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信じている
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◇◆◇◆
寝起きでぼんやりしながらも身を起こし、私は周囲を見回す。
ここは……檻の中、かな?鉄格子で部屋を区切られているし。
人間を閉じ込めておくための空間を前に、私は自身の手のひらを眺めた。
「あの光景は夢じゃなかったか」
攫われたときのことを思い出し、私は小さく肩を竦める。
我ながら、結構落ち着いているなぁ。
不死鳥のピンチのときとは、大違いだ。
当事者になると、一周回って冷静になるんだろうか。
なんて考えていると、私は複数人の足音を耳にする。
『えっと……寝たフリでもするべき?』と悩むものの、結論を出す前に────その人達が現れた。
「あら、やっと起きたんですね」
そう言って、鉄格子越しにこちらを見下ろすのはカーラさん。
案の定とでも言うべきか、彼女はあちら側の人間みたいだ。
『私のこと薬で眠らせていたもんね』と思案する中、カーラさんはチラリと一緒に来た男性三人を見る。
「あと少し遅かったら、殴って無理やり目覚めさせるところでしたよ」
『平和的に解決出来て良かったですね、お互いに』と言い、カーラさんは腰に手を当てた。
「さて、時間もあまりないことですし、早速本題に入りましょうか」
真っ直ぐに私の方を見据え、カーラさんは一歩こちらに近づく。
「────既製服の作り方を教えてください」
ん?既製服?何で?もしかして、神殿関連じゃない?
予想と違う展開に戸惑い、私は目を瞬かせる。
『まさか、ジェシカさんのお店関連の誘拐?』と思いつつ、私はとりあえず────
「既製服という概念を教えただけで、他は知りません」
────シラを切った。
ここで素直に白状して用済みとなったら、何をされるか分からない。
どうにかして、誤魔化さないと。
それに────実はもう既製服の情報をほとんど覚えていないんだよね。
『教える・教えない以前の問題』と、私は内心苦笑を漏らす。
その瞬間、何かが顔の真横を通り過ぎていった。しかも、かなりの勢いで。
カンッと壁にぶつかって落ちる音を前に、私は息を呑む。
だって、カーラさんが酷く冷たい表情をしていたから。
「そんな見え透いた嘘に騙されると思う?」
先程より低く淡々とした声色で話すカーラさんは、敬語を外したこともあってまるで別人のようだった。
どこか物々しい雰囲気を放つ彼女に、私────ではなく、男性陣が反応を見せる。
「ちょっ……ナイフを投げるのは、さすがに不味いですよ」
「万が一、目にでも当たったらどうするんですか……」
「『多少の怪我は構わないけど、痕に残るレベルのものは避けろ』って、言われたのもうお忘れで?」
非難轟々だな。でも、おかげで分かったことがある。
あっちは本気で、私を害する気がない。
つまり、必要最低限の安全は保証されるってこと。
それは有り難いけど……余計目的が分からない。
そのうち、解放するつもりとか?もしくは、別の組織に引き渡す予定だったり……。
『そういえば、“時間もあまりない”って言っていたなぁ』と振り返り、私は頭を捻る。
ただ情報を引き出すだけじゃ終わらない可能性が深まる中、カーラさんは小さく深呼吸した。
「分かっています、すみません」
氷が溶けるように態度を軟化させ、カーラさんは少しばかり眉尻を下げる。
「一旦、頭を冷やしてきます」
「では、我々は一階の警備に戻ります」
「こんな場所には、長居したくないので」
「地下って、何でこうジメジメしているんですかね」
やれやれと頭を振り、男性陣は来た道を引き返す。
カーラさんもそれに続き、この場を立ち去った。
再びシーンと静まり返る空間を前に、私は少し肩の力を抜く。
あの張り詰めた空気から解放されて、ホッとしたため。
それにしても、ここ地下だったのか。
道理で、窓一つないと思った。
これじゃあ、自力で脱出は難しいな。
神獣を召喚すれば話は別だけど、絶対アランさん達に怒られるし。
幸い、命は助かるみたいだから大人しくしておくのが良さそう。
────と、思うものの……二週間ほどで、音を上げた。
毎日、尋問はさすがにしんどい。
それに、生活の質が最悪すぎる……まず、ご飯が不味い。というか、ヤバい。
