崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十四話 決別の時

言い争い

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 しかしナガレは、なんとその声を完全無視。フローレンスを睨みつけた。
「……なんですかその目。私のこと嫌いなんですか?」
「どうどうよせよ筋肉僧侶。何か心配事があるなら俺様が聞くぞ」
 流石にイラッとした顔を見せるフローレンス。ケンガも間に入ろうとするが、ナガレに睨まれて立ち止まる。
「オレだって、パーティをやめろって言いたいわけじゃない。確かに喜ぶべきことかもしれない」
「そうだろ。なら……」

「……でもさ、えっと……何もかも終わったように言うのは違うでしょ」
「はぁ~~?」
 ぽかんとするケンガ。イビル教団の司祭、つまり大ボスが逮捕された。これだけで敵は大幅に弱体化するだろう。もう勝ったようなものだと思うが……。
「よせよナガレ、考えすぎだ。それよりも俺様たちには、遂行すべき大いなる目標があるだろう」
 ケンガはビシッとポーズを取った。その自身ありげな態度が、ナガレの神経を逆撫でしていることに気づかない。
「そう、ギルドの復興だ! 俺様たちはそれを目指して頑張ってきたんじゃないか」
「そうですよナガレさん! なんでキレてるのか知らないですけど、とりあえず落ち着いてください。危機が去った今、イビル教団なんてどうでもいいでしょ!」
 その言葉に、ナガレはピクッと反応した。
……? どうでもいいだって!」
 キッと睨みつけ声を荒げるナガレ。全員ピクッとして動きを止める。
「こうしている間にも、多くの人が被害に遭ってるんだ。ネフェリアスモンスターにされる人もいるかもしれない。……確かに息抜きは大事だ。でも、全て終わったように言うのはやめろっ!」
「……あぁ?」「……はぁ?」
(マスター、何も言っちゃあダメです。そーっと、そーっと離れましょーや)
(えっ、い、いや、でも、このままじゃ……)
(俺らが何言っても火に油を注ぐだけですって)
 強い言葉を浴びせられ、ケンガもフローレンスも眉を顰めた。ナガレのそばにいたレンを、アルクルがゆっくりゆっくり引っ張っていく。
「みんなこそどうしちゃったんだよ! オレたちにすることはまだたくさんあるだろ⁉︎ ギルドの復興もそうだ! それにあの恐ろしい強さと邪悪さだったジョロウ、それに他の三体、あの老人だってまだ捕まってない。イビル教団はまだ終わってないんだ。オレたちがやっつけないと!」
「……目標がズレてるぜ、ナガレ。俺様たちはギルドを復興させるために戦うんだ。イビル教団なんぞ知ったことか!」
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