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第六話 解散のギルド⁉︎
解散の知らせ
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「な……!」
「えぇぇーーーーっ⁉︎⁉︎⁉︎」
硬直したナガレの代わりに叫んだのは、ルックとアリッサだ。いきなり解散とはどういうことか⁉︎
「まあ、急に言われてもいろいろと準備があるだろう。期限は来年の四月までだ。それまでに済ますんだな」
「なんでだよ! このギルドがなんか悪いこたでもしたってのかぁ⁉︎」
「……ああ、そうだな。何もしてねえよ。良いことも悪いこともな」
ルックが食ってかかっても、マッシバーはどこ吹く風。鼻で笑って受け流した。
「だからこそ問題なんだよ。このギルドにゃ大した仕事も無え、稼ぎも無え、人員も無えと来たもんだ。仕事が無えのはまだ仕方ないが、あとの二つ……『人員不足』『資金不足』は流石に無視出来ねえわな?」
「な、なんだとてめえ……」
「それに理由はもう一つある」
マッシバーはナガレをチラッと見た。……まだ硬直しっぱなしだ。
「この変にゃあ、最近妙な異変が起きてるらしいじゃねーか。それが何なのか分かってねえとは、不気味だと思うよな? ギルド本部は重要調査拠点をタイガスギルド本部に置くことにした。……つまり、もうこのギルドに利用価値は無え。心配すんな、この町に危険が及べば、すーぐタイガスから援軍が飛んでくるからよ」
そう言ってマッシバーは、意地の悪そうな笑みを浮かべた。
「こんなザコに守られるくれえなら、もっと強え冒険者が来た方が良いだろう? なぁ町民さんよ。もう心配するこたあねえ。……ま、さっきの問題点を全部解決できるってんなら、解散はやめるかもだがな」
「……っ!」
その一言に本気でカチンと来たルック。マッシバーと距離を詰めようとした……が、突然彼の前に飛び出す影が一つ。
「ちょっと待ちなさいよ、この畜生ドラゴン!」
「……えぇ! ね、ねーちゃん⁉︎」
なんとそれはアリッサだ! 自分よりずっと背が高く強そうなマッシバーにつかつか歩み寄り、超至近距離でメンチを切った!
「あんたザコザコうるさいのよ! 本人がすぐ近くにいるってのに……確かにナガレ君はザコでへなちょこでクソ弱いザコのざ~こざこざこ・ざこ冒険者だけどね!」
「えぇ……?」
てっきりバシッと言ってくれると思ったのに、こっちまで煽り出したぞ……呆れるルックを尻目に、アリッサは人差し指をマッシバーに突きつける。
「あんたにナガレ君の何が分かるっちゅーの! ナガレ君の強さも知らないくせによく言うよ! 普通の人なら諦めてるような逆境でも、全く諦めずに立ち向かってるのに! ぽっと出のあんたがナガレ君を語ってるんじゃないっ!」
「あ……?」
マッシバーの目つきが厳しくなった。だがヒートアップしたアリッサは止まらない……。
「あんたの態度見てバッチシ確信した! あんたなんか、ナガレ君の足元にも及ばないよっ! Zランクだか知らないけど、心の強さはEランクって訳じゃない!」
「お、おいねーちゃん……!」
「ナガレ君は弱いけど努力している人を、絶対にあざ笑ったりしない! あんたと違ってね! ただ強いだけのあんたが、なんの希望を持たせるっていうの!」
「……」
「確かに救われた人は感謝するでしょうね。でも、逆境の中から這いあがろうと必死に頑張ってるナガレ君の方が、バケモノ倒してるアンタより何百倍もカッコいいんだからっ!」
「……うるせえぞ、このアマ……!」
「ふん、ガンつけたって怖くないんだから!」
「……チッ!」
マッシバーが突然右手を挙げた。アリッサの頬目掛けて、なんと握りしめた拳を放つ……!
「……!」
「ねーちゃん危ないっ!」
ルックが飛び出そうとしたが、それよりも早く動いたのは……ナガレだ!
「やめろっ!」
「な……!」
バキィッ!
「うがっ……!」
ドガァン!
「げぇっ⁉︎」
「な、ナガレ君!」
アルクルとレンが小さな悲鳴を上げた。ナガレは間に割り込んで、腕で防御しようとしたが……たった一発のパンチで、思いっきり吹き飛ばされたのだ! そのまま壁に激突し、大きなヒビを入れてしまう。
(ぐ……なんてパワーだ! 一瞬意識が飛んだ!)
ドサァッ……。
「きゃっ! ……えっ、な、ナガレ君ーッ!」
アリッサはナガレに突き飛ばされ、尻餅をついただけだった。しかし惨状を見るや否や飛び起き、ズルズルと倒れたナガレに駆け寄る。
「な、ナガレ君! し、しっかりしてよ!」
「……ケッ、無様だなCランク」
マッシバーはゴミを見るような目で、なんとか体を起こしたナガレを睨みつけた。
「たった一発でそのザマか。オレが本気を出してりゃお前は死んでいたぞ」
「ぐ……!」
体中が痛いし、口の中で血の味がする。たった一撃でここまで痛めつけられるとは……!
