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第八十一話 ヒノモトへ
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第八十一話 ヒノモトへ
「おお、見えた!へぇ~、お城だ!」
下に見えたのは、お堀に囲まれた日本のお城だ。
この国の建国者が日本からの渡り人らしい。
「じゃあ、行ってくるね」
私、ジロー、クレス、クロはモチに乗せてもらい、王都の外に下ろしてもらった。
そこから暫く歩くと、白い塀に囲まれた王都へとたどり着いた。
「ようこそ、ヒノモトへ!」
門番を見ると、着物を着ていた。髷ではないものの、長い髪を紐で一つに束ねてある。
ジローは冒険者証を見せ、私は身分証の腕輪を見せた。
「へぇ~、ドラゴンを連れているなんて、珍しいね!身分証にも登録されているから、連れて入っても問題ないよ。但し、くれぐれも気を付けてね。その子が問題を起こした場合、最悪、その子は殺処分されて君も奴隷に落とされるか処刑になるからね」
怖い事サラッと笑顔で言ったぁ!
「まぁ、問題を起こさなければ大丈夫だから」
「は、はい」
「キュ!」
クロは言葉も分かるし、大丈夫だろうからね。
「ヒナちゃん、先ずは何処へ行きたい?お買い物?それとも、観光かしら?」
「そりゃあ、二人の育った場所でしょ!」
「「げっ」」
「げって!ジローも昨日嫌がってたけど・・・もしかして、辛かった?だったら」
「いや、そうじゃないんだ。すまんな」
「うぅ、私も覚悟を決めるわ」
嫌がると言うよりは怯えに近い二人の反応に、少し心配になったものの、施設へ向かう事になった。
「着いたぞ」
二人に案内されたのは、意外にもお寺だった。
木製の門を潜り、中へと入る。
庭では小さな子供達が、楽しそうに走り回っていた。
よく見ると、獣人や人族、エルフも何人かいる。
そして、子供達を優しそうに見守るお爺さんが、縁側に座っていた。
「うげっ、やっぱりまだ生きていやがったか」
「あの人も、エルフだものねぇ」
あ、お爺さんがこっちを見た。と思った瞬間、お爺さんが消えた。
「へ?」
すると、ぶわっと風が吹いた。
「このクソガキどもが・・・」
気が付くと、ジローよりも背の高いお爺さんが、ジローとクレスにアイアンクローをかましていた。
「よ・・・よぉ、まだ生きてたか、ジジイ」
「お・・・お久しぶりです」
「何十年も連絡一つ寄越さないとは・・・どういう了見だ、あぁ!?」
「「イタタタタタタ!」」
このお爺さん、つ、強い!
移動したのも見えなかったが、あの二人をアイアンクローだけで持ち上げた!
私も出来るかなぁ?
「嬢ちゃん」
「ふぇ!?あ、はい」
話しかけられたぁ!
私の背に隠れているクロも、ビクリとなった。
「この馬鹿どもの嫁・・・なわけないか。こんな別嬪をつかまえられるような甲斐性なんざ、無いだろうからなぁ」
「その年で嫁もいないジジイに言われたかな」
「俺は、神に仕えてんだよ。嫁が来ねぇんじゃねぇ」
とても神様に仕えている人の形相とは思えないんですが!?
