崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十一話 髑髏の龍と禁忌の龍

誤解

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「それじゃ、みんなを呼んでくる!」
 そういって外へ出て、隣の部屋をノックして回る。確か隣はタネツとケンガの部屋だったはずだ。
「二人ともいるかな? ……へへっ、ちょいと確かめてやろうっと」
 ちょっとしたイタズラ心で、ドアに耳をくっつけて中の様子を探ろうとしたナガレ。何やら話し声が聞こえてくる……。

「……ケンガ……いいじゃねえか……たくましいな……」
「フッ……タネツさんこそ……いいな……俺様よりも太く硬い……」 
「ッ⁉︎」
 湿っぽい声が中から聞こえて、思わずナガレは尻餅を着いた。顔から血の気が引いている。腰を抜かして立つことができない!
(ま、まさかタネツさんとケンガってもうそういう関係に……⁉︎ い、いや確かに悪いことじゃないんだけど……た、タネツさん元既婚者で息子もいるんだよ⁉︎)
 ドサドサッ……。
「ん? 誰か客でも来たか」
 すぐに足音が聞こえて、ガチャッ……と扉が開き、中からタネツが顔を出した。
 ……なぜかタンクトップのシャツにトランクスといった下着姿で。タネツはいわゆる『マッチョなデブ』であり、お腹は出ているがそれは筋肉の塊。日に焼けた浅黒い肌に、分厚い胸板やゴン太の腕が目立つマッスルボディだ。
「なんだナガレか。どうしたんだ? 俺様に何か用事でも……」
 そう言ってタネツの後ろから顔を出したケンガは、なんとパンツしか穿いていない半裸だし!
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!」
 パニックを起こしたナガレは凄まじい叫び声を上げた。ひとまずここから離れようと立ち上がるが、足がガクガクて動かない。再び尻餅を着いてしまう。
「な、ナガレ君⁉︎」
「ど、どうしたんだ! 俺様だぞ! しっかりしろ! お前には何が見えているんだ」
 びっくりした顔のタネツとケンガが近づいて来た。下着姿と半裸の姿のままで!
「ギョエァァァァ⁉︎ こ、来ないで! お願いだから!」
 尻餅を着いた姿勢で、プルプル震える右手を前に突き出すナガレ。なんとも情けない姿勢でいると、隣の扉がガチャッ! と開いた。
「ナガレ君~ッ⁉︎」
「ナガレっち大丈夫⁉︎」
 そこから出て来たのはヒズマとセンチア。ナガレの危機に、普段着のまま武器を持って飛び出してきたようだ。
「あ、ヒズマさん! センチア! こ、この二人がオレを……ってェ⁉︎」
「あっ」「あっ」
 ナガレは飛び出そうなほど目を見開き、緊迫した表情のヒズマとセンチアは急に硬直した。

 ヒズマはジーンズを穿いて、センチアはセーターを着ている。……その逆は、なんとなんと下着姿!
「あ、え~……ご、ごめんねこんなおばさんの……」
「……いやん」

「ギョエァァァァァァァァァッッッ⁉︎」
 コイツらもかよ! とナガレはさらに発狂! もはや正気を失って、怯えまくって縮こまる!
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