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第二十八話 正義の羽音
遠距離も近距離も回復も
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「なら、やっぱり回復魔法を覚えるしかないね。オレも回復の魔法はよく知らないし、魔法石が無かったら出来ないんだけど……。でも、最弱のやつでも使えたら、ケンガもイチャモンつけられなくなるんじゃないかな」
そう言われてしまったので、こうして練習しているのである。
そして、柵のそばでは別の特訓が行われていた。
「いくぞっヒズマ! はいやっ!」
ドォンッ!
ニヤリと笑ったケンガが、魔法級を蹴り飛ばす。無属性魔法を固めたボールだ。威力は低い分連発が効くという魔法だが……。
「かかってきなさいっ!」
なんと相手はヒズマ! ブロンズソードを振り回し、文字通りの魔球を跳ね返そうとするが……。
「ええいっ!」
スカッ!
「……あれっ?」
ドカバキボコズガドガッ!
「ほげぇぇぇ~~!」
……剣で防げず見事に全弾くらって、ヨロヨロと倒れ込んだ。
というより、剣では防げていたのだが、魔法攻撃故に通り抜けてしまったのだ。タダの剣では魔法を使った物理攻撃(サニーの魔剣など)はともかく、完全にガードするのは難しい。せいぜい威力を軽減することくらいである。ヒズマが撃ち返そうとしても、それは煙を切ろうとするようなものだ。
ナガレならほとんどガードして受け流しもできるだろうが、それは彼が受け流しを、つまり防御系の必殺技を習得しているから。ナガレは防御の感覚をすでに掴んでいるため、魔法もガードできる。ヒズマが防御するくらいなら、素早さのステータスも高いんだし、避けたほうが早い。
「いててて……いった~い……」
「やっぱりよせよヒズマさん。俺様、無属性魔法はそんなに得意じゃないぞ。それでも受け止められないなら、避けた方がいいだろ」
ケンガは彼にしては珍しく、心配そうな顔でヒズマに駆け寄った。だが彼女はキッと上を向き、顔についた土を拭って立ち上がる。
「何をっまだまだ~! 私だって守ってもらってばっかじゃ行けないのよ~! それに魔法もガードできるようになれば、生存力も上がるわ~!」
範囲の広い魔法でまとめて蹴散らされるようなことはあってはならない。その時に備え、せめて防御態勢を取り敵の必殺技に備えるような場では、ダメージをしっかり減らせるくらいにしておきたかった。ヒズマの体力系ステータスも伸び悩んでいる。
「……ナガレ君なら出来たのよ。私にだってできるわ~! さぁもう一度っ!」
「ヒズマさん……フン、良いだろう! 俺様もトコトン付き合ってやるさ。てりゃあーーっ!」
そう言われてしまったので、こうして練習しているのである。
そして、柵のそばでは別の特訓が行われていた。
「いくぞっヒズマ! はいやっ!」
ドォンッ!
ニヤリと笑ったケンガが、魔法級を蹴り飛ばす。無属性魔法を固めたボールだ。威力は低い分連発が効くという魔法だが……。
「かかってきなさいっ!」
なんと相手はヒズマ! ブロンズソードを振り回し、文字通りの魔球を跳ね返そうとするが……。
「ええいっ!」
スカッ!
「……あれっ?」
ドカバキボコズガドガッ!
「ほげぇぇぇ~~!」
……剣で防げず見事に全弾くらって、ヨロヨロと倒れ込んだ。
というより、剣では防げていたのだが、魔法攻撃故に通り抜けてしまったのだ。タダの剣では魔法を使った物理攻撃(サニーの魔剣など)はともかく、完全にガードするのは難しい。せいぜい威力を軽減することくらいである。ヒズマが撃ち返そうとしても、それは煙を切ろうとするようなものだ。
ナガレならほとんどガードして受け流しもできるだろうが、それは彼が受け流しを、つまり防御系の必殺技を習得しているから。ナガレは防御の感覚をすでに掴んでいるため、魔法もガードできる。ヒズマが防御するくらいなら、素早さのステータスも高いんだし、避けたほうが早い。
「いててて……いった~い……」
「やっぱりよせよヒズマさん。俺様、無属性魔法はそんなに得意じゃないぞ。それでも受け止められないなら、避けた方がいいだろ」
ケンガは彼にしては珍しく、心配そうな顔でヒズマに駆け寄った。だが彼女はキッと上を向き、顔についた土を拭って立ち上がる。
「何をっまだまだ~! 私だって守ってもらってばっかじゃ行けないのよ~! それに魔法もガードできるようになれば、生存力も上がるわ~!」
範囲の広い魔法でまとめて蹴散らされるようなことはあってはならない。その時に備え、せめて防御態勢を取り敵の必殺技に備えるような場では、ダメージをしっかり減らせるくらいにしておきたかった。ヒズマの体力系ステータスも伸び悩んでいる。
「……ナガレ君なら出来たのよ。私にだってできるわ~! さぁもう一度っ!」
「ヒズマさん……フン、良いだろう! 俺様もトコトン付き合ってやるさ。てりゃあーーっ!」
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