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第三十三話 ジョーの傷跡
着弾
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「よせっナガレ! もう無理だ……!」
ジョーの静止も聞かなかった。アズラの赤い光がオオソに纏わりつく。
「いけぇーーっ!」
ナガレも全力全開フルパワー! 目を大きく開いて、思いっきり闘志をぶつける。光に飲み込まれたオオソは「ヂュウーー⁉︎」と呻いていた。
「……! オオソの紫炎が……!」
ジョーは目を見張る。赤い光に覆われて、少しオオソの炎が揺らいだ。背中の紫炎もどんどん小さくなっていく。
「やった! 元に……元に戻れーッ!」
二度目の正直。ナガレは歓喜の気持ちを隠して、さらに力を込めようとする……。
その気持ちが、完全に油断となった。
「ンヂュゥーーーーッ!」
ドォンッ!
「…………えっ?」
赤い光を切り裂くように、エネルギー砲が発射される。寸分の狂いもなく、一直線にナガレを狙っていた。
避けられる訳がない。
即座に直撃し、エネルギーが大爆発を起こした。
ドッガァァァァーーーーンッ!
「がっ…………⁉︎」
目の前で爆弾が炸裂したら、きっとこんな感じだろう。即座に視界がオレンジの一色になる。体が焼けこげていくのをその身で感じていた。
なにも見えない、なにも聞こえない……。そう考えている間に地面に落下する。
「な……ナガレぇぇぇーーーーーーッ!」
ジョーの悲痛な叫び声が、どこか遠くに感じる。キィーーーーン……という耳鳴りだけが響いていた。
ドサァッ! という音と共に、背中に激痛が走る。しかしその痛みもすぐに引いた。
視界が徐々に暗くなっていく……。
(くそっ……オレが……こんな、ところで……!)
しかし、気合いで踏ん張った。体中がズキズキ痛み、脳はすでに悲鳴を上げている。
……しかしナガレは死ななかった。気絶もしなかった。
「……! よせっナガレ! 無理をするな……!」
ジョーの厳しい声には、聞こえないふりをする。自らをズタボロにしながらなおも立ち上がるオオソの姿が見えた。喉はすでに半分破れており、真っ赤な肉が露出している。
「オレが……オレが、やらな、きゃ……!」
体中から煙が出ている。煙で息が苦しい。半分燃えながらナガレはヨロヨロと立ち上がり、マルチスタッフを構えた。
「うぐぅぅ……!」
ドサァッ! と膝をつくナガレ。しかしマルチスタッフを杖代わりになんとか堪える。
(オレよりも……オオソが……取り込まれたニンゲンの方がずっと辛いに決まってる! どこの誰だか知らなくたって、絶対に助けてやる!)
……それこそが、ナガレが望んだ冒険者。どんな人にも救いの手を差し伸べられる、強い冒険者だ。
ジョーの静止も聞かなかった。アズラの赤い光がオオソに纏わりつく。
「いけぇーーっ!」
ナガレも全力全開フルパワー! 目を大きく開いて、思いっきり闘志をぶつける。光に飲み込まれたオオソは「ヂュウーー⁉︎」と呻いていた。
「……! オオソの紫炎が……!」
ジョーは目を見張る。赤い光に覆われて、少しオオソの炎が揺らいだ。背中の紫炎もどんどん小さくなっていく。
「やった! 元に……元に戻れーッ!」
二度目の正直。ナガレは歓喜の気持ちを隠して、さらに力を込めようとする……。
その気持ちが、完全に油断となった。
「ンヂュゥーーーーッ!」
ドォンッ!
「…………えっ?」
赤い光を切り裂くように、エネルギー砲が発射される。寸分の狂いもなく、一直線にナガレを狙っていた。
避けられる訳がない。
即座に直撃し、エネルギーが大爆発を起こした。
ドッガァァァァーーーーンッ!
「がっ…………⁉︎」
目の前で爆弾が炸裂したら、きっとこんな感じだろう。即座に視界がオレンジの一色になる。体が焼けこげていくのをその身で感じていた。
なにも見えない、なにも聞こえない……。そう考えている間に地面に落下する。
「な……ナガレぇぇぇーーーーーーッ!」
ジョーの悲痛な叫び声が、どこか遠くに感じる。キィーーーーン……という耳鳴りだけが響いていた。
ドサァッ! という音と共に、背中に激痛が走る。しかしその痛みもすぐに引いた。
視界が徐々に暗くなっていく……。
(くそっ……オレが……こんな、ところで……!)
しかし、気合いで踏ん張った。体中がズキズキ痛み、脳はすでに悲鳴を上げている。
……しかしナガレは死ななかった。気絶もしなかった。
「……! よせっナガレ! 無理をするな……!」
ジョーの厳しい声には、聞こえないふりをする。自らをズタボロにしながらなおも立ち上がるオオソの姿が見えた。喉はすでに半分破れており、真っ赤な肉が露出している。
「オレが……オレが、やらな、きゃ……!」
体中から煙が出ている。煙で息が苦しい。半分燃えながらナガレはヨロヨロと立ち上がり、マルチスタッフを構えた。
「うぐぅぅ……!」
ドサァッ! と膝をつくナガレ。しかしマルチスタッフを杖代わりになんとか堪える。
(オレよりも……オオソが……取り込まれたニンゲンの方がずっと辛いに決まってる! どこの誰だか知らなくたって、絶対に助けてやる!)
……それこそが、ナガレが望んだ冒険者。どんな人にも救いの手を差し伸べられる、強い冒険者だ。
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