45 / 112
バードランド編
幸乃の趣向は?
しおりを挟む
リルカの力強い呼びかけに彼は黙って窓から外を見ていた、まるでなにかを考えこむかのように。
そして20分ほどで料理のビーフストロガノフが完成し4人に料理が配られる。
デミグラスソースを中心にサワークリームの入った特性のスープと小さく切った牛肉、マッシュルームと刻んだ玉ねぎ、そしてバターライスが絶妙にマッチしていた。
それでいて肉のしつこさが無くすっきりとした味わいになっていた。
「うん、いい味だねぇ」
そんな感想をカメラの前でほほ笑みながら話す幸乃。
食べながら幸乃はウダーに話しかける、まずどんな悩みがあるのかを聞いてみた、するとカラブロが言っていた通りこれから先も血を流しながら戦いを続けることに疑問を抱いていたらしくそんな時にカラブロがやってきてこの企画に参加してほしい、そこに答えはあると先日言ってきてこうなったと。
話しを終え、食事が終わると幸乃は1枚の張り紙を見る。
そこには確かにそう書いてあった、最後にノニジュースを飲んだら食事代をタダにするという張り紙が。
(ちょっと、企画としては面白そう……まずい飲み物ってことは)
幸乃はそう考えビダルにノニジュースの一気飲みに挑戦することを伝える。
幸乃の世界でもノニジュースは存在していてまずいジュースとして知られていて罰ゲームなどでよくつかわれていた。
また、これを成功させて食事代をいただくという形で自分のものにしようとするという魂胆もあった。
すぐにビダルはノニジュースを持ってくる、それは親指くらいの小さなコップに入っていた、それがここに来たとたん──
「何ですか?このにおいは……」
そのにおいにベルは思わずけげんな表情をして幸乃に話しかける、それはまるで腐った果物のようなドブのような強烈なにおい──
その臭いからここにいる全員がその強烈なにおいに自分の鼻をつぐんだ。
そして幸乃が息を止めてジュースを飲みだす、そして──
「うううええええええええええええええ~~~~~~~~~~うぇぇぇぇぇぇ~~~~」
幸乃はすぐさま水場に直行し飲んだノニジュースを吐きだす、味は想像を絶するまずさだった、舌に触れた瞬間。
緑茶のような苦みとレモンの様な酸味、ブラックコーヒーの苦みを一気に味わったような刺激が幸乃に襲いかかり、反射的にこれは飲めないということを体が瞬時に理解し水場へと足を運ばせてジュースを吐いたのである。
「幸乃さんこれどうぞ、よかったら飲んでください」
あまりの強烈な味にむせかえりながら涙目になり苦悶の表情を浮かべている幸乃にミルクを手渡す。
幸乃はすぐにそのミルクを受け取りごくごくと水を飲み干す、そして平常心を取り戻す。
その後、ウダーや店主たちと会話としながらいろいろと情報などを聞き出した、そして最後にごちそうさまでした、と頭を下げこの店を後にした。
馬車に戻り、次の行き先を幸乃達は考え始める。
「昼食の後はデザートなんか食べたいなぁ~~」
リルカが甘ったるい声でそう囁く、幸乃がそれを察して地図を見ると近くにサクランボ狩りの文字があった、幸乃はそれを差してリルカにフルーツ狩りはどうか誘ってみる。
そしてリルカはすぐに喜んで賛成する。
「うん、いいね、チェリー!!サクランボ狩りだね」
「よっしゃ!!じゃあそこ行こうか」
幸乃が盛り上げるような口調でサクランボ狩りに行こうと決める、すると今まで黙っていたベルが口を開き始める。
「幸乃さんがそう言うと男狩りって感じになりそうですね、チェリーボーイ的な」
「え……ベルちゃん、どういうこと?」
「果物を男に例えて私は果物狩りは好きだけど、中でもチェリー狩りは最高っていう感じで例えているとか」
ベルの淡々としながら指摘してくる言葉に対し明らかに驚いた表情で両手をあわあわと振りながら答える。
「いやいやいやいやそんなわけないでしょ、私そんな女の子じゃないし、変な噂広めないでよ!!」
そしてカメラに向かって慌てて弁解をする、そして慌てたまま次に行く場所をカメラに向かって行う。
「ち、ち、ち、違うからね、私そんなんじゃないからね!! じゃあ次の場所、サクランボ狩りいっくよー」
そしてシェルリがカメラをしまうのを見るとすぐ逃げるに詰め寄る。
「ちょっと、ベルちゃん、変な設定作らないでよ!! ベルちゃんにとっての私ってそんなイメージだったの?」
「まあ、少し明るくていろんな人と話しているのを見てそう言うところもあるかなーって感じたのと、あのディレクターがそういうことで幸乃さんをいじってほしいって言われているんですよ」
(あいつ……もう、私そんな軽い女じゃないし)
ベルは淡々とそっぽを向きながらそう答える、幸乃はどこか納得いかない表情をしながらブツブツとカラブロに対する不満をしゃべっていた。
そこから30分ほどするとチェリー狩りの場所に到着した、そこは丘陵地帯となっていて山の傾斜を利用した果樹の栽培がおこなわれていた。
誰かが敬礼のポーズをとっていた、その人物を見てウダーが思い出す。
「ああ、ここはお前が所持していた土地だったのか?」
