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絡み合う欲情
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リアムはしっかりとジュリアンの躰を片手で支えながら歩くと、もう片方の手でカウンターの扉を開けた。
え。どこに行くの……
酒場は、まるで人だけがすっぽり抜けてしまったような様子を呈していた。あちこちに空瓶が転がり、ナッツの殻が散乱し、飲みかけのビールジョッキや煙草の吸い殻からはまだ煙が燻っているものもあった。
リアムは時々足で空瓶を転がしながら進み、比較的綺麗な椅子に腰掛けた。ジュリアンはリアムの膝の上に向かい合わせの形で座ることになり、いつもより近い目線の高さが気になって、恥ずかしくなり俯いた。
「なに、今更照れてんだ」
ニヤッと笑うリアムに、ジュリアンがムキになって答える。
「べ、別に照れてるわけじゃ……」
「まっ、そんなとこが可愛いんだけどよ」
か、可愛いだって!?
突然のリアムの言葉に顔が真っ赤になる。
「ぼ、僕は男だ! 男に可愛いなんて、失礼だ!!」
そう言いながらも、ジュリアンの胸はドキドキしていた。
「来いよ」
その言葉に促されるようにジュリアンは腰を浮かし、リアムが自身の猛りを握ってジュリアンの淫口へと当てた。
ゆっくりと腰を落としていく。
ジュプジュプ……
卑猥な音と共にリアムの太く逞しい猛りがジュリアンの中に呑み込まれ、ぴっちりと収まっていくのが感じられる。
「ハ、ァ……」
先程の荒々しい交わりとは違う快感に、ジュリアンは陶酔した。
「ハァ……お前ん中、すげぇ絡みついてくるぜ」
リアムが僅かに口を開けて息を吐きだすと、精悍な顔が一瞬歪んだ。
「やべぇな、もうかなり限界だ……いいか?」
そうだ、僕は何度もイかせてもらったけど、リアムはまだなんだった。
そりゃ、辛いよね……
ジュリアンが頷いて応えると、その途端リアムの唇が重なった。
「ん、ンンッ……!!」
リアムが舌を挿し込み、ジュリアンの口内を掻き回しながら、猛りを下から力強く突き上げる。
「ンッ!!ンンッ!!んふっ……」
椅子がギシギシと壊れそうな勢いで、激しく揺れながら音をたてる。
あ、すご……奥、まで……くる……
リアムに激しく突き上げられる度に、ジュリアンの躰に電流が走るような快感が走る。躰の芯から生まれる熱い疼きが、頭から爪先の細胞まで震わせる。
ジュリアンはリアムの律動に合わせるように腰を揺らした。口づけを交わす余裕さえなくなり、ただ乱れた呼吸を絡ませながらお互いを絶頂へと昂ぶらせていく。
「ハァッ、ハァッ……ジュリ……」
リアムに切ない声で名前を呼ばれ、愛おしさでジュリアンの胸が震える。更に強く激しく突き上げられながら、ジュリアンの瞳から涙が込み上がってきた。
「ジュリ、イく、ぞ……」
その言葉に、微睡んだような瞳でジュリアンが応えると、激しく尻が打ち鳴らされた。
「ハァッ……や……リアムぅ……ハァッ、ハァッ……あっ……ハァん、んんっ!! だ、めぇ!!ふ、んぅふぅっ……ハァッ、ハァッ……」
今までで一番激しい律動に、椅子が大きく揺さぶられる。
やがて、激しく揺さぶられた椅子は、律動と共に浮き上がった。
「あぁっ!! イ、イっくぅぅぅぅぅっっっ!!」
「ック……」
二人が同時に絶頂に達したと同時に……
バッターーーーン!!
大きな音を響かせながら椅子が床に倒れ、リアムもジュリアンも椅子とともに倒れた。
「ってぇ……」
ジュリアンはリアムに覆い被さるように倒れたのでなんともなかったが、リアムは思いきり腰を椅子に打ち付けたようだった。
「だ、いじょうぶ!?」
驚いて声をかけるジュリアンにリアムが目を丸くしたかと思うと、次の瞬間……
「あっはっはっは……すっげぇ、かっこわりぃな……」
その声に、ジュリアンもつられて笑った。
「ふっ、ふふっ……あんなに椅子が大きく、ふふっ……揺、れて……浮いたと思ったら……プッ……倒れるんだもんっ……アハハハハ……」
リアムはジュリアンの躰を気遣うようにしながら起こすと、自分も立ち上がった。
椅子も床も白濁に塗れ、その周りにはワインの瓶やビールグラスが転がっているし、酷いありさまだった。だが、そんなことは少しも気にするそぶりを見せず、リアムは歩き出した。
「じゃ、行くか」
「え……」
お城まで送るってこと?
