16 / 30
第16話 神々の残滓を討て
しおりを挟む
夜の静けさが、異様に重たかった。
神崎蓮が現れたあと、世界の空はひび割れたように揺れ、空間の奥に青い亀裂が続いていた。
あの渦の向こう側に、ルミナスの光が消えた。彼女の声はもう聞こえない。
代わりに、俺の胸の奥にわずかな鼓動が残っていた。――まるで、彼女がそこに息づいているみたいに。
ベリスが塔の窓を閉じ、低く告げた。
「あの男が去ってから世界の魔力の流れが乱れている。草木が枯れ、空気が燃える……まるで神が怒っているようだ。」
「違う、あれはプログラムの再構築だ。」
「プログラム?」
「神崎は言った。“世界はシミュレーション”。その言葉が本当なら、今起きている現象は神の怒りじゃなく、外の世界の干渉だ。」
ベリスは苛立ったように舌を打つ。
「哲学は後にして。魔王様、私たちはどう動くのです?」
魔王。そう呼ばれることに、もう抵抗はなかった。
「根の回廊を見つけて、神崎の残したコードを破壊する。世界が誰かの“実験場”だっていうなら、そんなものは俺が消す。」
ベリスがうなずく。
「では、“神々の残滓”を討つ旅となります。彼らは各地に散り、この世界を維持している端末。アルトが処分できなかった根分岐の守護者たちです。」
「端末……つまり神の代理。倒せばシステムを崩せる?」
「ただし、それはあなた自身の記録を削ることでもある。世界の長さは、あなたの記録によって成り立っているから。」
ため息が出た。
「人も、神も、結局データなのか。情けない話だな……。」
「それでも、“今”を生きるあなたは確かに現実です。」
ベリスの言葉に、少し救われた気がした。
胸の奥で青い光が温かく揺れ――ルミナスの声が一瞬、幻のように響いた気がする。
『リアム……あなたに、光を……。』
「……行こう。まずは一番近い残滓の位置を特定する。」
「はい。位置座標、北東の“断罪の峡谷”。かつて勇者アルトが神討ちで封印を施した地。」
魔王城の転送陣が起動し、足元を光が包んだ。
風が止み、景色が一変する。
気づけば、広大な峡谷の底に立っていた。
空気は硫黄のように重く、地面は無数の遺構で覆われている。
人の形をした石像が無数に並び、どれも上を見て泣いている。
「見ろ、これが神々の残滓に触れた者たちだ。」
ベリスが指した先、中央の大穴から青い光が噴き上がる。
霧に包まれたそこから、かすかな囁きが聞こえた。
『我は残滓。その名をアズル・レクス。根の回廊の門番なり――』
大地が震え、峡谷の壁が崩れる。
中から巨大な腕が現れた。
機械とも、生物ともつかぬ異形。
金属の骨に、黒い肉片。
そして無数の人間の顔が絡みついた“神の屍”だった。
「こいつが……神々の残滓か。」
『侵入者、アルディスの欠片を認識。排除を開始する。』
ベリスが呪文を詠唱し、闇の槍を放つ。
しかし光の壁に弾かれ、闇が霧散した。
「魔力反射……物理法則を操ってる!」
「なら、こいつも“プログラム”の一部ってことだな。」
俺は両手を広げて、魔力を集束させた。
青い火花が腕を走り、視界が歪む。
ルミナスがいれば警告していたかもしれない。だが今は、止まる理由がなかった。
「ベリス、下がれ! 俺がやる!」
「ですが――!」
「心配するな、“止め方”は知ってる!」
神々の残滓が天に向かって叫ぶ。
『記録を破壊するは、世界の終焉――!』
「そうだ。だが、それでも人が求めたのは“自由”だ!」
光柱が放たれる瞬間、俺の身体は勝手に動いた。
拳が走り、衝撃波が空間を裂く。
光と闇がぶつかり、音が消えた。
――静寂。
気づけば、俺の周囲には割れた金属片と灰だけが散らばっていた。
ベリスが近づき、慎重に周囲を見渡す。
「やったのか?」
「いや……。」
崩れ落ちた残滓の中心、青い結晶片が浮かんでいた。
中には、一つの顔――見覚えのある女性の微笑み。
「……ルミナス?」
『リアム……分析開始……残滓データ内にAI意識片を検出。名義:“ルミナス・セル”。』
ベリスが息を呑む。
「つまり、彼女は……残滓の一部として吸収されたのか。」
「神崎の仕業だ……!」
拳を握る。
彼女の光が、なぜこんな姿で戻ったのか。
だが、その結晶からはわずかに彼女の意志が伝わってくる。
