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第三十一話 地獄への案内役
闇を祓う光?
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焦ったセンチアの問いに、二つの答えが同時に出た。
「えっ!」「むぅ⁉︎」
それはナガレと一号。……それも『逃げよう』と言ったのは一号で、ナガレは『トドメを誘う』派だった!
「自爆のふりをして逃げるつもりかも! それにすぐにトドメをさせば、自爆も阻止できるはずだ!」
「だ、だが無茶だ! 至近距離であんな闇属性の爆発をくらったら……ウエストさんの装備じゃ即死しちまうっ!」
「私は魔族だから大丈夫だけど……他のみんなは絶対にダメ! アレは絶対アウト! あんな底が見えないくらいの闇……いやそれどころじゃない……言うならば『魔』! 即死どころか、肉体までこの世から消滅しちゃう!」
「ナガレ先輩、ここは逃げるッス! 迷ってる時間なんてないでしょうに!」
ナガレ信者のベネットにまで止められてしまう。……だがナガレはふと考え込み、ハッとして顔を上げた。
「……魔だって? まさか……」
彼の脳裏に蘇ったのは……バンドとの特訓の思い出だった。
『……これは魔を祓う力』
『人智を超えた呪いや魔を極めし力を打ち砕き救えるのは、この技だけだ』
「…………」
ナガレは無言で一歩、また一歩と歩みを進める。
「ちょっナガレ先輩っ⁉︎ 私の話聞いてなかったの⁉︎」
「もうっ、早く来てったら!」
センチアが急いで連れ戻そうとするが、それをジョーが制した。片手でセンチアの鎧の襟を掴み止める。
「……ナガレ。使うんだな、アズラの力を……!」
ジョーはただ一人、ナガレの狙いが分かっていた。アズラを発揮する時が今、ということなのか……。
「ガビビッ……ガビビビーー……!」
ゆっくり近づいてくるナガレを、威嚇するように吠えるバリジゴク。しかし彼が歩みを止めることはない……。
「……イビル教団、許すまじ……絶対に許せない……!」
ナガレの心は、深い憎しみに満ちていた。イビル教団によって暴走させられた二号とオーラルクワガタンのことを思うほど、その憎しみは強くなっていく。
心を一つにして、マルチスタッフを構える。バリジゴクから溢れ出さんばかりのオーラを感じて……それでも全く怯むことも、恐れることもなかった。
「……!」
ナガレはキッと前を向く。その瞬間……。
ゴォォォォッ! と、いきなり青白い光…………ではなく、真っ赤な光が出現。まるで星空のような無数の光が、ナガレを守るようにまとわりついて来る。
「……イビル教団の好きにはさせない。オレが必ず、奴らを倒す!」
決意を固め、マルチスタッフを前方へ振り下ろした。
「えっ!」「むぅ⁉︎」
それはナガレと一号。……それも『逃げよう』と言ったのは一号で、ナガレは『トドメを誘う』派だった!
「自爆のふりをして逃げるつもりかも! それにすぐにトドメをさせば、自爆も阻止できるはずだ!」
「だ、だが無茶だ! 至近距離であんな闇属性の爆発をくらったら……ウエストさんの装備じゃ即死しちまうっ!」
「私は魔族だから大丈夫だけど……他のみんなは絶対にダメ! アレは絶対アウト! あんな底が見えないくらいの闇……いやそれどころじゃない……言うならば『魔』! 即死どころか、肉体までこの世から消滅しちゃう!」
「ナガレ先輩、ここは逃げるッス! 迷ってる時間なんてないでしょうに!」
ナガレ信者のベネットにまで止められてしまう。……だがナガレはふと考え込み、ハッとして顔を上げた。
「……魔だって? まさか……」
彼の脳裏に蘇ったのは……バンドとの特訓の思い出だった。
『……これは魔を祓う力』
『人智を超えた呪いや魔を極めし力を打ち砕き救えるのは、この技だけだ』
「…………」
ナガレは無言で一歩、また一歩と歩みを進める。
「ちょっナガレ先輩っ⁉︎ 私の話聞いてなかったの⁉︎」
「もうっ、早く来てったら!」
センチアが急いで連れ戻そうとするが、それをジョーが制した。片手でセンチアの鎧の襟を掴み止める。
「……ナガレ。使うんだな、アズラの力を……!」
ジョーはただ一人、ナガレの狙いが分かっていた。アズラを発揮する時が今、ということなのか……。
「ガビビッ……ガビビビーー……!」
ゆっくり近づいてくるナガレを、威嚇するように吠えるバリジゴク。しかし彼が歩みを止めることはない……。
「……イビル教団、許すまじ……絶対に許せない……!」
ナガレの心は、深い憎しみに満ちていた。イビル教団によって暴走させられた二号とオーラルクワガタンのことを思うほど、その憎しみは強くなっていく。
心を一つにして、マルチスタッフを構える。バリジゴクから溢れ出さんばかりのオーラを感じて……それでも全く怯むことも、恐れることもなかった。
「……!」
ナガレはキッと前を向く。その瞬間……。
ゴォォォォッ! と、いきなり青白い光…………ではなく、真っ赤な光が出現。まるで星空のような無数の光が、ナガレを守るようにまとわりついて来る。
「……イビル教団の好きにはさせない。オレが必ず、奴らを倒す!」
決意を固め、マルチスタッフを前方へ振り下ろした。
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