せっかく会えたと思ったのに……
え。どこに行くの……
酒場は、まるで人だけがすっぽり抜けてしまったような様子を呈していた。あちこちに空瓶が転がり、ナッツの殻が散乱し、飲みかけのビールジョッキや煙草の吸い殻からはまだ煙が燻っているものもあった。
リアムは時々足で空瓶を転がしながら進み、比較的綺麗な椅子に腰掛けた。ジュリアンはリアムの膝の上に向かい合わせの形で座ることになり、いつもより近い目線の高さが気になって、恥ずかしくなり俯いた。
「なに、今更照れてんだ」
ニヤッと笑うリアムに、ジュリアンがムキになって答える。
「べ、別に照れてるわけじゃ……」
「まっ、そんなとこが可愛いんだけどよ」
か、可愛いだって!?
突然のリアムの言葉に顔が真っ赤になる。
「ぼ、僕は男だ! 男に可愛いなんて、失礼だ!!」
そう言いながらも、ジュリアンの胸はドキドキしていた。
「来いよ」
その言葉に促されるようにジュリアンは腰を浮かし、リアムが自身の猛りを握ってジュリアンの淫口へと当てた。
ゆっくりと腰を落としていく。
ジュプジュプ……
卑猥な音と共にリアムの太く逞しい猛りがジュリアンの中に呑み込まれ、ぴっちりと収まっていくのが感じられる。
「ハ、ァ……」
先程の荒々しい交わりとは違う快感に、ジュリアンは陶酔した。
「ハァ……お前ん中、すげぇ絡みついてくるぜ」
リアムが僅かに口を開けて息を吐きだすと、精悍な顔が一瞬歪んだ。
「やべぇな、もうかなり限界だ……いいか?」
そうだ、僕は何度もイかせてもらったけど、リアムはまだなんだった。
そりゃ、辛いよね……
ジュリアンが頷いて応えると、その途端リアムの唇が重なった。
「ん、ンンッ……!!」
リアムが舌を挿し込み、ジュリアンの口内を掻き回しながら、猛りを下から力強く突き上げる。
「ンッ!!ンンッ!!んふっ……」
椅子がギシギシと壊れそうな勢いで、激しく揺れながら音をたてる。
あ、すご……奥、まで……くる……
リアムに激しく突き上げられる度に、ジュリアンの躰に電流が走るような快感が走る。躰の芯から生まれる熱い疼きが、頭から爪先の細胞まで震わせる。
ジュリアンはリアムの律動に合わせるように腰を揺らした。口づけを交わす余裕さえなくなり、ただ乱れた呼吸を絡ませながらお互いを絶頂へと昂ぶらせていく。
「ハァッ、ハァッ……ジュリ……」
リアムに切ない声で名前を呼ばれ、愛おしさでジュリアンの胸が震える。更に強く激しく突き上げられながら、ジュリアンの瞳から涙が込み上がってきた。
「ジュリ、イく、ぞ……」
その言葉に、微睡んだような瞳でジュリアンが応えると、激しく尻が打ち鳴らされた。
「ハァッ……や……リアムぅ……ハァッ、ハァッ……あっ……ハァん、んんっ!! だ、めぇ!!ふ、んぅふぅっ……ハァッ、ハァッ……」
今までで一番激しい律動に、椅子が大きく揺さぶられる。
やがて、激しく揺さぶられた椅子は、律動と共に浮き上がった。
「あぁっ!! イ、イっくぅぅぅぅぅっっっ!!」
「ック……」
二人が同時に絶頂に達したと同時に……
バッターーーーン!!
大きな音を響かせながら椅子が床に倒れ、リアムもジュリアンも椅子とともに倒れた。
「ってぇ……」
ジュリアンはリアムに覆い被さるように倒れたのでなんともなかったが、リアムは思いきり腰を椅子に打ち付けたようだった。
「だ、いじょうぶ!?」
驚いて声をかけるジュリアンにリアムが目を丸くしたかと思うと、次の瞬間……
「あっはっはっは……すっげぇ、かっこわりぃな……」
その声に、ジュリアンもつられて笑った。
「ふっ、ふふっ……あんなに椅子が大きく、ふふっ……揺、れて……浮いたと思ったら……プッ……倒れるんだもんっ……アハハハハ……」
リアムはジュリアンの躰を気遣うようにしながら起こすと、自分も立ち上がった。
椅子も床も白濁に塗れ、その周りにはワインの瓶やビールグラスが転がっているし、酷いありさまだった。だが、そんなことは少しも気にするそぶりを見せず、リアムは歩き出した。
「じゃ、行くか」
「え……」
お城まで送るってこと?
せっかく会えたと思ったのに……
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