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第3章 少年期 学園編
69話 大発見
しおりを挟む「父様、モンドお祖父様、海底に凄いものを見つけました!」
どうも!僕です!今日は海底に遺跡のような建造物を発見した僕はちょいテンション高めです!
父様「どうしたんだい?アトリー、そんなに興奮して・・・」
「父様、イルカさんが案内してくれた場所には、大きな神殿風の遺跡のような物が存在していました、あれはどう見ても人の手で作り出した建造物です」
父様「ほう、そんな物がこの近海の海底にあったとは・・・お義父さん、何かご存知ですか?」
モンドお祖父様「先程も言ったが、近海の海底には何も無かったはずだが・・・」
(おや?なんか確定的な言い方だな?)
「?、以前何かで調査をなさったんですか?」
モンドお祖父様「あぁ、“ジュエリーコーラル“を探し出して、独自に養殖できないかと思ってね、随分前にここら一帯の海底を調査した事があるんだよ」
「ふむ、じゃあ、あれはここ最近、いや、モンドお祖父様が海底調査をした後にできた物、と言うことになりますよね?でも、あんな大きな建造物が誰にも悟られずに作れたとは思えませんし、あんな海底に建造物をわざわざ作る意味も分かりませんね?」
(なんで、あそこに神殿なんて作ったのかな?いや、そもそも神殿なのか?あれが昔から無かったってのも怪しいよね、どう言った方法で海底を調査したのかにもよるしね、ただ単に見つけられてなかっただけかも知れない)
様々な予測を立て、なぜあそこに神殿のような建造物が立っているのか、考えていると。
母様「・・・もしかしたら、いや、でも・・・」
「何か分かったんですか?母様?」
夜月『ふむ、アトリー、今 主神様から連絡が来て、その神殿は昨日できた水中ダンジョンだそうだ』
「・・・・・・えぇ⁉︎それは本当なの⁉︎」
夜月『あぁ、本当らしい、どうやら昨日アトリーに会いに来ていた精霊達が、アトリーと周りの家族がイルカ達から貰ったお土産を喜んでいたのを見て、海や水に関する精霊達がもっとアトリーを喜ばそうとして、あの海底神殿をダンジョンの入り口として建てたそうだ』
「・・・・・・ま、マジか・・・・・、ダ、ダンジョンってそんなに簡単にできる物なんだ?」
(目眩がしそうだよ・・・、で、でも、今まで何もなかった場所に急に建物ができてたんだね)
「「「「「・・・・・・・えぇ~~~~~⁉︎」」」」」
僕が呟いた言葉にその場の全ての人が驚愕の叫び声を上げている中、母様1人だけが驚いた顔をした後に、何か納得したような顔をしていた。
モンドお祖父様「ちょっと待って、アトリー、い、今、ダ、ダンジョンって言ったかな?」
「は、はい、言いました・・・」
モンドお祖父様「ど、何処に?」
「えーっと、多分ここからあの岩場を越えて数メートル先の海底にですね・・・」
モンドお祖父様「な、何故、そんな所に、本当なのか・・・、いやアトリーが言うのだから本当だろうけど・・・、海の中か・・・」
「え、あ、・・・・その・・・」
(うぉ~、できた理由いいずらいー、この場では絶対言えないし、原因が僕だって言ったら怒られちゃうかな?それにこの事でニモス叔父様達の仕事が絶対増えたはず・・・あぁ、絶対怒られる・・・)
