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相談。 デューク視点。
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蝋燭流しを見るために川を歩いている時、あなたすごくいい雰囲気になったと思った俺は思わず「好きなんだ。」とティアナに伝えていた。
もっといいシチュエーションを考えてから伝えようと思っていたのに、理性よりも気持ちが勝っていたみたいだ。
今日の雰囲気を見るにそんな悪い返事ではないだろうとティアナからの返事を待つ。
返ってきた言葉は
「すみません。最後の方の言葉が聞き取れなかったです…」だった。
なんだか以前もこんなことがあったな。もしかしたら神様が告白は今じゃないと言っているのかもしれないと思った俺は一度深呼吸をしてから
「明日、伝えたいことがあるんだ。」と伝える。
幸い明日もティアナと収穫祭に出かける予定だったし、それまでに静かに話せるところを探しておこうと心に決めた。
それから2人で下流まで進み蝋燭流しをみる。
「蝋燭流しは下流で見るのが1番綺麗なんです。遠くから流れてくる姿も綺麗だし、少しずつ蝋燭の火が消えていくところ見れます。色々な形が見えるのでみなさん大体下流に集まるんですよ。」
ティアナが色々教えてくれるということもあり、飽きることもない。
それにティアナとは同じ空間にいてそれぞれ別々のことをしていても苦にならないだろう。今日服飾屋で色々見て回る時はそれぞれ別に動いていることが多かったが全く苦にならなかった。
こういう日常がすごく幸せだなと感じるのと同時に、ティアナとの日常を大切にしていきたいと思う。
ティアナが、途中向こう岸にいるレナードたちを見つけて手を振っていたが、レナードとビアンカは俺たちが腕を組んでいる様子を見て勘違いしているような気がした。2人が耳打ちしているところをみると何を話しているかなんとなく想像ができる。
ティアナはティアナで2人の距離が縮んでいることを喜んでいるようだ。
不思議とこちら側の岸で知り合いに合わないなと思っていたが、皆反対側の岸にいたようだ。
アランやアレク、ティアナの父君や母君も向こう岸から蝋燭流しを見ていた。
蝋燭の火が消える瞬間、キラキラと空に向かって光が残る。最後の蝋燭が流れてきて少しずつ火が消えていく瞬間、皆上を見て何かを祈っているようだった。
その姿がまた神秘的だった。
帰り道は所々にホタル石が置かれていて、それを頼りにもときた道を戻っていく。
「すごく綺麗でしたね。」
「ああ、初めて見たよ。この二日間は今までにない体験ばかりですごく経験ができた。一緒に回ってくれてありがとう。」
「それはよかったです!こちらこそありがとうございました。でもまだあと1日残ってますからね。楽しみましょうね。」
2人で話しながら歩いているとあっという間に邸についた。
邸についたのが結構遅めの時間だったこともありそのまま「また明日、おやすみなさい」と挨拶だけ交わしてそれぞれ部屋に戻った。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
部屋に戻り湯浴みなどを終えたあと、俺はレナードの部屋に向かった。
「レナード、まだ起きてるか?」
扉の向こうからレナードが歩いてくる声が聞こえる。ガチャリと扉が開き、
「起きてるよ。」と少し眠そうな顔で中に通してくれる。
「こんな時間に何かあったのか?」
俺は手土産に持ってきた果実水を渡し、相談があることを伝える。レナードは何かピンと来たんだろう。
「お前たちとうとう恋人同士になったんだな!蝋燭流しの時はびっくりしたよ。おめでとう。」俺の肩を叩きながら祝福してくれる。これだけ祝福されていると言いづらいが、俺は小さい声で、
「...いや、まだ違うんだ...」と言うと、レナードは「は?」と返してきた。その顔がどうにも間抜けな猿のようで俺は思わず笑ってしまう。
「だから、まだ恋人にはなってないんだ…」そこから今日あった話をした。二日間恋人として過ごしてみないかと言う提案にティアナが乗ってくれたことや、2人で服飾屋に行き卒業パーティーできるドレスやスーツを選んだことなど話した。
「お前たち、そんなことをしていたのか。俺もビアンカもてっきり恋人同士になったのだとばかり思っていた…」側から見たらそう見えていたと言うことは、きっとアレクやアラン、ティアナの父君や母君も同じことを思ったのではないだろうか…。これは話が広がる前にきちんと気持ちを伝えなければならないとおもう…