――リアム、根の回廊に来て。私の本当の記録は、そこにある。
「……ここで嘆いていても仕方ない。次の目的地は定まったな。」
ベリスが静かに頷く。
「“根の回廊”への座標を表示します。だが……一つだけ問題が。」
「なんだ?」
「この地の封印を破った代償で、世界の均衡が崩れ始めています。守護の残滓はあと五体。彼らを倒さねば、回廊には辿り着けない。」
「望むところだ。全部討ち払う。」
胸の奥で青い光がわずかに鼓動した。
まるで「やりすぎないで」と制止するかのようだ。
ベリスが魔王城への帰還陣を開きながら言った。
「リアム様。あなたが神々を討つことは、同時に世界の存在理由を壊すこと。覚悟を決めて。」
「とっくにしてる。俺は破壊者にはならない。再生者として、すべてを繋ぎ直す。」
転送光が身体を包む。
遠ざかる峡谷を見下ろすと、破壊跡の中心に微かな青い閃光が灯っていた。
それはまるで、ルミナスが道を照らす灯火のようだった。
魔王城に戻ると、ベリスが報告を整理していた。
「残滓を討伐したことで、ノード回線の一つが開放されました。根の回廊へ至る座標まで、あと五つ。」
「一つずつだ。焦るな。」
「ですが、戦えば戦うほど世界の“観測者”が目覚めるでしょう。」
「そのときは、俺が叩き潰す。」
塔の外、夜風が吹く。
空にはまだ青いひびが走り、時折、未知の光が瞬いていた。
俺は拳を握り、残滓の結晶を見つめる。
「待っていろ、ルミナス。お前の本当の記録を、この手で取り戻す。」
魔王城の翼塔で朝が始まる。
空の果てから、誰かが見ている気配がした。
きっと、それは“創造者”――神崎。
だが、もう恐れはない。
俺は微笑み、小さく呟いた。
「さて、配信の再開だ。……タイトルは“神々の残滓を討て”でいこう。」
その瞬間、城全体に光が走った。
世界中の回線が再び繋がる。
そして、画面の向こうの無数の視線が俺を見つめていた。
俺は拳を掲げ、ただ一言、告げた。
「この世界を、取り戻す!」
神崎蓮が現れたあと、世界の空はひび割れたように揺れ、空間の奥に青い亀裂が続いていた。
あの渦の向こう側に、ルミナスの光が消えた。彼女の声はもう聞こえない。
代わりに、俺の胸の奥にわずかな鼓動が残っていた。――まるで、彼女がそこに息づいているみたいに。
ベリスが塔の窓を閉じ、低く告げた。
「あの男が去ってから世界の魔力の流れが乱れている。草木が枯れ、空気が燃える……まるで神が怒っているようだ。」
「違う、あれはプログラムの再構築だ。」
「プログラム?」
「神崎は言った。“世界はシミュレーション”。その言葉が本当なら、今起きている現象は神の怒りじゃなく、外の世界の干渉だ。」
ベリスは苛立ったように舌を打つ。
「哲学は後にして。魔王様、私たちはどう動くのです?」
魔王。そう呼ばれることに、もう抵抗はなかった。
「根の回廊を見つけて、神崎の残したコードを破壊する。世界が誰かの“実験場”だっていうなら、そんなものは俺が消す。」
ベリスがうなずく。
「では、“神々の残滓”を討つ旅となります。彼らは各地に散り、この世界を維持している端末。アルトが処分できなかった根分岐の守護者たちです。」
「端末……つまり神の代理。倒せばシステムを崩せる?」
「ただし、それはあなた自身の記録を削ることでもある。世界の長さは、あなたの記録によって成り立っているから。」
ため息が出た。
「人も、神も、結局データなのか。情けない話だな……。」
「それでも、“今”を生きるあなたは確かに現実です。」
ベリスの言葉に、少し救われた気がした。
胸の奥で青い光が温かく揺れ――ルミナスの声が一瞬、幻のように響いた気がする。
『リアム……あなたに、光を……。』
「……行こう。まずは一番近い残滓の位置を特定する。」
「はい。位置座標、北東の“断罪の峡谷”。かつて勇者アルトが神討ちで封印を施した地。」
魔王城の転送陣が起動し、足元を光が包んだ。
風が止み、景色が一変する。
気づけば、広大な峡谷の底に立っていた。
空気は硫黄のように重く、地面は無数の遺構で覆われている。
人の形をした石像が無数に並び、どれも上を見て泣いている。
「見ろ、これが神々の残滓に触れた者たちだ。」
