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第二十八・五話 VSラグナロク・蒼雷
バンドの謎?
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「……ふん、ここでナガレを痛めつけてみろ。お前は死ぬぞ」
「……ケッ、ならそいつはどうして出てこない。本当はそんな奴、いるんじゃねえだろうな」
マッシバーは自身ありげに笑う。自分に叶うものなどいるはずがない、そう考えているようだ。するとシエラがまたもマッシバーの方を見た。
「……でもマッシバー」
「なんだよ?」
「マッシバーこの前、正義の味方の存在を話してた。勝てるかどうかも分からない、強大な力がどうたらこうたらって。……名前、バントって言ってた」
「えっ?」
会話が聞こえて、顔を見合わせるナガレとジョー。
「……今ジョー・アックスが言ってたのと同じ名前」
「なっ……⁉︎」
あんな小声で言ってたのに、なんとシエラには聞かれていた!
「じ、ジョー! あいつ、耳もいいのか⁉︎」
「い、いや、そんなはずは……」
「……そんなことない。ただ、半年くらい前に新しい技を身につけたってだけ」
そう言うとシエラは、ナガレへすっと手を伸ばす。……その直後、ナガレとシエラを結んだ半透明の線が現れた!
「うわっ⁉︎」
「……電撃を使った糸電話。あなたの会話は聞いてた」
「……んだとぉ? バンドだぁ……?」
マッシバーは眉を顰める。そして急に黙り込んでしまった。腕を組んで、じっと考え込む。
「………………」
「どうしたの、マッシバー。あなたが口籠もるなんて珍しい」
「……まさか、あの正義の味方が……?」
しばらく独り言を呟いてから、首を横に振る。まるで自分に言い聞かせているようだ。
「……いや、あの人が生きてるはずがねえ。あの人は、とっくの昔に……島を滅ぼした後に自害したって話だ」
「なによマッシバー。自害ってどう言うこと」
「ケッ、お前の聞き間違いだ。……そんなことよりよぉ」
マッシバーはナガレとジョーをチラリと見て、それからシエラに視線を向ける。そしておもむろに懐のポケットに手を突っ込んで、何かを取り出した。とても小さくナガレたちからは見えないが、遠目ではキラキラ光る石ころだった。
マッシバーはそれをシエラに放り投げる。シエラは見事に片手でキャッチ。
「シエラ! それが何なのか、ナガレに教えてやれ」
「え、なになに?」
「……まさかそれは」
興味ありげなナガレ。一方ジョーは目を見開いた。
「……これ、腕輪」
「え? あ、確かに……」
シエラが突き出したのは、銀色の腕輪。丸いパールのような緑色の宝石が数珠になっている。
「なんだ、それ?」
ナガレがキョトンとしている間に、シエラはそれを腕にはめてみた。
「……ケッ、ならそいつはどうして出てこない。本当はそんな奴、いるんじゃねえだろうな」
マッシバーは自身ありげに笑う。自分に叶うものなどいるはずがない、そう考えているようだ。するとシエラがまたもマッシバーの方を見た。
「……でもマッシバー」
「なんだよ?」
「マッシバーこの前、正義の味方の存在を話してた。勝てるかどうかも分からない、強大な力がどうたらこうたらって。……名前、バントって言ってた」
「えっ?」
会話が聞こえて、顔を見合わせるナガレとジョー。
「……今ジョー・アックスが言ってたのと同じ名前」
「なっ……⁉︎」
あんな小声で言ってたのに、なんとシエラには聞かれていた!
「じ、ジョー! あいつ、耳もいいのか⁉︎」
「い、いや、そんなはずは……」
「……そんなことない。ただ、半年くらい前に新しい技を身につけたってだけ」
そう言うとシエラは、ナガレへすっと手を伸ばす。……その直後、ナガレとシエラを結んだ半透明の線が現れた!
「うわっ⁉︎」
「……電撃を使った糸電話。あなたの会話は聞いてた」
「……んだとぉ? バンドだぁ……?」
マッシバーは眉を顰める。そして急に黙り込んでしまった。腕を組んで、じっと考え込む。
「………………」
「どうしたの、マッシバー。あなたが口籠もるなんて珍しい」
「……まさか、あの正義の味方が……?」
しばらく独り言を呟いてから、首を横に振る。まるで自分に言い聞かせているようだ。
「……いや、あの人が生きてるはずがねえ。あの人は、とっくの昔に……島を滅ぼした後に自害したって話だ」
「なによマッシバー。自害ってどう言うこと」
「ケッ、お前の聞き間違いだ。……そんなことよりよぉ」
マッシバーはナガレとジョーをチラリと見て、それからシエラに視線を向ける。そしておもむろに懐のポケットに手を突っ込んで、何かを取り出した。とても小さくナガレたちからは見えないが、遠目ではキラキラ光る石ころだった。
マッシバーはそれをシエラに放り投げる。シエラは見事に片手でキャッチ。
「シエラ! それが何なのか、ナガレに教えてやれ」
「え、なになに?」
「……まさかそれは」
興味ありげなナガレ。一方ジョーは目を見開いた。
「……これ、腕輪」
「え? あ、確かに……」
シエラが突き出したのは、銀色の腕輪。丸いパールのような緑色の宝石が数珠になっている。
「なんだ、それ?」
ナガレがキョトンとしている間に、シエラはそれを腕にはめてみた。
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