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第四話 ジョーの過去?
対決! マッドゴーレム
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突然違和感を感じて、ナガレは周囲を確認する。近づいてよく見れば、何かがおかしい……具体的に言うと、土玉の数が多い。そこらじゅうにおんなじ形の土玉がある……。
「ひーふーみー……うわ、十個もあるぞ。自分の偽物を作ったのかな? 賢いヤツだな~」
マッドゴーレムはそこまで頭が良くないはずだが、それでも例外はいるものだ。そう勝手に納得したナガレ。流石にこれが全部本物の訳がないだろう。
ジャキン! とマルチスタッフを展開し構え、慎重に歩みを進める。近づくといきなり動き出すのがマッドゴーレムなので、警戒しないといけない。
ナガレが一際大きな岩の近くまでやってくると……。
ザザザザザッ!
「来たかっ!」
ちょうど数メートル向こうにあった土玉が、いきなりもぞもぞと動き出した。素早く構えるナガレの前で、土玉からいきなり二本の手と足が生える!
ビチャビチャビチャ!
泥を周囲に撒き散らしながら問題の相手、マッドゴーレムが立ち上がる。泥まみれになった、頭の無い人間のような姿をとった。
「………………!」
言葉は喋れないようだが、太い両腕を振り上げナガレを威嚇する。向こうはやる気だ!
「上等上等、すぐに終わらせてやる! お前の情報は頭に入ってるんだっ」
ナガレもまたマルチスタッフを舞うように振り回して気力を高める。追いかけっこの後でレンとアルクルに、前もって相手の情報を教えてもらっていたのだ。
マッドゴーレムは基本的には泥の塊なので、物理攻撃は体を突き抜けてしまう。しかし泥をある程度跳ね飛ばすと、体を維持できなくなってしまい、ただの泥に戻ってしまうのだ。すると野球ボールくらいの石ころである、魔力の詰まったゴーレムの核が飛び出してくる。これを奪えばマッドゴーレムは再生できなくなり勝利だ。……ちなみにその核は魔法系武器の素材になるため、そこそこの値段で売れる。今回のクエストでは核を一つ持ち替えれば完了だ。
「悪いが核を頂いていくぜ! かかってこい!」
「……………………!」
ナガレの挑発を感じ取ったのか、マッドゴーレムはのろのろとこちらへ歩み寄ってきた。そして泥を固めたパンチを繰り出す!
ブンッ……キィン!
「でぇい!」
しかしそんな遅いパンチ、ナガレでも余裕で弾き返せた。素早く振ったマルチスタッフは、マッドゴーレムの腕を切断する。腕は泥の塊に戻ってしまい、べちょっと地面に落ちた。
「…………?」
マッドゴーレムは切られた自分の腕を呑気に見つめている(みたいだ)。その隙にナガレはさらに長棒を振り回す!
「せぇりゃあっ!」
ブンブンブンッ……べちょっ!
横薙ぎに振り回したマルチスタッフが、マッドゴーレムの胴体に叩きつけられた。胸あたりが抉れ飛び散り、ただの泥に戻ってしまう。
「よ、弱い! これじゃ楽勝かな……」
「……!」
そう思った刹那、マッドゴーレムがいきなり腕をブンっと振った。すると泥団子のような物体が発射され、ナガレの胸あたりに激突!
ベシャッ!
「ぐえぇっ⁉︎」
意外と強い衝撃に、ナガレは怯んで尻餅をついた。物体の正体は、カチカチに固まった泥の塊! マッドゴーレムは核近くにある泥を固め、パンチや飛び道具として活用するのだ。それに泥の塊と言っても、時々大きめの尖った石が体に入っていることがあり、それをぶつけられたら大ダメージをくらってしまう……やはり油断はできない。
「うへぇっ、おニューの鎧がドロドロだ……って、そんな事を気にして勝てる相手じゃ無いってことか」
すぐに起き上がって追撃に備えるナガレ。しかしマッドゴーレムは自分の攻撃が当たったのか分からず、ぼけっと突っ立っているだけだ。
「こりゃチャンスだ! やってやるぞ!」
素早くナガレが飛び出して、マルチスタッフの激しい乱打をくらわせる!
「せりゃせりゃせりゃ!」
バキドカボコバシドスッ!
マッドゴーレムは防御も回避もせずナガレの攻撃を受け続けるのみ。重い泥の体では、素早い動きができないのだ。しかし怒涛の攻撃もまた、特訓を重ねたナガレだからこそ疲れずに出せるものである。
「コレでトドメだーっ!」
バシィッ!
