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悪魔にもなれるよ
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サファイアの指輪は、再び私の手元に戻ってきた。
もう絶対にミルフィ達に渡さないと心に決めた私は、指輪にチェーンを通し、ペンダントとして肌身離さず持ち歩いている。これで私のいない間に奪われるということも無いだろう。
本当は、指輪なのだからちゃんと指につけたい気持ちもあるのだけど……
『……やっぱり、これを身に付けるのはもう少し先にしてくれないか』
真っ赤な顔のルディエル様を思い出す。あそこまで懇願されたら、勝手につけるわけにはいかない。
この指輪は、身につけると精霊の声が聞こえるようになるという不思議な指輪だったらしい。よっぽど私には精霊の声を聞かれたくないみたいだった。
確かに、ルディエル様と精霊達が言い合いしているところを時々見かける。その会話の中に聞かれてはまずい話があるのだろう。
(精霊達が話すこと……今はやっぱり、“番”についてのことかしら)
精霊達は、ルディエル様が早く伴侶を迎え入れ、子孫を残すことを熱望している。そのために色々と助言しているようなのだけど……
悶々とそんな考え事をしながら、私は今日も屋敷の掃除に勤しんでいる。そばにはシュシュと、あの時の赤ちゃん精霊がふわふわと漂っていた。
あの日私に懐いてくれた精霊の赤ちゃんは、シュシュが面倒を見ているようだった。時々、シュシュがこうして屋敷にまで連れてきてくれる。小さくてあどけなくて、とっても可愛い。
「ふふ……親子みたいだわ」
彼等の姿に癒されていたその時、廊下の向こうで足音がした。
振り向いてみるとそこにはミルフィが立っていて、青い顔でこちらを見ている。
「もしかして、そこに精霊がいるの……?」
「えっ? ええ。可愛いわよ。ふわふわしていて――」
「いやっ……化け物!! どこかにやってよ!」
私のそばに精霊がいるとわかった途端、ミルフィは距離をとって取り乱した。
(化け物……? こんなに可愛らしいのに?)
ミルフィは見えていないはずの精霊を前に、なぜかガタガタと震えだしてしまった。顔は青ざめ、耳は塞いで。怖くてこちらを見たくないのか、目を逸らしている。
彼女は森に行ってから少しおかしい。毎日のように遊び歩くのが好きだったのに、最近は部屋に塞ぎ込むようになり、あまり外へ出たがらない。私がこうして精霊と話していれば、おばけを見るような怖がり方をして逃げていってしまう。
「……あんたも、あの男から離れたほうがいいわよ。あいつは悪魔よ」
「悪魔?」
「そうよ、あいつは精霊を従えた悪魔よ。あんなの、人間のできることじゃ無いわ。悪魔じゃなかったら化け物よ!」
「な、なに失礼なことを……」
「私は忠告したわよ! あんたがどうなっても知らないからね!」
ミルフィは異常なまでにルディエル様を怖がり、再び廊下の奥へ消えていってしまった。
(ルディエル様が、あ……悪魔――?)
あの日、ミルフィはアレンフォード家から出てきたけれど……森で彼女に何があったというのだろうか。
「そうか、あの女がそんなことを……」
今日はルディエル様と一緒に森の中を歩いている。
精霊守は森を巡回し、異変がないか、精霊達に困り事が無いか……様々なことを見て回る。
「一緒に行かないか」と誘われたので、私は喜んでご一緒させていただくことにした。ルディエル様と森を歩くと、精霊達がたくさん寄ってきてくれて楽しいのだ。
それに、ルディエル様はいつも素敵な場所に案内して下さる。森の中にある小さな滝や、穴場と言われる湖の釣り場など……巡回するたびに新しい発見があって、日々に疲れた心が晴れていく。
今日は私の大好きな白い花が咲くという、花畑まで連れていって下さるらしい。ついでに花を摘んで、アレンフォード家に飾ろうと素敵な提案までして下さったのだった。
花畑まで歩く傍ら、私はミルフィについて話を切り出した。ルディエル様達を怖がっている、だなんて私から切り出すのは失礼かとも思うけれど……ルディエル様なら、きっと真剣に耳を傾けてくれる気がして。
「ミルフィは、まるで人が変わったように大人しくなりました。異常なほど精霊のことを怖がっていて……」
「ネネリアは、あの女の事も心配?」
「え?」
「心配する必要なんて無いのに」
ルディエル様からは、意外なほど冷たい言葉が帰ってきた。
私に向ける眼差しはいつも通り優しいのに、まるでミルフィのことなんてどうでもいいかのような返事で。
「心配といいますか、気になってしまって。こんなに可愛らしい精霊を怖がるなんて、あの日ミルフィに何があったのかなって気がかりで……」
「俺も精霊も、当たり前のことをしただけだよ。ネネリアを傷付けるやつが許せなかっただけ。おかしいかな」
(当たり前のこと……?)
