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初めての共同作業
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「なぜお前と隣に並んで、食事を取らなくちゃならんのだ!」
「だって、クロード様はルチア様と並んで座りたいわけだし、仕方ないじゃん」
ルチアはドレスに着替えた後、折角だからとユリアーノとヒューバートとも一緒に昼食を食べようと声をかけ、ローズガーデンの4人掛けのテーブルに並んで腰掛けているものの、二人の険悪な雰囲気に戸惑いを隠せずにいた。
皆さんで食べれば楽しくなると思いましたのに。お声をかけない方がよろしかったのでしょうか……
そんな雰囲気など全く気に留めず、クロードは優雅な仕草でグーラシュを口へと運んだ。
「美味いな」
ルチアの方へと向き、優しい笑みを浮かべる。その言葉に嬉しくなり、ルチアの声が弾む。
「クロード様に喜んで頂けて、光栄ですわ」
「あぁ、毎日でも食べたいぐらいだ」
毎日……クロード様にお食事をご用意して、一緒に食すことができたらどんなに幸せでしょう。
城下の夫婦にとっては当たり前のことが、自分達にとってはとても貴重なことなのだと、ルチアは改めて思い知らされた。そんな胸の痛みを押し隠し、ルチアはクロードに微笑んだ。
ふたりの様子を見て、ユリアーノもグーラシュを口へと運んだ。
「美味しい! ルチア様、すっごく美味しいよ!!」
とびきりの笑顔を見せたユリアーノに、ルチアがにっこりと微笑み返す。
「嬉しいですわ。まだありますから、たくさん食べてくださいね」
ユリアーノは更にグーラシュを口へと運ぶ。
「時間をかけて煮込んだって感じで味が染み込んでいて、肉も柔らかいね」
その言葉に、煮込んでいる間の淫らな行為を思い出し、ルチアの顔が紅くなり、俯いた。ルチアの様子を見とめたクロードが口を開く。
「料理というのは時間がかかり、それを待つ間が愉しいのだと……ルチアから教わった」
クロードがそう言って、ルチアの太腿に手を置く。
ク、クロード様っ……
含みを込めた言い方と、太腿に置かれたクロードの大きな手に、ますますルチアの熱が上がっていった。
ヒューバートもようやく気を取り直し、口をつける。
「……悪く、ない」
「えっ、本当ですの? ヒューバートにそう言っていただけて、とても嬉しいですわ……」
ヒューバートには嫌われているようで、寂しく思っていましたから……
ルチアがヒューバートににっこりと微笑むと、ヒューバートの頬が赤く染まった。
「べ、別に褒めているわけではありませんから! 正直な感想を申しただけですので……誤解、しないで下さい」
「ふふっ……それでも、嬉しいですわ」
すると、ユリアーノが目を細めてヒューバートの腕を小突いた。
「まったく、ヒュービーは素直じゃないんだから。ルチア様、ヒューバートは本当はすごく美味しい、って意味で言ってるんだからね」
「なっ! そんなことは、言ってないだろう!」
「ヒュービーが素直になれないから、代弁してあげてるんだよ?」
「お前に私の気持ちなど分かるか! おいっ、軽々しく触れるな!」
「ねぇ、ヒュービー。折角ルチア様が用意してくれた場を乱すと、クロード様に嫌われるよ?」
「うっ……」
ルチアは、ユリアーノとヒューバートのやりとりに微笑んだ。
仲がいいからこそ、お互いに言いたいことが言えるのでしょうね。なんだか、家族で過ごしているみたいで楽しいですわ。
こうして、賑やかで幸せな午後の時間が過ぎていった。
「だって、クロード様はルチア様と並んで座りたいわけだし、仕方ないじゃん」
ルチアはドレスに着替えた後、折角だからとユリアーノとヒューバートとも一緒に昼食を食べようと声をかけ、ローズガーデンの4人掛けのテーブルに並んで腰掛けているものの、二人の険悪な雰囲気に戸惑いを隠せずにいた。
皆さんで食べれば楽しくなると思いましたのに。お声をかけない方がよろしかったのでしょうか……
そんな雰囲気など全く気に留めず、クロードは優雅な仕草でグーラシュを口へと運んだ。
「美味いな」
ルチアの方へと向き、優しい笑みを浮かべる。その言葉に嬉しくなり、ルチアの声が弾む。
「クロード様に喜んで頂けて、光栄ですわ」
「あぁ、毎日でも食べたいぐらいだ」
毎日……クロード様にお食事をご用意して、一緒に食すことができたらどんなに幸せでしょう。
城下の夫婦にとっては当たり前のことが、自分達にとってはとても貴重なことなのだと、ルチアは改めて思い知らされた。そんな胸の痛みを押し隠し、ルチアはクロードに微笑んだ。
ふたりの様子を見て、ユリアーノもグーラシュを口へと運んだ。
「美味しい! ルチア様、すっごく美味しいよ!!」
とびきりの笑顔を見せたユリアーノに、ルチアがにっこりと微笑み返す。
「嬉しいですわ。まだありますから、たくさん食べてくださいね」
ユリアーノは更にグーラシュを口へと運ぶ。
「時間をかけて煮込んだって感じで味が染み込んでいて、肉も柔らかいね」
その言葉に、煮込んでいる間の淫らな行為を思い出し、ルチアの顔が紅くなり、俯いた。ルチアの様子を見とめたクロードが口を開く。
「料理というのは時間がかかり、それを待つ間が愉しいのだと……ルチアから教わった」
クロードがそう言って、ルチアの太腿に手を置く。
ク、クロード様っ……
含みを込めた言い方と、太腿に置かれたクロードの大きな手に、ますますルチアの熱が上がっていった。
ヒューバートもようやく気を取り直し、口をつける。
「……悪く、ない」
「えっ、本当ですの? ヒューバートにそう言っていただけて、とても嬉しいですわ……」
ヒューバートには嫌われているようで、寂しく思っていましたから……
ルチアがヒューバートににっこりと微笑むと、ヒューバートの頬が赤く染まった。
「べ、別に褒めているわけではありませんから! 正直な感想を申しただけですので……誤解、しないで下さい」
「ふふっ……それでも、嬉しいですわ」
すると、ユリアーノが目を細めてヒューバートの腕を小突いた。
「まったく、ヒュービーは素直じゃないんだから。ルチア様、ヒューバートは本当はすごく美味しい、って意味で言ってるんだからね」
「なっ! そんなことは、言ってないだろう!」
「ヒュービーが素直になれないから、代弁してあげてるんだよ?」
「お前に私の気持ちなど分かるか! おいっ、軽々しく触れるな!」
「ねぇ、ヒュービー。折角ルチア様が用意してくれた場を乱すと、クロード様に嫌われるよ?」
「うっ……」
ルチアは、ユリアーノとヒューバートのやりとりに微笑んだ。
仲がいいからこそ、お互いに言いたいことが言えるのでしょうね。なんだか、家族で過ごしているみたいで楽しいですわ。
こうして、賑やかで幸せな午後の時間が過ぎていった。
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