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年の始まり
久しぶりに家族集合。
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お母様とお茶会をした後、私はお父様にも同じ話をした。
お母様から話を聞いていたのだろう。お父様は二言返事で「うん、いいよ」とだけだった。
それから年末までの一か月間、私は公務の傍ら商品開発を行い、何とか形になるところまで来ていた。
「オスト様は年越しはどうされるんですか?」
「まだ決めていない。何もなければ王宮で過ごすことになるだろうな。メルティは領地に帰るのかい?」
年越しに他国との外交などはないし、急ぎの用などがなければ王宮で過ごすのが当たり前だろう。
「そうですね…私は一度領地に帰ってきたいと思います。お父様がオルフェウスお祖父さまと連絡が取れたようで久しぶりに帰ってくるみたいなんです。ヘルお兄様も一度帰られると仰っていましたし、何故かオリオンお祖父様たちも来られるそうなので。とても賑やかな年越しになりそうです。」
ヘルお兄様は年明けにまたダルデンヌ領に戻らなければいけないようだし、家族全員が揃うなんて早々ないことだろう。結婚すれば私もそうそう一緒に年越しできるわけでもないし、領地に戻ってゆっくりしたいと思う。
「いいね…それ、俺も参加したいんだけどいいだろうか。勿論父上と母上には伝えておくから安心してほしい。」
何を考えているのかわからないが、急に自分も参加したいと言ってくるオスト様をみて、何が何でも来るというんだろうなと思うと断ることは諦めた。
そして年越し数日前…家族皆がコルベール領の屋敷に集まったのである。
「オルフェウスお祖父様、ヘラお祖母様!お久しぶりです!」
「メルティじゃないか。数年見ない間にますますアフロディーナに似てきたな。」
お父様に家督を継いだ後から全く帰ってこなかった二人が久しぶりに帰ってきた。
なんだか、ここにいたときよりもすごく若返っているような気がする。これも二人で色々なところを旅してきたからだろうか。お祖母様の肌もすごくスベスベだ。
「あら、ヘラじゃない!なんだか若返ったんじゃない!?」
3人で話しているとディアナお祖母様が寄ってくる。
「ディアナ!久しぶりじゃない!!元気そうでよかったわ!」
この二人本当に仲がいいみたいで、子供のようにお互いの手を取り合って喜んでいる。
「えぇ、お土産話がたくさんあるからあとで聞いてちょうだい。」
そのあとはヘルお兄様が帰ってきて、皆がどんどんダイニングルームに向かって歩いていく。
私はその後姿を見ながらオスト様が来るのをエントランスで待っているとオスト様が少し遅れてやってきた。
「すまない、待たせたかな…」
「オスト様。大丈夫です。お待ちしていました。」
オスト様の後ろにはフードをかぶっている人が二人いるけど、護衛だろうか…。
「その後ろの方々は…」
「それが…」
後ろの二人がフードを外す。
「メルティよ、久しぶりだな。」「久しぶりね、メルティ…」
オスト様は少し気まずそうな顔をしながら、
「二人に年越しの話をしたら、自分たちも行きたいと聞かなくてね…ついてきてしまったんだ。すまない…」
そう、まさかのウラヌス国王陛下とガイア王妃も一緒にコルベール領に来てしまったのである…
なるべく平静を装って二人に挨拶をし、中へ通す。今日は特にパーティーなどをする予定はなかったので、いつも通りダイニングルームでご飯である。
2人が来たということは、年明けまで王族3人もこの屋敷に滞在するということだろう。
部屋は余っているので問題ないけれど準備などもあるだろうし、バネッサに伝えて部屋を整えてもらうよう指示を出し私たちはお母様たちの待つダイニングルームへ向かった。
「お母様、お父様、オスト様が到着いたしました。」
「そう…」
以前長くオスト様も滞在していたからかあまり気にしたそぶりもなく返事をする。お母様たちからしてもオスト様は
家族の一員なのだろう。アポロ様の時は皆嫌そうな顔をしていたけれど…
「ふふ。アフロディーナは相変わらずですね…」
「アレウスだよ。」
私とオスト様の後ろから二人が顔を出すと、皆口をぽかんと開けながらこちらを見ていた。
「「「「「なんであなた方までここにいるんですか…!?」」」」」
拍手をしたいくらいの見事に声が揃っている。
お父様たちは急いで立ち上がって片足を下げる。
「ハハハ!吃驚させたくてな。オストが行くというしついてきてしまった。何、楽にしてくれ。メルティももうすぐ王族になるのだ。お前たちとは家族も同然だろう…」
確かにそうだけど、それとこれと話が違う気がするし、誰だって国王が目の前に現れたら吃驚するものだ。
いくら親友だとしても…
「はぁ…ウラヌスは後で執務室に来てくれ。取りあえず皆揃ったしご飯を食べよう。」
お父様が声をかけると侍女たちがご飯を運んできた。私もヘルお兄様の隣の席に座る。そしてオスト様はさっと私の隣に座った。
ご飯中はゆっくり時間が過ぎていく。オスト様や、ヘルお兄様と談笑しながらご飯を食べているとあっという間に2時間くらい経っていた。ニケお兄様はニケお兄様で久しぶりに帰ってきたオルフェウスお祖父さまの話を聞いて盛り上がっている。性格的にも二人は似ているので話が合うのだろう。
お父様はウラヌス国王陛下、オリオンお祖父様で、お母様はガイア王妃とお祖母様たちで楽しそうにお話をしていた。
「さて、だいぶ夜も更けてきたしそろそろお開きにしようか。」
