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第3話 【ポータの大冒険】
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――ふわりと地面を踏んだ感覚とともに、三人は目を開けた。
そこは、小高い丘の上だった。
目の前には、どこまでも広がる緑の草原と、ゆるやかにうねる地平。空は高く、雲ひとつない青空が頭上を覆っていた。風にそよぐ草花は見たことのない色と形をしており、甘くて懐かしいような香りが鼻をくすぐる。
「ここって‥‥どこだ?」
レンがぽつりとつぶやいた。だが、誰も答えられなかった。
そのとき、丘草原の先から、青い影が転がるように走ってきた。
ずんぐりむっくりした鶏のような体形の青い鳥。
「青い鳥‥‥?」
その姿にどこかで見た覚えがあり、チハルとマリンが目を凝らしてその様子を眺めていると、青い鳥のすぐ背後――草原の影を切り裂くように、黒い何かが地を蹴って迫ってきた。
唸り声とともに現れたのは、狼のような、いやそれよりももっと凶悪で、虚ろな目をした異形の黒い獣だった。
「うわっ! やばっ! なんか後ろにヤバそうなの来てるぞ!」
レンが叫んだ瞬間、獣は大きな口を開けて青い鳥に飛びかかった。
「「「危ないっ!!」」」
三人は声をそろえて叫んだ。
だが青い鳥は、寸前でひらりと身を翻し、また逃げ出す。丘を中心に獣と鳥はぐるぐると回り続けていた。
まるで、逃げる者と追う者が、舞台装置の中で永遠に同じ演目を繰り返しているかのようだった。
「鳥なんだから、飛んで逃げればいいのに‥‥」
レンが眉をひそめつつ発した言葉に、チハルがハッとしたように目を見開いた。
「――あっ、これって‥‥」
彼女の脳裏に、過去に見たことがある情景が鮮やかに蘇る。青い鳥、丘、黒い怪物との逃走劇。
「もしかして『ポータの大冒険』?」
***
“ポータの大冒険”
かつて多くの子どもたちに親しまれ、今でも語り継がれている児童文学作品――それが『ポータの大冒険』。
その主人公は、飛ぶことが苦手な一羽の青い鳥、「ポータ」だった。
ポータは、丸みを帯びた体に小さな翼、どこか間の抜けたような愛嬌のある表情が特徴で、歩く姿はよちよちと不格好。だが、その見た目とは裏腹に芯の強さと優しさと運の良さを持った鳥である。
物語は、ポータが遠く離れた故郷を目指して旅をするという冒険譚。
旅の途中で出会う動物たちや人々との心温まる交流、数々の困難と試練を乗り越える中で「幸せを招く青い鳥」として成長していく。
読んだ人の心を温かく包みこみ、ときには涙を誘うその物語は、世代を超えて愛され、教室や図書館の棚に並んでいる。
***
少し昔にアニメ化されたことで、その名は一時的に全国区となり、ある世代にとってもなじみ深いキャラクターとなった。
チハルは幼い頃にテレビで流れていた草原を駆けるポータのオープニングアニメを思い出す。
そして今、まさに物語のシーン――ポータが黒い魔獣に追いかけられるシーンが、現実のものとして繰り広げられていた。
「ポータ‥‥ああ、昔アニメでやってたやつか」
レンもその名前に聞き覚えがあったようで眉を上げてつぶやき、マリンも同じ反応をしている。どうやらマリンも幼い頃に観ていたのだろう。
「たしか青い鳥が旅する話だったよな。それが、どうかしたのか?」
「ねえ、もしかしたらなんだけど――ここって、その『ポータの大冒険』の世界なんじゃないかな?」
チハルの言葉にレンとマリンは同時にきょとんとした顔で彼女を見つめた。あまりにも突拍子もない発言に、場の空気が一瞬凍りついたかのような静けさが流れた。
「‥‥なに言ってるんだ、チハル?」
レンが苦笑混じりに言う。
「いや、私だって自分で言ってて馬鹿みたいだと思ってるよ。でもさ、ほら、思い出してよ。図書室の地下室で、本が開いた瞬間、光に包まれて‥‥気がついたら、ここにいたでしょ? あれ、どう考えても普通じゃなかったじゃん」
チハルは言いながら、胸のあたりを押さえた。言葉の奥にある焦燥と困惑が、その仕草にもにじみ出ていた。
自分自身でもまだ信じ切れていない言葉を、どうにか必死に口にしていた。目の前で起きていることを否定できなかった。
「いや、チハル。これは夢なんだよ、きっと。こういうのはだいたい、俺たちが変なタイミングで同じ夢でも見てるってことだろ?」
レンが腕を組み、わざとらしく声をやや低くして言った。
「でも、それこそおかしくない? 三人とも同じタイミングで、同じ夢を見て、同じ場所にいる。そんな都合のいい偶然ってないでしょう。そもそも、この現実感が何よりの証明じゃない」
チハルの反論にレンは口をつぐんだ。
確かに夢だとするにはあまりにリアルすぎる。