私は、どう答えていいのか分からなかった。
幼なじみである私のことで、それだけ怒ってくれるなんて……嬉しく思うべきなのだろうか。
でも、ミルフィが見せた異常なまでの恐怖を思うと、私は素直に喜べなかった。
ルディエル様は私と話しながらも、すれ違う精霊達に耳を傾ける。
自分も、自分も、とルディエル様に集まる精霊達。次第に、前にもうしろにも精霊達が列をなし、あたり一面精霊の姿で埋め尽くされた。
精霊達の輪の中心で、彼等と談笑するルディエル様。
その姿はまるで天から使いが降り立ったかのような神々しささえ感じられる。なのに、私の脳裏にはミルフィの言葉がしつこくこびりついていた。
『あいつは精霊を従えた悪魔よ。あんなの、人間のできることじゃ無いわ。悪魔じゃなかったら化け物よ!』
(精霊を従えた……)
あの言葉と、目の前の光景が重なってしまって。
そんなはずないのは分かっている。なのに、なんだか胸がザワザワと落ち着かない。
そんな私を察してか、ふいにルディエル様と目が合った。
その眼差しは美しく、それでいてどこか意味深で――思わず、ビクリと身体がはねた。
「ネネリアは俺が怖い?」
「え……?」
「ミルフィとかいう女が、あんなことを言ったから」
怖い……のだろうか。この、優しいルディエル様が?
私は、幼い頃からルディエル様を知っている。
私の知る彼は優しく、清らかで、少し恥ずかしがり屋で……森を愛する素晴らしい人だ。
なのにミルフィの前では違った一面を見せた。
私は……ルディエル様に知らない一面があったことで、戸惑ってしまっているだけなのかもしれない。
「怖い……わけではないのです。ルディエル様は、ずっとお優しいですから」
「俺が優しいのは、ネネリアだからだよ。誰にでも優しいわけじゃない」
「私だから……?」
「俺も精霊達も、君のことが大切なんだ。ネネリアのためなら、あの女が言うように悪魔にだってなれるかもしれない」
ルディエル様の言葉へ同調するかのように、いつの間にか精霊達が私の周りを取り囲む。
押し寄せる光の中で、私は言いようのない混乱に取り残されたようだった。
もう絶対にミルフィ達に渡さないと心に決めた私は、指輪にチェーンを通し、ペンダントとして肌身離さず持ち歩いている。これで私のいない間に奪われるということも無いだろう。
本当は、指輪なのだからちゃんと指につけたい気持ちもあるのだけど……
『……やっぱり、これを身に付けるのはもう少し先にしてくれないか』
真っ赤な顔のルディエル様を思い出す。あそこまで懇願されたら、勝手につけるわけにはいかない。
この指輪は、身につけると精霊の声が聞こえるようになるという不思議な指輪だったらしい。よっぽど私には精霊の声を聞かれたくないみたいだった。
確かに、ルディエル様と精霊達が言い合いしているところを時々見かける。その会話の中に聞かれてはまずい話があるのだろう。
(精霊達が話すこと……今はやっぱり、“番”についてのことかしら)
精霊達は、ルディエル様が早く伴侶を迎え入れ、子孫を残すことを熱望している。そのために色々と助言しているようなのだけど……
悶々とそんな考え事をしながら、私は今日も屋敷の掃除に勤しんでいる。そばにはシュシュと、あの時の赤ちゃん精霊がふわふわと漂っていた。
あの日私に懐いてくれた精霊の赤ちゃんは、シュシュが面倒を見ているようだった。時々、シュシュがこうして屋敷にまで連れてきてくれる。小さくてあどけなくて、とっても可愛い。
「ふふ……親子みたいだわ」
彼等の姿に癒されていたその時、廊下の向こうで足音がした。
振り向いてみるとそこにはミルフィが立っていて、青い顔でこちらを見ている。
「もしかして、そこに精霊がいるの……?」
「えっ? ええ。可愛いわよ。ふわふわしていて――」
「いやっ……化け物!! どこかにやってよ!」
私のそばに精霊がいるとわかった途端、ミルフィは距離をとって取り乱した。
(化け物……? こんなに可愛らしいのに?)
