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レナード様はヘタレ王子ですね。
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この国では一年に1ヶ月ほど気温が上昇する季節がある。その間は皆避暑地に移動してゆっくり休んだりする期間になっている。学院もこの期間は休みになる。
今日もビアンカと一緒に美術室でお昼を食べていると、来月から始まる長期休暇の話になった。
「アナは長期休暇中どうするの?」
「私は辺境伯領に帰省するくらいかしら。辺境伯領は結構涼しいし過ごしやすいのよね。ビアンカは?」
「私はまだ何も決まっていないわ。でも最近レナード様とお手紙のやり取りをしているし、できればどこかでレナード様と一緒にお出かけでもできればいいと思っているんだけれど…私からは誘いにくいから誘ってくれるのを待っているの。」
ビアンカが顔を赤くしながら話している姿がとても女の子らしくて可愛かった。
「ビアンカももしよかったら一緒に辺境伯領に遊びに来ない?きっとヘレナもくると思うわ。」
ヘレナは昔から長期休み期間中、辺境伯領にくることが多かった。ちなみにヘレナの家は侯爵家で、私のお母様の妹の娘だ。同じ年ということもあり昔から仲が良かった。
「私が行ってもいいのかしら。」
「全然!寧ろビアンカが来てくれたらとても楽しい長期休暇になりそうだわ!それに広大な土地が多いから、遠乗りとかにもってこいなのよ。それに、近くに海もあるから魚料理がとても美味しいのよ。」
辺境伯ということもあり街が大きいわけではないけど、海や山など広大な土地がある。それに隣国からの行商人も多いので街自体は結構賑わっているのだ。
「予定では3週間くらい行く予定なの。片道2日かかるから、向こうにいるのは2週間くらいね。長期休暇中の中日には収穫祭というお祭りが3日間行われるの。その年の収穫がよくなるように行われるお祭りなんだけどとても楽しめると思うわ。」
私は領地のおすすめポイントをたくさん伝える。
「無理にとは言わないけれど…少し考えてみて?」
「へぇ、面白そうじゃないか…」
ビアンカと2人で話していると頭の上から声が聞こえる。
「えぇ、とても面白いわ!」
振り返るとデューク先輩とレナード先輩が立っていた。
「デューク先輩とレナード先輩じゃないですか。最近あまりいらっしゃらなかったので、ついついビアンカと盛り上がってしまいました。今日は何か用事でも?」
お茶会以降、デューク先輩とお会いする機会がなかったので、何かあったのかと思っていたけれどそうではなかったようで良かった。
「ビアンカはまだ迷っているようだけど、もしよかったら私たちも辺境伯領に行ってもいいかい?と、行っても公務があるから1週間くらいしかいれないと思うんだが…。」
レナード先輩は口に出さないけれど恐らくデューク先輩に言ってもらうように頼んだんだろう…。なかなか自分から口に出せなそうな人だし。
「えぇ、アレク兄様とアラン兄様もいますしデューク様にお会いできるの嬉しいと思いますわ。レナード様とビアンカはどうしますか?」ビアンカには前もってデューク様が親戚だったことを話していた。恐らくレナード様も知っているのだろう。特に驚く様子なく「俺も行こうかな」と言っていた。
「折角ですし、収穫祭の時期に来ていただけると楽しいかもしれません。部屋はうちの実家に用意しておきますね。それなりの部屋数ありますし足りると思います。来る日にちなど決まったら教えてくださいませ。」
レナード様の隣にいき、「ビアンカはご自身で誘ってください。」こそりと伝えたらレナード様は耳を赤くして頷いていた。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
ビアンカ視点。
運動祭後から、レナード様と文通を始めた。と言ってもそんな堅苦しいものではなくお互いの近況報告などをするくらいだ。今まで異性の方と手紙のやり取りなんてしたことなかったから初めは緊張したけれど今は楽しく文通をしている。
レナード様はこの国の第二王子で、銀髪に薄いピンクの目の色をしている。そしてかなり顔が整っていて、この国の女性達がいつも狙っていた。パーティー会場などで何度か見かけたことはあったけど、近寄りがたかったため話すことはなかった。
それが運動祭後からは毎日のようにやりとりをしている。
そしてつい最近、遠乗りに出かけないかというお誘いをいただいた。乗馬が趣味の私としてはとても嬉しいお誘いだった。
しかしなかなかお互い時間が取れず遠乗りに行くことができていなかった。レナード様は第二王子で公務もある身だし仕方ないのかなとも思うけれど、楽しみにしていた分少し寂しかった。
それでも毎日文通をすることで寂しさを紛らわせることができている。最近はちょっとしたことで幸せを感じられるのが嬉しかった。
来月からの長期休みはまだ何するかも決まっていなく、家族で出かけるかどうかもわからない状態だったため、アナからのお誘いがとても嬉しかった。でももしその間にレナード様が遠乗りに出かけようと言ったらどうしようとおもってしまい、なかなか返事ができなかった…
「レナード様との遠乗り、すごく楽しみにしていたのね。」思ったいた以上に自分自身がレナード様と出かけることを楽しみにしていたことにびっくりした。
