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翌日、私は王様から直接、女神のフレイヤ様からの神託のことを聞かれました。実際私は、すでに王様に報告した数年後に大災害(主に水害)があることをしていたので、それを繰り返しお話ししました。
「エルーシアちゃん。ヒーナ商会などの商会で、新しく開発して販売している物も女神様の神託なのか?」
(生前の記憶って言っても信じてもらえないよね・・・。夢で見た!ってお祖父様やお父様に説明していたから・・・)
「王様。えっと・・・ 私が開発した物ですけど。フレイヤ様の神託と言うよりも、フレイヤ様が私に違う世界の夢を見せてくれるのです。
夢は普通忘れるものですが、目覚めてもフレイヤ様が意図を持って見せてくれた夢は、しばらくの間覚えています。まるで、私自身が行動したように」
「ほう」
「ですから、アレを作りなさい、ああしなさい。というご指示はほとんどありません。唯一といっていいのが、大災害があると言われたことです」
「なるほど、今までエルーシアちゃんが開発した物は神託の夢で見たものを作ったのじゃな?」
「はい。その通りです」
「そうか。それにしてもエルーシアちゃんは、5年前にも思ったのじゃが、もう成人した大人のような行動をするよな」
「ふふ。王様。それは、お父様、お母様の教育の賜です。幼い頃から、かなり甘やかされていましたが、躾と貴族としての矜持は、ビシビシと教えていただきました」
(本当は、前世の記憶もあるから、中身は28歳です!なんて言えませんわ)
「まったく、10歳の子供と話していると思えんな」
「もしかしたら、この聖女の紋章が、成長を早くさせているのかも知れません」
「そうなのかも知れないな。 ところでエルーシアちゃん。
学校の事で聞きたい。王都の民の皆が読み書き出来るようにするには、其方ならどうする?」
わたしは、じっと王様を見つめて考えました。
「王都は、この領地と違って、農家の方は少ないのですよね?
その代わりに、商会やギルドに務める者が多いのですよね?
そして、職に就かない貧しい者も多い・・・
私なら、貧しい者に教育を第一に考えますね。
貧しい者が職に就き収入を得るようになると、王都の税収が多くなりますし、なによりも犯罪が少なくなり、治安が良くなります。
職に就いていない者や孤児から教育をはじめますね」
「ほう! 貧しい者からか?」
「はい。王都にはいっぱい貴族がいますし、お金持ちもいっぱいいます。
そのような人間は、貧しい者からいろいろと奪うとおもいます。
そのような者から身を守るために貧しい者には教養が必要と思います」
「確かにそうかもしれないな? でもどうしてエルーシアちゃんはそんな見方が出来るのだ。まるで違う世界から来た勇者のようだな」
「わたしの考えは、両親や祖父母に教えられたことと、フレイヤ様が見せてくれている夢での経験があります。私の考えもきっと女神様のお導きなのでしょう」
「なるほどな。ベルティンブルグの繁栄を考えると、爵位を持たない平民が豊かになるとそれを治める貴族が潤うのだな。余はベルティンブルグの領地運営の結果を見なければ、こうしてエルーシアちゃんに相談を持ちかけることもなかったのじゃな。
で、エルーシアちゃんが国王なら教育をどうやって進める?」
「王様教示料をいただいても良いですか?」
「ほほほ。さすが商会の会長じゃな。それで何がお望みじゃ?」
「王様とのホットライン。私が王様と話したいと思ったとき、王様は私のお話を最優先にして聞いてくれたり、逆に情報を包み隠さず教えてくれる権利が欲しいです」
「ほう! それは何故じゃ?」
「フーマ王国はきっと他国から見ても妬まれるくらいに繁栄するでしょう。
国によっては、戦争によってまるごと奪おうとする所も現れると思います。そして私自身も狙われると思います。他国だけじゃなくて、宗教からも・・・
ですから、自分を守るために情報が欲しいのです。決して国を乗っ取ろうとかではないので安心してください」
「ほう。わかった。エルーシアちゃんに聞かれたこと、そして、其方にとっての情報などは必ず教えよう」
私は、王様に向けて小指を出しました。
私は国王に指切りげんまんを教えました。
「「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます。指切った!!」」
二人は「ふふふ」と笑った後
「教育のやり方には2つ提案があります。
今、フーズ王国は潤っておりますので、
1つめは王国自ら教える。
2つめは貴族や、商会に学校を運営させる。
2つめは貴族であれば、領地の税率を下げる。商会も税を減らす。
どちらにしても、学校の建物は国で建てて、視察をしやすくすること。
そして、統一の試験をして優秀なところは、貴族ならば役職をあげる。商会であれば会頭などには、爵位を与える。
まあ2つめの方がお勧めです。
貴族が学校の運営に興味を持ては、自身の領地で学校を作るかも知れません。
ベルティンブルグの繁栄をみればきっと真似しますわよね。
そうすれば国全体の識字率が上がって国全体が豊かになります。
机上論かも知れませんが・・・」
「エルーシアちゃんの考えは本当にすごいな!宰相に欲しいくらいだ!
学園を卒業したら宰相にならぬか!」
「王様、無理!」
「「あはははは!!! 」」
そうして、王様との話が終わりました。
お昼前、王様一家が王都に帰るため門のところまでお見送りしています。
私は手を振り王様達を見送っていると
(あれ?女の子が倒れている)
私はそう思って女の子に近づきました!
