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プロローグ
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ラザリア王国の王都にある貴族が通う学院に一人の少女が入学してくる。
平民であるその少女はボーラン男爵に養子として迎えられたばかりだという。貴族としてこの先を生きていくことになる少女ではあるが、学院でいきなり貴族として育ってきた者の中に放り込まれれば、きっと苦労することになるだろう。
不憫に思った学院長はこの学院に通っている中で最も強い権力を持つ二人に少女の事をお願いすることにした。
「お忙しい中、お呼び立てして申し訳ございません。」
「我々を呼んだからには何か理由があるのだろう?」
学院長に呼ばれたのはこの国の王太子であるアレクサンデルとその婚約者クリスティーナだった。二人は幼い頃から仲睦まじく、政略結婚とは思えない程に信頼のおけるパートナーとなっていた。
そんな二人であれば少女の事も上手く取りなしてくれると学院長は考えたのだ。勿論、二人は快諾した。
しかし、この時に話を持ち掛けた学院長はその後に起こる数々の問題に巻き込んだ事とそれによって齎された結果に深く後悔することになるのだが、それはまた別の話だ。
麗らかな天気とは裏腹にその場に響いた不快な音、その場に居合わせた者達はそれを起こした人物に明らかな侮蔑の視線を送っている。
淡い黄色のドレスを纏った少女が床に座りこみ熱い紅茶を被っている。その現場に駆けつけた者たちが見ればそれは明らかにどちらに非があるかは言うまでもないだろう。
颯爽と表れた金髪碧目の青年このラザリア王国の王太子であるアレクサンデル・ラザリア・ガランドは床に座りこんでいる栗毛色の髪を持つ少女に手を差し伸べた。
潤んだ緑の瞳を王子に向けて涙ながらに縋る彼女を見て、この場で一番身分が高いと思われる女性は一人悲しげに目を伏せた。
それを一瞥して王子はこの場を去る。
去った後に騒ぎ立てる自らの友人たちを心配させまいと笑みを貼り付けてお茶会を終わらせた。部屋へと戻った女性は扉を閉めるとずるずると床にへたり込んだ。
王子の婚約者であるクリスティーナ・ハウエルは銀の髪を掻き上げて嘆息した。紫がかった瞳をそっと伏せて呟く。
「私、呪われているのかしら?」
彼女が疑問に思うのも当然の事、ラザリア王立学院に通い始めてからこのような事態が今日ですでに3回起こっている。
それも彼女が入学してきてからというもの。彼女というのは王子が連れ立った元平民の娘。男爵家の養子となったアリア・ボーランという名の女性。至って平凡な容姿の彼女はまだ男爵家に入ったばかりで、貴族の礼儀というものを全く知らないまま学院に放り込まれた。
明らかに男爵家の失態だ。
それ故に始めの頃はなれないだろう貴族のしきたりというものを早くに覚えてもらおうと彼女に対して注意を何度か行った。
その度になぜか大声で自分が平民だからいじめるのかと騒ぎ立てる彼女を残念に思いつつもそれをやめなかった。学院長に頼まれたという理由もあるが、貴族社会に入って困るのは彼女だ。
次期国王であるアレクサンデルの婚約者としクリスティーナには他の者たちの模範となるだけでなく女性たちを取り纏めるのもやらねばならない責務の一つ。
それでもアリアはクリスティーナの言葉を湾曲して受け取り涙を流してしまう。
周囲の貴族もあまりにアリアが聞き訳なくクリスティーナの好意を無碍にし続けるのでアリアと距離をとるようになる。
それをさらにいじめと勘違いするものだから困ったものだ。そしてアリアを諌めたときにとうとうその現場をアレクサンデルに見られたのだが泣いているアリアを見れば何事かと奇妙な表情を浮かべる。
それも無理はない。
クリスティーナはその後にも起こるアリアの愚行をなんとか穏便に済まそうと手を尽くしてきたのだが、ここ最近アレクサンデルのクリスティーナへの視線は痛い。
それに婚約者である自分を差し置いてアリアと密会しているという話も聞いている。
何より彼女は最近では王子だけではなくその側近である騎士団長のご子息であるカイン様や魔道師長のご子息であるネーベル様、そして宰相閣下のご子息であるラース様にも懇意にされているのだとか。
当然アリアに向ける視線は厳しい。
当の本人はそれを全く解していないのだが。
問題になったのは次に起こった事件だ。