あと長期休暇まで1週間を切った頃、レナード様から話があると一通の手紙が届いた。そこには「休みが取れたので、一緒にアナの実家がある辺境伯領に行って遠乗りと収穫祭に行かないか」というお誘いだった。私は嬉しくなってすぐ返事を書いた。
「是非!楽しみにしています。」と…
アナにも長期休暇は一緒に行きたいことを伝えた。長期休暇まで残り1週間ほど。今から楽しみで仕方がない。
今日もビアンカと一緒に美術室でお昼を食べていると、来月から始まる長期休暇の話になった。
「アナは長期休暇中どうするの?」
「私は辺境伯領に帰省するくらいかしら。辺境伯領は結構涼しいし過ごしやすいのよね。ビアンカは?」
「私はまだ何も決まっていないわ。でも最近レナード様とお手紙のやり取りをしているし、できればどこかでレナード様と一緒にお出かけでもできればいいと思っているんだけれど…私からは誘いにくいから誘ってくれるのを待っているの。」
ビアンカが顔を赤くしながら話している姿がとても女の子らしくて可愛かった。
「ビアンカももしよかったら一緒に辺境伯領に遊びに来ない?きっとヘレナもくると思うわ。」
ヘレナは昔から長期休み期間中、辺境伯領にくることが多かった。ちなみにヘレナの家は侯爵家で、私のお母様の妹の娘だ。同じ年ということもあり昔から仲が良かった。
「私が行ってもいいのかしら。」
「全然!寧ろビアンカが来てくれたらとても楽しい長期休暇になりそうだわ!それに広大な土地が多いから、遠乗りとかにもってこいなのよ。それに、近くに海もあるから魚料理がとても美味しいのよ。」
辺境伯ということもあり街が大きいわけではないけど、海や山など広大な土地がある。それに隣国からの行商人も多いので街自体は結構賑わっているのだ。
「予定では3週間くらい行く予定なの。片道2日かかるから、向こうにいるのは2週間くらいね。長期休暇中の中日には収穫祭というお祭りが3日間行われるの。その年の収穫がよくなるように行われるお祭りなんだけどとても楽しめると思うわ。」
私は領地のおすすめポイントをたくさん伝える。
「無理にとは言わないけれど…少し考えてみて?」
「へぇ、面白そうじゃないか…」
ビアンカと2人で話していると頭の上から声が聞こえる。
「えぇ、とても面白いわ!」
振り返るとデューク先輩とレナード先輩が立っていた。
「デューク先輩とレナード先輩じゃないですか。最近あまりいらっしゃらなかったので、ついついビアンカと盛り上がってしまいました。今日は何か用事でも?」
お茶会以降、デューク先輩とお会いする機会がなかったので、何かあったのかと思っていたけれどそうではなかったようで良かった。
「ビアンカはまだ迷っているようだけど、もしよかったら私たちも辺境伯領に行ってもいいかい?と、行っても公務があるから1週間くらいしかいれないと思うんだが…。」
レナード先輩は口に出さないけれど恐らくデューク先輩に言ってもらうように頼んだんだろう…。なかなか自分から口に出せなそうな人だし。
「えぇ、アレク兄様とアラン兄様もいますしデューク様にお会いできるの嬉しいと思いますわ。レナード様とビアンカはどうしますか?」ビアンカには前もってデューク様が親戚だったことを話していた。恐らくレナード様も知っているのだろう。特に驚く様子なく「俺も行こうかな」と言っていた。
「折角ですし、収穫祭の時期に来ていただけると楽しいかもしれません。部屋はうちの実家に用意しておきますね。それなりの部屋数ありますし足りると思います。来る日にちなど決まったら教えてくださいませ。」
レナード様の隣にいき、「ビアンカはご自身で誘ってください。」こそりと伝えたらレナード様は耳を赤くして頷いていた。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
ビアンカ視点。
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レナード様はこの国の第二王子で、銀髪に薄いピンクの目の色をしている。そしてかなり顔が整っていて、この国の女性達がいつも狙っていた。パーティー会場などで何度か見かけたことはあったけど、近寄りがたかったため話すことはなかった。
それが運動祭後からは毎日のようにやりとりをしている。
そしてつい最近、遠乗りに出かけないかというお誘いをいただいた。乗馬が趣味の私としてはとても嬉しいお誘いだった。
しかしなかなかお互い時間が取れず遠乗りに行くことができていなかった。レナード様は第二王子で公務もある身だし仕方ないのかなとも思うけれど、楽しみにしていた分少し寂しかった。
それでも毎日文通をすることで寂しさを紛らわせることができている。最近はちょっとしたことで幸せを感じられるのが嬉しかった。
来月からの長期休みはまだ何するかも決まっていなく、家族で出かけるかどうかもわからない状態だったため、アナからのお誘いがとても嬉しかった。でももしその間にレナード様が遠乗りに出かけようと言ったらどうしようとおもってしまい、なかなか返事ができなかった…
「レナード様との遠乗り、すごく楽しみにしていたのね。」思ったいた以上に自分自身がレナード様と出かけることを楽しみにしていたことにびっくりした。
あと長期休暇まで1週間を切った頃、レナード様から話があると一通の手紙が届いた。そこには「休みが取れたので、一緒にアナの実家がある辺境伯領に行って遠乗りと収穫祭に行かないか」というお誘いだった。私は嬉しくなってすぐ返事を書いた。
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