風の匂い、草の感触、目下で繰り広げているずんぐりむっくりした青い鳥と黒い魔獣の追いかけっこ――とうてい「夢」とは思えない。
そのとき、ずっと黙って話を聞いていたマリンが、ぽつりと首をかしげながら言葉を落とした。
「‥‥それならさ。なんで、私たちがそのポータの世界なんかに居るの?」
何気ない問いだったが、言われて初めて、三人とも“なぜ自分たちが”という点を深く考えていなかったことに気づいた。
この不思議な出来事の原因――何が引き金になったのか。
チハルは目を伏せ、少し間を置いてからぽつりとつぶやいた。
「‥‥もしかしたら、私が、心のどこかで本の中に入ってみたいって思っていたからかも。特にポータは小さいころ何度も読み返してた本だったし、アニメも大好きで‥‥あの世界に行けたらなって思っていたことがあるんだよね」
本の中に入りたい――そんな想像は、きっと誰もが子どものころ一度は抱く夢だ。
だけどそれは、あくまでも「夢物語」で、現実に起きることではないと思っていた。
けれど今、こうして三人は実際に“体験している”。
「そうすると、あの本が‥‥図書室のあの地下室の光る本が、本当に“なんでも願いが叶う本”だったとしたら‥‥?」
マリンがゆっくりと言葉をつなぐ。
「‥‥それなら、こんな不思議な現象も説明がつくわよね」
その言葉に三人はしばらく沈黙し、ただ静かにその可能性を飲み込もうとしていた。
「じゃあ‥‥もしそうだとしたら、これからどうすればいいんだ?」
沈黙を破ったのはレンだった。明らかに自分は考える気がない他力本願な口調でそう言った。
ただレンに対して、最初からそれほどの期待を抱いていなかったチハルは視線を草原へと戻した。そこでは青い鳥――ポータが、相変わらず必死に黒い魔獣から逃げ回っている。
小さな翼をばたつかせながらも飛べず、必死に地面をよちよちと駆け回っているポータの様子は、かつてテレビ画面の中で見たあの冒険の第一幕と、まったく同じ。
延々と同じような追いかけっこを繰り返しているのを見れば、どこか“進行が止まった物語”のようにも思える。
まるで、読み手がページをめくってくれないまま、物語が止まってしまっているような、そんな感覚。
「たぶんだけど‥‥ポータの旅立ちの展開をなぞったり、物語を進めないといけないんじゃないかな」
チハルは右手を上げて、遠くに広がる森の方を指さした。
「このあとポータがあの森に逃げ込んで、黒い獣から逃れるの。その流れを私たちが手伝って進めていく必要があるんじゃないかって」
如何にもな説明にマリンとレンはチハルの提案に反対する理由はなかった。
そこは、小高い丘の上だった。
目の前には、どこまでも広がる緑の草原と、ゆるやかにうねる地平。空は高く、雲ひとつない青空が頭上を覆っていた。風にそよぐ草花は見たことのない色と形をしており、甘くて懐かしいような香りが鼻をくすぐる。
「ここって‥‥どこだ?」
レンがぽつりとつぶやいた。だが、誰も答えられなかった。
そのとき、丘草原の先から、青い影が転がるように走ってきた。
ずんぐりむっくりした鶏のような体形の青い鳥。
「青い鳥‥‥?」
その姿にどこかで見た覚えがあり、チハルとマリンが目を凝らしてその様子を眺めていると、青い鳥のすぐ背後――草原の影を切り裂くように、黒い何かが地を蹴って迫ってきた。
唸り声とともに現れたのは、狼のような、いやそれよりももっと凶悪で、虚ろな目をした異形の黒い獣だった。
「うわっ! やばっ! なんか後ろにヤバそうなの来てるぞ!」
レンが叫んだ瞬間、獣は大きな口を開けて青い鳥に飛びかかった。
「「「危ないっ!!」」」
三人は声をそろえて叫んだ。
だが青い鳥は、寸前でひらりと身を翻し、また逃げ出す。丘を中心に獣と鳥はぐるぐると回り続けていた。
まるで、逃げる者と追う者が、舞台装置の中で永遠に同じ演目を繰り返しているかのようだった。
「鳥なんだから、飛んで逃げればいいのに‥‥」
レンが眉をひそめつつ発した言葉に、チハルがハッとしたように目を見開いた。
「――あっ、これって‥‥」
彼女の脳裏に、過去に見たことがある情景が鮮やかに蘇る。青い鳥、丘、黒い怪物との逃走劇。
「もしかして『ポータの大冒険』?」
***
“ポータの大冒険”
かつて多くの子どもたちに親しまれ、今でも語り継がれている児童文学作品――それが『ポータの大冒険』。
その主人公は、飛ぶことが苦手な一羽の青い鳥、「ポータ」だった。
ポータは、丸みを帯びた体に小さな翼、どこか間の抜けたような愛嬌のある表情が特徴で、歩く姿はよちよちと不格好。だが、その見た目とは裏腹に芯の強さと優しさと運の良さを持った鳥である。
物語は、ポータが遠く離れた故郷を目指して旅をするという冒険譚。
