崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十三話 ジョーの傷跡

…失敗⁉︎

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「うわぁっなにすんだよ! だって……⁉︎」
 文句を言おうとしたナガレ。しかしその表情が固まる。

 キィィィンッ……ドガァーーンッ!

 ……彼のすぐ前を、オレンジ色のエネルギー砲が飛んでいったからだ。

「な…………ッ⁉︎」
 尻餅をついたまま驚愕するナガレ。その視線に先で、オオソが赤い光を振り払った。
 ……なんとピンピンしている! 砲弾の反動ダメージを喰らっているが、なんとアズラが効いていない!
「そ、そんな! どうしてだ⁉︎」
「……どういうことだっ……⁉︎」
 ギクリと硬直するナガレ。ジョーもまた冷や汗を流している。
「……どうしたんだナガレ! どこか調子が悪いのか!」
「そ、そんなことはないよ! でも……ど、どうしてなんだ……⁉︎」
 アズラの力の出し方は完璧だったはず。それなのになぜオオソは元に戻っていないのか……?
「ヂ、ヂューヂュー……」
 ヘロヘロになったオオソ。すぐに動けないまま、ケホケホと煙を吐き出している。
「……ナガレ、もう待てない。行くぞ、奴を倒しとどめを刺すんだ!」
 ジョーは覚悟を決めてダガーを構える。だがナガレは「ま、待ってくれ!」と彼を止めた。
「もう一度、もう一度頼む! さっきのは何か間違えたのかもしれない」
「……ナガレ。危険だぞ」
 先ほどで身に染みて危険なのが分かっただろうに、ナガレは全く諦めていない。闘志を新たに、気合を入れていた。それは素早く立ち上がったジョーにも良くわかる。
「……だ、だがこれも約束だ。もう待てない! ここでやらなければやられる!」
「頼む、ジョー! オレを信じてくれッ! ……はぁぁぁぁーーーーっ……!」
 ジョーの言うことなど全く聞かず、ナガレは再びアズラの力を貯め始めた。オオソもようやく喉の火傷がマシになったのか、再び導火線に火をつけている。
「……今度こそ……今度こそっ!」
 イビル教団の対抗する感情を、全て心にぶちまけた。それを一心に考えることで、より強力な力を発揮できるはずだが……?

「ヂュウゥゥゥ……!」
 パチパチ言いながら、導火線が迫っていく。しかしナガレはもうすでに、赤い光を纏わせていた。狙うはオオソがエネルギー砲を打つ直前!
「ヂ、ヂューヂュー!」
 がばっっと口を開けるオオソ。だが、ナガレはすでに発射の体勢に入っていた。

「いけぇーーっ!」 
 今度はマルチスタッフを横薙ぎにする。すると赤い光の粒子がすぐさま飛び出して、全パウへ向かっていく。先ほどよりも多い!
「これならどうだっコンニャロー!」
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