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敵対勢力の私は、悪役令嬢を全力で応援している。
しおりを挟む「フィルミーナ・デル・アックンヤークン公爵令嬢。嫉妬に狂いサラ嬢を虐めるような、性根の腐った貴様との婚約は破棄することを、ここに宣言する」
会場がざわめく。
公爵令嬢を断罪する殿下の腕には、怯えた様子の男爵令嬢が、巻き付いていた。
「そんな!何かの間違いです!虐めなんて、そのようなことは、一切行っておりませんわ!」
と、公爵令嬢は罪を否定した。
「言い逃れするのか?見苦しい。ここに貴様がサラに行った仕打ちをまとめたリストがある。読み上げろ」
リストには日付付きで、男爵令嬢のサラ嬢が受けたとされる、イジメ内容が記されていた。
「これらには全て目撃者がおり、言い逃れは出来ないぞ!衛兵!犯罪者を引っ捕えろ!」
「そ、そんな私はやっておりませんわ!」
「では、そなたの無実を証明する者を、連れて来てもらおうか。こちらには証人も揃っているのだぞ!」
「そ、それは…」
言い淀む公爵令嬢フィルミーナ嬢を、衛兵が捕らえ、連れて行こうとした。
「お待ちくださいませ。殿下」
その時、おっとりした女性の声で、殿下を阻む声がかかりました。
「…貴様は、アメリー・ニモ・ワルデス公爵令嬢か。罪人を庇い立てするなら、そなたとて容赦せぬぞ」
「まぁ殿下。フィルミーナ嬢を庇うだなんて、私がそんなことするはずがありませんわ。私にとっては、願ったり叶ったりな状況なんですもの」
と言って、1人の美しい令嬢は、くすりと微笑んだ。
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