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第49話 トーナメント発表
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受付を終えた参加者はトーナメントの組み合わせが決まる10時を待った。
そしていよいよその10時がやってくる。
「それではこれより、トーナメントの組み合わせを発表します!」
武闘会関係者が掲示板にトーナメント表を掲示する。そこには事細かに氏名が書かれていた。
エドと当たるのは順調に進んでいっても準決勝。
そして仮面の剣士スカーレット(と書かれているが……実際のところはクレアである)とは準々決勝。
そしてあの銀髪剣士は決勝で当たる組み合わせになっていた。
「……俺の名前はどこだ? バハムート、探してくれ」
「う、うむ! あった! あれだ! 第一試合はDブロックの一戦目だ!」
バハムートが指さしたDブロックにソルの名前はあった。問題なのはブロックではない。ブロックはABC順に並んでおり、Аから早く試合が行われるというだけだ。
重要なのはその対戦相手の方である。
肝心のソルの一回戦の相手は。バハムートは腑抜けたような顔になる。
「なんだ……聞いた事のある名前だの」
ソルの対戦相手となる人物の名は『ロドリゲス』とあった。あの受付の時に絡んできた巨体の戦士である。
「ふむ……あの雑魚か……これは拍子抜けだの。もっと強い相手が来てくれれば良かった。あの赤い仮面の剣士か、あの銀髪男のような……これでは練習相手にもならぬぞ」
「へっ! 随分と言ってくるじゃねぇか!」
一回戦の対戦相手であるロドリゲスが姿を現す。相変わらず巨大な体をしていた。まるでゴーレムが姿を現したかのようだ。マッスルゴーレムといった感じだ。筋肉で出来た巨人である。
「一回戦の相手が坊主……てめぇだったとはな。ソル・ユグドラシル……聞いた事がある名前じゃねぇかよ。噂には聞いてるぜ。あの有名なユグドラシル家のガキだろ? けどよ。何でも『レベル0』なんて、外れスキルを授かったらしいじゃねぇか」
ロドリゲスはソルを嘲ってきた。
「それがどうした?」
「そんな外れスキルを授かっておいて、この剣神武闘会への出場を決めたのは勇敢じゃなくて、無謀っていうんだよ。そして、最悪な事に、初戦の相手が優勝が決まってる、この俺様が相手なんだからよ。全く、ついてない野郎だぜ。クックック」
「全く、吠えるの。このでっかいのは」
バハムートはため息を吐いた。
「そちらの事ばかり知っていてはフェアではないな。俺様の固有スキル『マスターマッスル』の効果を教えてやろう!」
「いいのか? そんなにペラペラと喋って、俺は一回戦の対戦相手なんだぞ?」
「構わん。いかに情報を教えたところで、俺様の勝利は揺るがないのだからなっ!」
にやりと、ロドリゲスは笑った。
「俺様の固有スキル『マスターマッスル』は自らの筋肉を膨張させる事ができる! その結果、凄まじい破壊力と、耐久力を兼ね揃える事ができるのだ! この固有スキルの影響により、ただでさえ、凄まじい俺様の攻撃力と防御力が規格外のものとなる! つまり、最強の俺様がさらに最強になるんだ!」
「はぁ……」
「いちいち口数の多いやつよの」
ソルもバハムートも呆れていた。
ロドリゲスは饒舌に語り続ける。
「そして、その『マスターマッスル』の効果で上書きされた、怪力からこいつをお見舞いするんだ」
大の大人程の大きさの大剣をロドリゲスは軽々と持ち上げた。馬をも斬るとされる『斬馬刀』であった。
「ぐへへっ! どうだ! わかったから俺様の実力が! 首を洗って一回戦を待っていろよ! 一瞬でひねりつぶしてやるからなっ!」
余裕の笑みを浮かべつつ、ロドリゲスは去っていった。
「凄い自信だな……それだけの実力があるのか」
「我の勘だ……あいつは弱い」
「そうなのか?」
「大きいだけだ。ああやって饒舌に語る奴に限って弱いのだ。警戒すべきはあの義弟と、それから仮面剣士、さらには銀髪男の三名だろう」
「……そうか」
「そして我は感じるのだ。この三名のうち、良からぬ事を考えている者が見えるのだ」
「良からぬ者事を考えてい者が見える?」
「ああ……世界の拮抗が崩れる未来が見える。綻びが起こる。間違いない。このフレースヴェルグで、この剣神武闘会で一波乱は起こる未来が」
バハムートは語っていた。ソルはただ、その身に起こる運命を受け入れるより他になかった。
12時に頃になり、第一試合が行われる手筈になっていた。そして、それよりも前に国王のスピーチが行われる予定となっている。開催前のセレモニーのようなものだ。
(しかし……クレアはどうやって王族の観戦を回避したんだ?)
ソルは疑問に思っていた。クレアがどうして闘技者として参加できたのか。
ともかく、正午を前にして、まずは国王によるスピーチが行われる。
闘技場(コロシアム)は既に満席であった。大勢の観客が詰め寄せていた。出場する選手たちはひとまずは闘技場(コロシアム)のステージに集結する事となる。
そしていよいよその10時がやってくる。
「それではこれより、トーナメントの組み合わせを発表します!」
武闘会関係者が掲示板にトーナメント表を掲示する。そこには事細かに氏名が書かれていた。
エドと当たるのは順調に進んでいっても準決勝。
そして仮面の剣士スカーレット(と書かれているが……実際のところはクレアである)とは準々決勝。
そしてあの銀髪剣士は決勝で当たる組み合わせになっていた。
「……俺の名前はどこだ? バハムート、探してくれ」
「う、うむ! あった! あれだ! 第一試合はDブロックの一戦目だ!」
バハムートが指さしたDブロックにソルの名前はあった。問題なのはブロックではない。ブロックはABC順に並んでおり、Аから早く試合が行われるというだけだ。
重要なのはその対戦相手の方である。
肝心のソルの一回戦の相手は。バハムートは腑抜けたような顔になる。
「なんだ……聞いた事のある名前だの」
ソルの対戦相手となる人物の名は『ロドリゲス』とあった。あの受付の時に絡んできた巨体の戦士である。
「ふむ……あの雑魚か……これは拍子抜けだの。もっと強い相手が来てくれれば良かった。あの赤い仮面の剣士か、あの銀髪男のような……これでは練習相手にもならぬぞ」
「へっ! 随分と言ってくるじゃねぇか!」
一回戦の対戦相手であるロドリゲスが姿を現す。相変わらず巨大な体をしていた。まるでゴーレムが姿を現したかのようだ。マッスルゴーレムといった感じだ。筋肉で出来た巨人である。
「一回戦の相手が坊主……てめぇだったとはな。ソル・ユグドラシル……聞いた事がある名前じゃねぇかよ。噂には聞いてるぜ。あの有名なユグドラシル家のガキだろ? けどよ。何でも『レベル0』なんて、外れスキルを授かったらしいじゃねぇか」
ロドリゲスはソルを嘲ってきた。
「それがどうした?」
「そんな外れスキルを授かっておいて、この剣神武闘会への出場を決めたのは勇敢じゃなくて、無謀っていうんだよ。そして、最悪な事に、初戦の相手が優勝が決まってる、この俺様が相手なんだからよ。全く、ついてない野郎だぜ。クックック」
「全く、吠えるの。このでっかいのは」
バハムートはため息を吐いた。
「そちらの事ばかり知っていてはフェアではないな。俺様の固有スキル『マスターマッスル』の効果を教えてやろう!」
「いいのか? そんなにペラペラと喋って、俺は一回戦の対戦相手なんだぞ?」
「構わん。いかに情報を教えたところで、俺様の勝利は揺るがないのだからなっ!」
にやりと、ロドリゲスは笑った。
「俺様の固有スキル『マスターマッスル』は自らの筋肉を膨張させる事ができる! その結果、凄まじい破壊力と、耐久力を兼ね揃える事ができるのだ! この固有スキルの影響により、ただでさえ、凄まじい俺様の攻撃力と防御力が規格外のものとなる! つまり、最強の俺様がさらに最強になるんだ!」
「はぁ……」
「いちいち口数の多いやつよの」
ソルもバハムートも呆れていた。
ロドリゲスは饒舌に語り続ける。
「そして、その『マスターマッスル』の効果で上書きされた、怪力からこいつをお見舞いするんだ」
大の大人程の大きさの大剣をロドリゲスは軽々と持ち上げた。馬をも斬るとされる『斬馬刀』であった。
「ぐへへっ! どうだ! わかったから俺様の実力が! 首を洗って一回戦を待っていろよ! 一瞬でひねりつぶしてやるからなっ!」
余裕の笑みを浮かべつつ、ロドリゲスは去っていった。
「凄い自信だな……それだけの実力があるのか」
「我の勘だ……あいつは弱い」
「そうなのか?」
「大きいだけだ。ああやって饒舌に語る奴に限って弱いのだ。警戒すべきはあの義弟と、それから仮面剣士、さらには銀髪男の三名だろう」
「……そうか」
「そして我は感じるのだ。この三名のうち、良からぬ事を考えている者が見えるのだ」
「良からぬ者事を考えてい者が見える?」
「ああ……世界の拮抗が崩れる未来が見える。綻びが起こる。間違いない。このフレースヴェルグで、この剣神武闘会で一波乱は起こる未来が」
バハムートは語っていた。ソルはただ、その身に起こる運命を受け入れるより他になかった。
12時に頃になり、第一試合が行われる手筈になっていた。そして、それよりも前に国王のスピーチが行われる予定となっている。開催前のセレモニーのようなものだ。
(しかし……クレアはどうやって王族の観戦を回避したんだ?)
ソルは疑問に思っていた。クレアがどうして闘技者として参加できたのか。
ともかく、正午を前にして、まずは国王によるスピーチが行われる。
闘技場(コロシアム)は既に満席であった。大勢の観客が詰め寄せていた。出場する選手たちはひとまずは闘技場(コロシアム)のステージに集結する事となる。
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