崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十六・五話 VSラグナロク・妖炎

手紙

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「はいはい分かりましたって。ほら、行きましょう!」
 特に興味を持たないナガレ。
「みんなも一緒に来るかい?」
「オラは大丈夫ッス。ですがもし良ければ、手紙を出しといて欲しいッス」
 そう言って分厚い封筒を手渡すベネット。
「ルーキーズロッドのエネルギーがなくなっちゃいそうなんだ。ネルネル・ソシエテ(武器開発カンパニー)の、加工された回復魔法石があれば……えーと、待ってねー……はいっ! 交換しといてほしいなー!」
 ポケットから、くすんだ色の緑の魔法石を取り出すシャット。
「ニャアは……じゃあ、矢を補充しなきゃいけないし、注文でつけといてほしいにゃ。このお金で買えるだけ買っといて欲しいのにゃあ」
 そう言って財布を取り出し、ナガレへそこそこの札束を手渡すミケ。
「じゃあ私はとりあえず夜のオモチャを」
「それは自分で買ってこいっ」
 そう言い残して、ナガレはスタスタと外に行ってしまった。レンも急いで後を追う。
「なーにやってんッスかニンフォ。本当は何買って欲しかったんッスか?」
「……マンゲツをチューンアップしてほしかったから、加工屋か何かないか見てきてって言おうとしたのよ。もーっ! 冗談通じないんだからぁ」
「……日頃の行いだな。自業自得だ」
 ジョーにまで冷たくあしらわれ「がーん!」とショックを受けるニンフォ。
 ……と、ここで彼らに近づいてくる人がいた。シャツにベスト姿の従業員さんと、赤い帽子と制服のメッセンジャーだ。
「……はい。こちらがエフォーツ様です。お客様、失礼致します」
「え、なにー? アタイらにお手紙ー?」
「メイトリクスやアリッサさんたちの返事が来たのかにゃあ?」
 ミケたちが見る前でメッセンジャーボーイは、肩に下げた鞄から手紙を取り出す。
「どうも。こちらナガレ・ウエストさん宛てのお手紙です」


~☆~☆~☆~☆~☆~


 と言うわけで、ナガレとレンは結構な大荷物でマリーオウへ繰り出した。色々と買い物をするのも踏まえて、大きめのリュックを背負っている。

 午後のマリーオウも風が強い。しかし道ゆく人は服を煽られながらのんびり生活している。
「コナキ地方で突風ってのも多いですから。常にブリザードの危険もありますし、こういう日だな~くらいにしか思いませんよ」
「そうなのか……コナキ地方についてはさっぱりじゃ」
 そんなことを話しながら、防護壁の一つを曲がった瞬間……。

 バサァッ!
「どわがげごごっ⁉︎」「……ナガレ、何か手紙を預かっている」
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