【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都

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初めての共同作業

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「なぜお前と隣に並んで、食事を取らなくちゃならんのだ!」
「だって、クロード様はルチア様と並んで座りたいわけだし、仕方ないじゃん」

 ルチアはドレスに着替えた後、折角だからとユリアーノとヒューバートとも一緒に昼食を食べようと声をかけ、ローズガーデンの4人掛けのテーブルに並んで腰掛けているものの、二人の険悪な雰囲気に戸惑いを隠せずにいた。

 皆さんで食べれば楽しくなると思いましたのに。お声をかけない方がよろしかったのでしょうか……

 そんな雰囲気など全く気に留めず、クロードは優雅な仕草でグーラシュを口へと運んだ。

「美味いな」

 ルチアの方へと向き、優しい笑みを浮かべる。その言葉に嬉しくなり、ルチアの声が弾む。

「クロード様に喜んで頂けて、光栄ですわ」
「あぁ、毎日でも食べたいぐらいだ」

 毎日……クロード様にお食事をご用意して、一緒に食すことができたらどんなに幸せでしょう。

 城下の夫婦にとっては当たり前のことが、自分達にとってはとても貴重なことなのだと、ルチアは改めて思い知らされた。そんな胸の痛みを押し隠し、ルチアはクロードに微笑んだ。

 ふたりの様子を見て、ユリアーノもグーラシュを口へと運んだ。

「美味しい! ルチア様、すっごく美味しいよ!!」

 とびきりの笑顔を見せたユリアーノに、ルチアがにっこりと微笑み返す。

「嬉しいですわ。まだありますから、たくさん食べてくださいね」

 ユリアーノは更にグーラシュを口へと運ぶ。

「時間をかけて煮込んだって感じで味が染み込んでいて、肉も柔らかいね」

 その言葉に、煮込んでいる間の淫らな行為を思い出し、ルチアの顔が紅くなり、俯いた。ルチアの様子を見とめたクロードが口を開く。

「料理というのは時間がかかり、それを待つ間が愉しいのだと……ルチアから教わった」

 クロードがそう言って、ルチアの太腿に手を置く。

 ク、クロード様っ……

 含みを込めた言い方と、太腿に置かれたクロードの大きな手に、ますますルチアの熱が上がっていった。

 ヒューバートもようやく気を取り直し、口をつける。

「……悪く、ない」
「えっ、本当ですの? ヒューバートにそう言っていただけて、とても嬉しいですわ……」

 ヒューバートには嫌われているようで、寂しく思っていましたから……

 ルチアがヒューバートににっこりと微笑むと、ヒューバートの頬が赤く染まった。

「べ、別に褒めているわけではありませんから! 正直な感想を申しただけですので……誤解、しないで下さい」
「ふふっ……それでも、嬉しいですわ」

 すると、ユリアーノが目を細めてヒューバートの腕を小突いた。

「まったく、ヒュービーは素直じゃないんだから。ルチア様、ヒューバートは本当はすごく美味しい、って意味で言ってるんだからね」
「なっ! そんなことは、言ってないだろう!」
「ヒュービーが素直になれないから、代弁してあげてるんだよ?」
「お前に私の気持ちなど分かるか! おいっ、軽々しく触れるな!」
「ねぇ、ヒュービー。折角ルチア様が用意してくれた場を乱すと、クロード様に嫌われるよ?」
「うっ……」

 ルチアは、ユリアーノとヒューバートのやりとりに微笑んだ。  

 仲がいいからこそ、お互いに言いたいことが言えるのでしょうね。なんだか、家族で過ごしているみたいで楽しいですわ。

 こうして、賑やかで幸せな午後の時間が過ぎていった。
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