黒の悪魔が死ぬまで。

曖 みいあ

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第一章:あの日、再び

黒の再来

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時刻は、少し遡り…

ーーー【黒の再来】まで、あと30秒ーーー



「まったく、結局モモナのせいで遅刻だよ…。ほら、2人とも急いで。」

「アザミのばかっ!モモのせいじゃないの!
ブレイズ隊長から、頼まれた仕事があったからだもんっ!」

「まあまあ。私がサプライズで来てあげてるんですもの。
きっとみんな、遅刻なんて忘れて喜んでくれるわ。」


「…ミチカは勝手についてきたんでしょ。」「うんうん。」

「何よ!私はモモナをフォローしてあげようとっ…。」




ーーー””ドォォォォオオオン!!””ーーー



ーーー【黒の再来】を、ついに、迎えるーーー




「うわぁっ!」「ぬわわぁ!」「きゃっ!」

ミタ山が、大きく揺れる。
一瞬の、凄まじい爆音と振動。…と同時にーーー


「…くっ。2人とも、大丈夫か!?一体何が…っ。」

「モモは大丈夫っ。あれ…見て!あの光…何だろっ?!」

「光?」「あ、あそこ、光ってるわ。」

「誰かが、チカラ、使っているのかな?あれ…赤?赤い、鳥、みたい。」

「あんな…紅色のカラーズで、オーバーが鳥なんて…この山にいたか?」

「あれ見て!よく見たら、別の色も見えるわ!…深緑よ!…ということは、アオバ君?」

「ねえ!少し離れた所、真っ白なカラーズも見えるよ!」

「くそっ。何が、どうなってるんだ?さっきの爆発も…っ。」

「すごいわ…。濃い赤い鳥が、濃い緑に…混ざり合っていく…。」


爆音、振動、光。そのすべての発生源の近くに、偶然にも”4人の子ども”がいた。



「なんだよ、あれ…!何で…!」
4人の中で、一番遠くにいたのは。
必死に1人、”オレンジ色の髪”を、なびかせる少年。

馬を走らせたまま、彼は、どこへ向かうのか…。




「だーかーらっ!危ないから、2人は待っててって!」

「やだっ!モモも行く!」

「何が起きているか分からないけど…みんな一緒の方が安全だわ。」

「ったく…。僕の後ろに、ちゃんと隠れててよ。」


一緒に行動する3人は、結局、光の発生源へ向かって、慎重に、歩みを進める。ーーー
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