モンドお祖父様がブツブツと呟いた言葉に答えたいけど、この場でその答えを言う訳にもいかず、その答えで今仕事の関係でここにはいない叔父様に、面倒な仕事を増やしてしまった原因が自分にあると思うと、どんどんテンションが下がっていく僕。
父様「アトリー?」
母様「どうしたの?」
「父様、母様、あの・・・・」
僕の変化にすぐ気づいてくれた父様と母様、僕は父様達のそばに行き、小さな声でダンジョンが出来た理由を話した。
父様&母様「「‼︎」」
「ごめんなさい・・・」
父様「!、アトリー、謝らなくて良いんだよ、精霊達はアトリーに喜んで欲しくて、そのダンジョンを作ったんだろ?」
「・・・」コクンッ
母様「なら、良いじゃない、アトリーにプレゼントしてくれたのでしょう?」
「・・・でも、ニモス叔父様達に迷惑が掛かってしまいます・・・」
母様「そんな事、気にしなくて良いのよ、ダンジョンが出来たとしても、それは領主としても喜ばしい事なんだから」
「でもっ、“氾濫“が起きたりしたら⁉︎ただでさえダンジョンは海の中にあって行きずらい場所にあるのに、そこが“氾濫“でもしたら大変なことになるっ!」
ダンジョンには一定期間、人の出入りがなくなると、ダンジョン内に魔物達が増える事で飽和状態になり溢れ出す危険性がある、それを人間達は“氾濫“《スタンピード》とも言う、ダンジョンを有する領地はもっとも気を付けなければならない事柄の一つだ。
母様「落ち着いて、アトリー、こちらにいらっしゃい」
母様が僕を抱きしめて他の人達から距離を取るように離れた、そしてゆっくりと僕の頭を撫でながらこう言ってくれた。
母様「アトリー、貴方の心配もわかるわ、でもね、それは領主であるニモスお兄様、マルキシオス侯爵が心配することであって、子供のアトリーがしなくても良いことなのよ、「でもっ!」アトリー、もっと大人を信用して、この領地を収めているニモス叔父様を信じてあげて、ね?」
父様「アトリー、君の自慢のニモス叔父様ならこのダンジョンを有効に使って適切に管理してくれるさ、ドロップする物によってはこの領地の名物になるかもしれないよ?」
と、父様も僕の頭を撫でながら優しく笑って言ってくれる。
「・・・名物・・・なるといいな、名物、何が出てくるかは分からないけど、せめて叔父様達の利益になるようなドロップ品が出ますように・・・」
(名物が出来れば、定期的に人が入って行くだろうから、“氾濫“の可能性は低くなるはず…)
『大丈夫、人間が喜ぶ物が出てくるよ!君が喜ぶ物もね!』
「え?い、今・・・」
何処からか明るい声が聞こえて振り返っても何もいなかったが、あれは確かに昨日聞いた海に住んでいる精霊の声だった。
父様「ふふっ、名物できそうだね」
母様「ふふっお兄様は嬉しい悲鳴をあげるかもしれないわね」
「それは、良いのかな?」
母様「良いのよ、この領地は帝国と国境で接していることで物流の要ではあったけど、コレと言った特産品や名物も無かったから、これからあのダンジョン自体が領地の名物になるわ」
(ふむ、それなら良いのかな?でも、人間が喜ぶ物ってなんだろう?)
父様「さぁ、アトリー、今は君のためにできたダンジョンを喜ぼう、精霊様も君の喜ぶ姿を見る方が嬉しいだろうからね」
母様「アトリーの喜ぶ物も出てくるって精霊様は言っていたわ、何が出てくるのかしら?楽しみね?」
「!、はい!、楽しみです♪」
(本当、何が出てくるんだろう?気になる、僕が中に入って確かめちゃダメかな?あ、それに他の人達はどうやってダンジョンの入り口まで行くんだろう?)
