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第二十九話 森林のハンター
散歩の一コマ
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やけに不安げな声だ。ナガレはすぐに頷いた。
「ああ、いいよ! ……でも愛の告白ならごめん。オレはサキミが……」
「ちげーし! ……ありがとね。和ませようとしてくれたんでしょ」
センチアが微笑むと、ナガレは口を尖らせてそっぽを向いた。
「なぁんだ、告白じゃないのかぁ。残念だなぁ~~」
すっとぼけたナガレに、センチアはクスリと笑う。そして少しだけ寄り添ってきた。
「……そんで、何さ。話って」
薄暗い森林を二人並んで歩く。もちろん二人とも油断せず武器を携え、周囲の警戒を怠らない。木の根を軽く飛び越えたところで、センチアはすっと言葉を切り出した。
「わたし、この話し方変かな?」
「はぇ?」
キョトンとしたナガレ。なんだかセンチアの言葉に違和感が……。
「いや、遠慮せずに言って良いよ。いつもの私とは違うよね。うん」
「……あ、ああ、変だなぁとは思ったよ。そのーなんというか……いつもよりおとなしく感じるな」
……そこまで言って、急にナガレは「あー!」と手を叩いた。
「いいじゃんいいじゃん! オレは止めやしないよ。頑張れ! キャラ変だってオレは気にしないから!」
「え?」
「センチアは何かがきっかけで、大人しめの性格ってアピールしたいんでしょ?」
「…………」
見事に少しだけズレている。唖然とするセンチアをよそに、ナガレは勝手に一人で話を進め出す。
「いやぁ、オレもそんなことあったなぁ。オレは七歳か八歳くらいのころ、周囲の大人に……というよりちょっと年上のにーちゃんねーちゃんに『優しくてお淑やかな性格が良い』って言われててさぁ。それがカッコいいって言われて……あ、今のが元の性格なんだけど、必死で変えようとしたんだ」
「へ、へぇ~。いやいやそうじゃなくって」
「そしたら十歳くらいの頃、町のお姉さんに服をプレゼントしてもらったんだ。早速開けてみたら、すっごい際どいビキニアーマーが入ってて……」
「そ、それでどうなったの?」
センチアまで脱線し始めた。
「その時スーとエメラおばさんがいたんだけど、それを見た瞬間すごい剣幕でそのお姉様方のところに向かって……すぐにそのビキニアーマーが没収された。そういえば、その日の夕食はとても豪華だったなぁ」
「…………そ、ソーナンダー」
お姉様方が欲張ってスケベ心を出した結果、大目玉どころか超特大目玉をくらってしまったようだ。しっかりした大人たちがいて幸いである。
「……あ、ゴメン。オレの話ばっかりしてたな。そんで、センチアはどんなキャラを目指してるの?」
「ああ、いいよ! ……でも愛の告白ならごめん。オレはサキミが……」
「ちげーし! ……ありがとね。和ませようとしてくれたんでしょ」
センチアが微笑むと、ナガレは口を尖らせてそっぽを向いた。
「なぁんだ、告白じゃないのかぁ。残念だなぁ~~」
すっとぼけたナガレに、センチアはクスリと笑う。そして少しだけ寄り添ってきた。
「……そんで、何さ。話って」
薄暗い森林を二人並んで歩く。もちろん二人とも油断せず武器を携え、周囲の警戒を怠らない。木の根を軽く飛び越えたところで、センチアはすっと言葉を切り出した。
「わたし、この話し方変かな?」
「はぇ?」
キョトンとしたナガレ。なんだかセンチアの言葉に違和感が……。
「いや、遠慮せずに言って良いよ。いつもの私とは違うよね。うん」
「……あ、ああ、変だなぁとは思ったよ。そのーなんというか……いつもよりおとなしく感じるな」
……そこまで言って、急にナガレは「あー!」と手を叩いた。
「いいじゃんいいじゃん! オレは止めやしないよ。頑張れ! キャラ変だってオレは気にしないから!」
「え?」
「センチアは何かがきっかけで、大人しめの性格ってアピールしたいんでしょ?」
「…………」
見事に少しだけズレている。唖然とするセンチアをよそに、ナガレは勝手に一人で話を進め出す。
「いやぁ、オレもそんなことあったなぁ。オレは七歳か八歳くらいのころ、周囲の大人に……というよりちょっと年上のにーちゃんねーちゃんに『優しくてお淑やかな性格が良い』って言われててさぁ。それがカッコいいって言われて……あ、今のが元の性格なんだけど、必死で変えようとしたんだ」
「へ、へぇ~。いやいやそうじゃなくって」
「そしたら十歳くらいの頃、町のお姉さんに服をプレゼントしてもらったんだ。早速開けてみたら、すっごい際どいビキニアーマーが入ってて……」
「そ、それでどうなったの?」
センチアまで脱線し始めた。
「その時スーとエメラおばさんがいたんだけど、それを見た瞬間すごい剣幕でそのお姉様方のところに向かって……すぐにそのビキニアーマーが没収された。そういえば、その日の夕食はとても豪華だったなぁ」
「…………そ、ソーナンダー」
お姉様方が欲張ってスケベ心を出した結果、大目玉どころか超特大目玉をくらってしまったようだ。しっかりした大人たちがいて幸いである。
「……あ、ゴメン。オレの話ばっかりしてたな。そんで、センチアはどんなキャラを目指してるの?」
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