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15 見慣れた天井
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「……んん?」
「フェドナくん。……よかった」
見慣れた天井に、肌触りのいいベット。
俺の顔を覗き込んだミルトが、ほっとした表情を浮かべている。
「ここは……」
男爵家にある俺の部屋だ。
俺の記憶が確かなら、森の中でポーションを作っていて――
「ケガ人は!?」
慌てて布団をはねのけ、体を起こす。
ミルトが俺の手に触れ、優しい笑みを浮かべてくれた。
「大丈夫。みんな無事に、手術が終わったよ」
「……そっか。無事か」
緊張の糸が解け、ふっと力が抜ける。
ミルトの表情を見る限り、嘘を言っているとは思わない。
師匠や新兵の少年を含め、あの場にいた全員が助かったようだ。
「フェドナくんが頑張ってくれたおかけで、みんな、無事だったって」
「そっか」
森の中でポーションを作り続けた結果、俺は魔力が切れて倒れたらしい。
その後は、急いで応急処置を終わらせ、ポーションを持ってきた兵と合流。
全員が無事に帰れたそうだ。
「フェドナくんがポーションを作ってくれなかったら、みんな、危なかったみたい……」
俺がポーションを作ったおかげで、現場治療ではあり得ない量のポーションが使えた。
そのおかげて、助かった命があるそうだ。
「すごい活躍だったね。みんな、褒めてたよ」
「……そうなんだ。ありがとう」
結果だけを見ると、ミルトの言う通りだ。
全員が無事でよかった。
そう思うが、それはただの結果論でしかない。
「俺としては、もう少しだけ、頑張れたらよかったかな」
パニックになって突っ走って、青ざめていただけ。
「ポーションの使い方も知らなかったしさ」
指示出しや治療は、怪我人だった師匠たちがしてくれた。
俺はただ、初級のポーションを作っただけだ。
あの場に薬草が生えていなかったら、それすらも出来なかった。
「血を見て冷静さを失って。慌てて飛び出して」
部屋に置いてあったポーションを取ることすら忘れていた。
今回は、たまたま薬草が生えていただけ。運が良かっただけだ。
そう思っていると、ミルトが俺の手をぎゅっと握った。
「えっとね……。フェドナくんは、本当にすごいんだよ……?」
ミルトは一瞬だけ俺の顔を見て、恥ずかしそうに視線を俯かせる。
そのままもごもごと、言葉を紡いでくれた。
「フェドナくんは本当にすごくて……、頑張って……、頑張りすぎてて……」
俺を励まそうとしてくれている?
一瞬そう思ったが、どことなく違うように見える。
「えっと、ね……?」
なにかを決意したように、ミルトが視線をあげる。
両手で本を抱きしめて、俺の目を見つめた。
「頭が痛いとか、目眩がするとか、そう言うことはない、かな?」
「うん。普通に元気だよ」
「えっとね? 私と一緒に、地下の部屋に来てくれる?」
「地下?」
こくりと頷いて、ミルトが部屋の入口に目を向ける。
その場に控えていたメイドが、お辞儀をして部屋を出て行った。
「お父様の許可がもらえたら、話したいことがあって……」
「んーと??」
話の流れが読めない。
そう思いながらも、俺は素直にベットを降りた。
「許可がもらえなくても、お姉ちゃんが勝手に話してあげるね」
「それは、大丈夫なのか?」
「うん。私は、お姉ちゃんだから」
男爵の許可が必要で、この場では出来ない話がある。
そう言うことだろう。
ミルトの表情を見る限り、悪い話ではなさそうだ。
「勝手に話したら、ミルトが怒られないか?」
「大丈夫。私は、お姉ちゃんだから」
なるほど。絶対に怒られるやつだな。
そう思いながらミルトに連れられて、石の階段を下りていく。
メイドや執事の付き添いはなく、ホムンクルスたちもついてこない。
「この部屋だよ」
分厚い扉を抜け、机と長い椅子があるだけの小さな部屋に入る。
魔石を使った照明は薄暗く、いかにも、密談用と言った雰囲気だ。
向かい合って席に着くと、ミルトが本を抱きしめた。
「結論から言うね。私のスキルは“文官”じゃなくて、“戦姫”なの」
嘘をついてごめんなさい。
そう言って、ミルトが頭を下げた。
「文官と似てるけど違ってて、“戦姫”は兵法とか戦略に強いみたい」
「……ミルトの図書館には、戦うための本がいっぱいある。そういうことか?」
「うん。司祭様は、文官の上位互換だって言ってた」
読んだ本を覚えられて、戦略に関してはより高い精度で精査できる。
そんなスキルらしい。
文官との一番の違いは、その珍しさ。
「明確な記録が残っているのは、初代の王妃様だけなんだって……」
建国の父である初代陛下を支えた、陰の立役者。
軍師としての役割を担い、高く評価された偉人らしい。
「そう司祭様に聞いて、戦姫として考えて、隠すことに決めたの」
「なるほどな」
伯爵家は無論、王家に知られても面倒なことになる。
スキルを見てくれた司祭も同意し、誰にも言わないと神に誓ってくれた。
「……俺に話して、本当に良かったのか?」
「うん。フェドナくんを見て、私も頑張らなきゃって思ったから」
