崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十五話 リベンジ! スカルクリーチャー

暴骨大地に伏す

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「ぐふっ……⁉︎」
 吹き飛ばされたのは、なんとナガレだった。錐揉み回転しながら吹き飛び、そのまま地面へ落下する。
「ぐっ、はぁっ、かはっ……⁉︎」
 激痛が体を突き抜けて、呼吸が荒くなる。息が苦しくて、何度も咳き込んだ。

 ……だが、追撃が来ることはない。痛みに喘ぎつつナガレが顔を上げると、スカルクリーチャーの姿がある。……時が止まったように静止していた。
「……コココッ、カココッ、コッ……」
 クラッキングの音が、どんどん頼りなく小さくなっていく。そして、模型を分解するように、角張った大顎がポロッと崩れ落ちた。
「コッ……コココ……コ……」
 スカルクリーチャーの体が自壊していく。骨が一本ずつ、体の芯から抜け落ちていった。最後に頭蓋骨がボロッと落ちて、そのままピクリとも動かなくなる。

 スカルクリーチャーの討伐、成功だ。


~☆~☆~☆~☆~☆~


「や……やったー!」
 ナガレは寝転んだままガッツポーズ。拳を高く突き上げる! 歓喜の声を上げていたが……。
「やったやったやったーー! やったぁ……あぁ……あ、あれ……?」
 ……が、どんどんその拳が下がっていく。ナガレも力を使い果たしていた。回復薬も飲んでいないのだから、噛みつきのダメージが響いている。
「だ、ダメだ……回復薬飲みたいのに、か、体が動かねえや……」
 腕も足も疲れ果てて動かない。スカルクリーチャーのパワーが強く、ナガレの高い防御ステータスでも大ダメージとなっていた。
「くっそ……ば、馬鹿力め……フフッ」
 痛みも苦しみもあるが、それ以上に勝利に酔いしれていた。自然と笑みが溢れ出す。
 ついに勝った。あのスカルクリーチャーに。もう何もできなかった、あの日のナガレではない。
「あぁ……良かった……オレ、やったんだな……! ははは……はははっ……!」
 そうしてひとしきり笑った後……。

「……さて、こ、これからどうしよう。腕がメチャクチャ痛いんだけど」
 はっきり言って、動かせないくらい痛い。おそらく骨が折れている。タフな冒険者のナガレもブッ飛ばすほどの攻撃だった、というわけだ。
「……あれ、もしかしてこれ、結構ヤバい……⁉︎」
 そう、今ここにいるのはナガレだった一人。こんなところを別のモンスターに襲われたら、抵抗もできずに食べられてしまう。だが、こんなところで助けてくれる人など通るわけがない。
「……~~ッ!」
 その事実に気づいてしまい、一気に顔面蒼白になるナガレ。顔だけ動かして周囲を見回しても、当然ながら誰もいない。
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