トドメに胴体を思いっきりブッ叩かれ、ついにマッドゴーレムは崩れ落ちた。身体が崩れ落ち、ただの泥塊になってしまう。……その中にほんのり光る、真ん丸な白い石があった。勝手にコロコロ転がって必死に逃げようとしている……が、ナガレにすぐ拾い上げられてしまった。近くに大量の泥が無ければ、マッドゴーレムは活動できない。核もそのうち力の根源である魔力を失ってしまう。……つまり、ナガレの勝利だ。
「ひーふーみー……うわ、十個もあるぞ。自分の偽物を作ったのかな? 賢いヤツだな~」
マッドゴーレムはそこまで頭が良くないはずだが、それでも例外はいるものだ。そう勝手に納得したナガレ。流石にこれが全部本物の訳がないだろう。
ジャキン! とマルチスタッフを展開し構え、慎重に歩みを進める。近づくといきなり動き出すのがマッドゴーレムなので、警戒しないといけない。
ナガレが一際大きな岩の近くまでやってくると……。
ザザザザザッ!
「来たかっ!」
ちょうど数メートル向こうにあった土玉が、いきなりもぞもぞと動き出した。素早く構えるナガレの前で、土玉からいきなり二本の手と足が生える!
ビチャビチャビチャ!
泥を周囲に撒き散らしながら問題の相手、マッドゴーレムが立ち上がる。泥まみれになった、頭の無い人間のような姿をとった。
「………………!」
言葉は喋れないようだが、太い両腕を振り上げナガレを威嚇する。向こうはやる気だ!
「上等上等、すぐに終わらせてやる! お前の情報は頭に入ってるんだっ」
ナガレもまたマルチスタッフを舞うように振り回して気力を高める。追いかけっこの後でレンとアルクルに、前もって相手の情報を教えてもらっていたのだ。
マッドゴーレムは基本的には泥の塊なので、物理攻撃は体を突き抜けてしまう。しかし泥をある程度跳ね飛ばすと、体を維持できなくなってしまい、ただの泥に戻ってしまうのだ。すると野球ボールくらいの石ころである、魔力の詰まったゴーレムの核が飛び出してくる。これを奪えばマッドゴーレムは再生できなくなり勝利だ。……ちなみにその核は魔法系武器の素材になるため、そこそこの値段で売れる。今回のクエストでは核を一つ持ち替えれば完了だ。
「悪いが核を頂いていくぜ! かかってこい!」
「……………………!」
ナガレの挑発を感じ取ったのか、マッドゴーレムはのろのろとこちらへ歩み寄ってきた。そして泥を固めたパンチを繰り出す!
ブンッ……キィン!
「でぇい!」
しかしそんな遅いパンチ、ナガレでも余裕で弾き返せた。素早く振ったマルチスタッフは、マッドゴーレムの腕を切断する。腕は泥の塊に戻ってしまい、べちょっと地面に落ちた。
「…………?」
マッドゴーレムは切られた自分の腕を呑気に見つめている(みたいだ)。その隙にナガレはさらに長棒を振り回す!
「せぇりゃあっ!」
ブンブンブンッ……べちょっ!
横薙ぎに振り回したマルチスタッフが、マッドゴーレムの胴体に叩きつけられた。胸あたりが抉れ飛び散り、ただの泥に戻ってしまう。
「よ、弱い! これじゃ楽勝かな……」
「……!」
そう思った刹那、マッドゴーレムがいきなり腕をブンっと振った。すると泥団子のような物体が発射され、ナガレの胸あたりに激突!
ベシャッ!
「ぐえぇっ⁉︎」
意外と強い衝撃に、ナガレは怯んで尻餅をついた。物体の正体は、カチカチに固まった泥の塊! マッドゴーレムは核近くにある泥を固め、パンチや飛び道具として活用するのだ。それに泥の塊と言っても、時々大きめの尖った石が体に入っていることがあり、それをぶつけられたら大ダメージをくらってしまう……やはり油断はできない。
「うへぇっ、おニューの鎧がドロドロだ……って、そんな事を気にして勝てる相手じゃ無いってことか」
すぐに起き上がって追撃に備えるナガレ。しかしマッドゴーレムは自分の攻撃が当たったのか分からず、ぼけっと突っ立っているだけだ。
「こりゃチャンスだ! やってやるぞ!」
素早くナガレが飛び出して、マルチスタッフの激しい乱打をくらわせる!
「せりゃせりゃせりゃ!」
バキドカボコバシドスッ!
マッドゴーレムは防御も回避もせずナガレの攻撃を受け続けるのみ。重い泥の体では、素早い動きができないのだ。しかし怒涛の攻撃もまた、特訓を重ねたナガレだからこそ疲れずに出せるものである。
「コレでトドメだーっ!」
バシィッ!
トドメに胴体を思いっきりブッ叩かれ、ついにマッドゴーレムは崩れ落ちた。身体が崩れ落ち、ただの泥塊になってしまう。……その中にほんのり光る、真ん丸な白い石があった。勝手にコロコロ転がって必死に逃げようとしている……が、ナガレにすぐ拾い上げられてしまった。近くに大量の泥が無ければ、マッドゴーレムは活動できない。核もそのうち力の根源である魔力を失ってしまう。……つまり、ナガレの勝利だ。
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