本で顔を隠しながら、ミルトが真剣な声を聞かせてくれた。
「フェドナくん。……よかった」
見慣れた天井に、肌触りのいいベット。
俺の顔を覗き込んだミルトが、ほっとした表情を浮かべている。
「ここは……」
男爵家にある俺の部屋だ。
俺の記憶が確かなら、森の中でポーションを作っていて――
「ケガ人は!?」
慌てて布団をはねのけ、体を起こす。
ミルトが俺の手に触れ、優しい笑みを浮かべてくれた。
「大丈夫。みんな無事に、手術が終わったよ」
「……そっか。無事か」
緊張の糸が解け、ふっと力が抜ける。
ミルトの表情を見る限り、嘘を言っているとは思わない。
師匠や新兵の少年を含め、あの場にいた全員が助かったようだ。
「フェドナくんが頑張ってくれたおかけで、みんな、無事だったって」
「そっか」
森の中でポーションを作り続けた結果、俺は魔力が切れて倒れたらしい。
その後は、急いで応急処置を終わらせ、ポーションを持ってきた兵と合流。
全員が無事に帰れたそうだ。
「フェドナくんがポーションを作ってくれなかったら、みんな、危なかったみたい……」
俺がポーションを作ったおかげで、現場治療ではあり得ない量のポーションが使えた。
そのおかげて、助かった命があるそうだ。
「すごい活躍だったね。みんな、褒めてたよ」
「……そうなんだ。ありがとう」
結果だけを見ると、ミルトの言う通りだ。
全員が無事でよかった。
そう思うが、それはただの結果論でしかない。
「俺としては、もう少しだけ、頑張れたらよかったかな」
パニックになって突っ走って、青ざめていただけ。
「ポーションの使い方も知らなかったしさ」
指示出しや治療は、怪我人だった師匠たちがしてくれた。
俺はただ、初級のポーションを作っただけだ。
あの場に薬草が生えていなかったら、それすらも出来なかった。
「血を見て冷静さを失って。慌てて飛び出して」
部屋に置いてあったポーションを取ることすら忘れていた。
今回は、たまたま薬草が生えていただけ。運が良かっただけだ。
そう思っていると、ミルトが俺の手をぎゅっと握った。
「えっとね……。フェドナくんは、本当にすごいんだよ……?」
ミルトは一瞬だけ俺の顔を見て、恥ずかしそうに視線を俯かせる。
そのままもごもごと、言葉を紡いでくれた。
「フェドナくんは本当にすごくて……、頑張って……、頑張りすぎてて……」
俺を励まそうとしてくれている?
一瞬そう思ったが、どことなく違うように見える。
「えっと、ね……?」
なにかを決意したように、ミルトが視線をあげる。
両手で本を抱きしめて、俺の目を見つめた。
「頭が痛いとか、目眩がするとか、そう言うことはない、かな?」
「うん。普通に元気だよ」
「えっとね? 私と一緒に、地下の部屋に来てくれる?」
「地下?」
こくりと頷いて、ミルトが部屋の入口に目を向ける。
その場に控えていたメイドが、お辞儀をして部屋を出て行った。
「お父様の許可がもらえたら、話したいことがあって……」
「んーと??」
話の流れが読めない。
そう思いながらも、俺は素直にベットを降りた。
「許可がもらえなくても、お姉ちゃんが勝手に話してあげるね」
「それは、大丈夫なのか?」
「うん。私は、お姉ちゃんだから」
男爵の許可が必要で、この場では出来ない話がある。
そう言うことだろう。
ミルトの表情を見る限り、悪い話ではなさそうだ。
「勝手に話したら、ミルトが怒られないか?」
「大丈夫。私は、お姉ちゃんだから」
なるほど。絶対に怒られるやつだな。
そう思いながらミルトに連れられて、石の階段を下りていく。
メイドや執事の付き添いはなく、ホムンクルスたちもついてこない。
「この部屋だよ」
分厚い扉を抜け、机と長い椅子があるだけの小さな部屋に入る。
魔石を使った照明は薄暗く、いかにも、密談用と言った雰囲気だ。
向かい合って席に着くと、ミルトが本を抱きしめた。
「結論から言うね。私のスキルは“文官”じゃなくて、“戦姫”なの」
嘘をついてごめんなさい。
そう言って、ミルトが頭を下げた。
「文官と似てるけど違ってて、“戦姫”は兵法とか戦略に強いみたい」
「……ミルトの図書館には、戦うための本がいっぱいある。そういうことか?」
「うん。司祭様は、文官の上位互換だって言ってた」
読んだ本を覚えられて、戦略に関してはより高い精度で精査できる。
そんなスキルらしい。
文官との一番の違いは、その珍しさ。
「明確な記録が残っているのは、初代の王妃様だけなんだって……」
建国の父である初代陛下を支えた、陰の立役者。
軍師としての役割を担い、高く評価された偉人らしい。
「そう司祭様に聞いて、戦姫として考えて、隠すことに決めたの」
「なるほどな」
伯爵家は無論、王家に知られても面倒なことになる。
スキルを見てくれた司祭も同意し、誰にも言わないと神に誓ってくれた。
「……俺に話して、本当に良かったのか?」
「うん。フェドナくんを見て、私も頑張らなきゃって思ったから」
本で顔を隠しながら、ミルトが真剣な声を聞かせてくれた。
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