悪女の死んだ国

神々廻

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この話を知り、私は後世の人々の中で生きていると知れて嬉しくなった。

彼女は私だ。

私はこの国の誰よりも美しく、賢く、政が出来た。そして、誰もが憧れるような白い肌を持っていた。

しかし、王は私を愛さなかった。

王には愛人が沢山居た。皆が言うには、私は高嶺の花過ぎるそうだ。王の愛人の美女は手の届く範囲だそうだ。

私は学者や田舎貴族の話をよく聞いていた。学者からは病から民を守る為に、田舎貴族からは田舎では何が足りないかなどを聞いていた。

学者のお陰で外国では流行っていたが私の国では全く伝染病が流行らなかった。

田舎貴族のお陰で私は大きくは無いが、病院を田舎に建てた。

私なりに民を思い政事をしたと思う。

しかし......私よりも愛人である美女の方が民からは人気だった。

私は夫と民に全て諦めた。私が居なかったら何もできない癖に......




そんな時に私は歴史書を読んで感動した。だって、この人物は何世紀も前の人物なのに私が今、存在を知った。

そこからは、後世で有名な人になる事に全力を注いだ。

私はより完璧な女帝を目指した。

そして、予定通りに過労死した。

後世では私は悲劇のヒロインになった。

私が彼女だった時代は3世紀ほど前の事なのだか、未だに私の事が覚えられているのに感動した。

今回の人生も後世に名を刻めるような行き方をしようと思う。
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感想 12

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みんなの感想(12件)

かいモブ
2021.04.06 かいモブ

正直言って王女も変わってますねw
後世に名を刻むだけで一生を費やせるだけの原動力。病気なのではないかと疑いたいくらいですww。
素晴らしい作品です!私なりの解釈でしたが変わったものが好きなのでとても楽しんで読めました!ありがとうございます!

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2021.02.11 ユーザー名の登録がありません

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2021.01.30 ユーザー名の登録がありません

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