「ふぅ・・・まぁ良い。さっさと中へ入れ」
お爺さんは二人から手を離すと、スタスタとお寺の中へと入って行った。
「「おぉ・・・」」
「だ、大丈夫?」
自身の頭を抱え、うずくまる二人。相当痛かったんだろうな。
「くそっ・・・だから来たくなかったんだ」
「ほんっと、相変わらずよねぇ」
「クソジジギャッ!」
ジローの頭に、湯飲みがクリーンヒットした。
「早く来い!」
お爺さんの声だけはするが、姿は見えない。
どこから投げたのか分からないが、割れない湯飲みもジローの頭も、凄いな。
次は何が飛んでくるのか分からないので、とりあえず急いで中へと入った。
やはりと言うか、靴を脱ぐスタイルだった。
「ん?」
視線を感じる。
「あ」
小さな男の子と目が合ってしまった。
男の子の頭には、ウサギの耳が・・・一本あった。
「ヒナ?」
「あ、うん」
ジローに呼ばれて一瞬目を離した次の瞬間、男の子はいなくなっていた。
「どうした?」
「いや、今そこに・・・ううん、何でもない」
ジロー達の後について部屋へと入ると、さっきのお爺さんがソファーに座っていた。
「まぁ、座り」
私達もソファーに座ると、お爺さんが煙管に火を灯した。
「ふ~・・・それで?何しに来た」
「偶々近くに来たから、顔を出しただけだ」
「偶々、ね」
あれ?この匂い・・・。
お爺さんの煙管の匂い。嗅いだ事がある気がする。
何だったかなぁ?
「あと、これ。俺とクレスから」
ジローが麻袋をテーブルに置くと、ジャラリと音が鳴った。
「ふん!そんなもん持ってきやがって」
「いらないなら」
「そこまで言うなら、しょうがない」
ジローの手より早く、お爺さんの手が麻袋をさらっていった。
どうやら正直な人らしい。
「お前さん達の話は、このヒノモトまで届いとる。ここ数十年の話よりも、近年の活躍がな。それは・・・」
うっ、目が合った。
じっと見つめられると、見透かされているような気分になる。
その時、あっと思い出した。
「あの、これも」
小さな巾着をテーブルの上に出した。
忘れるところだった!
「うちで採れた野菜や果物が入ってます」
「こんな貴重な物を」
貴重?
「ヒナ・・・それ、どれくらい入るんだ?」
「えっと、皆のお弁当入れるやつと同じだから・・・」
「あのね、ヒナちゃん。アイテムバッグっていうのは本来、高位の魔術師や魔道具師にしか作れないの。時間経過も無く、あの量が入るって言うと・・・」
「金貨十数枚は行くな」
「へぇ~、凄いねぇ」
これで金貨十数枚かぁ。
「凄いねぇ、じゃないっての。そんなもんを、ポンポンと」
「便利なんだから、良いじゃん」
お金に困ったら売れば良いし!
「ふ・・・ははははは!このクソガキどもが懐くわけだ!」
お爺さんは一頻り笑うと、一つ咳をした。
「ありがとうな、嬢ちゃん。そういやお前ら、もう嬢ちゃんを案内したんだろうな?」
「いや、まだだ」
「先ずはここに」
「これだからガキは・・・こんな所にいないで、さっさと行け!お前ら馬鹿デカくなりやがって、邪魔なんだよ!」
「「はぁ!?」」
お爺さんは犬を追い払うかのように、「シッシッ」と手を振った。
「分かったよ!」
「はいはい。じゃぁ、行きましょうか」
二人はさっさと部屋を出て行ってしまったので、アイテムバッグからポーションを取り出して、テーブルの上に置いた。
「飲んでください」
「何故?俺は怪我なんざしてねぇよ」
「咳、二回。二回目の後、上がってきた血を飲み込みましたよね」
「・・・はぁ・・・あの馬鹿二匹は誤魔化せたのになぁ」
「祖父が、同じ事をして祖母にこっぴどく怒られたそうです」
「はは、なるほどな」
祖母に心配を掛けたくなかったらしいが、結局その後、病気が悪化した祖父は二年と経たずに亡くなった。あの時、無理やりにでも病院に引きずって行ってたら・・・と、祖母が寂しそうに言っていたのを思い出した。
「だが、こいつは他の奴に使わせてもらう」
「でも」
「昔は、戦災孤児が多かった。ジローとクレスもそうだ。戦争が終わり、数百年。ここに来る子供は減らないどころか、増える一方だ。何故だか分かるか?」
「・・・」
これは、向こうの世界にもあった問題だ。
