崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十三話 希望と絶望の復活

白状

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 そう言って、死体を地面に擦り付けるナガレ。だが内心では舌を巻いていた。

(……どうやら陛下は、オレを試しているみたいだな。でも……)
 それに、王としてもイビル教団の存在は確認しておきたいほどの、重要なことのようだ。イビル教団の脅威を再認識した……が、彼の口から詳細を言うのはどうしてもはばかられた。
 ナガレは小声で深呼吸して息を整える。そしてカイリス王を見上げた。
「はい、分かりました、お話しいたします。……最近我々が住むスラガン地方にて、本来の生息地から離れたモンスターや『紫色』に変色した個体などが登場するという異変が起こっておりました」
「ほう」
「その頃オレ……じゃなくて私たちのギルドは解散の危機であり、その異変の原因を求めて調査していたのです。ですが……その……」
 ナガレはチラリと後ろを振り向く。
(……)
 そこには気まずそうに顔を下げるサニーの姿があった。
 ナガレの口から、事実を告げることはできない。仲間が悲しいと感じるようなことは決してしない。仲間たちも突然の沈黙にビビってはいるが、口を開くものは決していない。
「……どうした? 何か言えない事情があるのか」
 カイリス王はすーっと目を細める。ジョーはそれを見ていてヤキモキしていた。
(ナガレ、早く言え……! サニーがイビル教団の裏切り者で、それを取り返しに行ったと。そうすれば処罰されるのはヤツだけだ! それにイビル教団復活を報告すれば、いくらでも融通を聞かせてもらえる。俺たちのギルドも復活する!)
 黙りこくっているサニーに、八つ当たり気味の怒りを覚えるジョー。
(もういい! ……俺が言う!)
 と立とうとするジョー……だが、その瞬間誰かがパッと立ち上がった。
(誰だ? ……ッ!)
 
「陛下、ここからは私が説明いたします!」
「え! サニー⁉︎」
 なんとそれは、他ならぬサニー・ワカセラ! 驚くジョーや「お、おいよせって!」とアタフタするナガレを無視して、カイリス王のそばに跪く。
「……よかろう。そこな森の民エルフよ、申してみよ」
「私はかつて、イビル教団に所属していました。ですがそれを裏切り、仲間たちに情報を売って、自身の定めを果たそうとしたのです」
「……なんだと! 良いように言いやがって……!」
「わぁ、やめろ~!」
 目をカッと見開いて、ダガーを抜こうとするジョー。だがその直後、驚いた冒険者たちがすっ飛んできて一斉に取り押さえられた。
 ドサドサドサッ!
「ぐわ! 離せ!」
「バカタレ! 殺されるぞお前!」
「武器抜いちゃダメって言われてるでしょ~!」
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