ミルフィは見えていないはずの精霊を前に、なぜかガタガタと震えだしてしまった。顔は青ざめ、耳は塞いで。怖くてこちらを見たくないのか、目を逸らしている。
彼女は森に行ってから少しおかしい。毎日のように遊び歩くのが好きだったのに、最近は部屋に塞ぎ込むようになり、あまり外へ出たがらない。私がこうして精霊と話していれば、おばけを見るような怖がり方をして逃げていってしまう。
「……あんたも、あの男から離れたほうがいいわよ。あいつは悪魔よ」
「悪魔?」
「そうよ、あいつは精霊を従えた悪魔よ。あんなの、人間のできることじゃ無いわ。悪魔じゃなかったら化け物よ!」
「な、なに失礼なことを……」
「私は忠告したわよ! あんたがどうなっても知らないからね!」
ミルフィは異常なまでにルディエル様を怖がり、再び廊下の奥へ消えていってしまった。
(ルディエル様が、あ……悪魔――?)
あの日、ミルフィはアレンフォード家から出てきたけれど……森で彼女に何があったというのだろうか。
「そうか、あの女がそんなことを……」
今日はルディエル様と一緒に森の中を歩いている。
精霊守は森を巡回し、異変がないか、精霊達に困り事が無いか……様々なことを見て回る。
「一緒に行かないか」と誘われたので、私は喜んでご一緒させていただくことにした。ルディエル様と森を歩くと、精霊達がたくさん寄ってきてくれて楽しいのだ。
それに、ルディエル様はいつも素敵な場所に案内して下さる。森の中にある小さな滝や、穴場と言われる湖の釣り場など……巡回するたびに新しい発見があって、日々に疲れた心が晴れていく。
今日は私の大好きな白い花が咲くという、花畑まで連れていって下さるらしい。ついでに花を摘んで、アレンフォード家に飾ろうと素敵な提案までして下さったのだった。
花畑まで歩く傍ら、私はミルフィについて話を切り出した。ルディエル様達を怖がっている、だなんて私から切り出すのは失礼かとも思うけれど……ルディエル様なら、きっと真剣に耳を傾けてくれる気がして。
「ミルフィは、まるで人が変わったように大人しくなりました。異常なほど精霊のことを怖がっていて……」
「ネネリアは、あの女の事も心配?」
「え?」
「心配する必要なんて無いのに」
ルディエル様からは、意外なほど冷たい言葉が帰ってきた。
私に向ける眼差しはいつも通り優しいのに、まるでミルフィのことなんてどうでもいいかのような返事で。
「心配といいますか、気になってしまって。こんなに可愛らしい精霊を怖がるなんて、あの日ミルフィに何があったのかなって気がかりで……」
「俺も精霊も、当たり前のことをしただけだよ。ネネリアを傷付けるやつが許せなかっただけ。おかしいかな」
(当たり前のこと……?)
私は、どう答えていいのか分からなかった。
幼なじみである私のことで、それだけ怒ってくれるなんて……嬉しく思うべきなのだろうか。
でも、ミルフィが見せた異常なまでの恐怖を思うと、私は素直に喜べなかった。
ルディエル様は私と話しながらも、すれ違う精霊達に耳を傾ける。
自分も、自分も、とルディエル様に集まる精霊達。次第に、前にもうしろにも精霊達が列をなし、あたり一面精霊の姿で埋め尽くされた。
精霊達の輪の中心で、彼等と談笑するルディエル様。
その姿はまるで天から使いが降り立ったかのような神々しささえ感じられる。なのに、私の脳裏にはミルフィの言葉がしつこくこびりついていた。
『あいつは精霊を従えた悪魔よ。あんなの、人間のできることじゃ無いわ。悪魔じゃなかったら化け物よ!』
(精霊を従えた……)
あの言葉と、目の前の光景が重なってしまって。
そんなはずないのは分かっている。なのに、なんだか胸がザワザワと落ち着かない。
そんな私を察してか、ふいにルディエル様と目が合った。
その眼差しは美しく、それでいてどこか意味深で――思わず、ビクリと身体がはねた。
「ネネリアは俺が怖い?」
「え……?」
「ミルフィとかいう女が、あんなことを言ったから」
怖い……のだろうか。この、優しいルディエル様が?
私は、幼い頃からルディエル様を知っている。
私の知る彼は優しく、清らかで、少し恥ずかしがり屋で……森を愛する素晴らしい人だ。
なのにミルフィの前では違った一面を見せた。
私は……ルディエル様に知らない一面があったことで、戸惑ってしまっているだけなのかもしれない。
「怖い……わけではないのです。ルディエル様は、ずっとお優しいですから」
「俺が優しいのは、ネネリアだからだよ。誰にでも優しいわけじゃない」
「私だから……?」
「俺も精霊達も、君のことが大切なんだ。ネネリアのためなら、あの女が言うように悪魔にだってなれるかもしれない」
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