旅の途中で出会う動物たちや人々との心温まる交流、数々の困難と試練を乗り越える中で「幸せを招く青い鳥」として成長していく。
読んだ人の心を温かく包みこみ、ときには涙を誘うその物語は、世代を超えて愛され、教室や図書館の棚に並んでいる。
***
少し昔にアニメ化されたことで、その名は一時的に全国区となり、ある世代にとってもなじみ深いキャラクターとなった。
チハルは幼い頃にテレビで流れていた草原を駆けるポータのオープニングアニメを思い出す。
そして今、まさに物語のシーン――ポータが黒い魔獣に追いかけられるシーンが、現実のものとして繰り広げられていた。
「ポータ‥‥ああ、昔アニメでやってたやつか」
レンもその名前に聞き覚えがあったようで眉を上げてつぶやき、マリンも同じ反応をしている。どうやらマリンも幼い頃に観ていたのだろう。
「たしか青い鳥が旅する話だったよな。それが、どうかしたのか?」
「ねえ、もしかしたらなんだけど――ここって、その『ポータの大冒険』の世界なんじゃないかな?」
チハルの言葉にレンとマリンは同時にきょとんとした顔で彼女を見つめた。あまりにも突拍子もない発言に、場の空気が一瞬凍りついたかのような静けさが流れた。
「‥‥なに言ってるんだ、チハル?」
レンが苦笑混じりに言う。
「いや、私だって自分で言ってて馬鹿みたいだと思ってるよ。でもさ、ほら、思い出してよ。図書室の地下室で、本が開いた瞬間、光に包まれて‥‥気がついたら、ここにいたでしょ? あれ、どう考えても普通じゃなかったじゃん」
チハルは言いながら、胸のあたりを押さえた。言葉の奥にある焦燥と困惑が、その仕草にもにじみ出ていた。
自分自身でもまだ信じ切れていない言葉を、どうにか必死に口にしていた。目の前で起きていることを否定できなかった。
「いや、チハル。これは夢なんだよ、きっと。こういうのはだいたい、俺たちが変なタイミングで同じ夢でも見てるってことだろ?」
レンが腕を組み、わざとらしく声をやや低くして言った。
「でも、それこそおかしくない? 三人とも同じタイミングで、同じ夢を見て、同じ場所にいる。そんな都合のいい偶然ってないでしょう。そもそも、この現実感が何よりの証明じゃない」
チハルの反論にレンは口をつぐんだ。
確かに夢だとするにはあまりにリアルすぎる。
風の匂い、草の感触、目下で繰り広げているずんぐりむっくりした青い鳥と黒い魔獣の追いかけっこ――とうてい「夢」とは思えない。
そのとき、ずっと黙って話を聞いていたマリンが、ぽつりと首をかしげながら言葉を落とした。
「‥‥それならさ。なんで、私たちがそのポータの世界なんかに居るの?」
何気ない問いだったが、言われて初めて、三人とも“なぜ自分たちが”という点を深く考えていなかったことに気づいた。
この不思議な出来事の原因――何が引き金になったのか。
チハルは目を伏せ、少し間を置いてからぽつりとつぶやいた。
「‥‥もしかしたら、私が、心のどこかで本の中に入ってみたいって思っていたからかも。特にポータは小さいころ何度も読み返してた本だったし、アニメも大好きで‥‥あの世界に行けたらなって思っていたことがあるんだよね」
本の中に入りたい――そんな想像は、きっと誰もが子どものころ一度は抱く夢だ。
だけどそれは、あくまでも「夢物語」で、現実に起きることではないと思っていた。
けれど今、こうして三人は実際に“体験している”。
「そうすると、あの本が‥‥図書室のあの地下室の光る本が、本当に“なんでも願いが叶う本”だったとしたら‥‥?」
マリンがゆっくりと言葉をつなぐ。
「‥‥それなら、こんな不思議な現象も説明がつくわよね」
その言葉に三人はしばらく沈黙し、ただ静かにその可能性を飲み込もうとしていた。
「じゃあ‥‥もしそうだとしたら、これからどうすればいいんだ?」
沈黙を破ったのはレンだった。明らかに自分は考える気がない他力本願な口調でそう言った。
ただレンに対して、最初からそれほどの期待を抱いていなかったチハルは視線を草原へと戻した。そこでは青い鳥――ポータが、相変わらず必死に黒い魔獣から逃げ回っている。
小さな翼をばたつかせながらも飛べず、必死に地面をよちよちと駆け回っているポータの様子は、かつてテレビ画面の中で見たあの冒険の第一幕と、まったく同じ。
延々と同じような追いかけっこを繰り返しているのを見れば、どこか“進行が止まった物語”のようにも思える。
まるで、読み手がページをめくってくれないまま、物語が止まってしまっているような、そんな感覚。
「たぶんだけど‥‥ポータの旅立ちの展開をなぞったり、物語を進めないといけないんじゃないかな」
チハルは右手を上げて、遠くに広がる森の方を指さした。
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