「ここに来るガキの中には、クソみたいな親からクソみたいな扱いを受けて、ボロ雑巾みたいになって来る子供もいる。あれが見えるか?」
お爺さんが指した方を見ると、窓の向こうの木陰、元気に遊んでいる子供達から隠れる様に身体を縮めている子供がいた。
何をするでもなく、ただ身体を縮め、地面を見つめるその子供の頭には、一本のウサギ耳。
「俺みたいな爺よりも、未来のある子供に使いたい。どんなポーションでも心までは治せないが、せめて身体だけでも自由にしてやりたいんだ。俺の代わりなんざいくらでも」
「いません。あなたの代わりは、世界中探したっていません。例えあなたがここを去って他の人が来ても、その人がどんな聖人君子でも、ジローとクレスを育てたあなたではないんですよ」
「あいつらだって、もういい年だ。俺がいなくなったって」
「いくつになろうと、親は親であり、子は子である。その時はいつか来るかもしれない。だけど、今じゃない」
テーブルの上に、ポーションを十本、ずらりと並べた。
「は!?」
「足ります?まだありますけど」
「ちょ、待った、待った!降参だ!」
お爺さんが両手を上げて、降参した。
「やれやれ・・・俺が百若けりゃ、口説いてるところだ。あんた、いい女だな」
「ふぁ!?」
いやらしさの欠片も無い、まるで眩しい物でも見る様に目を細めたお爺さんに、一瞬心臓が跳ねた。
色気半端ねぇ・・・。
「「やらねぇよ」」
「ジロー、クレス!?」
「あっはっはっはっはっ!」
お爺さんは一頻り笑うと、ポーションを一本飲み干した。
「ふぅ・・・凄いな。二百は若返った気がする」
桁がおかしい気がするが、この人もエルフだしね。
「ありがとうな」
良かった、飲んでくれた。
お爺さんの身体が一瞬淡く光り、顔色が良くなったように見える。
ジローとクレスも、ホッとした様子で一安心だ。
「おお、見えた!へぇ~、お城だ!」
下に見えたのは、お堀に囲まれた日本のお城だ。
この国の建国者が日本からの渡り人らしい。
「じゃあ、行ってくるね」
私、ジロー、クレス、クロはモチに乗せてもらい、王都の外に下ろしてもらった。
そこから暫く歩くと、白い塀に囲まれた王都へとたどり着いた。
「ようこそ、ヒノモトへ!」
門番を見ると、着物を着ていた。髷ではないものの、長い髪を紐で一つに束ねてある。
ジローは冒険者証を見せ、私は身分証の腕輪を見せた。
「へぇ~、ドラゴンを連れているなんて、珍しいね!身分証にも登録されているから、連れて入っても問題ないよ。但し、くれぐれも気を付けてね。その子が問題を起こした場合、最悪、その子は殺処分されて君も奴隷に落とされるか処刑になるからね」
怖い事サラッと笑顔で言ったぁ!
「まぁ、問題を起こさなければ大丈夫だから」
「は、はい」
「キュ!」
クロは言葉も分かるし、大丈夫だろうからね。
「ヒナちゃん、先ずは何処へ行きたい?お買い物?それとも、観光かしら?」
「そりゃあ、二人の育った場所でしょ!」
「「げっ」」
「げって!ジローも昨日嫌がってたけど・・・もしかして、辛かった?だったら」
「いや、そうじゃないんだ。すまんな」
「うぅ、私も覚悟を決めるわ」
嫌がると言うよりは怯えに近い二人の反応に、少し心配になったものの、施設へ向かう事になった。
「着いたぞ」
二人に案内されたのは、意外にもお寺だった。
木製の門を潜り、中へと入る。
庭では小さな子供達が、楽しそうに走り回っていた。
よく見ると、獣人や人族、エルフも何人かいる。
そして、子供達を優しそうに見守るお爺さんが、縁側に座っていた。
「うげっ、やっぱりまだ生きていやがったか」
「あの人も、エルフだものねぇ」
あ、お爺さんがこっちを見た。と思った瞬間、お爺さんが消えた。
「へ?」
すると、ぶわっと風が吹いた。
「このクソガキどもが・・・」
気が付くと、ジローよりも背の高いお爺さんが、ジローとクレスにアイアンクローをかましていた。
「よ・・・よぉ、まだ生きてたか、ジジイ」
「お・・・お久しぶりです」
「何十年も連絡一つ寄越さないとは・・・どういう了見だ、あぁ!?」
「「イタタタタタタ!」」
このお爺さん、つ、強い!
