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第23話
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夜が明ける頃、ぼんやりとした光がカーテンの隙間から差し込み、俺はその眩しさで目を覚ました。身体を起こすと、隣で眠る歩夢くんの寝顔が視界に入る。少し乱れた髪、穏やかな表情。昨夜のことが頭に蘇り、顔が熱くなる。
「……なんで俺、こんなに落ち着いてないんだろう……」
自分でも説明がつかない不思議な感覚があった。胸の奥がざわざわして、身体がどこか違う。寝汗かと思ってシャワーを浴びようと、俺はそっと布団を抜け出した。
洗面台の前に立ち、顔を洗おうと鏡を見上げると、首元に見慣れない痕が目に入った。
「……え?」
思わず手が止まる。鏡に映る自分の首。そこには赤く目立つ噛み跡が、くっきりと残っていた。
「これ……まさか……」
昨夜の歩夢くんの情熱的な姿を思い出し、顔が一気に赤くなる。けれど、その痕をじっと見つめていると、ただの噛み跡ではないような違和感が湧いてきた。
触れると、じんわりと温かい。そして胸の奥から言いようのない安心感がこみ上げてきた。
「これって……もしかして、番……?」
その言葉を口にした瞬間、足元がぐらついた。自分が番になったという可能性に、全身の血が逆流するような気がした。
「いや、嘘だろ……だって、歩夢くんとそんなこと……まだ……」
混乱しながらも、昨夜のことが頭に蘇る。歩夢くんの熱い視線、触れる手、優しくも力強い囁き――どれもが、俺を彼のものにしようとしているように思えた。そして、それが事実だったのだと気づかされた。
そのとき、背後からふいに声がした。
「先輩、どうしたんですか?」
振り返ると、裸のままの歩夢くんが寝室から出てきていた。彼は少し寝ぼけたような表情で、けれどその瞳はしっかりと俺を捉えていた。
「歩夢くん……これ、君の仕業?」
俺は首元の噛み跡を指差しながら尋ねる。彼は驚いたように一瞬目を見開いたが、すぐに真剣な表情に変わる。そして一歩ずつ、俺に近づいてきた。
「……そうです。先輩、俺の番なんですよ。」
その言葉に心臓が大きく跳ねた。歩夢くんは裸のまま、俺の肩にそっと手を置き、柔らかい力で引き寄せた。
「え……歩夢くん、何言って……?」
困惑している俺の体を彼はぎゅっと抱きしめる。その裸の肌が触れるたび、熱がじんわりと広がる。逃げたいのに、彼の腕があまりに強く、優しく、そして俺を放そうとしない。
「先輩、もう逃がしませんよ。」
その言葉に、背筋が震えた。歩夢くんの瞳はどこかいつもの優しさとは違う、雄の本能が剥き出しになったような鋭さを宿していた。
「俺、先輩を誰にも渡したくないんです。ずっと俺だけのものにしたかった……だから、この印をつけたんです。」
彼の声は低く、けれど強い意志が感じられた。逃げようと腕を振り払おうとしたが、彼はそのたびにさらに強く俺を抱きしめた。
「歩夢くん……俺……」
言葉が出ない。彼の体温が伝わるたび、拒絶する気持ちが少しずつ薄れていく。そして、彼が言った「俺の番」という言葉が頭の中でぐるぐると回っていた。
「先輩……俺だけを見ていてください。それだけでいいです。」
耳元で囁かれたその言葉に、抗う力が完全に抜けた。彼の腕の中にいる自分が、どこか自然なことのように感じ始めてしまう。
歩夢くんは顔を少し引き、俺の目をじっと見つめると、優しく微笑んだ。
「これからもずっと、俺が守りますから。」
その瞳に映るのは、確かな覚悟だった。そして俺は、その覚悟に飲み込まれるように、ただ頷くしかなかった。
3週間が経過していた。歩夢くんとのあの夜以来、穏やかな日々が続いていた。けれど、「番」という言葉と、歩夢くんの少し変わった態度が心に引っかかっている。俺は病院の受付で忙しく仕事をこなしていたが、どこか頭がぼんやりしていた。
その日も変わらず患者対応に追われ、昼食を軽く済ませた後、書類整理をしていた。だが、突然胃の奥から強烈な吐き気が襲い、俺は慌てて仕事を切り上げトイレに駆け込んだ。
「ん……なんだこれ……」
個室の扉を閉めると同時に、胃の中のものをすべて吐き出してしまう。額に冷や汗が伝い、膝が震えた。
「最近忙しかったし、疲れが溜まってるのか……?」
独り言を呟きながら、個室の壁にもたれかかっていると、扉の向こうから声がした。
「裕貴、お前大丈夫か?」
顔を上げると、そこには幼馴染の泰輝が立っていた。泰輝は同じ病院で働く看護師で、俺がΩであることも昔から知っている数少ない人間だ。
「泰輝……いや、大丈夫だよ。ちょっと吐いただけ。」
笑顔を作ってごまかそうとしたが、泰輝の目は鋭かった。俺の腕を掴み、じっと顔色を確認する。
「裕貴、お前顔色悪いぞ。それに……吐いたってことは何かあるんじゃないのか?」
「いや、本当に大丈夫だって。ただの疲れだよ。」
軽く流そうとしたが、泰輝は俺の言葉を完全に無視して何かを考え込む。そして、次の瞬間低い声で言った。
「裕貴……お前、妊娠してるんじゃないか?」
「――は?」
その一言に、俺は完全に固まった。自分の耳を疑った。妊娠? いや、確かに俺はΩだ。でもそれが何だっていうんだ?