だって、腐りかけのパンと汚い水だよ?味以前に、衛生的に問題ある。
それで言うと、お風呂に入れないのもキツいな。
体を拭くことさえ、出来ないから……まあ、魔法を使えば解決するんだけど、セオドアさんに『人前で極力魔法を使うな』と止められているんだよね。
光魔法の使い手だってバレたら面倒なことになるとか、なんとかで。
『このベタベタした体だけでも改善出来れば、かなりマシになるのにな』と嘆き、私は手を握り締める。
現代日本の生活水準に慣れ切っている身からすればここは地獄だ、と思って。
でも、限界なのは私だけじゃないようで……
「いい加減、情報を渡しなさい!」
カーラさんも、疲労や焦りが頂点に達していた。
恐らく、タイムリミットが近づいているのだろう。
『その“タイムリミット”が、私の今後にどう作用するか』と考える中、カーラさんは顔を歪める。
「お願いだから、教えてよ……!既製服の作り方さえ分かれば、私は自分の店を持てるようになるの……!長年の夢を叶えられるの!」
半ば怒鳴るようにしてそう叫び、カーラさんはこちらに身を乗り出した。
憤怒と懇願が滲んだピンクの瞳を前に、私はスッと目を細める。
なるほど。あちら側についた理由は、それか。
ただの一般人が、自分の店を持つって簡単なことじゃないもんね。主に資金的な意味で。
何かと世知辛い世の中を思い浮かべつつ、私は顔を上げた。
「知らないものは、教えられません」
まあ、正確には『覚えてないものは、教えられません』だけど。
などと考えていると、カーラさんは強く奥歯を噛み締める。
ギシッと音が鳴るくらいに。
「これだけ言っても、まだ答えてくれないの……!?」
恨めしそうにこちらを睨み、カーラさんは表情を険しくする。
『止めた方が、良さそうか?』と目配せし合う男性陣を他所に、彼女は
「いいわ、そっちがその気ならこっちにも考えがある!────素直に白状するまで、食事は与えない!」
と、宣言した。
その瞬間、私と男性陣は大きく瞳を揺らす。
あんなマズメシでも、貴重なエネルギー源……なくなるのは、不味い。
けど、教えられないものはしょうがないし……。
男性陣が反対してくれることを祈るばかりだね。
チラリと男性陣の顔色を窺う私の前で、彼らは悩むような素振りを見せた。
かと思えば、誰からともなく頷き合う。
それこそが、答えだった。
まさかの満場一致で、賛成とは。
タイムリミットが迫っているから、多少の荒療治は仕方ないってことかな。
『なんにせよ、最悪の展開だ』と肩を落とし、私は表情を曇らせる。
その傍で、カーラさんは腰に手を当てた。
「いい加減、自分の立場を理解することね!賢い選択をすることを願っているわ!」
────と、カーラさんに忠告されてから二日間。
本当に食事を抜かれ、身体的に追い込まれた。
水さえくれないから、本当にヤバいな……さすがに飢え死にさせる訳にはいかないだろうからいよいよとなったら食事を与えられると思うけど、それまでこの状態が続くのか。
正直、かなりキツい。
空腹と脱水症状で、頭がボーッとするし……そろそろ腹を括った方が、いいかもしれない。
多分、今が『自力で脱出』という選択肢を取れるギリギリの段階だろうから。
完全に体調を崩せば身動きを取れなくなるので、私は覚悟を決める。
『後でセオドアさんに凄く怒られるだろうな』と思いながらタブレットを召喚し、画面を見つめた。
脱出自体は神獣を呼び出せば済む話だけど、その後どこに逃げるのか決めておかないと絶対困る。
そのためには、まず現在位置を把握したい。
検索欄に『セオドア ミレイ捜索 資料』と打ち込み、私は調べた。
さすがに細かい住所までは判明していないだろうが、候補くらいは絞っている筈なので。
『信じていますよ、セオドアさん』と祈る中、私は片っ端から資料を読んでいく。
「────これは……」
不意にとある文章……走り書きのメモみたいなものが目に入り、私は固まった。
が、それはほんの一瞬で直ぐに表情を和らげる。
『あと少しで助けに行けるから、大人しくしておけ』か。
セオドアさん、私がタブレットで捜索資料を見るって読んでいたのかな。
明らかに私へ当てたメッセージを前に、肩の力を抜く。
と同時に、私はタブレットの召喚を解除した。
「分かりました。信じて、待ちますよ。だから、早めに助けてくださいね」