アリアの様子を気にして彼女が教室に入った後を追ったときだ。悲しげに走って教室に向かったので何事かと思い追いかけたのだが、そこであったのは無残な彼女の机と教科書の数々。
ぼろぼろになったそれらを手にとって涙を浮かべる彼女に声を駆けようと近づいたときに、またもやアレクサンデルがその場に現れたのだ。
一度目であれば偶然、二度目でもまぁ、偶然で済ませられる。だが、それが三度と続くとなるとこれはもう何か運命の悪戯としか思えない。
そういった場面に居合わせたアレクサンデルがクリスティーナからどんどんと離れていっているのも感じている。
ずっと彼の妻となるべく厳しい教育を受けて育ってきたクリスティーナにとっては残念なことだ。だが、あまりにも続く不運にとうとうクリスティーナは王妃に相談することに決めて面会の手続きのために手紙をしたためた。
「アリア、また来ていたのか。」
アレクサンデルが廊下に出るとアリアがクッキーを側近達に配っているところだった。
「あ、アレク様…その、厨房で余った素材を頂いて作ってみたのですが。いけませんでしたか?」
「いや、構わないが君はこんなところに来るよりも、他の方たちと交流を持った方がいいのではないかと考えたのだが。」
「その、まだどうしても慣れなくて。」
アレクサンデルの言葉にアリアは俯いてしまった。どうにもアレクサンデルの周りにいる者とはすぐに打ち解けたアリアだったが、他の者たちとは折り合いが付かないらしい。
クリスにも任せているが、最近はアリアを邪険にしているとしか思えないような行動ばかりを目にする。
「ではたまには外に出てみてはどうだ?学院ばかりではなく王都にもまだ慣れていないのだろう?」
友人を見つけて外に出るようになれば少しは変わるかもしれない。そう言うつもりでアレクサンデルは言ったのだが、アリアはその言葉を待っていたとばかりに顔を喜ばせた。
「嬉しい!アレク様が案内してくださるのですか?」
「あ…いや、…。」
「そうですよね、アレク様はお忙しいですし。」
悲しそうに視線を外ししょげてしまったアリアにアレクサンデルは苦笑した。
「分かった。日程を調整して一緒に街へ行くことにしよう。」
そう告げると先ほどまでしょげていたとは思えない程に明るい笑顔を向けるアリア。アリアが笑顔になるだけでその場が和んでしまう。
いつの間にかアレクサンデルもその雰囲気に呑まれてしまっていた。
アリアと街に出かけたアレクサンデルは、王都に慣れないアリアをエスコートして案内をしていた。活気溢れる王都の町では露天が多く並ぶ場所がある。
そこで足を止めたアリアはしきりに一つの装飾品を見つめていた。
「アリア?」
「あ、ごめんなさい。私アクセサリーなんてひとつも持っていなくって。」
アリアが見つめているのはアレクサンデルから見れば玩具のような装飾品だ。
「そうか、なら好きなのを買ってあげるよ。」
軽い気持ちで告げたアレクサンデルだがアリアが取り上げたのは指輪だ。
「あの、これ…すごく素敵で…駄目ですか?」
上目遣いでおねだりするアリアにアレクサンデルは少しだけ悩む。
他の装飾品を勧めたがアリアは決して頷かなかった。指輪を送るというのは婚約者以外にあり得ない。だが、目の前にある装飾品は子供が付けるような玩具のようなものだ。ひとつも装飾品を持っていないというアリアだ。
このくらいならクリスティーナも笑って許すだろうとアレクサンデルは軽い気持ちで応じた。
「すごく嬉しい。大切にしますねアレク様。」
愛おしそうに指輪を撫でるアリアにこの程度の玩具で喜ぶなら送って良かったとアレクサンデルは微笑んだ。王都の案内を終えて学院へと戻ろうとしたその時、アレクサンデルとアリアの前に数人の男たちが立ちはだかる。
「お前がアリア・ボーランか?」
「あの、貴方たちは…?」
「ハウエル家のご令嬢、クリスティーナ様の命令だ。王子に近づく不届き者。お前を痛めつけてやる。」
男たちは剣を抜きアリアを傷つけようと迫った。アレクサンデルはアリアを背に庇って剣を抜く。男たちの剣を軽々と捌いたアレクサンデルに攻撃など届かないと悟った男たちは口々に小汚い言葉で罵りながらも慌ててその場から逃げ出した。
追いかけようとしたアレクサンデルだったが、アリアが腕に縋ったまま離れず追うのを諦めざるを得なかった。
「クリスが…そんな馬鹿な。」
アレクサンデルが思わず零した言葉は自身に深く浸透する。
クリスティーナがそんな事をするはずがないと思う反面、最近よく見るアリアとの対応。一度疑ってしまえば信頼などすぐに崩れ去ってしまう。
