37 / 54
収穫祭3日目。 デューク視点。
しおりを挟む
エントランスでティアナを待っているとティアナの父君と母君が現れた。
話の内容的には俺とティアナが恋人だと思っていたみたいだ。
昨日、腕組んでいるのを見られていたしあの時コソコソ2人で話していたのは恐らくそう言った内容だったのだろう。
「ティアナ、今日はどこか行きたいところはあるかい?」
「そうですね...昨日結構歩き回りましたし、今日は少しゆっくりできるといいですね。午前中は屋台とか回って、午後は広場で行われる、舞踊団の演目などを見て楽しむのはどうでしょうか。」
確かにずっと3日間歩き続けるのは少し大変だし、今日はゆっくり楽しむのもありかもしれない。俺はティアナの意見に賛成して最後に一言付け加えた。
「ティアナ。俺は明日、一足先に王都に帰らなければならない。その前にここで一番きれいな景色が見ておきたいんだが、案内してくれないだろうか。」
レナードに港町が一望できるところを教えてもらいはしたが、できればティアナがお気に入りの場所で自分の気持ちを伝えたかった。
「デューク様が来てもうそんなに経つんですね...デューク様が来てから毎日がすごく楽しかったので、もう帰る日になるなんて思ってもいませんでした。いいですよ!私が一番好きな場所に行きましょう。少し距離があるので移動するのは馬になりますが、それでもいいですか?」
「構わないよ。折角だし最高のデートにしよう!」ティアナの手を握って二人で町に向かった。ティアナが少し赤くなっている姿がとてもかわいかった。
町につくまだ昼下がりということもあるのか人がまばらだった。二日間皆楽しんだからだろうか3日目の朝は少し遅めみたいだ。
2人で昨日食べれなかった、飴細工や鉄板焼きなど色々なものを買って広場に向かう。広場に向かうとすでにたくさんの人が集まっているようだった。
「ここは昨日、自称ヒロインたちが騒いでいたところじゃないか...」
「そうですね!ニーナたちが騒いでいたところです。3日目はこの広場が舞台になって舞や劇などが見れるんですよ。」3日目は皆劇をみようと人が集まってくるそうだ。
1日目、2日目はこの広場で何をしても怒られないが、3日目は少し違う。1日、2日目にここで騒いだら3日目は広場に入ることができなくなるらしい。
この町の中央に位置するからか毎年広場で騒ぐ人たちがいる。
そのため、町民が顔を覚えて出入り禁止にして皆が舞や劇を楽しめるようにしているんだそうだ。
「きっと今頃ニーナたちはこの手前の道をずっとぐるぐると回っていると思いますよ。」
同じところをぐるぐる回っていると想像するだけで笑ってしまう。
「結構有名な劇団が集まってくるので、すごい人気なんです。デューク様。もう少し前に行ってみましょう!」
俺の腕を引っ張りながらどんどん前に進むティアナ。
昨日までは腕を組むことすら恥ずかしがっていたのに、一日でこんなに変わるとは思ってもみなかった。
屋台で買ったものを片手に色々な劇を楽しんだ。劇は子供が楽しめるものから大人向けのものまでいろいろなものが行われている。
「子供向けはやっぱり騎士や勇者の話が人気なんだね。大人向けだと恋愛系か...」
色々な劇があって飽きずに楽しめた気がする。
「そうですね!私も小さい頃はここで劇をみて色々夢を見たものです。」少し上を見ながら思い出しているようだ。やっぱり憧れるとしたら、お姫様とかだろうか...
「騎士や勇者に...」
思わず心の中で「そっちかああああ」と叫んでしまった。
ティアナがお姫様に憧れることはあまりないかと思っていたが、
まさか騎士や勇者に憧れているとは、想像通りだった...
「ククク...本当に最後まで期待を裏切らないね。そういうところもかわいいんだけど。」笑いすぎて目から涙が出てくる。
「そんなにおかしいですか?きっと同じように騎士や勇者に憧れた人はいると思いますよ!家はお父様も、お母様も、お祖父様も皆強いので...余計に騎士や勇者に憧れました。」
確かに育ってきた環境で憧れるものは左右されそうだ。ましてあれだけ強い人たちに囲まれていたら余計にそうなるだろう。
「色々見て楽しんだし、そろそろ移動しようか?」
2人で広場を抜け、ティアナのお気に入りの場所へ連れて行ってもらうことになった。
一度屋敷に戻り馬に乗り換える。勿論同じ馬に乗る...なんてことはすることはなく、それぞれ別々の馬に乗って話しながら進んだ。
話の内容的には俺とティアナが恋人だと思っていたみたいだ。
昨日、腕組んでいるのを見られていたしあの時コソコソ2人で話していたのは恐らくそう言った内容だったのだろう。
「ティアナ、今日はどこか行きたいところはあるかい?」
「そうですね...昨日結構歩き回りましたし、今日は少しゆっくりできるといいですね。午前中は屋台とか回って、午後は広場で行われる、舞踊団の演目などを見て楽しむのはどうでしょうか。」
確かにずっと3日間歩き続けるのは少し大変だし、今日はゆっくり楽しむのもありかもしれない。俺はティアナの意見に賛成して最後に一言付け加えた。
「ティアナ。俺は明日、一足先に王都に帰らなければならない。その前にここで一番きれいな景色が見ておきたいんだが、案内してくれないだろうか。」
レナードに港町が一望できるところを教えてもらいはしたが、できればティアナがお気に入りの場所で自分の気持ちを伝えたかった。
「デューク様が来てもうそんなに経つんですね...デューク様が来てから毎日がすごく楽しかったので、もう帰る日になるなんて思ってもいませんでした。いいですよ!私が一番好きな場所に行きましょう。少し距離があるので移動するのは馬になりますが、それでもいいですか?」
「構わないよ。折角だし最高のデートにしよう!」ティアナの手を握って二人で町に向かった。ティアナが少し赤くなっている姿がとてもかわいかった。
町につくまだ昼下がりということもあるのか人がまばらだった。二日間皆楽しんだからだろうか3日目の朝は少し遅めみたいだ。
2人で昨日食べれなかった、飴細工や鉄板焼きなど色々なものを買って広場に向かう。広場に向かうとすでにたくさんの人が集まっているようだった。
「ここは昨日、自称ヒロインたちが騒いでいたところじゃないか...」
「そうですね!ニーナたちが騒いでいたところです。3日目はこの広場が舞台になって舞や劇などが見れるんですよ。」3日目は皆劇をみようと人が集まってくるそうだ。
1日目、2日目はこの広場で何をしても怒られないが、3日目は少し違う。1日、2日目にここで騒いだら3日目は広場に入ることができなくなるらしい。
この町の中央に位置するからか毎年広場で騒ぐ人たちがいる。
そのため、町民が顔を覚えて出入り禁止にして皆が舞や劇を楽しめるようにしているんだそうだ。
「きっと今頃ニーナたちはこの手前の道をずっとぐるぐると回っていると思いますよ。」
同じところをぐるぐる回っていると想像するだけで笑ってしまう。
「結構有名な劇団が集まってくるので、すごい人気なんです。デューク様。もう少し前に行ってみましょう!」
俺の腕を引っ張りながらどんどん前に進むティアナ。
昨日までは腕を組むことすら恥ずかしがっていたのに、一日でこんなに変わるとは思ってもみなかった。
屋台で買ったものを片手に色々な劇を楽しんだ。劇は子供が楽しめるものから大人向けのものまでいろいろなものが行われている。
「子供向けはやっぱり騎士や勇者の話が人気なんだね。大人向けだと恋愛系か...」
色々な劇があって飽きずに楽しめた気がする。
「そうですね!私も小さい頃はここで劇をみて色々夢を見たものです。」少し上を見ながら思い出しているようだ。やっぱり憧れるとしたら、お姫様とかだろうか...
「騎士や勇者に...」
思わず心の中で「そっちかああああ」と叫んでしまった。
ティアナがお姫様に憧れることはあまりないかと思っていたが、
まさか騎士や勇者に憧れているとは、想像通りだった...
「ククク...本当に最後まで期待を裏切らないね。そういうところもかわいいんだけど。」笑いすぎて目から涙が出てくる。
「そんなにおかしいですか?きっと同じように騎士や勇者に憧れた人はいると思いますよ!家はお父様も、お母様も、お祖父様も皆強いので...余計に騎士や勇者に憧れました。」
確かに育ってきた環境で憧れるものは左右されそうだ。ましてあれだけ強い人たちに囲まれていたら余計にそうなるだろう。
「色々見て楽しんだし、そろそろ移動しようか?」
2人で広場を抜け、ティアナのお気に入りの場所へ連れて行ってもらうことになった。
一度屋敷に戻り馬に乗り換える。勿論同じ馬に乗る...なんてことはすることはなく、それぞれ別々の馬に乗って話しながら進んだ。
774
あなたにおすすめの小説
モブが乙女ゲームの世界に生まれてどうするの?【完結】
いつき
恋愛
リアラは貧しい男爵家に生まれた容姿も普通の女の子だった。
陰険な意地悪をする義母と義妹が来てから家族仲も悪くなり実の父にも煙たがられる日々
だが、彼女は気にも止めず使用人扱いされても挫ける事は無い
何故なら彼女は前世の記憶が有るからだ
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
未来の記憶を手に入れて~婚約破棄された瞬間に未来を知った私は、受け入れて逃げ出したのだが~
キョウキョウ
恋愛
リムピンゼル公爵家の令嬢であるコルネリアはある日突然、ヘルベルト王子から婚約を破棄すると告げられた。
その瞬間にコルネリアは、処刑されてしまった数々の未来を見る。
絶対に死にたくないと思った彼女は、婚約破棄を快く受け入れた。
今後は彼らに目をつけられないよう、田舎に引きこもって地味に暮らすことを決意する。
それなのに、王子の周りに居た人達が次々と私に求婚してきた!?
※カクヨムにも掲載中の作品です。
転生した世界のイケメンが怖い
祐月
恋愛
わたしの通う学院では、近頃毎日のように喜劇が繰り広げられている。
第二皇子殿下を含む学院で人気の美形子息達がこぞって一人の子爵令嬢に愛を囁き、殿下の婚約者の公爵令嬢が諌めては返り討ちにあうという、わたしにはどこかで見覚えのある光景だ。
わたし以外の皆が口を揃えて言う。彼らはものすごい美形だと。
でもわたしは彼らが怖い。
わたしの目には彼らは同じ人間には見えない。
彼らはどこからどう見ても、女児向けアニメキャラクターショーの着ぐるみだった。
2024/10/06 IF追加
小説を読もう!にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる