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第七十話 招かれざる客
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第七十話 招かれざる客
「ヒナ様!」
「主!」
外に出ると、セバスとポチが走って来た。
セバスが焦ってる所なんて、初めて見た!
「町を滅ぼせる程の魔力だと聞いて来たが」
ん?声?上か。
空を見上げると、黒い人が空に浮かんでいた。
黒い長髪に黒い上下の服。え、何?ビジュアル系?
「犬と猫と・・・オートマタとは珍しいな」
一発でセバスが人間じゃないと見抜いた黒い人が地面に降りて来た。
ゾワゾワする。尻尾が膨らみそうだ。
「どちら様ですかね?」
「ほう?我の覇気に屈さぬか」
覇気?まぁ、ゾワゾワはするけど?
セバスの顔色が少し悪いかな。
ポチは戦闘態勢か。
「面白い」
黒い人が消えた!?と思ったけど何かが向かって来た気配を感じたので、とりあえず両手で挟んでみた。
「お客様、突然のお触りはご遠慮願えますかね」
私の両手の間には、黒い人の手が挟まっていた。
いつの間にか目の前に来た黒い人。
良く見ると、妙な色気を放つ、中年男性だった。
「エスト、動かない方が良いよ」
エストが自分の武器を持って家を飛び出してきたので、止めておいた。
それにしても、うちに来る人の年齢が高い気がする。
ジローとクレスは二百歳越えだし、ノナさん達も数百歳。ああ、一番の年長者はセバスか?
「我の動きを止めるか・・・ますます面白い」
「それはどうも」
これが所謂、高齢化か!いや、猫達はまだ二歳にもなっていないか。私はどうなんだろう?
向こうの世界の年齢を引き継いだのか、この世界に来てから数えるのか・・・。
後者だと、まだ一桁!?
「我と対峙していて、他事を考える余裕があるとはな」
ふぅ、と耳に息を吹きかけられた。
ひぃぃぃ!
あ、思わず投げちゃった。
お祖母ちゃん直伝、一本背負いが決まった。
『女子とて、自分の身は自分で守れ』と、小さい頃に護身術を叩き込まれたんだよね。
「ガハッ」
地面に叩きつけられた黒い人は、そのまま意識を失ってしまった。
「あ~、やっちゃった・・・」
「主!」
「ヒナ!」
「ヒナ様!」
皆が集まって来た。
「大丈夫か?」
「うん」
エストが心配そうにしているが、私はかすり傷一つない。
「何の騒ぎだい?」
やって来たのは、ノナさんだ。
「いやぁ、なんか変なオジサンが来たんだけどさぁ」
「こんな空の上にかい?・・・おやおや、こいつは魔王じゃないか」
「「「「魔王!?」」」」
「昔、一度だけ見た事があるねぇ」
まさかの魔王。
「どうしよう、投げちゃった」
「投げた?魔王を?」
ノナさんに経緯を説明すると、大笑いされた。
「今代の魔王は温和な方だと聞いたけど・・・何故ここまで来たんだろうねぇ?」
「さぁ?」
何にせよ、このまま地面に転がしておくわけにもいかないので、とりあえず食堂の続きにある遊びスペースに布団を敷いて寝かせておく。
最悪、記憶を消すという手も・・・まぁ、最終手段だけどね。
「やれやれだな」
お昼ご飯の支度でもしよう・・・。
*
「ふんふふ~ん」
今日のお昼ご飯は、野菜のかき揚げと蕎麦。
かき揚げの野菜は、完全島産!
蕎麦はゲーム時代の残りだ。今度、そば打ちやってみるか・・・。
「ご飯できたよぉ!」
外に向かって叫ぶと、至る所から返事が返って来た。
「さて、この人も起こした方が良いよねぇ。もしも~し。魔王さ~ん」
声を掛けると、魔王さんが目を覚ました。
「う・・・我は・・・」
「どこか痛いとこは無い?」
一応、回復魔法は掛けておいたから大丈夫だとは思うけど。
「いや、問題無い」
「それなら良かった。これからご飯なんだけど、食べられそう?」
グキュルルル、と音が聞こえてきた。
「何だ、今の音は」
「へ?それは、魔王さんのお腹の音だね。もしかして、初めて?」
「ああ」
まさか、自分のお腹の音を聞いた事がないとは。
「ヒナしゃまぁ」
お、皆が帰って来たな。
「さぁ、魔王さんもこっちへどうぞ」
魔王さんを席に座らせて、皆でご飯の準備をする。
猫達は自分でおさかなかクッキーを採り、自分のお皿に入れていく。
エストと私も、それぞれに自分の分が乗ったお盆を持ってせきに着いた。
「じゃあ、いただきます」
「「「「「いただきます」」」」」
「いたぁきます」
「キュ」
かき揚げにかぶり付くと、サクサクカリカリ!野菜が甘い!
ふと見ると、魔王さんがじっと自分の分を見て固まっていた。
「どうかしました?あ、もしかして、嫌いな物とか?」
「いや、無い」
お箸を出しちゃったけど、フォークの方が良かったかなぁ。
どうしようかと考えていると、魔王さんがお箸を使ってかき揚げを一口食べた。
「・・・美味い」
「ふふ、良かった。おかわり沢山あるから、言ってね」
意外にも綺麗な所作でお箸を使う魔王さんに驚いた。
エストと魔王さんは三回程おかわりをすると、やっとお腹が落ち着いたようだ。
食後のお茶を出して、私も一息。
「それで、魔王は何をしに来たんだ?」
あ・・・忘れてた。
流石、エスト!
ってか、魔王さんまで「あ」って言う顔してるし!
「昨夜、巨大な魔力を感知した。一度で町を一つ滅ぼせるほどの魔力だ」
「昨夜?」
「何者が、何の為にそのような魔力を放ったのかを確かめに来た」
昨日の夜と言えば、皆で花火をしたくらいしか・・・まさか、あれか?
私が魔法で上げた、打ち上げ花火!
「あ~・・・それ、私だ」
魔王さんに花火の説明をすると、大笑いされた。
「あれ程の魔力を、ただの遊びとして使うとは!」
「そんなにかなぁ」
ゲームの最初の方で覚えたから、町を滅ぼせるとか言われてもねぇ?
あの魔法には攻撃力なんて無いし。
目くらましくらいにはなるかも?
「しかし、このような島が空に浮いているとはな。それに・・・始祖の先祖返りとは」
「あはは・・・」
必殺、笑って誤魔化せ!
「人族の技術では無理だろう。かと言って、我等魔族の技術でもない」
必殺技、不発!
うう、どうしよう!?
「それに、何故我が魔王だと知っている?」
「それは・・・」
「女の秘密を暴こうとするなんて、随分と無粋だねぇ」
「ノナさん!」
天の助け!
「エルフか」
「お前さんの事は一度だけ見た事があってね。確か・・・魔王襲名の時だったか」
「我の襲名だと?まさか、あの時の幼子か!」
おや、魔王さんも覚えていたようだ。
「ふぉっふぉっ」
「あの時の幼子が、随分としわく」
「あぁ?」
「いや、その・・・」
ノナさんの睨みに、焦る魔王。
これはノナさんが凄いのか、魔王がしょぼいのか・・・。
「昨日の魔力なら、何も害は無い。分かったらさっさと帰りな」
それだけ言うと、ノナさんは食堂を出て行ってしまった。強いな。
「まぁ、良い。今日は確かめに来ただけだしな」
魔王さんはそう言うと、席を立った。
どうやら帰ってくれるみたいだ。
玄関に案内すると、素直に靴を履いて外に出る魔王さん。
最初に感じていたゾワゾワ感は消えていた。
「では、また来る」
「へ?」
魔王さんの身体がふわりと宙に浮かび、物凄い勢いで飛び去って行ってしまった。
「また来るって言った?」
「言ったな」
「マジか」
「まぁ、敵意は無いみたいで良かったんじゃないか?」
「意外と冷静だね」
この世界では、魔王も普通の存在なんだろうか?