ヘルお兄様に時間があるときに先日手紙で書いたお話をしたいとだけ伝えて私は部屋に戻った。
お母様から話を聞いていたのだろう。お父様は二言返事で「うん、いいよ」とだけだった。
それから年末までの一か月間、私は公務の傍ら商品開発を行い、何とか形になるところまで来ていた。
「オスト様は年越しはどうされるんですか?」
「まだ決めていない。何もなければ王宮で過ごすことになるだろうな。メルティは領地に帰るのかい?」
年越しに他国との外交などはないし、急ぎの用などがなければ王宮で過ごすのが当たり前だろう。
「そうですね…私は一度領地に帰ってきたいと思います。お父様がオルフェウスお祖父さまと連絡が取れたようで久しぶりに帰ってくるみたいなんです。ヘルお兄様も一度帰られると仰っていましたし、何故かオリオンお祖父様たちも来られるそうなので。とても賑やかな年越しになりそうです。」
ヘルお兄様は年明けにまたダルデンヌ領に戻らなければいけないようだし、家族全員が揃うなんて早々ないことだろう。結婚すれば私もそうそう一緒に年越しできるわけでもないし、領地に戻ってゆっくりしたいと思う。
「いいね…それ、俺も参加したいんだけどいいだろうか。勿論父上と母上には伝えておくから安心してほしい。」
何を考えているのかわからないが、急に自分も参加したいと言ってくるオスト様をみて、何が何でも来るというんだろうなと思うと断ることは諦めた。
そして年越し数日前…家族皆がコルベール領の屋敷に集まったのである。
「オルフェウスお祖父様、ヘラお祖母様!お久しぶりです!」
「メルティじゃないか。数年見ない間にますますアフロディーナに似てきたな。」
お父様に家督を継いだ後から全く帰ってこなかった二人が久しぶりに帰ってきた。
なんだか、ここにいたときよりもすごく若返っているような気がする。これも二人で色々なところを旅してきたからだろうか。お祖母様の肌もすごくスベスベだ。
「あら、ヘラじゃない!なんだか若返ったんじゃない!?」
3人で話しているとディアナお祖母様が寄ってくる。
「ディアナ!久しぶりじゃない!!元気そうでよかったわ!」
この二人本当に仲がいいみたいで、子供のようにお互いの手を取り合って喜んでいる。
「えぇ、お土産話がたくさんあるからあとで聞いてちょうだい。」
そのあとはヘルお兄様が帰ってきて、皆がどんどんダイニングルームに向かって歩いていく。
私はその後姿を見ながらオスト様が来るのをエントランスで待っているとオスト様が少し遅れてやってきた。
「すまない、待たせたかな…」
「オスト様。大丈夫です。お待ちしていました。」
オスト様の後ろにはフードをかぶっている人が二人いるけど、護衛だろうか…。
「その後ろの方々は…」
「それが…」
後ろの二人がフードを外す。
「メルティよ、久しぶりだな。」「久しぶりね、メルティ…」
オスト様は少し気まずそうな顔をしながら、
「二人に年越しの話をしたら、自分たちも行きたいと聞かなくてね…ついてきてしまったんだ。すまない…」
そう、まさかのウラヌス国王陛下とガイア王妃も一緒にコルベール領に来てしまったのである…
なるべく平静を装って二人に挨拶をし、中へ通す。今日は特にパーティーなどをする予定はなかったので、いつも通りダイニングルームでご飯である。
2人が来たということは、年明けまで王族3人もこの屋敷に滞在するということだろう。
部屋は余っているので問題ないけれど準備などもあるだろうし、バネッサに伝えて部屋を整えてもらうよう指示を出し私たちはお母様たちの待つダイニングルームへ向かった。
「お母様、お父様、オスト様が到着いたしました。」
「そう…」
以前長くオスト様も滞在していたからかあまり気にしたそぶりもなく返事をする。お母様たちからしてもオスト様は
家族の一員なのだろう。アポロ様の時は皆嫌そうな顔をしていたけれど…
「ふふ。アフロディーナは相変わらずですね…」
「アレウスだよ。」
私とオスト様の後ろから二人が顔を出すと、皆口をぽかんと開けながらこちらを見ていた。
「「「「「なんであなた方までここにいるんですか…!?」」」」」
拍手をしたいくらいの見事に声が揃っている。
お父様たちは急いで立ち上がって片足を下げる。
「ハハハ!吃驚させたくてな。オストが行くというしついてきてしまった。何、楽にしてくれ。メルティももうすぐ王族になるのだ。お前たちとは家族も同然だろう…」
確かにそうだけど、それとこれと話が違う気がするし、誰だって国王が目の前に現れたら吃驚するものだ。
いくら親友だとしても…
「はぁ…ウラヌスは後で執務室に来てくれ。取りあえず皆揃ったしご飯を食べよう。」
お父様が声をかけると侍女たちがご飯を運んできた。私もヘルお兄様の隣の席に座る。そしてオスト様はさっと私の隣に座った。
ご飯中はゆっくり時間が過ぎていく。オスト様や、ヘルお兄様と談笑しながらご飯を食べているとあっという間に2時間くらい経っていた。ニケお兄様はニケお兄様で久しぶりに帰ってきたオルフェウスお祖父さまの話を聞いて盛り上がっている。性格的にも二人は似ているので話が合うのだろう。
お父様はウラヌス国王陛下、オリオンお祖父様で、お母様はガイア王妃とお祖母様たちで楽しそうにお話をしていた。
「さて、だいぶ夜も更けてきたしそろそろお開きにしようか。」
ヘルお兄様に時間があるときに先日手紙で書いたお話をしたいとだけ伝えて私は部屋に戻った。
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