とか思いながら、皆んなの所に戻った。
話の途中から僕の様子が変わった事に気づいたソルやイネオス達は、心配そうにこちらを見つめていたが父様達と話したことで、気が楽になった僕を見て安心したのか、笑顔で僕を待っていてくれた。
そして、今日は昼食をお屋敷で取る事になりダンジョンの件を話し合う事となった。
>ーーーーー<>ーーーーー<>ーーーーー<
父:アイオラト視点
今日は久しぶりにアトリーに驚かせれることとなった、アトリーが野生の動物や魔物達、その上 精霊達にも好かれる体質なのは分かっていたが、それがあのような物を生み出すきっかけになるとは夢にも思わなかった。
ニモス義兄上「それで、先程の話は本当なのですか?父上」
お義父さん「あぁ、事実だ、聖獣様方からアトリーが聞いたそうだからね」
今はあの場にいなかったニモス義兄上に先程あった出来事の詳細を、あの場にいた大人の男性陣達が説明している所だ、あまりの出来事にピリッとした真剣な空気が漂う中、イネオス君達の父親のブラーブ殿達は静かに会話を見守っている、アトリーが精霊達と親和性が高いことを知る数少ない人物達なので、証人としてこの話し合いに参加して貰っている。
ニモス義兄上「デューキス公爵閣下、貴殿の末の子息が精霊達と言葉を交わし精霊王からの加護もいただいていたとは・・・、それを踏まえた上で末の子息の事を精霊達が加護以上に、ダンジョンを生成させるほどの溺愛している事を貴殿は知っていたのですか?」
わざわざ言葉を正し、緊張を高め真剣な目で私に問いかけてくる、そんなニモス義兄上に私は笑顔でこう答えた。
「そう警戒しないで頂きたい、ニモス義兄上、ダンジョンをアトリーのためにわざわざ作るとは予想もできませんでしたが、精霊様達がアトリーの事をことさら溺愛しているのは、王家も把握している事なので心配は入りません、それに王家も教会もあの子に手出しはできない、いや、絶対にしないでしょう、ですからニモス義兄上が心配しているような事は起きません」
この件でアトリーが王家に囲われることを心配し、可愛い甥っ子を守ろうとしてくれているのは正直嬉しかった、王家の血筋をひく私が国の為にあの子を蔑ろにするようなら、躊躇わず私に剣を向ける覚悟だっただろう。
ニモス義兄上「・・・・・、すまないねラト、どうしても確かめねばならなかった」
「いいえ、気にしてませんよ、むしろ嬉しく思います、あの子を守ろうとして頂き、有り難う御座います、ニモス義兄上」
ニモス義兄上「ふっ、当たり前だよ、アトリーは私の可愛い甥っ子だからね」
お義父さん「私の可愛い孫でもあるからね」
と、3人で笑い合い先程までの緊張状態は無くなった、見守っていたブラーブ殿達も力を抜いて息を吐いたのだった。
「ふふっ、アトリーは皆んなに愛されてますからね、喜ばしいことです」
ニモス義兄上「あぁ、そうだね、精霊達からもあんなに愛されているとは、思いもよらなかったがね、それにしても今回の事は王家にも報告はしなければならないだろう」
「そうでしょうね、王家もアトリーが精霊王からの加護を受けている事は知っていますが、精霊様達がアトリーの為にダンジョンを作ったりするほど、溺愛してるとは思ってないはずです、今回の件で陛下の度肝を抜くでしょうね、ふふっ」
お義父さん「笑ってる場合ですか?」
「大丈夫ですよ、陛下の側には弟のシベラスがいるので、陛下に下手な真似させないでしょう、陛下も下手にアトリーにかまって嫌われるのは避けたいでしょうからね」
ニモス義兄上「そこまで…、陛下にも気に入られているのか・・・、しかしダンジョンが海の中とは少し厄介だ、一度調査をしてみないといけないね」
お義父さん「そうだね、アトリー達は凄く綺麗だったと言ってたよ、あそこまで行くには潜水が得意な者が潜って辿り着けるかが問題だね、1番良いのはアトリーみたいに魔法で空気を確保して潜る事だが、平民の冒険者達では少し難しいかも知れないね」
「そうですね、他はコレと言って思い付きませんし、後はその場で試して見るしかないでしょうね」