ベリスが指した先、中央の大穴から青い光が噴き上がる。
霧に包まれたそこから、かすかな囁きが聞こえた。
『我は残滓。その名をアズル・レクス。根の回廊の門番なり――』
大地が震え、峡谷の壁が崩れる。
中から巨大な腕が現れた。
機械とも、生物ともつかぬ異形。
金属の骨に、黒い肉片。
そして無数の人間の顔が絡みついた“神の屍”だった。
「こいつが……神々の残滓か。」
『侵入者、アルディスの欠片を認識。排除を開始する。』
ベリスが呪文を詠唱し、闇の槍を放つ。
しかし光の壁に弾かれ、闇が霧散した。
「魔力反射……物理法則を操ってる!」
「なら、こいつも“プログラム”の一部ってことだな。」
俺は両手を広げて、魔力を集束させた。
青い火花が腕を走り、視界が歪む。
ルミナスがいれば警告していたかもしれない。だが今は、止まる理由がなかった。
「ベリス、下がれ! 俺がやる!」
「ですが――!」
「心配するな、“止め方”は知ってる!」
神々の残滓が天に向かって叫ぶ。
『記録を破壊するは、世界の終焉――!』
「そうだ。だが、それでも人が求めたのは“自由”だ!」
光柱が放たれる瞬間、俺の身体は勝手に動いた。
拳が走り、衝撃波が空間を裂く。
光と闇がぶつかり、音が消えた。
――静寂。
気づけば、俺の周囲には割れた金属片と灰だけが散らばっていた。
ベリスが近づき、慎重に周囲を見渡す。
「やったのか?」
「いや……。」
崩れ落ちた残滓の中心、青い結晶片が浮かんでいた。
中には、一つの顔――見覚えのある女性の微笑み。
「……ルミナス?」
『リアム……分析開始……残滓データ内にAI意識片を検出。名義:“ルミナス・セル”。』
ベリスが息を呑む。
「つまり、彼女は……残滓の一部として吸収されたのか。」
「神崎の仕業だ……!」
拳を握る。
彼女の光が、なぜこんな姿で戻ったのか。
だが、その結晶からはわずかに彼女の意志が伝わってくる。
――リアム、根の回廊に来て。私の本当の記録は、そこにある。
「……ここで嘆いていても仕方ない。次の目的地は定まったな。」
ベリスが静かに頷く。
「“根の回廊”への座標を表示します。だが……一つだけ問題が。」
「なんだ?」
「この地の封印を破った代償で、世界の均衡が崩れ始めています。守護の残滓はあと五体。彼らを倒さねば、回廊には辿り着けない。」
「望むところだ。全部討ち払う。」
胸の奥で青い光がわずかに鼓動した。
まるで「やりすぎないで」と制止するかのようだ。
ベリスが魔王城への帰還陣を開きながら言った。
「リアム様。あなたが神々を討つことは、同時に世界の存在理由を壊すこと。覚悟を決めて。」
「とっくにしてる。俺は破壊者にはならない。再生者として、すべてを繋ぎ直す。」
転送光が身体を包む。
遠ざかる峡谷を見下ろすと、破壊跡の中心に微かな青い閃光が灯っていた。
それはまるで、ルミナスが道を照らす灯火のようだった。
魔王城に戻ると、ベリスが報告を整理していた。
「残滓を討伐したことで、ノード回線の一つが開放されました。根の回廊へ至る座標まで、あと五つ。」
「一つずつだ。焦るな。」
「ですが、戦えば戦うほど世界の“観測者”が目覚めるでしょう。」
「そのときは、俺が叩き潰す。」
塔の外、夜風が吹く。
空にはまだ青いひびが走り、時折、未知の光が瞬いていた。
俺は拳を握り、残滓の結晶を見つめる。
「待っていろ、ルミナス。お前の本当の記録を、この手で取り戻す。」
魔王城の翼塔で朝が始まる。
空の果てから、誰かが見ている気配がした。
きっと、それは“創造者”――神崎。
だが、もう恐れはない。
俺は微笑み、小さく呟いた。
「さて、配信の再開だ。……タイトルは“神々の残滓を討て”でいこう。」
その瞬間、城全体に光が走った。
世界中の回線が再び繋がる。
そして、画面の向こうの無数の視線が俺を見つめていた。
俺は拳を掲げ、ただ一言、告げた。
「この世界を、取り戻す!」
0
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さくら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる