなく不可もない大学の、なんのサークルにも入ってない、実家通いでバイトもお小遣い稼ぎにダラダラとしかしていないしがない文系大学生ですが何か?
対して彼氏は、知る人ぞ知るトップクラスの私立大学に入学。同じ文系といえど、外国語学科で英語はもちろんよくわからん外国語までペラペラ。たまに彼氏の大学の最寄り駅で待ち合わせして一緒にご飯食べに行くけど、大抵顔のいい取り巻きをぞろぞろ引き連れて待ち合わせ場所に来る(本人は何度も断ってるのにみんな勝手に着いてきて迷惑してるってこぼしてたけど)。彼氏の前ではにこやかに、また明日ね!なんて言ってるけど、ご丁寧に全員俺にひと睨み利かせて帰っていく。律儀に毎回。
彼氏のたっての希望で今は半同棲なんかしちゃってるわけなんだけど。わかる?この雲泥の差。
そもそも俺ごときが天から誤って地上に落ちてきてしまった天使のような御人とつきあっているだけでも前世で俺世界でも救った?ってレベルの徳の積みようなのに、その上ご尊顔を毎日無課金で見られるとはこれいかに。俺いつ死んでもおかしくない。
というか正直、割に合ってなくない?俺ごときじゃ彼の価値に1mmも及ばないというか、彼が提供してくれる美という概念に質量を与えたとしたら、俺は内臓を差し出すくらいじゃないと釣り合いが取れない。
気づきました?只今夜です。
夜ってどうしてこんなネガティブ沼にハマってしまうのか…。
「ただいま」
ふわりと鼻腔をくすぐる、少し甘めの香りを纏った彼氏が後ろから俺を抱きしめた。バニラ系とかの甘ったるいやつじゃなくて、なんか、フラワーって感じの心地よい香りが俺の身体を優しく包む。
前に聞いたことあるけど香水は使ってないらしく、『柔軟剤じゃない?それか体臭かな、恥ずかしいっ』とはにかんでいて合掌した記憶がある。もしかしたら天使ではなく花の妖精の可能性もある。
「おかえり。お疲れ。今日も勝手に入ってる」
「うん、来てくれて嬉しい。遅くなってごめんね…なんか、元気ない?」
俺の顔を覗きこむなり、眉間に皺を寄せる彼氏。俺のためにそんな悩ましい表情を…
「いや、ちょっと考え事しちゃって。ご飯にしようか」
そう言って立ちあがろうとする身体を抱き寄せられる。
そういえば最近は彼氏が忙しくて、こうやって身体に触れ合うのも久しぶりだな、なんて考えていたら、急に噛み付くようなキスをされた。
「んん!?んっ…ふぅ、ぅ、あっ」
条件反射で口を開くと、柔らかい舌が容赦なく侵入してくる。舌全体をねっとりと舐められ、一気に下半身が熱くなる。
右手で後頭部を、左手で腰をしっかりホールドされているせいで反射的に逃がそうとした腰はびくともしなかった。
上顎をこれまたゆっくりなぞられ、唾液を飲まされる。心なしか甘い気がして、まるで媚薬を飲まされているような気分になり、ますます下半身が疼く。
最後に身体を重ねたのはいつだったか。
無意識に甘えるように彼に下半身を擦り付けていることに気づき、顔が熱くなる。
「んふ、ぁっ、んんぅ、」
舌同様柔らかい唇で啄むようにキスされ、また舌で口の中を蹂躙される。
座っていても腰が砕けてしまい、力の入らない手で彼氏のシャツを握りしめていると、後頭部を支えていた手が離れた。
「ぁああっ!!」
彼氏の右手はいつの間にか俺の左乳首をロックオンしており、服の上から優しく撫でてくる。
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