クリスティーナを信じたいという気持ちと疑念がアレクサンデルの中でせめぎ合っていた。
平民であるその少女はボーラン男爵に養子として迎えられたばかりだという。貴族としてこの先を生きていくことになる少女ではあるが、学院でいきなり貴族として育ってきた者の中に放り込まれれば、きっと苦労することになるだろう。
不憫に思った学院長はこの学院に通っている中で最も強い権力を持つ二人に少女の事をお願いすることにした。
「お忙しい中、お呼び立てして申し訳ございません。」
「我々を呼んだからには何か理由があるのだろう?」
学院長に呼ばれたのはこの国の王太子であるアレクサンデルとその婚約者クリスティーナだった。二人は幼い頃から仲睦まじく、政略結婚とは思えない程に信頼のおけるパートナーとなっていた。
そんな二人であれば少女の事も上手く取りなしてくれると学院長は考えたのだ。勿論、二人は快諾した。
しかし、この時に話を持ち掛けた学院長はその後に起こる数々の問題に巻き込んだ事とそれによって齎された結果に深く後悔することになるのだが、それはまた別の話だ。
麗らかな天気とは裏腹にその場に響いた不快な音、その場に居合わせた者達はそれを起こした人物に明らかな侮蔑の視線を送っている。
淡い黄色のドレスを纏った少女が床に座りこみ熱い紅茶を被っている。その現場に駆けつけた者たちが見ればそれは明らかにどちらに非があるかは言うまでもないだろう。
颯爽と表れた金髪碧目の青年このラザリア王国の王太子であるアレクサンデル・ラザリア・ガランドは床に座りこんでいる栗毛色の髪を持つ少女に手を差し伸べた。
潤んだ緑の瞳を王子に向けて涙ながらに縋る彼女を見て、この場で一番身分が高いと思われる女性は一人悲しげに目を伏せた。
それを一瞥して王子はこの場を去る。
去った後に騒ぎ立てる自らの友人たちを心配させまいと笑みを貼り付けてお茶会を終わらせた。部屋へと戻った女性は扉を閉めるとずるずると床にへたり込んだ。
王子の婚約者であるクリスティーナ・ハウエルは銀の髪を掻き上げて嘆息した。紫がかった瞳をそっと伏せて呟く。
「私、呪われているのかしら?」
彼女が疑問に思うのも当然の事、ラザリア王立学院に通い始めてからこのような事態が今日ですでに3回起こっている。
それも彼女が入学してきてからというもの。彼女というのは王子が連れ立った元平民の娘。男爵家の養子となったアリア・ボーランという名の女性。至って平凡な容姿の彼女はまだ男爵家に入ったばかりで、貴族の礼儀というものを全く知らないまま学院に放り込まれた。
明らかに男爵家の失態だ。
それ故に始めの頃はなれないだろう貴族のしきたりというものを早くに覚えてもらおうと彼女に対して注意を何度か行った。
その度になぜか大声で自分が平民だからいじめるのかと騒ぎ立てる彼女を残念に思いつつもそれをやめなかった。学院長に頼まれたという理由もあるが、貴族社会に入って困るのは彼女だ。
次期国王であるアレクサンデルの婚約者としクリスティーナには他の者たちの模範となるだけでなく女性たちを取り纏めるのもやらねばならない責務の一つ。
それでもアリアはクリスティーナの言葉を湾曲して受け取り涙を流してしまう。
周囲の貴族もあまりにアリアが聞き訳なくクリスティーナの好意を無碍にし続けるのでアリアと距離をとるようになる。
それをさらにいじめと勘違いするものだから困ったものだ。そしてアリアを諌めたときにとうとうその現場をアレクサンデルに見られたのだが泣いているアリアを見れば何事かと奇妙な表情を浮かべる。
それも無理はない。
クリスティーナはその後にも起こるアリアの愚行をなんとか穏便に済まそうと手を尽くしてきたのだが、ここ最近アレクサンデルのクリスティーナへの視線は痛い。
それに婚約者である自分を差し置いてアリアと密会しているという話も聞いている。
何より彼女は最近では王子だけではなくその側近である騎士団長のご子息であるカイン様や魔道師長のご子息であるネーベル様、そして宰相閣下のご子息であるラース様にも懇意にされているのだとか。
当然アリアに向ける視線は厳しい。
当の本人はそれを全く解していないのだが。
問題になったのは次に起こった事件だ。
アリアの様子を気にして彼女が教室に入った後を追ったときだ。悲しげに走って教室に向かったので何事かと思い追いかけたのだが、そこであったのは無残な彼女の机と教科書の数々。