「おいおい、泰輝。俺が妊娠なんてするわけないだろ?」
必死に笑いながら否定する。けれど、心の奥底でドクンと何かが反応しているのを感じた。
「裕貴、歩夢くんのことだろ?」
泰輝の声は鋭く、まるで俺の心を見透かすかのようだった。その言葉に、俺の記憶があの夜に引き戻される。歩夢くんの甘くて優しい声、そして俺を抱きしめながらつけられた「番」の印。
「……っ、違うよ! そんなはずないだろ!」
声を荒げて否定するが、胸の奥では確信に近い不安が渦巻いていた。
「裕貴、お前の体は普通の男とは違う。今すぐ検査しよう。ほら、俺がついて行ってやる。」
泰輝は俺の肩を掴んで強引に立たせる。その力強さに逆らうことができず、俺はただ無言で頷くしかなかった。
頭の中は真っ白だった。もし泰輝の言う通りだったら――いや、そんなことあるわけがない。俺はそう自分に言い聞かせながらも、胸の中の不安は消えなかった。
「……なんで俺、こんなに落ち着いてないんだろう……」
自分でも説明がつかない不思議な感覚があった。胸の奥がざわざわして、身体がどこか違う。寝汗かと思ってシャワーを浴びようと、俺はそっと布団を抜け出した。
洗面台の前に立ち、顔を洗おうと鏡を見上げると、首元に見慣れない痕が目に入った。
「……え?」
思わず手が止まる。鏡に映る自分の首。そこには赤く目立つ噛み跡が、くっきりと残っていた。
「これ……まさか……」
昨夜の歩夢くんの情熱的な姿を思い出し、顔が一気に赤くなる。けれど、その痕をじっと見つめていると、ただの噛み跡ではないような違和感が湧いてきた。
触れると、じんわりと温かい。そして胸の奥から言いようのない安心感がこみ上げてきた。
「これって……もしかして、番……?」
その言葉を口にした瞬間、足元がぐらついた。自分が番になったという可能性に、全身の血が逆流するような気がした。
「いや、嘘だろ……だって、歩夢くんとそんなこと……まだ……」
混乱しながらも、昨夜のことが頭に蘇る。歩夢くんの熱い視線、触れる手、優しくも力強い囁き――どれもが、俺を彼のものにしようとしているように思えた。そして、それが事実だったのだと気づかされた。
そのとき、背後からふいに声がした。
「先輩、どうしたんですか?」
振り返ると、裸のままの歩夢くんが寝室から出てきていた。彼は少し寝ぼけたような表情で、けれどその瞳はしっかりと俺を捉えていた。
「歩夢くん……これ、君の仕業?」
俺は首元の噛み跡を指差しながら尋ねる。彼は驚いたように一瞬目を見開いたが、すぐに真剣な表情に変わる。そして一歩ずつ、俺に近づいてきた。
「……そうです。先輩、俺の番なんですよ。」
その言葉に心臓が大きく跳ねた。歩夢くんは裸のまま、俺の肩にそっと手を置き、柔らかい力で引き寄せた。
「え……歩夢くん、何言って……?」
困惑している俺の体を彼はぎゅっと抱きしめる。その裸の肌が触れるたび、熱がじんわりと広がる。逃げたいのに、彼の腕があまりに強く、優しく、そして俺を放そうとしない。
「先輩、もう逃がしませんよ。」
その言葉に、背筋が震えた。歩夢くんの瞳はどこかいつもの優しさとは違う、雄の本能が剥き出しになったような鋭さを宿していた。
「俺、先輩を誰にも渡したくないんです。ずっと俺だけのものにしたかった……だから、この印をつけたんです。」