「蝋燭流しのときに気持ちを伝えたんだが、まさかの他の人の声でかき消されてしまって…アナには聞こえてなかったんだよ」顔を手で隠しながらレナードに話すとレナード笑って
「デュークはなんでも卒なくこなすけどさ、肝心なところで失敗すること多いよな。なんか同じようなこと前にもなかったか?」レナードの言う通りだ。気持ちが焦ってしまう時に限って空回りをしてしまう。
「まずはその場のノリで言わないのがいいな。そこは慎重に行こう。で、明日もう一回気持ち伝えるんだろ?」
「あぁ…出来れば卒業パーティーはティアナと一緒に参加したいと思っている。それに学院だとおさげにメガネだけど…周りにバレたら絶対人気が出ると思うんだ…ティアナが他の人に取られるなんて考えるだけでも嫌なんだ…」
レナードに自分の気持ちをぶつける。
レナードはため息をつきながら…
「なんでそんなに弱気になっているんだ?取り敢えずまずは気持ちを伝えないと何も始まらないだろう。それに選ぶのはアナ本人だ。俺はそんな気にしなくても大丈夫だと思うぞ?」
レナードの言う通り、ティアナはティアナの中身を好きになってくれる人を好きになるだろう…それにティアナの場合見た目と中身のギャップが激しい。見た目はおとなしそうなのに、魚釣りしたり乗馬したり、狩りをしたり...お嬢様っぽくないところも俺は好きなのだが…それでも不安は不安だ。
「デューク、お前にはビアンカの時に世話になったからな。俺からいい情報をやろう。ホタル石で同じ色が出ると願いが…」
「…それは知っている。」
「じゃ、じゃあ、これは知らないだろう。遠乗りでビアンカと行ったのだが山からこの街全てが一望できるところがある。そこから海に沈む夕陽がとても綺麗なんだ。そこなら告白絶景スポットだと思う。2人で行ってみたらどうだ?」
同じ場所で告白するのはどうかと思うがたしかにティアナもその景色が好きだと言っていた気がする。
「レナード、話を聞いてくれてありがとう。明日頑張るよ。もしダメだったら慰めてくれ。じゃあ、おやすみ。」
ヒラヒラと手を振りながら俺はレナード部屋を後にした。このままずっと話ていても後ろ向きになる可能性があったからだ。
ティアナに想いを伝えるのは怖いが明日きちんと想いを伝えようと心に決めた。
もっといいシチュエーションを考えてから伝えようと思っていたのに、理性よりも気持ちが勝っていたみたいだ。
今日の雰囲気を見るにそんな悪い返事ではないだろうとティアナからの返事を待つ。
返ってきた言葉は
「すみません。最後の方の言葉が聞き取れなかったです…」だった。
なんだか以前もこんなことがあったな。もしかしたら神様が告白は今じゃないと言っているのかもしれないと思った俺は一度深呼吸をしてから
「明日、伝えたいことがあるんだ。」と伝える。
幸い明日もティアナと収穫祭に出かける予定だったし、それまでに静かに話せるところを探しておこうと心に決めた。
それから2人で下流まで進み蝋燭流しをみる。
「蝋燭流しは下流で見るのが1番綺麗なんです。遠くから流れてくる姿も綺麗だし、少しずつ蝋燭の火が消えていくところ見れます。色々な形が見えるのでみなさん大体下流に集まるんですよ。」
ティアナが色々教えてくれるということもあり、飽きることもない。
それにティアナとは同じ空間にいてそれぞれ別々のことをしていても苦にならないだろう。今日服飾屋で色々見て回る時はそれぞれ別に動いていることが多かったが全く苦にならなかった。
こういう日常がすごく幸せだなと感じるのと同時に、ティアナとの日常を大切にしていきたいと思う。
ティアナが、途中向こう岸にいるレナードたちを見つけて手を振っていたが、レナードとビアンカは俺たちが腕を組んでいる様子を見て勘違いしているような気がした。2人が耳打ちしているところをみると何を話しているかなんとなく想像ができる。
ティアナはティアナで2人の距離が縮んでいることを喜んでいるようだ。
不思議とこちら側の岸で知り合いに合わないなと思っていたが、皆反対側の岸にいたようだ。
アランやアレク、ティアナの父君や母君も向こう岸から蝋燭流しを見ていた。
蝋燭の火が消える瞬間、キラキラと空に向かって光が残る。最後の蝋燭が流れてきて少しずつ火が消えていく瞬間、皆上を見て何かを祈っているようだった。
その姿がまた神秘的だった。
帰り道は所々にホタル石が置かれていて、それを頼りにもときた道を戻っていく。
「すごく綺麗でしたね。」
「ああ、初めて見たよ。この二日間は今までにない体験ばかりですごく経験ができた。一緒に回ってくれてありがとう。」
「それはよかったです!こちらこそありがとうございました。でもまだあと1日残ってますからね。楽しみましょうね。」
2人で話しながら歩いているとあっという間に邸についた。
邸についたのが結構遅めの時間だったこともありそのまま「また明日、おやすみなさい」と挨拶だけ交わしてそれぞれ部屋に戻った。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
部屋に戻り湯浴みなどを終えたあと、俺はレナードの部屋に向かった。
「レナード、まだ起きてるか?」
扉の向こうからレナードが歩いてくる声が聞こえる。ガチャリと扉が開き、
「起きてるよ。」と少し眠そうな顔で中に通してくれる。
「こんな時間に何かあったのか?」
俺は手土産に持ってきた果実水を渡し、相談があることを伝える。レナードは何かピンと来たんだろう。
「お前たちとうとう恋人同士になったんだな!蝋燭流しの時はびっくりしたよ。おめでとう。」俺の肩を叩きながら祝福してくれる。これだけ祝福されていると言いづらいが、俺は小さい声で、
「...いや、まだ違うんだ...」と言うと、レナードは「は?」と返してきた。その顔がどうにも間抜けな猿のようで俺は思わず笑ってしまう。
「だから、まだ恋人にはなってないんだ…」そこから今日あった話をした。二日間恋人として過ごしてみないかと言う提案にティアナが乗ってくれたことや、2人で服飾屋に行き卒業パーティーできるドレスやスーツを選んだことなど話した。
「お前たち、そんなことをしていたのか。俺もビアンカもてっきり恋人同士になったのだとばかり思っていた…」側から見たらそう見えていたと言うことは、きっとアレクやアラン、ティアナの父君や母君も同じことを思ったのではないだろうか…。これは話が広がる前にきちんと気持ちを伝えなければならないとおもう…
「蝋燭流しのときに気持ちを伝えたんだが、まさかの他の人の声でかき消されてしまって…アナには聞こえてなかったんだよ」顔を手で隠しながらレナードに話すとレナード笑って
「デュークはなんでも卒なくこなすけどさ、肝心なところで失敗すること多いよな。なんか同じようなこと前にもなかったか?」レナードの言う通りだ。気持ちが焦ってしまう時に限って空回りをしてしまう。
「まずはその場のノリで言わないのがいいな。そこは慎重に行こう。で、明日もう一回気持ち伝えるんだろ?」
「あぁ…出来れば卒業パーティーはティアナと一緒に参加したいと思っている。それに学院だとおさげにメガネだけど…周りにバレたら絶対人気が出ると思うんだ…ティアナが他の人に取られるなんて考えるだけでも嫌なんだ…」
レナードに自分の気持ちをぶつける。
レナードはため息をつきながら…
「なんでそんなに弱気になっているんだ?取り敢えずまずは気持ちを伝えないと何も始まらないだろう。それに選ぶのはアナ本人だ。俺はそんな気にしなくても大丈夫だと思うぞ?」
レナードの言う通り、ティアナはティアナの中身を好きになってくれる人を好きになるだろう…それにティアナの場合見た目と中身のギャップが激しい。見た目はおとなしそうなのに、魚釣りしたり乗馬したり、狩りをしたり...お嬢様っぽくないところも俺は好きなのだが…それでも不安は不安だ。
「デューク、お前にはビアンカの時に世話になったからな。俺からいい情報をやろう。ホタル石で同じ色が出ると願いが…」
「…それは知っている。」
「じゃ、じゃあ、これは知らないだろう。遠乗りでビアンカと行ったのだが山からこの街全てが一望できるところがある。そこから海に沈む夕陽がとても綺麗なんだ。そこなら告白絶景スポットだと思う。2人で行ってみたらどうだ?」
同じ場所で告白するのはどうかと思うがたしかにティアナもその景色が好きだと言っていた気がする。
「レナード、話を聞いてくれてありがとう。明日頑張るよ。もしダメだったら慰めてくれ。じゃあ、おやすみ。」
ヒラヒラと手を振りながら俺はレナード部屋を後にした。このままずっと話ていても後ろ向きになる可能性があったからだ。
ティアナに想いを伝えるのは怖いが明日きちんと想いを伝えようと心に決めた。
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