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第十三話 スライムパニック
ニシーノ宮跡地の探索
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そう言ってフローレンスは首を傾げる。
「どうしてそんなこと聞くんですか?」
「いやー、それじゃあフローレンスのモーニングスターはどうなのかなって。結構攻撃力高いよね、フローレンスって」
ナガレの言葉に、答えたのはベアンだった。
「確かにデカちゃん、攻撃高かったよな。確かC+とかじゃなかったっけ。まぁあーしは攻撃Aだけどなー!」
「聞いてないですよ……あとそんなに高くないです、C-くらいですよ。その代わり体力はB+ありますけど」
(なるへそ……そりゃ、そんなマッチョなワケだ)
うるわしの乙女には決してこんなこと口では言えない。だが、ナガレだって防御のステータスがBあることは自慢げである。
ナガレの体は痩せ型に見えるが、実は結構タフな男なのだ。それも石猿流で防御ワザを磨いた努力の賜物だろう。……それ以外のステータスはまだまだであるが。
……と、さっきから周囲を探索していると、フローレンスが異変に気づいた。
「……あれ? レガーナさん。なんか今日、やけにスライムが少なくないですか?」
「ん……確かに少ないな。……っていうか、全然いないぞ?」
一昨日フローレンスと来た時は、あっちにスライムこっちにスライムとまさに入れ食い状態だった。しかし今は、スライム一匹姿を見せない。ただただ侘び寂びを感じる滅びた宮殿の跡を探索しているだけだ。
「なんだ、そんなに少ないんけ? あーしよく知らねぇから分かんないけど。これでエレメントスライムもいませんでした~なんて事だったら無駄足だな」
「そないな事なったら、みんなで真っ昼間から飲み行きましょ~や。もろちんパイセンの奢りで!」
「おお、それは素晴らしいアイデアッス!」
「お前らなぁ……今月の始めくらいに奢ってやったろ」
「もう三週間も前やないですかぁ~。ほら、レガーナちゃんもおるんやし気前ようして~や~」
猫撫で声を出すジーカを、ベアンはキッと睨みつける。
「あーしだって金が無限にある訳じゃねーんだ。……それにレガーナちゃん、無茶苦茶お酒強いじゃん。酔い潰してお持ち帰りするあーしの計画が……」
(……こんの頭百合女が、大した根性やでホンマに)
「……ま、なんもいなかったらな」
(行ってくれるんッスね。チョロい先輩ッス。ありがたくご馳走になるッス)
後輩二人のなかなかゲスい考えに気づかず「なぁレガーナちゃ~ん♡」とにへにへした笑顔でアピールしにいくベアン。
そんなことを話しているうちに、どんどん最新部へと進んでいく。
「どうしてそんなこと聞くんですか?」
「いやー、それじゃあフローレンスのモーニングスターはどうなのかなって。結構攻撃力高いよね、フローレンスって」
ナガレの言葉に、答えたのはベアンだった。
「確かにデカちゃん、攻撃高かったよな。確かC+とかじゃなかったっけ。まぁあーしは攻撃Aだけどなー!」
「聞いてないですよ……あとそんなに高くないです、C-くらいですよ。その代わり体力はB+ありますけど」
(なるへそ……そりゃ、そんなマッチョなワケだ)
うるわしの乙女には決してこんなこと口では言えない。だが、ナガレだって防御のステータスがBあることは自慢げである。
ナガレの体は痩せ型に見えるが、実は結構タフな男なのだ。それも石猿流で防御ワザを磨いた努力の賜物だろう。……それ以外のステータスはまだまだであるが。
……と、さっきから周囲を探索していると、フローレンスが異変に気づいた。
「……あれ? レガーナさん。なんか今日、やけにスライムが少なくないですか?」
「ん……確かに少ないな。……っていうか、全然いないぞ?」
一昨日フローレンスと来た時は、あっちにスライムこっちにスライムとまさに入れ食い状態だった。しかし今は、スライム一匹姿を見せない。ただただ侘び寂びを感じる滅びた宮殿の跡を探索しているだけだ。
「なんだ、そんなに少ないんけ? あーしよく知らねぇから分かんないけど。これでエレメントスライムもいませんでした~なんて事だったら無駄足だな」
「そないな事なったら、みんなで真っ昼間から飲み行きましょ~や。もろちんパイセンの奢りで!」
「おお、それは素晴らしいアイデアッス!」
「お前らなぁ……今月の始めくらいに奢ってやったろ」
「もう三週間も前やないですかぁ~。ほら、レガーナちゃんもおるんやし気前ようして~や~」
猫撫で声を出すジーカを、ベアンはキッと睨みつける。
「あーしだって金が無限にある訳じゃねーんだ。……それにレガーナちゃん、無茶苦茶お酒強いじゃん。酔い潰してお持ち帰りするあーしの計画が……」
(……こんの頭百合女が、大した根性やでホンマに)
「……ま、なんもいなかったらな」
(行ってくれるんッスね。チョロい先輩ッス。ありがたくご馳走になるッス)
後輩二人のなかなかゲスい考えに気づかず「なぁレガーナちゃ~ん♡」とにへにへした笑顔でアピールしにいくベアン。
そんなことを話しているうちに、どんどん最新部へと進んでいく。
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