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フィテアトル編
幸乃の得た物、みんなと得た物
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「え?でもベル、あなたもう戦えないでしょ?」
カレンシアの言う通りだった。ベルは魔力もかなり使用してしまい、体力的のもボロボロ、とてもあんな強敵と戦いができる状況ではなかった。だから一緒に帰ろうとした、幸乃がやられればギルガスがいつベルたちを襲うのは時間の問題、だから肩を貸すそれに自分なら怪我をしていても魔力を残しているのでいくらかは戦えるだから一緒に逃げようということだった。
しかしベルはこの質問に首を横に振る。
「何で? ベル、あなたもう戦えないのよ、一緒に逃げよう?」
「それは出来ません」
「どうして?」
その2人のやりとりにジャミアとシンクレアも話に加わる。
「決まっているじゃん、この街のためだよ」
「逃げるわけにはいきませんわ、私たちがここから逃げたら奴は間違いなく襲いますもの」
「でも、何ができるっていうの?」
「それに幸乃の肩にまだシェリンが乗っている限りまだ私たちにやることはあります」
シンクレアの言葉は当たっていた、シェリンは他の人の魔力の吸収そして指定した者への魔力の供給を行える、しかし一定の距離の間にいないと出来ない、つまりここにいればまだ力になれるかもしれない、その想いで彼らはここにいて幸乃の勝利を祈っているのだった。
「カレンシア? お願いがありますあなたもここに残ってくれませんか?」
「え?」
ベルの言葉にカレンシアが反応した時、上空からギルガスの放った攻撃の流れ弾がこっちに向かってくるカレンシアは慌てて自身のデバイスを繰り出す、そして上空に向かってシールドを繰り出しその攻撃をしのぐ。
「ありがとう」
ベルがどこか言いずらそうに言うとカレンシアはゆっくりと言葉を発し始める。
「わかった、私協力するわ、あなたを守るためにね……」
そしてベルたちはこの場に残りただ一人戦っている幸乃を見守る事となった。
一方1人空で戦っている幸乃は大苦戦していた。
何とか連続攻撃をかわしていく幸乃だったが、劣勢であることには変わりはなかった。さらに反撃の糸口がつかめない以上ジリ貧にしかならなかった。
「ジェノサイド・ホール」
「ぐぅっ……」
度重なる疲労もありとうとう攻撃を浴びてしまう、幸乃はその攻撃を受けて落下していく。
「まずい、ジェノサイド・ホールが来るぞ!!」
ギルガスの体がさっきのように紫に光り始める、そして
幸乃は何とか右に魔力を発射しその攻撃をかわす。
「甘いわ!!」
ギルガスはさらに反撃に出る、幸乃に向かって銃弾のように連続攻撃を発射していくそして何発かは防ぎきれずに命中してしまうが何とか致命傷を避ける。
「ぐふっ──」
しかし何とか幸乃は空中で体勢を立て直す、そして再び上昇、すると再びギルガスが話しだした。
「いい目をしている、ここで葬るにはもったいないくらいのな……」
「あの女と同じ目をしている、ボロボロになってもあきらめない、凪もそうだった」
「やっぱり、そういうことだったんだね……」
幸乃はその言葉から理解する、そしてギルガスは衝撃の事実を伝える。
「結論からいう、数年前この街を強襲し、数多くの犠牲者を出させたのは俺だよ。あの凪とかいう勇者の女を殺したのもな」
その言葉に幸乃は驚愕する。
「楽しかったよ、楽勝だったよあの時は、皆が足を引っ張り合い協力なんて言葉なんかなかった」
「確かに奴は素晴らしかった、最後まであきらめずに、最後は1人でも多くの市民たちを救うために自らを犠牲にすることもいとわなかった」
「今のお前とも似ている、確かに今までの貴様の戦いぶりは素晴らしかった、だが、私に打ち勝つまでは至らなかった。その敬意を込めて私が丁重に今この場で貴様を葬る」
彼がその言葉を発すとこの場にしばしの沈黙が走る。そして幸乃は自らの想い、ギルガスに返す言葉を決めて言葉を返し始める。
私だって旅をする中で聞いているよ、凪さんがどんな人だったか。
憧れだってある、いつかみんなに尊敬されるような、彼女なら大丈夫って思われるような人になりたいって私は思ってる。
そしてその瞬間幸乃は顔を上げ始める、そして自信満々な口調で叫ぶ。
「でも、私は凪さんじゃない私は私、私だけの答えを出す。」
そう、幸乃は彼女への尊敬を忘れていない、その上で彼女とは違う答えを出した。
だって凪さんがいた時と今は全く違うのだから
昔は各自が政争に明け暮れ例え敵が来たとしても誰もがその不信感から手を取り合って戦えず偉大なる勇者、多くの市民達を失ってしまった。
しかし今回は違う、あの時の失敗からみんなが学んで手を取り合うようになった、それは幸乃が見てもよくわかる。だから幸乃は強く思った。絶対にこの戦いに勝つ、この街を守りたいというみんなの想いを守りたいからと……
それがこの街でみんなと出会い、その上で幸乃が感じたことだった。
そしてその上で幸乃は自分が出した結論を出し始める。
「私は背負わない、みんなで歩む。少しずつだっていい、力だってそう、たとえもう立てないくらいボロボロで立った少し力がもうなくても全員で力を合わせる、最初はギスギスしても最後にはこうして力を合わせられた、この街だってそう。こうして1つになった。だから…… 私も力を合わせて戦う、この街のために!!
