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おまけ2 ーユリアーノーとヒューバートの攻防ー
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突然、ふたりの頭上でバサバサッと羽音が迫った。ヒューバートの頭の上には、白い梟がのっていた。
「ブラン!!」
ユリアーノが叫ぶ。それは、クロードの飼っている白い梟、ブランだった。
「お、おいやめろっ!! 私は、宿り木ではないぞっっ!!」
慌てるヒューバートの頭からユリアーノがブランをそっと外し、自らの腕へと下ろした。
「ブランの脚に紙が巻かれてるよ。伝令を運んできたんだ」
ヒューバートは落ち着きを取り戻すと、ブランの脚から紙を外した。途端にブランは、バサバサッと羽音をたてて、またどこかへ飛びたった。
「……」
伝令を読んだヒューバートの顔が、真剣味を増す。
「これは……すぐにでも、国王陛下に戻って頂かなくてはならないようだ」
すると、まるでタイミングを見計らったかのように遠くからクロードとルチアが廊下をこちらへと向かって歩いてくるのが見える。ヒューバートはクロードの元へと駆け出した。
あーあ、甘い時間もこれで終わりか……
ユリアーノはそっと溜息を吐いた。
「国王陛下、本城より伝令が届きました」
ヒューバートの言葉にクロードが眉を顰めた。
「ここにいる間は、一切の公務は持ち込むな、と言っておいたはずだが?」
クロードの咎めるような口調に一瞬怯んだものの、ヒューバートは事態の深刻さを考慮し、頭を下げる。
「申し訳、ございません。ですが、緊急を要すもので、国王陛下のご指示を仰ぎたいとのことで……」
クロードは大きく溜息を吐くと、チラッとルチアを見た。彼の気遣いを感じたルチアは、気丈に答えた。
「クロード様、私のことは気になさらず、どうか公務にお向かいくださいませ」
「すまぬ、ルチア」
クロードはルチアの頭にそっと手を置いた。
「終わり次第、すぐに戻る」
ヒューバートはその光景を前に、改めてクロードのルチアへの想いの深さを感じた。
今までの国王陛下では、考えらえなかったことだ……
「行くぞ、ヒューバート」
「は、はい!」
クロードは途端に公務の顔になり、ヒューバートを従えて足早に執務室へと向かった。
「では、私は寝室へ戻りますね」
ルチアはにっこりとユリアーノに微笑むと、クロードとは反対側へと歩いて行った。
「ブラン!!」
ユリアーノが叫ぶ。それは、クロードの飼っている白い梟、ブランだった。
「お、おいやめろっ!! 私は、宿り木ではないぞっっ!!」
慌てるヒューバートの頭からユリアーノがブランをそっと外し、自らの腕へと下ろした。
「ブランの脚に紙が巻かれてるよ。伝令を運んできたんだ」
ヒューバートは落ち着きを取り戻すと、ブランの脚から紙を外した。途端にブランは、バサバサッと羽音をたてて、またどこかへ飛びたった。
「……」
伝令を読んだヒューバートの顔が、真剣味を増す。
「これは……すぐにでも、国王陛下に戻って頂かなくてはならないようだ」
すると、まるでタイミングを見計らったかのように遠くからクロードとルチアが廊下をこちらへと向かって歩いてくるのが見える。ヒューバートはクロードの元へと駆け出した。
あーあ、甘い時間もこれで終わりか……
ユリアーノはそっと溜息を吐いた。
「国王陛下、本城より伝令が届きました」
ヒューバートの言葉にクロードが眉を顰めた。
「ここにいる間は、一切の公務は持ち込むな、と言っておいたはずだが?」
クロードの咎めるような口調に一瞬怯んだものの、ヒューバートは事態の深刻さを考慮し、頭を下げる。
「申し訳、ございません。ですが、緊急を要すもので、国王陛下のご指示を仰ぎたいとのことで……」
クロードは大きく溜息を吐くと、チラッとルチアを見た。彼の気遣いを感じたルチアは、気丈に答えた。
「クロード様、私のことは気になさらず、どうか公務にお向かいくださいませ」
「すまぬ、ルチア」
クロードはルチアの頭にそっと手を置いた。
「終わり次第、すぐに戻る」
ヒューバートはその光景を前に、改めてクロードのルチアへの想いの深さを感じた。
今までの国王陛下では、考えらえなかったことだ……
「行くぞ、ヒューバート」
「は、はい!」
クロードは途端に公務の顔になり、ヒューバートを従えて足早に執務室へと向かった。
「では、私は寝室へ戻りますね」
ルチアはにっこりとユリアーノに微笑むと、クロードとは反対側へと歩いて行った。
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