移動したのも見えなかったが、あの二人をアイアンクローだけで持ち上げた!
私も出来るかなぁ?
「嬢ちゃん」
「ふぇ!?あ、はい」
話しかけられたぁ!
私の背に隠れているクロも、ビクリとなった。
「この馬鹿どもの嫁・・・なわけないか。こんな別嬪をつかまえられるような甲斐性なんざ、無いだろうからなぁ」
「その年で嫁もいないジジイに言われたかな」
「俺は、神に仕えてんだよ。嫁が来ねぇんじゃねぇ」
とても神様に仕えている人の形相とは思えないんですが!?
「ふぅ・・・まぁ良い。さっさと中へ入れ」
お爺さんは二人から手を離すと、スタスタとお寺の中へと入って行った。
「「おぉ・・・」」
「だ、大丈夫?」
自身の頭を抱え、うずくまる二人。相当痛かったんだろうな。
「くそっ・・・だから来たくなかったんだ」
「ほんっと、相変わらずよねぇ」
「クソジジギャッ!」
ジローの頭に、湯飲みがクリーンヒットした。
「早く来い!」
お爺さんの声だけはするが、姿は見えない。
どこから投げたのか分からないが、割れない湯飲みもジローの頭も、凄いな。
次は何が飛んでくるのか分からないので、とりあえず急いで中へと入った。
やはりと言うか、靴を脱ぐスタイルだった。
「ん?」
視線を感じる。
「あ」
小さな男の子と目が合ってしまった。
男の子の頭には、ウサギの耳が・・・一本あった。
「ヒナ?」
「あ、うん」
ジローに呼ばれて一瞬目を離した次の瞬間、男の子はいなくなっていた。
「どうした?」
「いや、今そこに・・・ううん、何でもない」
ジロー達の後について部屋へと入ると、さっきのお爺さんがソファーに座っていた。
「まぁ、座り」
私達もソファーに座ると、お爺さんが煙管に火を灯した。
「ふ~・・・それで?何しに来た」
「偶々近くに来たから、顔を出しただけだ」
「偶々、ね」
あれ?この匂い・・・。
お爺さんの煙管の匂い。嗅いだ事がある気がする。
何だったかなぁ?
「あと、これ。俺とクレスから」
ジローが麻袋をテーブルに置くと、ジャラリと音が鳴った。
「ふん!そんなもん持ってきやがって」
「いらないなら」
「そこまで言うなら、しょうがない」
ジローの手より早く、お爺さんの手が麻袋をさらっていった。
どうやら正直な人らしい。
「お前さん達の話は、このヒノモトまで届いとる。ここ数十年の話よりも、近年の活躍がな。それは・・・」
うっ、目が合った。
じっと見つめられると、見透かされているような気分になる。
その時、あっと思い出した。
「あの、これも」
小さな巾着をテーブルの上に出した。
忘れるところだった!
「うちで採れた野菜や果物が入ってます」
「こんな貴重な物を」
貴重?
「ヒナ・・・それ、どれくらい入るんだ?」
「えっと、皆のお弁当入れるやつと同じだから・・・」
「あのね、ヒナちゃん。アイテムバッグっていうのは本来、高位の魔術師や魔道具師にしか作れないの。時間経過も無く、あの量が入るって言うと・・・」
「金貨十数枚は行くな」
「へぇ~、凄いねぇ」
これで金貨十数枚かぁ。
「凄いねぇ、じゃないっての。そんなもんを、ポンポンと」
「便利なんだから、良いじゃん」
お金に困ったら売れば良いし!
「ふ・・・ははははは!このクソガキどもが懐くわけだ!」
お爺さんは一頻り笑うと、一つ咳をした。
「ありがとうな、嬢ちゃん。そういやお前ら、もう嬢ちゃんを案内したんだろうな?」
「いや、まだだ」
「先ずはここに」
「これだからガキは・・・こんな所にいないで、さっさと行け!お前ら馬鹿デカくなりやがって、邪魔なんだよ!」
「「はぁ!?」」
お爺さんは犬を追い払うかのように、「シッシッ」と手を振った。
「分かったよ!」
「はいはい。じゃぁ、行きましょうか」
二人はさっさと部屋を出て行ってしまったので、アイテムバッグからポーションを取り出して、テーブルの上に置いた。
「飲んでください」
「何故?俺は怪我なんざしてねぇよ」
「咳、二回。二回目の後、上がってきた血を飲み込みましたよね」
「・・・はぁ・・・あの馬鹿二匹は誤魔化せたのになぁ」
「祖父が、同じ事をして祖母にこっぴどく怒られたそうです」
「はは、なるほどな」
祖母に心配を掛けたくなかったらしいが、結局その後、病気が悪化した祖父は二年と経たずに亡くなった。あの時、無理やりにでも病院に引きずって行ってたら・・・と、祖母が寂しそうに言っていたのを思い出した。
「だが、こいつは他の奴に使わせてもらう」
「でも」
「昔は、戦災孤児が多かった。ジローとクレスもそうだ。戦争が終わり、数百年。ここに来る子供は減らないどころか、増える一方だ。何故だか分かるか?」
「・・・」
これは、向こうの世界にもあった問題だ。
「ここに来るガキの中には、クソみたいな親からクソみたいな扱いを受けて、ボロ雑巾みたいになって来る子供もいる。あれが見えるか?」
お爺さんが指した方を見ると、窓の向こうの木陰、元気に遊んでいる子供達から隠れる様に身体を縮めている子供がいた。
何をするでもなく、ただ身体を縮め、地面を見つめるその子供の頭には、一本のウサギ耳。
「俺みたいな爺よりも、未来のある子供に使いたい。どんなポーションでも心までは治せないが、せめて身体だけでも自由にしてやりたいんだ。俺の代わりなんざいくらでも」
「いません。あなたの代わりは、世界中探したっていません。例えあなたがここを去って他の人が来ても、その人がどんな聖人君子でも、ジローとクレスを育てたあなたではないんですよ」
「あいつらだって、もういい年だ。俺がいなくなったって」
「いくつになろうと、親は親であり、子は子である。その時はいつか来るかもしれない。だけど、今じゃない」
テーブルの上に、ポーションを十本、ずらりと並べた。
「は!?」
「足ります?まだありますけど」
「ちょ、待った、待った!降参だ!」
お爺さんが両手を上げて、降参した。
「やれやれ・・・俺が百若けりゃ、口説いてるところだ。あんた、いい女だな」
「ふぁ!?」
いやらしさの欠片も無い、まるで眩しい物でも見る様に目を細めたお爺さんに、一瞬心臓が跳ねた。
色気半端ねぇ・・・。
「「やらねぇよ」」
「ジロー、クレス!?」
「あっはっはっはっはっ!」
お爺さんは一頻り笑うと、ポーションを一本飲み干した。
「ふぅ・・・凄いな。二百は若返った気がする」
桁がおかしい気がするが、この人もエルフだしね。
「ありがとうな」
良かった、飲んでくれた。
お爺さんの身体が一瞬淡く光り、顔色が良くなったように見える。
ジローとクレスも、ホッとした様子で一安心だ。
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