(つ、強い……!)
「えぇぇーーーーっ⁉︎⁉︎⁉︎」
硬直したナガレの代わりに叫んだのは、ルックとアリッサだ。いきなり解散とはどういうことか⁉︎
「まあ、急に言われてもいろいろと準備があるだろう。期限は来年の四月までだ。それまでに済ますんだな」
「なんでだよ! このギルドがなんか悪いこたでもしたってのかぁ⁉︎」
「……ああ、そうだな。何もしてねえよ。良いことも悪いこともな」
ルックが食ってかかっても、マッシバーはどこ吹く風。鼻で笑って受け流した。
「だからこそ問題なんだよ。このギルドにゃ大した仕事も無え、稼ぎも無え、人員も無えと来たもんだ。仕事が無えのはまだ仕方ないが、あとの二つ……『人員不足』『資金不足』は流石に無視出来ねえわな?」
「な、なんだとてめえ……」
「それに理由はもう一つある」
マッシバーはナガレをチラッと見た。……まだ硬直しっぱなしだ。
「この変にゃあ、最近妙な異変が起きてるらしいじゃねーか。それが何なのか分かってねえとは、不気味だと思うよな? ギルド本部は重要調査拠点をタイガスギルド本部に置くことにした。……つまり、もうこのギルドに利用価値は無え。心配すんな、この町に危険が及べば、すーぐタイガスから援軍が飛んでくるからよ」
そう言ってマッシバーは、意地の悪そうな笑みを浮かべた。
「こんなザコに守られるくれえなら、もっと強え冒険者が来た方が良いだろう? なぁ町民さんよ。もう心配するこたあねえ。……ま、さっきの問題点を全部解決できるってんなら、解散はやめるかもだがな」
「……っ!」
その一言に本気でカチンと来たルック。マッシバーと距離を詰めようとした……が、突然彼の前に飛び出す影が一つ。
「ちょっと待ちなさいよ、この畜生ドラゴン!」
「……えぇ! ね、ねーちゃん⁉︎」
なんとそれはアリッサだ! 自分よりずっと背が高く強そうなマッシバーにつかつか歩み寄り、超至近距離でメンチを切った!
「あんたザコザコうるさいのよ! 本人がすぐ近くにいるってのに……確かにナガレ君はザコでへなちょこでクソ弱いザコのざ~こざこざこ・ざこ冒険者だけどね!」
「えぇ……?」
てっきりバシッと言ってくれると思ったのに、こっちまで煽り出したぞ……呆れるルックを尻目に、アリッサは人差し指をマッシバーに突きつける。
「あんたにナガレ君の何が分かるっちゅーの! ナガレ君の強さも知らないくせによく言うよ! 普通の人なら諦めてるような逆境でも、全く諦めずに立ち向かってるのに! ぽっと出のあんたがナガレ君を語ってるんじゃないっ!」
「あ……?」
マッシバーの目つきが厳しくなった。だがヒートアップしたアリッサは止まらない……。
「あんたの態度見てバッチシ確信した! あんたなんか、ナガレ君の足元にも及ばないよっ! Zランクだか知らないけど、心の強さはEランクって訳じゃない!」
「お、おいねーちゃん……!」
「ナガレ君は弱いけど努力している人を、絶対にあざ笑ったりしない! あんたと違ってね! ただ強いだけのあんたが、なんの希望を持たせるっていうの!」
「……」
「確かに救われた人は感謝するでしょうね。でも、逆境の中から這いあがろうと必死に頑張ってるナガレ君の方が、バケモノ倒してるアンタより何百倍もカッコいいんだからっ!」
「……うるせえぞ、このアマ……!」
「ふん、ガンつけたって怖くないんだから!」
「……チッ!」
マッシバーが突然右手を挙げた。アリッサの頬目掛けて、なんと握りしめた拳を放つ……!
「……!」
「ねーちゃん危ないっ!」
ルックが飛び出そうとしたが、それよりも早く動いたのは……ナガレだ!
「やめろっ!」
「な……!」
バキィッ!
「うがっ……!」
ドガァン!
「げぇっ⁉︎」
「な、ナガレ君!」
アルクルとレンが小さな悲鳴を上げた。ナガレは間に割り込んで、腕で防御しようとしたが……たった一発のパンチで、思いっきり吹き飛ばされたのだ! そのまま壁に激突し、大きなヒビを入れてしまう。
(ぐ……なんてパワーだ! 一瞬意識が飛んだ!)
ドサァッ……。
「きゃっ! ……えっ、な、ナガレ君ーッ!」
アリッサはナガレに突き飛ばされ、尻餅をついただけだった。しかし惨状を見るや否や飛び起き、ズルズルと倒れたナガレに駆け寄る。
「な、ナガレ君! し、しっかりしてよ!」
「……ケッ、無様だなCランク」
マッシバーはゴミを見るような目で、なんとか体を起こしたナガレを睨みつけた。
「たった一発でそのザマか。オレが本気を出してりゃお前は死んでいたぞ」
「ぐ……!」
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(つ、強い……!)
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