ブラーブ殿「あ、あの、少し宜しいですか?」
今まで静かに話を聞いていたブラーブ殿が遠慮がちに話しかけてきた。
「どうしました?ブラーブ殿?」
ブラーブ殿「あ、はい、少し思ったのですが、魔道具で水の中で呼吸のできる物とかはないのでしょうか?」
「「「「「・・・あぁ!魔道具っ!!」」」」」
ブラーブ殿の意表をついた意見にその場にいた全員が驚きを示した。
「そうか、魔道具、確かにそんな物があれば気兼ねなく海底にあるダンジョンの入り口まで行ける、あぁ、でも、そんな魔道具はあっただろうか?いや、なければ作ればいいのか・・・、ブラーブ殿!とても有益なご意見有り難う御座います!」
ブラーブ殿「え、あ、はい、どういたしまして?・・・」
お義父さん「いやぁ、盲点だったね、アトリー達が結界魔法で潜って行ったから、その他の選択肢を無意識に除外いてしまっていた、ヴィカウタ子爵殿が我々が見落としていた選択肢に気づいてくれたのは行幸だったよ、改めて私からも礼を言うよ、有り難う」
ニモス義兄上「私からも礼を言わせて下さい、ヴィカウタ子爵、有り難う御座います」
お義父さん達がブラーブ殿に感謝の意を示して頭を下げた。
ブラーブ殿「え、えぇ⁉︎あ、あの、そんな、た、たいした提案ではないですから、頭を上げてください皆様!!」
お義父さん「そう、遠慮しないでくれ、私達にこうして付き合って貰っているだけでも感謝したいんだから」
ニモス義兄上「そうですよ、私達に気軽に提案してくれる人は中々いませんから」
「ふふっ、お2人とも、ブラーブ殿が困ってしまってますからその辺で、・・・しかし水中で息が出来る魔道具ですか、探してみる価値は大いにありますからね、見つかり次第こちらに届けるように手配いたしますね」
「あぁ、よろしく頼むよ」「こちらでも探すが公爵家の方が伝手は広いだろうからね」と、魔道具の捜索が決定し、他にダンジョンの存在の発表の話をしようと再度ソファーに座り直し、お茶で一息ついていると・・・
コンコンッ
ネニュス夫人「お話中失礼します、アトリー様から預かり物がありましてお持ちいたしました」
(アトリーから?)
ニモス義兄上「ネニュス?、預かり物?・・・入ってくれ」
ネニュス夫人「はい、失礼致しますね」
ガチャッ
そう言って、小さな箱を持ったネニュス夫人が執務室に入ってくると、ニモス義兄上が立ち夫人をソファーの方に向かい入れた。
ネニュス夫人「お話中お邪魔いたします、皆様」
お義父さん「今、一息ついていた所だから気にしなくていいよ、子供達は今は何している?マディラは寝たのかい?」
ネニュス夫人「はい、マディラはお昼寝に入りました、他の子供達は皆様のお子様達と大浴場の方で遊んでおられますわ」
ニモス義兄上「そうか、楽しんでくれているようで良かったよ、それで?アトリーから何か預かっているとの事だけど?」
ネニュス夫人「それですが、アトリー様が大浴場に行く前に何やらご自身でお作りになった魔道具でして、“水中で空気が出て、息ができる魔道具“だそうです、名前が“水中呼吸器、または呼吸マスク“と言っておられました、“呼吸マスク“と言い出したのは“勇者候補様方“ですが、アトリー様も「“名前“はそれでもいいかも」と、仰ってました」
と、言って開けた小さな箱には、人の顔の下半分を模した銀色の仮面のような形の物が入っており、仮面表面は細かく模様が施させてある、所々に昨日プレゼントとしてもらった“ジェリーコーラル“が彩として嵌め込まれていた、それを私達に見えるように持ち上げて見せた。
「・・・・・、はぁ~、あの子には毎度 驚かされるよ、いつの間にか私達の思考の先を進んでいるのだから・・・」
(たった今さっき、探そうと言う話で落ち着いた魔道具をいとも簡単に製作して、私達に届けさせるなんて・・・、本当に規格外で気の利く優しい子だ)
「「「「「・・・・はぁ~~、ですね~」」」」」
と、ネニュス夫人以外の執務室の中の全員が唖然とした後、深いため息が出た。
ネニュス夫人「どうかなさいましたか?」