彼の声は低く、けれど強い意志が感じられた。逃げようと腕を振り払おうとしたが、彼はそのたびにさらに強く俺を抱きしめた。
「歩夢くん……俺……」
言葉が出ない。彼の体温が伝わるたび、拒絶する気持ちが少しずつ薄れていく。そして、彼が言った「俺の番」という言葉が頭の中でぐるぐると回っていた。
「先輩……俺だけを見ていてください。それだけでいいです。」
耳元で囁かれたその言葉に、抗う力が完全に抜けた。彼の腕の中にいる自分が、どこか自然なことのように感じ始めてしまう。
歩夢くんは顔を少し引き、俺の目をじっと見つめると、優しく微笑んだ。
「これからもずっと、俺が守りますから。」
その瞳に映るのは、確かな覚悟だった。そして俺は、その覚悟に飲み込まれるように、ただ頷くしかなかった。
3週間が経過していた。歩夢くんとのあの夜以来、穏やかな日々が続いていた。けれど、「番」という言葉と、歩夢くんの少し変わった態度が心に引っかかっている。俺は病院の受付で忙しく仕事をこなしていたが、どこか頭がぼんやりしていた。
その日も変わらず患者対応に追われ、昼食を軽く済ませた後、書類整理をしていた。だが、突然胃の奥から強烈な吐き気が襲い、俺は慌てて仕事を切り上げトイレに駆け込んだ。
「ん……なんだこれ……」
個室の扉を閉めると同時に、胃の中のものをすべて吐き出してしまう。額に冷や汗が伝い、膝が震えた。
「最近忙しかったし、疲れが溜まってるのか……?」
独り言を呟きながら、個室の壁にもたれかかっていると、扉の向こうから声がした。
「裕貴、お前大丈夫か?」
顔を上げると、そこには幼馴染の泰輝が立っていた。泰輝は同じ病院で働く看護師で、俺がΩであることも昔から知っている数少ない人間だ。
「泰輝……いや、大丈夫だよ。ちょっと吐いただけ。」
笑顔を作ってごまかそうとしたが、泰輝の目は鋭かった。俺の腕を掴み、じっと顔色を確認する。
「裕貴、お前顔色悪いぞ。それに……吐いたってことは何かあるんじゃないのか?」
「いや、本当に大丈夫だって。ただの疲れだよ。」
軽く流そうとしたが、泰輝は俺の言葉を完全に無視して何かを考え込む。そして、次の瞬間低い声で言った。
「裕貴……お前、妊娠してるんじゃないか?」
「――は?」
その一言に、俺は完全に固まった。自分の耳を疑った。妊娠? いや、確かに俺はΩだ。でもそれが何だっていうんだ?
「おいおい、泰輝。俺が妊娠なんてするわけないだろ?」
必死に笑いながら否定する。けれど、心の奥底でドクンと何かが反応しているのを感じた。
「裕貴、歩夢くんのことだろ?」
泰輝の声は鋭く、まるで俺の心を見透かすかのようだった。その言葉に、俺の記憶があの夜に引き戻される。歩夢くんの甘くて優しい声、そして俺を抱きしめながらつけられた「番」の印。
「……っ、違うよ! そんなはずないだろ!」
声を荒げて否定するが、胸の奥では確信に近い不安が渦巻いていた。
「裕貴、お前の体は普通の男とは違う。今すぐ検査しよう。ほら、俺がついて行ってやる。」
泰輝は俺の肩を掴んで強引に立たせる。その力強さに逆らうことができず、俺はただ無言で頷くしかなかった。
頭の中は真っ白だった。もし泰輝の言う通りだったら――いや、そんなことあるわけがない。俺はそう自分に言い聞かせながらも、胸の中の不安は消えなかった。
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