「ははっ・・・そんな事はない」
エストの手を見ると、フルフルと震えていた。
「二度と来ない事を祈るさ」
エストのその祈りが届くかどうか・・・多分、無理だろうなぁ。
「ヒナ様!」
「主!」
外に出ると、セバスとポチが走って来た。
セバスが焦ってる所なんて、初めて見た!
「町を滅ぼせる程の魔力だと聞いて来たが」
ん?声?上か。
空を見上げると、黒い人が空に浮かんでいた。
黒い長髪に黒い上下の服。え、何?ビジュアル系?
「犬と猫と・・・オートマタとは珍しいな」
一発でセバスが人間じゃないと見抜いた黒い人が地面に降りて来た。
ゾワゾワする。尻尾が膨らみそうだ。
「どちら様ですかね?」
「ほう?我の覇気に屈さぬか」
覇気?まぁ、ゾワゾワはするけど?
セバスの顔色が少し悪いかな。
ポチは戦闘態勢か。
「面白い」
黒い人が消えた!?と思ったけど何かが向かって来た気配を感じたので、とりあえず両手で挟んでみた。
「お客様、突然のお触りはご遠慮願えますかね」
私の両手の間には、黒い人の手が挟まっていた。
いつの間にか目の前に来た黒い人。
良く見ると、妙な色気を放つ、中年男性だった。
「エスト、動かない方が良いよ」
エストが自分の武器を持って家を飛び出してきたので、止めておいた。
それにしても、うちに来る人の年齢が高い気がする。
ジローとクレスは二百歳越えだし、ノナさん達も数百歳。ああ、一番の年長者はセバスか?
「我の動きを止めるか・・・ますます面白い」
「それはどうも」
これが所謂、高齢化か!いや、猫達はまだ二歳にもなっていないか。私はどうなんだろう?
向こうの世界の年齢を引き継いだのか、この世界に来てから数えるのか・・・。
後者だと、まだ一桁!?
「我と対峙していて、他事を考える余裕があるとはな」
ふぅ、と耳に息を吹きかけられた。
ひぃぃぃ!
あ、思わず投げちゃった。
お祖母ちゃん直伝、一本背負いが決まった。
『女子とて、自分の身は自分で守れ』と、小さい頃に護身術を叩き込まれたんだよね。
「ガハッ」
地面に叩きつけられた黒い人は、そのまま意識を失ってしまった。
「あ~、やっちゃった・・・」
「主!」
「ヒナ!」
「ヒナ様!」
皆が集まって来た。
「大丈夫か?」
「うん」
エストが心配そうにしているが、私はかすり傷一つない。
「何の騒ぎだい?」
やって来たのは、ノナさんだ。
「いやぁ、なんか変なオジサンが来たんだけどさぁ」
「こんな空の上にかい?・・・おやおや、こいつは魔王じゃないか」
「「「「魔王!?」」」」
「昔、一度だけ見た事があるねぇ」
まさかの魔王。
「どうしよう、投げちゃった」
「投げた?魔王を?」
ノナさんに経緯を説明すると、大笑いされた。
「今代の魔王は温和な方だと聞いたけど・・・何故ここまで来たんだろうねぇ?」
「さぁ?」
何にせよ、このまま地面に転がしておくわけにもいかないので、とりあえず食堂の続きにある遊びスペースに布団を敷いて寝かせておく。
最悪、記憶を消すという手も・・・まぁ、最終手段だけどね。
「やれやれだな」
お昼ご飯の支度でもしよう・・・。
*
「ふんふふ~ん」
今日のお昼ご飯は、野菜のかき揚げと蕎麦。
かき揚げの野菜は、完全島産!