ぼろぼろになったそれらを手にとって涙を浮かべる彼女に声を駆けようと近づいたときに、またもやアレクサンデルがその場に現れたのだ。
一度目であれば偶然、二度目でもまぁ、偶然で済ませられる。だが、それが三度と続くとなるとこれはもう何か運命の悪戯としか思えない。
そういった場面に居合わせたアレクサンデルがクリスティーナからどんどんと離れていっているのも感じている。
ずっと彼の妻となるべく厳しい教育を受けて育ってきたクリスティーナにとっては残念なことだ。だが、あまりにも続く不運にとうとうクリスティーナは王妃に相談することに決めて面会の手続きのために手紙をしたためた。
「アリア、また来ていたのか。」
アレクサンデルが廊下に出るとアリアがクッキーを側近達に配っているところだった。
「あ、アレク様…その、厨房で余った素材を頂いて作ってみたのですが。いけませんでしたか?」
「いや、構わないが君はこんなところに来るよりも、他の方たちと交流を持った方がいいのではないかと考えたのだが。」
「その、まだどうしても慣れなくて。」
アレクサンデルの言葉にアリアは俯いてしまった。どうにもアレクサンデルの周りにいる者とはすぐに打ち解けたアリアだったが、他の者たちとは折り合いが付かないらしい。
クリスにも任せているが、最近はアリアを邪険にしているとしか思えないような行動ばかりを目にする。
「ではたまには外に出てみてはどうだ?学院ばかりではなく王都にもまだ慣れていないのだろう?」
友人を見つけて外に出るようになれば少しは変わるかもしれない。そう言うつもりでアレクサンデルは言ったのだが、アリアはその言葉を待っていたとばかりに顔を喜ばせた。
「嬉しい!アレク様が案内してくださるのですか?」
「あ…いや、…。」
「そうですよね、アレク様はお忙しいですし。」
悲しそうに視線を外ししょげてしまったアリアにアレクサンデルは苦笑した。
「分かった。日程を調整して一緒に街へ行くことにしよう。」
そう告げると先ほどまでしょげていたとは思えない程に明るい笑顔を向けるアリア。アリアが笑顔になるだけでその場が和んでしまう。
いつの間にかアレクサンデルもその雰囲気に呑まれてしまっていた。
アリアと街に出かけたアレクサンデルは、王都に慣れないアリアをエスコートして案内をしていた。活気溢れる王都の町では露天が多く並ぶ場所がある。
そこで足を止めたアリアはしきりに一つの装飾品を見つめていた。
「アリア?」
「あ、ごめんなさい。私アクセサリーなんてひとつも持っていなくって。」
アリアが見つめているのはアレクサンデルから見れば玩具のような装飾品だ。
「そうか、なら好きなのを買ってあげるよ。」
軽い気持ちで告げたアレクサンデルだがアリアが取り上げたのは指輪だ。
「あの、これ…すごく素敵で…駄目ですか?」
上目遣いでおねだりするアリアにアレクサンデルは少しだけ悩む。
他の装飾品を勧めたがアリアは決して頷かなかった。指輪を送るというのは婚約者以外にあり得ない。だが、目の前にある装飾品は子供が付けるような玩具のようなものだ。ひとつも装飾品を持っていないというアリアだ。
このくらいならクリスティーナも笑って許すだろうとアレクサンデルは軽い気持ちで応じた。
「すごく嬉しい。大切にしますねアレク様。」
愛おしそうに指輪を撫でるアリアにこの程度の玩具で喜ぶなら送って良かったとアレクサンデルは微笑んだ。王都の案内を終えて学院へと戻ろうとしたその時、アレクサンデルとアリアの前に数人の男たちが立ちはだかる。
「お前がアリア・ボーランか?」
「あの、貴方たちは…?」
「ハウエル家のご令嬢、クリスティーナ様の命令だ。王子に近づく不届き者。お前を痛めつけてやる。」
男たちは剣を抜きアリアを傷つけようと迫った。アレクサンデルはアリアを背に庇って剣を抜く。男たちの剣を軽々と捌いたアレクサンデルに攻撃など届かないと悟った男たちは口々に小汚い言葉で罵りながらも慌ててその場から逃げ出した。
追いかけようとしたアレクサンデルだったが、アリアが腕に縋ったまま離れず追うのを諦めざるを得なかった。
「クリスが…そんな馬鹿な。」
アレクサンデルが思わず零した言葉は自身に深く浸透する。
クリスティーナがそんな事をするはずがないと思う反面、最近よく見るアリアとの対応。一度疑ってしまえば信頼などすぐに崩れ去ってしまう。
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