崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第十六話 進化の道

レッツパーティ

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「……? 言いたくなかったんですね。なら無理には聞きません」
 思いっきり感情が顔に出ていたが、一応フローレンスは納得してくれた。
「ははは……それより、その飲み会はオレも行きたい! 他に誰か来るの?」
「やった、決まりですね! 今のところはタネツさんとヒズマさん、そして私たち四人ですね。他に呼びたい人とかいます?」
「へーそっか、誰呼んでもいいの?」
「はい! ナガレさんの友達なら、きっと気にしないと思いますよ」
「分かった! それじゃーね!」
 そう言って、すぐさまナガレは踵を返して歩き出した。気が早いものである。

「あらら、行っちゃいました……」
「助かった、ミス・イフシノー。ミスター・ウエストは常人離れしたタフネスを持っている。体さえ安静にしとけば傷は治る。絶対に激しい運動をさせてはいけないんだ」
(お酒は大丈夫なのに運動はダメなんですねぇ……チグハグです……)
 フローレンスはそんなことを考えたところで、ふとマディソンを見た。渋いおっちゃんはいつも通り独特のカッコよさを……いやそうじゃなくって。
「良かったらマディソンさんも来ます? 冒険者としてはちょくちょくお世話になるでしょうし」
「いや、私は遠慮しておくよ。年末年始は食べ過ぎや飲み過ぎで体調を崩す人が多いんだ。対処は簡単なんだけど、それでも病人を放っておくわけにも行かないからね」
 そう言ってマディソンも後ろを向いて歩き出した。
「それではご機嫌よう、ミス・イフシノー。体調を崩したらうちの病院に来てください」
「はい、ぜひお願いします……って、病院に行く機会なんて無い方がいいんですけどね」
 一人ツッコミを入れてる頃には、もういなくなっていた。

~☆~☆~☆~☆~☆~

 さて、大通りを歩くナガレ。すると曲がり角から出て来たタネツとばったり出会した。
「あ、タネツさん。ヒズマさんは一緒じゃないんですか?」
「お、ナガレ君! 元気になったのか! いやー良かった良かった。ヒズマの奴『今からビューチフルでキューティーなドレッスを買ってくるわ~!』とか言ってどっか行ったぞ。……いや、いつもヒズマと一緒にいるわけじゃ無いからな」
 厚手のジャケットに帽子を被ったタネツが、さりげなく訂正しながら肩にポンと手を置いて労ってくれた。
「いや、最近一緒にいる姿しか見てなくって……」
「あー、まぁそうだな。ヒズマの奴過保護だから、俺がターショと一緒にいるとどこからともなくついて来やがる。あのショタコンめ、ターショは俺の息子だ! だが、可愛い子には旅をさせろと言ったものだが、どうにも心配で俺もつい近くにいてほしいんでなぁ……」
(話がズレてる……親バカでいいなぁ)
「おっと、すまん。なんの話だったか?」
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