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第三十三話 ジョーの傷跡
突然の乱入
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「くっ……うおぉぉぉぉぉぉ……………ッ!」
ナガレは己の全身を奮い立たせ、キッと前を向いた。震える足で踏ん張って、マルチスタッフを構える。
イビル教団の被害者……いや、なんであろうと絶対に助ける。瀕死の状態だというのに、活力が湧いてきた。
「……燃えるぜ、闘魂ッ!」
そう、ナガレのスキル『闘魂(中)』が今こそ発動! 瀕死の状態でフルスロットルだ!
「はぁぁぁーーっ……!」
ゴォォォォッ……!
スキルもまた力を貸してくれた。ナガレを守るように広がるアズラの光……。
今まで赤かったそれが、一瞬で美しい青色に染まる。危険な香りは微塵も感じられない。包み込むような優しさを覚えた。
「いくぞっ、これで最後だっ!」
(ナガレ……!)
ジョーは彼の意図を汲み、見守るだけだった。これが最後のチャンス。
「ヂ、ヂュウゥゥ……!」
今にも力尽きそうなオオソ。それをキッと睨みつけ、ナガレはマルチスタッフを振り下ろす……。
その瞬間、突然ジョーが叫んだ。
「……! お前たち、やめろっ!」
「うぇ⁉︎」
本当に唐突な声で、ナガレもキョトンとする。だがジョーの視線が向いていたのは……ナガレの背後だった。
「えっ? な、なに……」
ナガレも振り向いて……その目が大きく見開かれた。
ダッダッダッダッダッ!
「ナガレっ! 待たせたな、俺様の登場だ!」
「助太刀しますよっ!」
なんと突然、ケンガとフローレンスが現れた! その後ろからはタネツにサニーにヒズマにセンチア、後輩四人まで全員武装している。エフォーツのフルメンバーがこの期に及んで全集合!
「ま、待てっ! 今は……!」
ジョーが止めるも間に合わない。いきなり大人数が登場して気に触れたのか、オオソは「ヂ、ヂュウウゥーーッ!」と激昂。ボシュッ! と再び導火線へ火をつけた!
「よせっ! それ以上すると死んでしまうぞっ!」
ナガレが叫ぶも、オオソには伝わらない。何度も撃って体があったまっているのか、明らかに高スピードで導火線が減っていき……。
「ンヂュウーーッ!」
ガパッ……ドォンッ!
豪快にエネルギー砲を発射。ケンガも一瞬「うぉ⁉︎」と驚いたが、すぐさま反応した。
「ふん、なかなかのパワーだ。だが俺様にとっては……豆鉄砲だなっ!」
相手が炎ならこちらは氷。すぐさま氷塊を作ったケンガは、そのまま全力で蹴り飛ばした!
「フロストバスタァーーーーッ!」
ガァンッ! ゴォォォォッ…………。
バリィーーンッ! ガシャガシャガシャーーンッ!
氷を破る音を何十倍にも高めたような轟音が響いた。
ナガレは己の全身を奮い立たせ、キッと前を向いた。震える足で踏ん張って、マルチスタッフを構える。
イビル教団の被害者……いや、なんであろうと絶対に助ける。瀕死の状態だというのに、活力が湧いてきた。
「……燃えるぜ、闘魂ッ!」
そう、ナガレのスキル『闘魂(中)』が今こそ発動! 瀕死の状態でフルスロットルだ!
「はぁぁぁーーっ……!」
ゴォォォォッ……!
スキルもまた力を貸してくれた。ナガレを守るように広がるアズラの光……。
今まで赤かったそれが、一瞬で美しい青色に染まる。危険な香りは微塵も感じられない。包み込むような優しさを覚えた。
「いくぞっ、これで最後だっ!」
(ナガレ……!)
ジョーは彼の意図を汲み、見守るだけだった。これが最後のチャンス。
「ヂ、ヂュウゥゥ……!」
今にも力尽きそうなオオソ。それをキッと睨みつけ、ナガレはマルチスタッフを振り下ろす……。
その瞬間、突然ジョーが叫んだ。
「……! お前たち、やめろっ!」
「うぇ⁉︎」
本当に唐突な声で、ナガレもキョトンとする。だがジョーの視線が向いていたのは……ナガレの背後だった。
「えっ? な、なに……」
ナガレも振り向いて……その目が大きく見開かれた。
ダッダッダッダッダッ!
「ナガレっ! 待たせたな、俺様の登場だ!」
「助太刀しますよっ!」
なんと突然、ケンガとフローレンスが現れた! その後ろからはタネツにサニーにヒズマにセンチア、後輩四人まで全員武装している。エフォーツのフルメンバーがこの期に及んで全集合!
「ま、待てっ! 今は……!」
ジョーが止めるも間に合わない。いきなり大人数が登場して気に触れたのか、オオソは「ヂ、ヂュウウゥーーッ!」と激昂。ボシュッ! と再び導火線へ火をつけた!
「よせっ! それ以上すると死んでしまうぞっ!」
ナガレが叫ぶも、オオソには伝わらない。何度も撃って体があったまっているのか、明らかに高スピードで導火線が減っていき……。
「ンヂュウーーッ!」
ガパッ……ドォンッ!
豪快にエネルギー砲を発射。ケンガも一瞬「うぉ⁉︎」と驚いたが、すぐさま反応した。
「ふん、なかなかのパワーだ。だが俺様にとっては……豆鉄砲だなっ!」
相手が炎ならこちらは氷。すぐさま氷塊を作ったケンガは、そのまま全力で蹴り飛ばした!
「フロストバスタァーーーーッ!」
ガァンッ! ゴォォォォッ…………。
バリィーーンッ! ガシャガシャガシャーーンッ!
氷を破る音を何十倍にも高めたような轟音が響いた。
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