おもむろに天井を見上げ、私は少し目を細めた。
寝起きでぼんやりしながらも身を起こし、私は周囲を見回す。
ここは……檻の中、かな?鉄格子で部屋を区切られているし。
人間を閉じ込めておくための空間を前に、私は自身の手のひらを眺めた。
「あの光景は夢じゃなかったか」
攫われたときのことを思い出し、私は小さく肩を竦める。
我ながら、結構落ち着いているなぁ。
不死鳥のピンチのときとは、大違いだ。
当事者になると、一周回って冷静になるんだろうか。
なんて考えていると、私は複数人の足音を耳にする。
『えっと……寝たフリでもするべき?』と悩むものの、結論を出す前に────その人達が現れた。
「あら、やっと起きたんですね」
そう言って、鉄格子越しにこちらを見下ろすのはカーラさん。
案の定とでも言うべきか、彼女はあちら側の人間みたいだ。
『私のこと薬で眠らせていたもんね』と思案する中、カーラさんはチラリと一緒に来た男性三人を見る。
「あと少し遅かったら、殴って無理やり目覚めさせるところでしたよ」
『平和的に解決出来て良かったですね、お互いに』と言い、カーラさんは腰に手を当てた。
「さて、時間もあまりないことですし、早速本題に入りましょうか」
真っ直ぐに私の方を見据え、カーラさんは一歩こちらに近づく。
「────既製服の作り方を教えてください」
ん?既製服?何で?もしかして、神殿関連じゃない?
予想と違う展開に戸惑い、私は目を瞬かせる。
『まさか、ジェシカさんのお店関連の誘拐?』と思いつつ、私はとりあえず────
「既製服という概念を教えただけで、他は知りません」
────シラを切った。
ここで素直に白状して用済みとなったら、何をされるか分からない。
どうにかして、誤魔化さないと。
それに────実はもう既製服の情報をほとんど覚えていないんだよね。
『教える・教えない以前の問題』と、私は内心苦笑を漏らす。
その瞬間、何かが顔の真横を通り過ぎていった。しかも、かなりの勢いで。
カンッと壁にぶつかって落ちる音を前に、私は息を呑む。
だって、カーラさんが酷く冷たい表情をしていたから。
「そんな見え透いた嘘に騙されると思う?」
先程より低く淡々とした声色で話すカーラさんは、敬語を外したこともあってまるで別人のようだった。
どこか物々しい雰囲気を放つ彼女に、私────ではなく、男性陣が反応を見せる。
「ちょっ……ナイフを投げるのは、さすがに不味いですよ」
「万が一、目にでも当たったらどうするんですか……」
「『多少の怪我は構わないけど、痕に残るレベルのものは避けろ』って、言われたのもうお忘れで?」
非難轟々だな。でも、おかげで分かったことがある。
あっちは本気で、私を害する気がない。
つまり、必要最低限の安全は保証されるってこと。
それは有り難いけど……余計目的が分からない。
そのうち、解放するつもりとか?もしくは、別の組織に引き渡す予定だったり……。
『そういえば、“時間もあまりない”って言っていたなぁ』と振り返り、私は頭を捻る。
ただ情報を引き出すだけじゃ終わらない可能性が深まる中、カーラさんは小さく深呼吸した。
「分かっています、すみません」
氷が溶けるように態度を軟化させ、カーラさんは少しばかり眉尻を下げる。
「一旦、頭を冷やしてきます」
「では、我々は一階の警備に戻ります」
「こんな場所には、長居したくないので」
「地下って、何でこうジメジメしているんですかね」
やれやれと頭を振り、男性陣は来た道を引き返す。
カーラさんもそれに続き、この場を立ち去った。
再びシーンと静まり返る空間を前に、私は少し肩の力を抜く。
あの張り詰めた空気から解放されて、ホッとしたため。
それにしても、ここ地下だったのか。
道理で、窓一つないと思った。
これじゃあ、自力で脱出は難しいな。
神獣を召喚すれば話は別だけど、絶対アランさん達に怒られるし。
幸い、命は助かるみたいだから大人しくしておくのが良さそう。
────と、思うものの……二週間ほどで、音を上げた。
毎日、尋問はさすがにしんどい。
それに、生活の質が最悪すぎる……まず、ご飯が不味い。というか、ヤバい。
だって、腐りかけのパンと汚い水だよ?味以前に、衛生的に問題ある。
それで言うと、お風呂に入れないのもキツいな。