幸乃の新たな術式であった。
そう、勇者、これが勇者に与えられた力、自分の今まで出会った人の平和のための力だった。
幸乃だけじゃない、ベル、シンクレア、ロニー、ジャミア、レオポルト、カレンシアの左腕も光っていた、それも同じ文字、同じ光の強さを……
カレンシアの言う通りだった。ベルは魔力もかなり使用してしまい、体力的のもボロボロ、とてもあんな強敵と戦いができる状況ではなかった。だから一緒に帰ろうとした、幸乃がやられればギルガスがいつベルたちを襲うのは時間の問題、だから肩を貸すそれに自分なら怪我をしていても魔力を残しているのでいくらかは戦えるだから一緒に逃げようということだった。
しかしベルはこの質問に首を横に振る。
「何で? ベル、あなたもう戦えないのよ、一緒に逃げよう?」
「それは出来ません」
「どうして?」
その2人のやりとりにジャミアとシンクレアも話に加わる。
「決まっているじゃん、この街のためだよ」
「逃げるわけにはいきませんわ、私たちがここから逃げたら奴は間違いなく襲いますもの」
「でも、何ができるっていうの?」
「それに幸乃の肩にまだシェリンが乗っている限りまだ私たちにやることはあります」
シンクレアの言葉は当たっていた、シェリンは他の人の魔力の吸収そして指定した者への魔力の供給を行える、しかし一定の距離の間にいないと出来ない、つまりここにいればまだ力になれるかもしれない、その想いで彼らはここにいて幸乃の勝利を祈っているのだった。
「カレンシア? お願いがありますあなたもここに残ってくれませんか?」
「え?」
ベルの言葉にカレンシアが反応した時、上空からギルガスの放った攻撃の流れ弾がこっちに向かってくるカレンシアは慌てて自身のデバイスを繰り出す、そして上空に向かってシールドを繰り出しその攻撃をしのぐ。
「ありがとう」
ベルがどこか言いずらそうに言うとカレンシアはゆっくりと言葉を発し始める。
「わかった、私協力するわ、あなたを守るためにね……」
そしてベルたちはこの場に残りただ一人戦っている幸乃を見守る事となった。
一方1人空で戦っている幸乃は大苦戦していた。
何とか連続攻撃をかわしていく幸乃だったが、劣勢であることには変わりはなかった。さらに反撃の糸口がつかめない以上ジリ貧にしかならなかった。
「ジェノサイド・ホール」
「ぐぅっ……」
度重なる疲労もありとうとう攻撃を浴びてしまう、幸乃はその攻撃を受けて落下していく。
「まずい、ジェノサイド・ホールが来るぞ!!」
ギルガスの体がさっきのように紫に光り始める、そして
幸乃は何とか右に魔力を発射しその攻撃をかわす。
「甘いわ!!」
ギルガスはさらに反撃に出る、幸乃に向かって銃弾のように連続攻撃を発射していくそして何発かは防ぎきれずに命中してしまうが何とか致命傷を避ける。
「ぐふっ──」
しかし何とか幸乃は空中で体勢を立て直す、そして再び上昇、すると再びギルガスが話しだした。
「いい目をしている、ここで葬るにはもったいないくらいのな……」
「あの女と同じ目をしている、ボロボロになってもあきらめない、凪もそうだった」
「やっぱり、そういうことだったんだね……」
幸乃はその言葉から理解する、そしてギルガスは衝撃の事実を伝える。
「結論からいう、数年前この街を強襲し、数多くの犠牲者を出させたのは俺だよ。あの凪とかいう勇者の女を殺したのもな」
その言葉に幸乃は驚愕する。
「楽しかったよ、楽勝だったよあの時は、皆が足を引っ張り合い協力なんて言葉なんかなかった」
「確かに奴は素晴らしかった、最後まであきらめずに、最後は1人でも多くの市民たちを救うために自らを犠牲にすることもいとわなかった」
「今のお前とも似ている、確かに今までの貴様の戦いぶりは素晴らしかった、だが、私に打ち勝つまでは至らなかった。その敬意を込めて私が丁重に今この場で貴様を葬る」
彼がその言葉を発すとこの場にしばしの沈黙が走る。そして幸乃は自らの想い、ギルガスに返す言葉を決めて言葉を返し始める。
私だって旅をする中で聞いているよ、凪さんがどんな人だったか。
憧れだってある、いつかみんなに尊敬されるような、彼女なら大丈夫って思われるような人になりたいって私は思ってる。
そしてその瞬間幸乃は顔を上げ始める、そして自信満々な口調で叫ぶ。
「でも、私は凪さんじゃない私は私、私だけの答えを出す。」
そう、幸乃は彼女への尊敬を忘れていない、その上で彼女とは違う答えを出した。
だって凪さんがいた時と今は全く違うのだから
昔は各自が政争に明け暮れ例え敵が来たとしても誰もがその不信感から手を取り合って戦えず偉大なる勇者、多くの市民達を失ってしまった。
しかし今回は違う、あの時の失敗からみんなが学んで手を取り合うようになった、それは幸乃が見てもよくわかる。だから幸乃は強く思った。絶対にこの戦いに勝つ、この街を守りたいというみんなの想いを守りたいからと……
それがこの街でみんなと出会い、その上で幸乃が感じたことだった。
そしてその上で幸乃は自分が出した結論を出し始める。
「私は背負わない、みんなで歩む。少しずつだっていい、力だってそう、たとえもう立てないくらいボロボロで立った少し力がもうなくても全員で力を合わせる、最初はギスギスしても最後にはこうして力を合わせられた、この街だってそう。こうして1つになった。だから…… 私も力を合わせて戦う、この街のために!!
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