翌日、私は王様から直接、女神のフレイヤ様からの神託のことを聞かれました。実際私は、すでに王様に報告した数年後に大災害(主に水害)があることをしていたので、それを繰り返しお話ししました。
「エルーシアちゃん。ヒーナ商会などの商会で、新しく開発して販売している物も女神様の神託なのか?」
(生前の記憶って言っても信じてもらえないよね・・・。夢で見た!ってお祖父様やお父様に説明していたから・・・)
「王様。えっと・・・ 私が開発した物ですけど。フレイヤ様の神託と言うよりも、フレイヤ様が私に違う世界の夢を見せてくれるのです。
夢は普通忘れるものですが、目覚めてもフレイヤ様が意図を持って見せてくれた夢は、しばらくの間覚えています。まるで、私自身が行動したように」
「ほう」
「ですから、アレを作りなさい、ああしなさい。というご指示はほとんどありません。唯一といっていいのが、大災害があると言われたことです」
「なるほど、今までエルーシアちゃんが開発した物は神託の夢で見たものを作ったのじゃな?」
「はい。その通りです」
「そうか。それにしてもエルーシアちゃんは、5年前にも思ったのじゃが、もう成人した大人のような行動をするよな」
「ふふ。王様。それは、お父様、お母様の教育の賜です。幼い頃から、かなり甘やかされていましたが、躾と貴族としての矜持は、ビシビシと教えていただきました」
(本当は、前世の記憶もあるから、中身は28歳です!なんて言えませんわ)
「まったく、10歳の子供と話していると思えんな」
「もしかしたら、この聖女の紋章が、成長を早くさせているのかも知れません」
「そうなのかも知れないな。 ところでエルーシアちゃん。
学校の事で聞きたい。王都の民の皆が読み書き出来るようにするには、其方ならどうする?」
わたしは、じっと王様を見つめて考えました。
「王都は、この領地と違って、農家の方は少ないのですよね?
その代わりに、商会やギルドに務める者が多いのですよね?
そして、職に就かない貧しい者も多い・・・
私なら、貧しい者に教育を第一に考えますね。
貧しい者が職に就き収入を得るようになると、王都の税収が多くなりますし、なによりも犯罪が少なくなり、治安が良くなります。
職に就いていない者や孤児から教育をはじめますね」
「ほう! 貧しい者からか?」
「はい。王都にはいっぱい貴族がいますし、お金持ちもいっぱいいます。
そのような人間は、貧しい者からいろいろと奪うとおもいます。
そのような者から身を守るために貧しい者には教養が必要と思います」
「確かにそうかもしれないな? でもどうしてエルーシアちゃんはそんな見方が出来るのだ。まるで違う世界から来た勇者のようだな」
「わたしの考えは、両親や祖父母に教えられたことと、フレイヤ様が見せてくれている夢での経験があります。私の考えもきっと女神様のお導きなのでしょう」
「なるほどな。ベルティンブルグの繁栄を考えると、爵位を持たない平民が豊かになるとそれを治める貴族が潤うのだな。余はベルティンブルグの領地運営の結果を見なければ、こうしてエルーシアちゃんに相談を持ちかけることもなかったのじゃな。
で、エルーシアちゃんが国王なら教育をどうやって進める?」
「王様教示料をいただいても良いですか?」
「ほほほ。さすが商会の会長じゃな。それで何がお望みじゃ?」
「王様とのホットライン。私が王様と話したいと思ったとき、王様は私のお話を最優先にして聞いてくれたり、逆に情報を包み隠さず教えてくれる権利が欲しいです」
「ほう! それは何故じゃ?」
「フーマ王国はきっと他国から見ても妬まれるくらいに繁栄するでしょう。
国によっては、戦争によってまるごと奪おうとする所も現れると思います。そして私自身も狙われると思います。他国だけじゃなくて、宗教からも・・・
ですから、自分を守るために情報が欲しいのです。決して国を乗っ取ろうとかではないので安心してください」
「ほう。わかった。エルーシアちゃんに聞かれたこと、そして、其方にとっての情報などは必ず教えよう」
私は、王様に向けて小指を出しました。
私は国王に指切りげんまんを教えました。
「「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます。指切った!!」」
二人は「ふふふ」と笑った後
「教育のやり方には2つ提案があります。
今、フーズ王国は潤っておりますので、
1つめは王国自ら教える。
2つめは貴族や、商会に学校を運営させる。
2つめは貴族であれば、領地の税率を下げる。商会も税を減らす。
どちらにしても、学校の建物は国で建てて、視察をしやすくすること。
そして、統一の試験をして優秀なところは、貴族ならば役職をあげる。商会であれば会頭などには、爵位を与える。
まあ2つめの方がお勧めです。
貴族が学校の運営に興味を持ては、自身の領地で学校を作るかも知れません。
ベルティンブルグの繁栄をみればきっと真似しますわよね。
そうすれば国全体の識字率が上がって国全体が豊かになります。
机上論かも知れませんが・・・」
「エルーシアちゃんの考えは本当にすごいな!宰相に欲しいくらいだ!
学園を卒業したら宰相にならぬか!」
「王様、無理!」
「「あはははは!!! 」」
そうして、王様との話が終わりました。
お昼前、王様一家が王都に帰るため門のところまでお見送りしています。
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私はそう思って女の子に近づきました!
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