「そうです、お久しぶりですウダー閣下」
そして20分ほどで料理のビーフストロガノフが完成し4人に料理が配られる。
デミグラスソースを中心にサワークリームの入った特性のスープと小さく切った牛肉、マッシュルームと刻んだ玉ねぎ、そしてバターライスが絶妙にマッチしていた。
それでいて肉のしつこさが無くすっきりとした味わいになっていた。
「うん、いい味だねぇ」
そんな感想をカメラの前でほほ笑みながら話す幸乃。
食べながら幸乃はウダーに話しかける、まずどんな悩みがあるのかを聞いてみた、するとカラブロが言っていた通りこれから先も血を流しながら戦いを続けることに疑問を抱いていたらしくそんな時にカラブロがやってきてこの企画に参加してほしい、そこに答えはあると先日言ってきてこうなったと。
話しを終え、食事が終わると幸乃は1枚の張り紙を見る。
そこには確かにそう書いてあった、最後にノニジュースを飲んだら食事代をタダにするという張り紙が。
(ちょっと、企画としては面白そう……まずい飲み物ってことは)
幸乃はそう考えビダルにノニジュースの一気飲みに挑戦することを伝える。
幸乃の世界でもノニジュースは存在していてまずいジュースとして知られていて罰ゲームなどでよくつかわれていた。
また、これを成功させて食事代をいただくという形で自分のものにしようとするという魂胆もあった。
すぐにビダルはノニジュースを持ってくる、それは親指くらいの小さなコップに入っていた、それがここに来たとたん──
「何ですか?このにおいは……」
そのにおいにベルは思わずけげんな表情をして幸乃に話しかける、それはまるで腐った果物のようなドブのような強烈なにおい──
その臭いからここにいる全員がその強烈なにおいに自分の鼻をつぐんだ。
そして幸乃が息を止めてジュースを飲みだす、そして──
「うううええええええええええええええ~~~~~~~~~~うぇぇぇぇぇぇ~~~~」
幸乃はすぐさま水場に直行し飲んだノニジュースを吐きだす、味は想像を絶するまずさだった、舌に触れた瞬間。
緑茶のような苦みとレモンの様な酸味、ブラックコーヒーの苦みを一気に味わったような刺激が幸乃に襲いかかり、反射的にこれは飲めないということを体が瞬時に理解し水場へと足を運ばせてジュースを吐いたのである。
「幸乃さんこれどうぞ、よかったら飲んでください」
あまりの強烈な味にむせかえりながら涙目になり苦悶の表情を浮かべている幸乃にミルクを手渡す。
幸乃はすぐにそのミルクを受け取りごくごくと水を飲み干す、そして平常心を取り戻す。
その後、ウダーや店主たちと会話としながらいろいろと情報などを聞き出した、そして最後にごちそうさまでした、と頭を下げこの店を後にした。
馬車に戻り、次の行き先を幸乃達は考え始める。
「昼食の後はデザートなんか食べたいなぁ~~」
リルカが甘ったるい声でそう囁く、幸乃がそれを察して地図を見ると近くにサクランボ狩りの文字があった、幸乃はそれを差してリルカにフルーツ狩りはどうか誘ってみる。
そしてリルカはすぐに喜んで賛成する。
「うん、いいね、チェリー!!サクランボ狩りだね」
「よっしゃ!!じゃあそこ行こうか」
幸乃が盛り上げるような口調でサクランボ狩りに行こうと決める、すると今まで黙っていたベルが口を開き始める。
「幸乃さんがそう言うと男狩りって感じになりそうですね、チェリーボーイ的な」
「え……ベルちゃん、どういうこと?」
「果物を男に例えて私は果物狩りは好きだけど、中でもチェリー狩りは最高っていう感じで例えているとか」
ベルの淡々としながら指摘してくる言葉に対し明らかに驚いた表情で両手をあわあわと振りながら答える。
「いやいやいやいやそんなわけないでしょ、私そんな女の子じゃないし、変な噂広めないでよ!!」
そしてカメラに向かって慌てて弁解をする、そして慌てたまま次に行く場所をカメラに向かって行う。
「ち、ち、ち、違うからね、私そんなんじゃないからね!! じゃあ次の場所、サクランボ狩りいっくよー」
そしてシェルリがカメラをしまうのを見るとすぐ逃げるに詰め寄る。
「ちょっと、ベルちゃん、変な設定作らないでよ!! ベルちゃんにとっての私ってそんなイメージだったの?」
「まあ、少し明るくていろんな人と話しているのを見てそう言うところもあるかなーって感じたのと、あのディレクターがそういうことで幸乃さんをいじってほしいって言われているんですよ」
(あいつ……もう、私そんな軽い女じゃないし)
ベルは淡々とそっぽを向きながらそう答える、幸乃はどこか納得いかない表情をしながらブツブツとカラブロに対する不満をしゃべっていた。
そこから30分ほどするとチェリー狩りの場所に到着した、そこは丘陵地帯となっていて山の傾斜を利用した果樹の栽培がおこなわれていた。
誰かが敬礼のポーズをとっていた、その人物を見てウダーが思い出す。
「ああ、ここはお前が所持していた土地だったのか?」
「そうです、お久しぶりですウダー閣下」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる