「役立たず」と追放されたが、俺のスキルは【経験値委託】だ。解除した瞬間、勇者パーティーはレベル1に戻り、俺だけレベル9999になった

たまごころ

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第6話 伝説の素材を売却したら、国が買えるほどの金貨になりました

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要塞都市バルガの一等地に聳え立つ、白亜の巨塔。
それが、この街で最も格式高く、最も高価な宿泊施設『王の休息』亭だ。
王族や他国の大使、あるいはSランク冒険者だけが泊まることを許されるその場所は、かつての俺にとっては雲の上の存在だった。
カイルたちでさえ、「いつかあそこに泊まってやる」と憧れを口にしながら、実際には予算不足で指をくわえて見ていた場所だ。

「い、いらっしゃいませ! 本日はどのようなご用件でしょうか?」

エントランスに入ると、燕尾服を着た支配人が慌てて駆け寄ってきた。
俺の服装は上質な『黒竜のコート』だが、隣にいるフェリスはフードを目深に被っており、一見すると怪しい二人組に見えなくもない。
だが、支配人の目は俺の胸元にある銀色のギルドカード――それも、ギルドマスターの署名が入った特別発行のCランク証――と、俺から滲み出る隠しきれない魔力の残滓を見逃さなかったようだ。

「一番いい部屋を頼む。今日から無期限で」

俺はカウンターに金貨を一枚、チャリと置いた。
チップ代わりだ。

「は、はいっ! ただいま最上階のロイヤルスイートをご用意いたします! 一泊につき金貨10枚となりますが……」

金貨10枚。
日本円にしておよそ100万円。
以前の俺なら卒倒していた金額だが、今の俺の懐には5億ガルド(金貨5万枚相当)がある。
誤差の範囲だ。

「構わない。それと、食事も最高級のものを部屋に運んでくれ。二人分だ」
「かしこまりました! 直ちにご案内いたします!」

支配人の態度が目に見えて恭しくなった。
金と力。
この世界における二つの絶対的な正義を、俺は今、両方持っている。

   ***

案内されたロイヤルスイートは、俺の想像を遥かに超えていた。
広さは学校の体育館ほどもあり、床には深紅の絨毯が敷き詰められている。
天井からは巨大なシャンデリアが下がり、窓からはバルガの街並みと、遠くに『氷獄の霊峰』が一望できた。
家具はすべて最高級の黒檀で作られ、ベッドに至ってはキングサイズどころか、大人5人が余裕で寝られそうな大きさだ。

「わあぁ……っ! アレン様、ここがお家ですか!? 凄いです、キラキラしてます!」

部屋に入った瞬間、フェリスがフードを脱ぎ捨てて歓声を上げた。
銀色の獣耳がピコピコと動き、ふさふさの尻尾がスカートの下でブンブンと振られているのがわかる。

「とりあえずの宿だよ。気に入ったか?」

「はい! 雪山の洞窟とは大違いです! あそこは硬くて冷たかったので……」

フェリスはふかふかのソファーにダイブし、その感触を楽しんでいる。
神獣とはいえ、中身は無邪気な少女のようだ。
俺は苦笑しながら、窓の外を見た。

遠くに見える雪山。
夜の帳が下り、山頂付近は漆黒の闇に包まれている。
あそこで今、かつての仲間たちが凍えていると思うと、この温かい部屋との落差に何とも言えない優越感が湧いてくる。
性格が悪いと言われるかもしれないが、散々虐げられてきたのだ。これくらいの感情は許されるだろう。

「アレン様、あちらに大きなお水溜まりがあります!」

「ん? ああ、風呂か」

フェリスが指差したのは、大理石で作られた室内浴場だった。
常時お湯が循環し、魔石で適温に保たれている。

「お風呂……人間は毎日体を洗うと聞きましたが、私も入っていいのですか?」
「もちろん。フェリスも雪山での戦いで汚れてるだろうし、さっぱりしておいで」
「はい! ……あ、でも」

フェリスは急にモジモジし始めた。
頬を赤らめ、上目遣いで俺を見る。

「使い方がわかりません。背中も、自分では流せなくて……」

「……」

これは、あれか。
いわゆる「一緒に入って」というやつか。
相手は絶世の美少女。しかも耳と尻尾付き。
断る理由などどこにもないが、俺の理性が持つかどうか。

「……背中くらいなら、流してやるよ」
「本当ですか!? 嬉しいです、アレン様!」

フェリスは満面の笑みで、躊躇なくワンピースのボタンに手をかけた。

「ちょ、ちょっと待て! 脱ぐのは向こうで!」

俺は慌てて彼女を脱衣所へと押し込んだ。
レベル9999になっても、女性への耐性はレベル1のままだったらしい。

   ***

入浴を済ませ、豪華なディナーを楽しんだ後、俺たちは広すぎるベッドで横になった。
フェリスは俺の腕に抱きつき、安らかな寝息を立てている。
石鹸の香りと、彼女自身の甘い匂いが混ざり合い、俺の鼻腔をくすぐる。

(まさか、こんな日が来るとはな)

天井を見上げながら、俺は今日一日の出来事を反芻した。
追放、覚醒、最強、そしてこの贅沢。
人生の大逆転劇。
だが、これはまだ始まりに過ぎない。

ギルドカードの残高は5億ガルド。
これだけの金があれば、何でもできる。
装備を整えるのも、自分だけの拠点を作るのも、あるいは……国を作ることだって夢じゃないかもしれない。

俺のスキル【経験値委託】は、今は誰にも繋がっていない。
だが、これを信頼できる仲間に繋げば、最強の軍団を作り上げることも可能だ。
フェリスのような強力な相棒をもっと増やし、俺の国を作る。
カイルたちが目指していた「勇者としての栄光」などというちっぽけなものではなく、もっと自由で、もっと強大な何かを。

「……ふふ、面白くなってきたな」

俺はフェリスのサラサラとした銀髪を撫でながら、静かに眠りについた。

   ***

翌朝。
俺たちは朝食を済ませると、早速街へと繰り出した。
今日の目的は「買い物」だ。

「まずはフェリスの服だな。昨日のローブじゃ味気ないし、そのワンピースもボロボロだ」
「アレン様に選んでいただけるなんて幸せです!」

フェリスは昨日のローブを羽織っているが、その足取りは軽い。
俺たちは街のメインストリートにある高級ブティック『銀の糸』に入った。
ここは貴族御用達の店で、一着数万ガルドは下らない高級店だ。
以前、マリアがショーウィンドウにへばりついて「欲しいなぁ」とねだっていたが、カイルが「高すぎる」と却下した店でもある。

「いらっしゃいませ。……おや?」

店主の初老の女性が、俺たちの姿を見て訝しげな顔をした。
一見客、しかも若い男とローブの少女。
冷やかしだと思ったのだろう。

「あー、そこのお客様。当店は会員制に近い形式をとっておりまして、ご予約のない方は……」

「これで足りるか?」

俺は懐から革袋を取り出し、カウンターに逆さまにした。
ジャラジャラジャラッ!!
大量の金貨がカウンターに溢れ、床にも零れ落ちる。
ざっと100枚はあるだろうか。

「ひぃっ!?」
店主が目を剥く。

「す、すぐに採寸いたします! どうぞ奥のVIPルームへ!」

現金(ゴールド)は強し。
俺たちはVIPルームに通され、次々と最新のドレスや冒険者用の服を持ってこさせた。

「これも、これも、あとそれも全部」

俺はフェリスに似合いそうな服を片っ端から指差した。
フェリスは何を着ても似合う。
白いドレスは女神のように、冒険者風の革鎧は凛々しい戦乙女のように。
特に、耳と尻尾を出すためのスリットが入った特注の服(追加料金で即日加工させた)を着た時の破壊力は凄まじかった。

「アレン様、どうでしょうか……?」

フェリスが選んだのは、動きやすいショートパンツスタイルの冒険者服と、その上に羽織る白銀のマント。
ニーソックスと絶対領域が眩しい。

「最高だ。全部買おう」
「ぜ、全部ですか!? こんなにたくさん……」
「いいんだよ。俺の相棒には世界一いいものを着てほしいからな」

店主は涙を流して感謝し、俺たちは店中の在庫の半分くらいを買い占めて店を出た。
支払いはもちろん一括払いだ。

次に向かったのは武器屋だ。
俺自身はステータスが高すぎるので素手でも十分だが、魔法の威力を底上げする杖や、見た目重視の剣くらいはあってもいい。
何より、金を使うこと自体が今の俺には一種のストレス発散になっていた。

バルガで一番の老舗『ドワーフの鉄槌』亭。
店に入ると、熱気と鉄の匂いが立ち込めていた。

「へいらっしゃい! 冷やかしなら火傷するぜ!」

頑固そうなドワーフの親父が、鎚を振るう手を止めて睨んでくる。

「一番いい武器を見せてくれ。金に糸目はつけない」

「はん、若造が大きく出たな。一番いいってのは、俺が打ったミスリルの剣だが、こいつは金貨500枚はするぞ」

ドワーフが奥から一本の剣を持ってきた。
青白く輝く刀身。
確かに業物だ。
だが……。

「鑑定」

【銘】ミスリルの剣
【ランク】B
【攻撃力】+150
【耐久】200

(……しょぼいな)

俺のレベル9999の目から見ると、それはただのナマクラに見えた。
俺の素手の攻撃力がSSS+(数値換算で数百万クラス)なのに、+150の剣を持ったところで誤差にもならない。

「親父さん、もっといいのはないのか? 例えば、オリハルコンとか、龍の素材を使ったやつとか」

「あぁ? オリハルコンだぁ? そんな伝説の金属、この辺境にあるわけねぇだろ。寝言は寝て言え」

ドワーフが鼻で笑う。
なるほど、素材がないのか。
なら、提供すればいい。

「これを使って打ってくれ」

俺は亜空間倉庫から、昨日回収した『エンシェント・ヴォルカニック・ドラゴンの爪』と『牙』を一本ずつ取り出し、カウンターに置いた。
ドスン、と重い音がする。
熱気でカウンターの木材が焦げる匂いがした。

「な、なんじゃこりゃあぁぁぁッ!?」

ドワーフの目が飛び出した。

「こ、これは……古龍の爪!? しかも、まだ魔力が生きてやがる! どこで手に入れた!?」

「拾ったんだ。これで剣と、フェリス用の爪装備を作ってくれ。加工賃は弾む」

「ひ、拾っただと……? バカ言え、こんなもん国宝級だぞ……! だが、燃えてきたぜ! ドワーフの鍛冶師として、こんな素材を目の前にして引けるかよ!」

親父さんは目の色を変えて、すぐに作業に取り掛かろうとした。

「完成まで三日はくれ! 最高の武器に仕上げてやる!」

「頼んだぞ。前金でこれだけ置いておく」

俺は金貨1000枚の袋を置いた。
親父さんは震える手でそれを受け取り、「一生の仕事にする」と誓った。

店を出ると、ちょうど昼時だった。
街の広場には多くの冒険者が集まっている。
その中で、一つの露店に人だかりができていた。

「おい、これマジかよ?」
「『暁の剣』の装備だろ? なんでこんなところで売られてるんだ?」
「質流れ品か? それとも盗品か?」

俺とフェリスは顔を見合わせ、その露店に近づいた。
そこには、見覚えのある装備が並べられていた。

カイルが予備として街の倉庫に預けていた『炎の剣』。
マリアが「デザインが気に入らない」と言って使わなかった『聖女のローブ』。
レオンが「魔力効率が悪い」と放置していた『雷の杖』。

彼らが「不要品」として質屋に入れていたものや、倉庫の維持費が払えずに競売にかけられたものが、ここに流れてきているようだ。
どうやら、彼らの口座残高も底をつき、自動引き落としができなくなって資産が差し押さえられたらしい。
勇者パーティーの資金管理も俺がやっていたのだが、俺がいなくなって数日でこの有様とは。

「あらら、可哀想に」

俺は思わず吹き出した。
彼らの栄光の証だった装備が、二束三文で叩き売られている。

「店主、これ全部くれ」
「へ? 全部って、これ全部ですか?」
「ああ。いくらだ?」
「え、えっと、全部で金貨50枚くらいで……」
「はいよ」

俺は即決で購入した。
別に彼らの装備に未練があるわけではない。
ただ、これを俺が買い占めて【亜空間倉庫】の肥やしにしておけば、万が一彼らが生きて戻ってきた時に、「装備を買い戻す」ことすらできなくなる。
徹底的に退路を断つ。
それが俺流の「ざまぁ」だ。

「アレン様、そんなガラクタ、何に使うのですか?」
フェリスが不思議そうに首を傾げる。
「リサイクルだよ。素材に分解して、もっといい道具の材料にするんだ」
「なるほど! さすがアレン様、無駄がないですね!」

俺たちは大量の荷物(全て収納済み)を持って、再び街を歩き出した。

   ***

一通りの買い物を終え、カフェテラスで休憩している時だった。
俺はふと、今後のことを考えた。

装備は整った(注文済み)。
資金も潤沢にある。
だが、拠点が宿屋というのは落ち着かない。
やはり、自分だけの「城」が欲しい。

「フェリス、俺たちはこれからどうしようか」
「私はアレン様がいればどこでも! でも、できれば広いお庭があるところがいいです。駆け回りたいので!」
「庭付きか。いいね」

この街で屋敷を買うのもいいが、どうせならもっと自由な場所がいい。
誰も干渉してこない、俺たちだけの王国。
未開の地を開拓するのも面白そうだ。
俺の魔法なら、整地も建築も一瞬で終わる。

だが、問題が一つある。
建物は作れても、それを維持管理する「人手」が足りない。
掃除、洗濯、料理(俺もできるが、毎日やるのは面倒だ)、庭の手入れ。
フェリスは戦闘向きだし、俺も領主プレイをするなら使用人が欲しい。

「信頼できる部下が欲しいな」

普通の人間を雇ってもいいが、俺たちの秘密(レベル9999やフェンリルの正体)を知られても裏切らない、絶対的な忠誠心を持つ相手が必要だ。
となると、選択肢は一つしかない。

「奴隷、か」

この世界では奴隷制度が合法だ。
犯罪奴隷や借金奴隷はともかく、中には事情があって身売りされた亜人や、国を追われた元貴族などもいるという。
魔術的な契約で縛られた奴隷なら、裏切られる心配もない。
それに、不遇な扱いを受けている奴隷を俺が買い取り、最高の環境で育て上げれば、最強の戦力になるかもしれない。
俺の【経験値委託】を使えば、レベル1の奴隷でもすぐにSランク冒険者並みに強化できるはずだ。

「よし、決めた」

俺はティーカップを置いた。

「フェリス、次は『奴隷商』に行くぞ」
「どれい、ですか? 新しいお仲間ですか?」
「そうだ。俺たちの国を作るための、最初の国民を探しに行くんだ」

「はい! 楽しみです!」

俺たちは席を立った。
目指すは、街の裏通りにあるという、少し怪しげだが品揃えは一級品だという奴隷商館『闇の鎖』。

そこで俺が出会うことになるのは、ただの奴隷ではない。
かつては大国を治めていたエルフの王女や、呪いによって力を封じられた魔族の女騎士など、訳ありだがダイヤの原石のような少女たち。
彼女たちを救い出し、俺のハーレム兼最強軍団に加える。

俺の物語は、冒険者から「支配者(ルーラー)」へとシフトしようとしていた。

   ***

【一方その頃】
標高3000メートル地点、雪洞の中。

「うぅ……ひもじい……」

カイルたちは、奇跡的に見つけた洞窟の中で、互いに身を寄せ合って震えていた。
昨夜のゴブリンの襲撃は、なんとか地形を利用して凌いだものの、彼らは完全に消耗しきっていた。
カイルの聖剣はなく(手放してはいないが重くて振れない)、マリアの魔力も尽き、ニーナの体力も限界。レオンは既に熱を出してうわ言を言っている。

「何か……食べるもの……」

ニーナが洞窟の奥で、カビの生えたキノコのようなものを見つけた。
普段なら毒味もせずに食べるなどあり得ないが、極限状態の彼らに判断力はなかった。

「よこせ!」

カイルがそれを奪い取り、むしゃぶりつく。
生のキノコの土臭さと苦味が口に広がるが、今の彼にはご馳走だった。

「あ、ずるいぞカイル!」
「私にもちょうだい!」

勇者たちは、たった一つのキノコを巡って醜い争いを始めた。
かつて世界を救うと豪語していた英雄たちの姿は、そこにはなかった。
あるのは、生存本能のみで動く獣のような姿だけ。

「ゲホッ、オェッ……!」

突然、カイルが嘔吐した。
キノコには当然のように毒があったのだ。
麻痺毒だ。
手足が痺れ、泡を吹いて倒れるカイル。

「カイル!? いやあああ!」

絶叫が洞窟に響く。
だが、助けは来ない。
彼らが捨てたアレンは、今頃高級ホテルでワインを傾けているのだから。

「アレン……助けて……」

マリアの悲痛な願いも、雪嵐にかき消されていった。

(つづく)
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