蕎麦はゲーム時代の残りだ。今度、そば打ちやってみるか・・・。
「ご飯できたよぉ!」
外に向かって叫ぶと、至る所から返事が返って来た。
「さて、この人も起こした方が良いよねぇ。もしも~し。魔王さ~ん」
声を掛けると、魔王さんが目を覚ました。
「う・・・我は・・・」
「どこか痛いとこは無い?」
一応、回復魔法は掛けておいたから大丈夫だとは思うけど。
「いや、問題無い」
「それなら良かった。これからご飯なんだけど、食べられそう?」
グキュルルル、と音が聞こえてきた。
「何だ、今の音は」
「へ?それは、魔王さんのお腹の音だね。もしかして、初めて?」
「ああ」
まさか、自分のお腹の音を聞いた事がないとは。
「ヒナしゃまぁ」
お、皆が帰って来たな。
「さぁ、魔王さんもこっちへどうぞ」
魔王さんを席に座らせて、皆でご飯の準備をする。
猫達は自分でおさかなかクッキーを採り、自分のお皿に入れていく。
エストと私も、それぞれに自分の分が乗ったお盆を持ってせきに着いた。
「じゃあ、いただきます」
「「「「「いただきます」」」」」
「いたぁきます」
「キュ」
かき揚げにかぶり付くと、サクサクカリカリ!野菜が甘い!
ふと見ると、魔王さんがじっと自分の分を見て固まっていた。
「どうかしました?あ、もしかして、嫌いな物とか?」
「いや、無い」
お箸を出しちゃったけど、フォークの方が良かったかなぁ。
どうしようかと考えていると、魔王さんがお箸を使ってかき揚げを一口食べた。
「・・・美味い」
「ふふ、良かった。おかわり沢山あるから、言ってね」
意外にも綺麗な所作でお箸を使う魔王さんに驚いた。
エストと魔王さんは三回程おかわりをすると、やっとお腹が落ち着いたようだ。
食後のお茶を出して、私も一息。
「それで、魔王は何をしに来たんだ?」
あ・・・忘れてた。
流石、エスト!
ってか、魔王さんまで「あ」って言う顔してるし!
「昨夜、巨大な魔力を感知した。一度で町を一つ滅ぼせるほどの魔力だ」
「昨夜?」
「何者が、何の為にそのような魔力を放ったのかを確かめに来た」
昨日の夜と言えば、皆で花火をしたくらいしか・・・まさか、あれか?
私が魔法で上げた、打ち上げ花火!
「あ~・・・それ、私だ」
魔王さんに花火の説明をすると、大笑いされた。
「あれ程の魔力を、ただの遊びとして使うとは!」
「そんなにかなぁ」
ゲームの最初の方で覚えたから、町を滅ぼせるとか言われてもねぇ?
あの魔法には攻撃力なんて無いし。
目くらましくらいにはなるかも?
「しかし、このような島が空に浮いているとはな。それに・・・始祖の先祖返りとは」
「あはは・・・」
必殺、笑って誤魔化せ!
「人族の技術では無理だろう。かと言って、我等魔族の技術でもない」
必殺技、不発!
うう、どうしよう!?
「それに、何故我が魔王だと知っている?」
「それは・・・」
「女の秘密を暴こうとするなんて、随分と無粋だねぇ」
「ノナさん!」
天の助け!
「エルフか」
「お前さんの事は一度だけ見た事があってね。確か・・・魔王襲名の時だったか」
「我の襲名だと?まさか、あの時の幼子か!」
おや、魔王さんも覚えていたようだ。
「ふぉっふぉっ」
「あの時の幼子が、随分としわく」
「あぁ?」
「いや、その・・・」
ノナさんの睨みに、焦る魔王。
これはノナさんが凄いのか、魔王がしょぼいのか・・・。
「昨日の魔力なら、何も害は無い。分かったらさっさと帰りな」
それだけ言うと、ノナさんは食堂を出て行ってしまった。強いな。
「まぁ、良い。今日は確かめに来ただけだしな」
魔王さんはそう言うと、席を立った。
どうやら帰ってくれるみたいだ。
玄関に案内すると、素直に靴を履いて外に出る魔王さん。
最初に感じていたゾワゾワ感は消えていた。
「では、また来る」
「へ?」
魔王さんの身体がふわりと宙に浮かび、物凄い勢いで飛び去って行ってしまった。
「また来るって言った?」
「言ったな」
「マジか」
「まぁ、敵意は無いみたいで良かったんじゃないか?」
「意外と冷静だね」
この世界では、魔王も普通の存在なんだろうか?
「ははっ・・・そんな事はない」
エストの手を見ると、フルフルと震えていた。
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エストのその祈りが届くかどうか・・・多分、無理だろうなぁ。
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