体を拭くことさえ、出来ないから……まあ、魔法を使えば解決するんだけど、セオドアさんに『人前で極力魔法を使うな』と止められているんだよね。
光魔法の使い手だってバレたら面倒なことになるとか、なんとかで。
『このベタベタした体だけでも改善出来れば、かなりマシになるのにな』と嘆き、私は手を握り締める。
現代日本の生活水準に慣れ切っている身からすればここは地獄だ、と思って。
でも、限界なのは私だけじゃないようで……
「いい加減、情報を渡しなさい!」
カーラさんも、疲労や焦りが頂点に達していた。
恐らく、タイムリミットが近づいているのだろう。
『その“タイムリミット”が、私の今後にどう作用するか』と考える中、カーラさんは顔を歪める。
「お願いだから、教えてよ……!既製服の作り方さえ分かれば、私は自分の店を持てるようになるの……!長年の夢を叶えられるの!」
半ば怒鳴るようにしてそう叫び、カーラさんはこちらに身を乗り出した。
憤怒と懇願が滲んだピンクの瞳を前に、私はスッと目を細める。
なるほど。あちら側についた理由は、それか。
ただの一般人が、自分の店を持つって簡単なことじゃないもんね。主に資金的な意味で。
何かと世知辛い世の中を思い浮かべつつ、私は顔を上げた。
「知らないものは、教えられません」
まあ、正確には『覚えてないものは、教えられません』だけど。
などと考えていると、カーラさんは強く奥歯を噛み締める。
ギシッと音が鳴るくらいに。
「これだけ言っても、まだ答えてくれないの……!?」
恨めしそうにこちらを睨み、カーラさんは表情を険しくする。
『止めた方が、良さそうか?』と目配せし合う男性陣を他所に、彼女は
「いいわ、そっちがその気ならこっちにも考えがある!────素直に白状するまで、食事は与えない!」
と、宣言した。
その瞬間、私と男性陣は大きく瞳を揺らす。
あんなマズメシでも、貴重なエネルギー源……なくなるのは、不味い。
けど、教えられないものはしょうがないし……。
男性陣が反対してくれることを祈るばかりだね。
チラリと男性陣の顔色を窺う私の前で、彼らは悩むような素振りを見せた。
かと思えば、誰からともなく頷き合う。
それこそが、答えだった。
まさかの満場一致で、賛成とは。
タイムリミットが迫っているから、多少の荒療治は仕方ないってことかな。
『なんにせよ、最悪の展開だ』と肩を落とし、私は表情を曇らせる。
その傍で、カーラさんは腰に手を当てた。
「いい加減、自分の立場を理解することね!賢い選択をすることを願っているわ!」
────と、カーラさんに忠告されてから二日間。
本当に食事を抜かれ、身体的に追い込まれた。
水さえくれないから、本当にヤバいな……さすがに飢え死にさせる訳にはいかないだろうからいよいよとなったら食事を与えられると思うけど、それまでこの状態が続くのか。
正直、かなりキツい。
空腹と脱水症状で、頭がボーッとするし……そろそろ腹を括った方が、いいかもしれない。
多分、今が『自力で脱出』という選択肢を取れるギリギリの段階だろうから。
完全に体調を崩せば身動きを取れなくなるので、私は覚悟を決める。
『後でセオドアさんに凄く怒られるだろうな』と思いながらタブレットを召喚し、画面を見つめた。
脱出自体は神獣を呼び出せば済む話だけど、その後どこに逃げるのか決めておかないと絶対困る。
そのためには、まず現在位置を把握したい。
検索欄に『セオドア ミレイ捜索 資料』と打ち込み、私は調べた。
さすがに細かい住所までは判明していないだろうが、候補くらいは絞っている筈なので。
『信じていますよ、セオドアさん』と祈る中、私は片っ端から資料を読んでいく。
「────これは……」
不意にとある文章……走り書きのメモみたいなものが目に入り、私は固まった。
が、それはほんの一瞬で直ぐに表情を和らげる。
『あと少しで助けに行けるから、大人しくしておけ』か。
セオドアさん、私がタブレットで捜索資料を見るって読んでいたのかな。
明らかに私へ当てたメッセージを前に、肩の力を抜く。
と同時に、私はタブレットの召喚を解除した。
「分かりました。信じて、待ちますよ。だから、早めに助けてくださいね」
おもむろに天井を見上げ、私は少し目を細めた。
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