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夢はお姫様。 ニーナ視点
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私は昔から本が好きだった。本の中ではいつもお姫様になれるからだ。
物語の中で初めから幸せなお姫様は少ない。いろいろな困難を乗り越えてお姫様になっていく。そして、どの物語にも必ずお姫様を迎えに来てくれる王子様と、悪役がいる。そして悪役の周りやお姫様、王子様の周りには主人公たちを引き立たせる数々の人たちが存在していた。
「なんでお姫様や王子様の周りにはたくさんの人がいるのかしら。」
侍女のマヤに聞いてみる。
「それは、物語を盛り上げるためではないでしょうか。お姫様や王子様を目立たせるためや人気者を演出するにもたくさんの人が必要なのだと思いますよ。物語の中にお姫様や王子様だけだと少し味気ないものになってしまうじゃないですか。」
「確かにマヤの言う通りね。お姫様や王子様だけだとなんだか盛り上がりにかけるものね。」それにお姫様をすごく魅力的に感じるのは周りに引き立て役がいるからだと思う。
そしていつからか、私もお姫様になりたいと強く願うようになった。そのために始めたのは周りに人をたくさん集めることだ。
「私も周りに人がいればお姫様になれるかもしれないわね!そうね…これからこの引き立て役のことはモブと呼ぶことにしましょう!」
そこからの私は行動が早かったと思う。いろいろな物語を読みながらお姫様の勉強を始めた。そしてお茶会やパーティに顔を出しては色々実践してみる。
お父様やお母様も始めはやめなさいと言ってきたけどいつからか何も言わなくなった。恐らく年取ってからできたたった1人の娘だったからだと思う。すごく愛されて育った自信があるもの。
あるお茶会に行った時、私は1人の女の子に出会った。見た目は濃紺の髪色であまり話さなそうなおとなしそうな女の子だった。周りに人も集まっていなくて、私の引き立て役にピッタリだ。私はすぐさまその子の近くに寄って行き、
「あなたはモブよ!!」とその子に伝えた。
私がモブと伝えた時の表情は忘れられない。それからはその子が参加しているお茶会やパーティに参加していつも近くにいるようにした。
そしてそれから数年が経ち、私は貴族院に通うことになった。貴族院に通えば今まで以上に私は物語の主人公になれると思っていたけど、意外にもそんなに上手くいかなかった…
クラスではなかなか周りに人が寄ってこなく、わたしが「あなたはモブよ!」と伝えてもいつからか見向きもされなくなってしまった。
あの女の子さえいれば1人はモブが確保できる。私は女の子がいるクラスに顔を出してモブを探すことにした。でもなかなか見つけられず…そんな私に、目を奪われたのか、1人の王子様が私に話しかけてくれたのだ。でも「私の王子様。」と伝えるとその方は私の言葉の意味が通じないのか、困った顔をしていた。
その後も何度か話しかけてみたものの次第に王子様は、近寄ってきてくれず…
ついに運動祭の日になった。
そして私は運動祭当日運命の人と出会ったのだ。
運命の人の名前はアントン・ムーラン様。
馬に乗って颯爽と登場した姿は物語の王子様そのものだった。
アントン様に対して、私は思わず「私の王子様!」と叫んでしまった。
するとアントン様も気づいたのかこちらに手を振ってくれている。
私と同じよう、物語のような恋を夢見ていた人がいたことに、すごく私は嬉しくなった。
馬術競技終了後、私は急いで王子様の元へ向かった。
「王子様…」
「私のプリンセス…」
どちらともなく近寄り抱きしめあう。物語に憧れて10年。やっと私は自分の王子様を見つけることができた。これもあのクラスの方々のおかげかもしれないわ。
運動祭終了後、私はモブのいるクラスに行って挨拶をする。そしたら皆祝福してくれた。
私は私の王子様と幸せになります。
物語の中で初めから幸せなお姫様は少ない。いろいろな困難を乗り越えてお姫様になっていく。そして、どの物語にも必ずお姫様を迎えに来てくれる王子様と、悪役がいる。そして悪役の周りやお姫様、王子様の周りには主人公たちを引き立たせる数々の人たちが存在していた。
「なんでお姫様や王子様の周りにはたくさんの人がいるのかしら。」
侍女のマヤに聞いてみる。
「それは、物語を盛り上げるためではないでしょうか。お姫様や王子様を目立たせるためや人気者を演出するにもたくさんの人が必要なのだと思いますよ。物語の中にお姫様や王子様だけだと少し味気ないものになってしまうじゃないですか。」
「確かにマヤの言う通りね。お姫様や王子様だけだとなんだか盛り上がりにかけるものね。」それにお姫様をすごく魅力的に感じるのは周りに引き立て役がいるからだと思う。
そしていつからか、私もお姫様になりたいと強く願うようになった。そのために始めたのは周りに人をたくさん集めることだ。
「私も周りに人がいればお姫様になれるかもしれないわね!そうね…これからこの引き立て役のことはモブと呼ぶことにしましょう!」
そこからの私は行動が早かったと思う。いろいろな物語を読みながらお姫様の勉強を始めた。そしてお茶会やパーティに顔を出しては色々実践してみる。
お父様やお母様も始めはやめなさいと言ってきたけどいつからか何も言わなくなった。恐らく年取ってからできたたった1人の娘だったからだと思う。すごく愛されて育った自信があるもの。
あるお茶会に行った時、私は1人の女の子に出会った。見た目は濃紺の髪色であまり話さなそうなおとなしそうな女の子だった。周りに人も集まっていなくて、私の引き立て役にピッタリだ。私はすぐさまその子の近くに寄って行き、
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私がモブと伝えた時の表情は忘れられない。それからはその子が参加しているお茶会やパーティに参加していつも近くにいるようにした。
そしてそれから数年が経ち、私は貴族院に通うことになった。貴族院に通えば今まで以上に私は物語の主人公になれると思っていたけど、意外にもそんなに上手くいかなかった…
クラスではなかなか周りに人が寄ってこなく、わたしが「あなたはモブよ!」と伝えてもいつからか見向きもされなくなってしまった。
あの女の子さえいれば1人はモブが確保できる。私は女の子がいるクラスに顔を出してモブを探すことにした。でもなかなか見つけられず…そんな私に、目を奪われたのか、1人の王子様が私に話しかけてくれたのだ。でも「私の王子様。」と伝えるとその方は私の言葉の意味が通じないのか、困った顔をしていた。
その後も何度か話しかけてみたものの次第に王子様は、近寄ってきてくれず…
ついに運動祭の日になった。
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するとアントン様も気づいたのかこちらに手を振ってくれている。
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馬術競技終了後、私は急いで王子様の元へ向かった。
「王子様…」
「私のプリンセス…」
どちらともなく近寄り抱きしめあう。物語に憧れて10年。やっと私は自分の王子様を見つけることができた。これもあのクラスの方々のおかげかもしれないわ。
運動祭終了後、私はモブのいるクラスに行って挨拶をする。そしたら皆祝福してくれた。
私は私の王子様と幸せになります。
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