「いや、気にしなくていいよ、それで、これ、“水中呼吸器?“、“呼吸マスク?“はどうやって使用するんだい?」
状況がいまいち掴めていないネニュス夫人に魔道具の使用方法を聞いた。
ネニュス夫人「は、はい、こちらの魔道具はですね、この様に顔半分を覆う物なのですが、その際に内側にある突起を口に咥えて少し魔力を注ぐと、この内側の魔石から新鮮な空気が発生し、この仮面内に空気を止めるようにしてあって息が出来る、と言う魔道具だそうです、なお、自身が吐き出した空気は自動的に仮面外から排出されるので、酸欠?にはならないと仰っておられましたわ」
「そ、それは、なんとも、画期的な魔道具だね、常に新鮮な空気で満たされる仮面か、ふむ、素材はコレはただの銀ではないね?ミスリルかな?」
ネニュス夫人「そうですね、ミスリルと鉄の合金だそうです、アトリー様曰く、「鉄だけではすぐに錆びそうだからミスリルも少し咥えてみた」そうです、後、この模様は気分が乗ったからつけてみただけだそうです、なくても困りはしないとの事、最後にこちらがこの魔道具の設計書と仕様書です、書類は魔道具の設計書と仕様書2枚で1つの書類が2つありまして、1つはこちらの装飾があるものを貴族用として、もう1つは冒険者向けとして制作費を抑えた、装飾なしのものをお書きになられてます」
そっと差し出してきた書類を見て、確かに2枚組の書類が2つあり製作費の算出まで行われていた、冒険者仕様のものは誰でも作れる簡単な形をしていたが、中の魔法陣や魔石の取り付け方は、貴族用とほぼ同じだった、貴族用の物には何故か“麻痺耐性“効果と、1度限りではあるけど回復魔法の“イレーズポイズン“が発動出来るように付与されていた。
確認し終わった書類を隣にいたお義父さんに渡すと、お義父さんは感心したような声をあげた後に書類をニモス義兄上に回した、同じように書類を見たニモス義兄上は苦笑いして、ブラーブ殿に書類を回した、ブラーブ殿の持った書類を他2人が除きこみ感心したように声をあげていた。
お義父さん「ふむ、最初 貴族用の仮面は必要ないのではないかと、思ったが、いやいやどうして、あの子は面白い事をするね、コレがあれば貴族達の中で後継者争いで“毒殺“に怯える者達が減るのではないかな?特に他国の貴族達に・・」
ニモス義兄上「そうですね、1度限りとはいえ需要は高そうですね、貴族用の物は装飾次第では人気商品になりますよ」
「ですね、多分、最初に装飾に凝った作りにしてしまって、わざわざ後付けで“麻痺耐性“などの付与を追加したんでしょうね、きっと、ふふっ」
(あの子の事だ、夢中になり過ぎて作った後に制作費用の事を思い出して、冒険者仕様の設計書を書いたに違いない、それで効果が同じだと費用が高い貴族仕様は人気がなくなると思って、追加の付与をしたんだろうな)
ネニュス夫人「まぁ、その通りですわ、よくお分かりになられましたね、公爵様、ふふっ、でもこれは予想で来ますか?」
意味深な言い方をして微笑んだネニュス夫人。
「?、何がだい?」
ネニュス夫人「アトリー様から伝言ですわ、「父様、魔道具のご褒美はあのダンジョンに入ることがいいです♪」だ、そうですよ、ふふっ」
「・・・あぁ、先手を打ってきたか・・・、アトリーの初めてに近い“おねだり“がコレとは・・・、嬉しいやら困ったやら、複雑な気分だよ・・・本当に予想外だった」
ネニュス夫人に向かって降参っと言って手を上げた、その様子に周りの父親勢が苦笑いをしていた。
こうして、私を複雑な気分にしたアトリーの“おねだり“は叶えてあげる事になった、後でそれをアトリーに伝えると、それはそれは喜んで、久しぶりに私に抱きついて来てくれた、その様子を見れただけでも、“おねだり“を叶えた甲斐があったと言うものだ、そう思い その日はご機嫌なアトリーを夫婦で眺めながら夕食を食べて、幸せそうなアトリーの寝顔を見ながら就寝したのだった。
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