聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

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［ファリカちゃんも、できるのか！］

［叔父様、叔父様も誘拐事件の時のファリカをみていますよね］

［ああ。一緒にいましたね］

［そう。あの攻撃を上空から行うのですよ］

［なんと！誘拐犯の全員が意識をなくしていたな。みかたに影響がなく、敵だけ意識をかるというのですか？］

［［［［　それは、どういった攻撃なのですか？　］］］］
各派閥の当主とご夫人達が声を揃えました。

［そうじゃ。わしも聞いて何も言えなくなったのだが、意識を飛ばすだけではなく、息の根を止めることもできるそうじゃ。エルーシアちゃんに限ってだが、敵味方を分け、敵だけに攻撃があたるようにできるのじゃ］
お祖父様が話しに入ってきました。

［そうですね。人間だけでなく、魔物も息根をとめることも出来ます。
魔物は、この方法で仕留めると素材が高く売れます。
人間は、仕留めるよりも捕虜にして労働力にするため、意識をかる攻撃を考えました］
（忠誠度を利用して、敵ばかりの攻撃だけじゃなく、みかたに回復魔法や治癒魔法を広範囲でも使えるように出来るかも）

［捕虜にしてしまうとお金がかかってしまうので、労働力として考えるのは、画期的ですね］
オスカー叔父様は［ウンウン］と言っています。

［オスカー叔父様。捕虜では、管理が大変なのでベルティンブルグ領地内の皆様の生活を見せると、領民になって働きたくなると思います］

［エルーシアちゃん。すごい自信だね］

［オスカー叔父様は、ここ数年ベルティンブルグ領にいらしていませんよね？
ベルティン、ベルンに来ていただければすぐにわかりますわ］

［ほう］
オスカー叔父様は楽しげな声を出しました。

［ふふふ。オスカー叔父様、今年は社交しては如何ですか？
社交のはじまりの舞踏会はベルティンブルグからですわよ］

［そうじゃな。今年はわしもベルティンブルグで行われる舞踏会に参加するので、派閥の全員が参加して、ベルティン、ベルンで集まろうではないか！］

［［［はい。楽しみですね（わ）］］］

［そうですね。ホテルも部屋をあけておかなければいけませんね］

［［［　ホテル？？　］］］

［高級宿屋ですわ。これもエルーシアちゃんが作ったのですよ］

［お母様、私が作ったのではなく、考えただけです］

［考えたのがエルーシアちゃんなのだから、作ったのはエルーシアちゃんよ。
今更ですが、このトランシーバーという魔導具は姿が見えないだけで、近くに人がいるみたいだわ。
登録してある方が、声を出すと直感的に誰が話しているかわかるようにしたのですね？］

［さすが、お母様です。よく気がつきましたね。初めて使われる方はわからなかったと思うのですが、このように大人数で使う場合には、誰が話したかわかるように頭（脳）に信号を出すようにしたのです。
あくまでも登録した方だけですのでお気をつけください。
話を戻しますが、戦闘で確保した労働力ですが、問題があるのです］

私は、話を強引に引き戻して確保した労働力に対しての問題点をこの場で言うのでした。