生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば

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第34話 お迎え

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 騎馬隊の先駆けをしていた騎士の1人が異変に気が付いた。
 街道の先に見えたのは、土埃で汚れた鎧を着た騎士風の男。
 馬にも乗らず、力なく走って来る様子に眉をひそめる。

(馬に逃げられたのか……?)

 よろよろと力なく近づいて来る男は、大手を振り何かを叫んでいた。
 腰のあたりに短剣のような物が見えるが、肩で息をしている男はそれを抜く気力すらなさそうだ。
 それでも警戒は怠らず、馬上からランスを突きつける。

「何者だ!?」

「た……助けてくれ……。リビングアーマーが……」

 男が指差した方に視線を移すと、血まみれのリビングアーマーが近づいて来ていた。
 返り血を浴びた赤い鎧。斧から滴るそれは、まだ新鮮さを残していたのだ。
 騎馬隊に緊張が走り、轟く号令。

「敵襲ぅぅぅぅぅ!!」

 王家直属の騎馬隊。鎧を着た軍馬に跨る白いフルプレートの騎士達が瞬時に街道を封鎖すると、一斉にランスを構えた。
 その一糸乱れぬ動きは、練度の高さを思わせる。
 逃げてきた男は騎馬隊の後ろへと身を隠した。
 リビングアーマーは、騎馬隊を前に足を止めた。その距離は10メートル弱といったところ。
 西日を浴びて、血まみれの鎧はより赤く輝いていた。

(選りすぐりの騎士が20名。負けることはないが、無傷とはいかないだろう……。そもそも何故こんな所にリビングアーマーが現れた? 未開のダンジョンから湧いて出たのか……。はたまた何処かの冒険者の打ち漏らしか……)

 騎馬隊がリビングアーマーと対峙し数分。攻撃してくる気配はないが、このまま睨み合っていても仕方ない。
 騎馬隊の隊長が、しびれを切らし突撃命令を出そうとしたその時、リビングアーマーの後ろから民間の馬車が近づいて来ているのに気が付いた。

(いかん! このままでは民間人を巻き込んでしまう!)

 声を遠くまで届ける為フルフェイスの兜を脱ぎ捨て、持っていたランスを振り回しながら声を張り上げる。

「おーい! そこの馬車! 止まれぇ!」

 それに気付いた御者が手を振り返すと民間の馬車はその場で止まり、中から出て来たのは赤髪の女魔術師。
 その胸にはゴールドプレートが輝いていた。

「ネスト殿! ネスト殿ではないか! 無事だったのだな!」

 それは、今まさに迎えに行こうと思っていた人物。

「敵は後ろよ!」

 ネストの声を聞いた全員が後ろを振り返るも、敵らしき影は見えない。

(ネスト殿は何を言っているのだ? リビングアーマーなら目の前にいるが……)

 当のネストはそのまま歩みを進め、リビングアーマーの横に並び立った。

「ネスト殿!」

「大丈夫。これは敵じゃないわ!」

 驚かない訳がない。リビングアーマーは魔物だ。犬や猫のように懐くわけがないのだ。
 しかし、ネストは何時襲われてもおかしくない位置に立っているにも拘らず、平然としていた。
 理屈は不明だが、それは常識ではあり得ないのだ。

(ネスト殿は魔術の名門アンカース家の御息女……。魔物を操る術を身につけたという可能性も……)

「ネストが帰ってきたのですか!?」

 その声は、王家の馬車から聞こえてきた。
 開け放たれた扉から出てきたのは、高級そうなドレスに身を包んだ1人の少女。
 まだあどけなさを残す顔立ちは、将来美人になるだろうと誰もが口を揃えるほどに愛らしく、サラサラの長い金髪をなびかせながらも笑顔を見せる。

「姫様! 出てはなりません!」

 従者だろう老けた男性が馬車から顔を覗かせ、手を伸ばす。

「きゃぁ!」

 可愛らしい悲鳴が上がる。
 その腕を掴んだのは従者ではなく、リビングアーマーから逃げてきた騎士風の男だ。
 握られているナイフは、姫の首筋を僅かに冷やす。

「「姫様!」」

「動くな! 王女を殺すぞ!」

 大失態である。王女を人質に取られたのだ。
 誰が、逃げてきた男の方が敵だと思うだろうか。

「貴様! 王女様を放せ!」

 騎馬隊の隊長が声を荒げるも、それで放せば苦労はしない。
 ナイフを握る男の手は震えていた。

(恐らく殺しはしない。この場を切り抜ける為の苦肉の策なのだろうが、王女を連れ去られる訳にもいかない……)

 その時だ。馬車に繋がれていた馬達が突然嘶き、暴れ始めたのである。
 いきなりの事で、その場にいる全ての者がそれに気をとられた。
 それはほんの一瞬であった。
 王家の馬車がぐらりと揺れ、その下に産まれたのは奇妙な影。
 息を呑み馬車を見上げると、そこには大きな魔獣が立っていたのだ。

「なッ……」

 声を上げる間もなかった。
 気付いた時には魔獣は下へと降りていて、姫を人質に取っていた男の首が、あらぬ方向へと曲がっていたのである。

「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 事切れた男はその場に倒れ、姫は大きな悲鳴を上げた。
 それは死んでしまった男に向けられたものなのか、それとも魔獣に畏怖を覚えた為なのかはわからない。

「王女様! お下がりください!!」

 魔獣へと向けられる無数のランス。
 すると魔獣は大きく飛び上がり、ネストの近くへと身を寄せた。

「大丈夫。この子も味方だから」

 ネストはそれを怖がる素振りすら見せず、撫でようとしていた。
 一方の魔獣は、その手から逃れようと身をよじっている。

 騎馬隊の隊長は、馬を降り王女の無事を確認すると、脱ぎ捨てた兜を小脇に抱え、ネストに対し深々と頭を下げた。

「ありがとうございますネスト殿。まさか逃げて来ていた奴が悪だったとは……」

「状況的に見て仕方がないわ。でも王女様の護衛を全てこちらに集中させたのは良くなかったわね」

「はっ! おっしゃる通りです」

 リビングアーマーは、踵を返し馬車の裏へと歩いていく。
 暫くすると、「せめて洗うの手伝ってくれよ!」という大きな声が馬車の中から聞こえてくるも、ネストは「気にしないで頂戴」の一言で片づけた。

「リリー様! なぜ城をお出になられたのです!」

「だって……、ネストが重症だって聞いて……」

 ネストは王女に駆け寄ると、まるで子供を叱る親のように声を荒げ、王女は俯きシュンとした。

「はぁ……。言ったはずです。魔法を使う者は常に冷静であれと。心が乱れていては使える魔法も使えませんよ?」

「ごめんなさい……」

「申し訳ありません……。王女様がどうしてもとおっしゃるもので……」

 ネストに強く睨みつけられる騎馬隊の隊長。
 王女様を止めなければならない立場であるにもかかわらず、それを止めきれなかった責任は感じていた。
 ひとまず安堵したネストは、溜息をつくと王女の前に跪く。

「ありがとうございます、リリー様。お気持ちは大変嬉しゅうございます」

 それを聞いて、王女は笑顔を取り戻す。
 そして王女は何を思ったのか脱兎の如く走り出すと、いきなり魔獣に抱き着いたのだ。

「――ッ!?」

 騎馬隊の隊長は、生きた心地がしなかった。
 ネストが使役しているとはいえ、一瞬で悪漢を屠るほどの魔獣。王女に危害を加えないかとハラハラしていたのだが、魔獣はそれを受け入れるかのように大人しくしていた。

「さっきは悲鳴をあげちゃってごめんなさい。助けてくれてありがとう」

 王女は少しだけ魔獣を撫で、馬車の中へと戻って行く。
 王女として教育を受けているからか、それともそういう性格なのか……。
 魔獣を前にしても少しも物怖じせず、礼儀正しく頭を下げるその姿は、器の大きさを物語るかのようであった。

「ネスト! 旅の話を聞かせて!」

「バイス、九条。悪いんだけど私はあっちの馬車に乗るわ。ついて来て頂戴」

 ネストはそのまま王家の馬車へと乗り込んだ。

 ――――――――――

 王家の馬車に先導され、王都を目指し走る馬車。しかも騎馬隊の護衛付きだ。御者の手綱を握る手にも力が入っている様子。
 まさか乗せていた客達が、王家の知り合いだったとは思いも寄らなかっただろう。もちろん俺もである。

「ネストは王女様の魔術指南役なんだよ。まぁ家庭教師みたいなもんだな。スタッグ王国の貴族の中では1、2を争うほどの魔術の家系だからな」

 バイスは斧についた返り血をゴシゴシと洗い流しながら言った。

「なるほど。だから王族に顔が利くんですね」

 俺は鎧についた返り血をゴシゴシと洗い流しながら言った。

「私、お姫様初めて見た! すごいきれい!」

 ミアは盾についた返り血をゴシゴシと洗い流しながら言った。

 王女の名前はリリー。ミアと同い年で、スタッグ王国の第4王女であるとバイスが教えてくれた。
 そのついでとばかりに、バイスは貴族同士の争いがどれだけ醜いものかを力説してくれたのだが、俺には正直どうでもよかった。
 そんなことより、ネストがカガリの事をなんと紹介しているのかが気になって仕方がない……。
 ミアが主だと言ってくれればいいのだが、正直に俺と言ってしまうのか……、はたまた見栄を張って自分自身だと言うのか……。
 色々と言い訳を考えないといけなくなるので、妙な設定だけは付けないでくれと祈るばかりだ……。

「それより九条。俺の鎧はもう勝手に動き出したりしないよな?」

「ええ、大丈夫です。魂はちゃんと回収しましたから」

 先程のリビングアーマーは死霊術で呼び寄せた魂を鎧に憑依させ、仮初の命を吹き込んだ物。
 中に入れたのは盗賊の親玉であったボルグの魂。故に名前はボルグ君1号。――今考えた。
 ホッと安堵の表情を浮かべるバイス。
 知らぬうちに勝手に鎧が動き出したらと思うと、気が気ではない。それを想像したのだろう。
 ミアは声を押し殺しながらも、クスクスと笑顔を見せていた。


 王都スタッグへと着いたのは19時頃。
 真っ暗というわけではないが、松明にはすでに明かりが灯してある時間帯。
 遠くから見ると大きな城下町なのがよくわかる。人口は20万人くらいだろうか。街の中心には、大きな西洋風のお城が建っていた。
 あまり詳しくはないが、建物だけで言えば元の世界で言うところのモンサンミッシェルに似ている気がする。
 大きな外壁に沿って作られた堀は、水流があることから何処かの川に繋がっているのだろう。
 高い城壁に巨大な門。降りた跳ね橋には入場待ちの行列と、数人の兵士が検問作業に明け暮れていた。
 そんな行列を横目に、顔パスで検問を通過する2台の馬車。
 街中では王家の馬車がめずらしいのか、手を振る人々に並走する子供達など、皆の注目を集めていた。

 馬車が歩みを止めたのは、お城の中庭らしき庭園。
 大規模な駅のロータリーほどはあろうかという広さの場所に、大きな花壇。
 惜しむべきは明るい時間に訪れなかった事だろう。一面に色とりどりの花が咲き乱れているのは圧巻であったが、松明の光で揺らめく影が面妖な雰囲気を醸し出していたからだ。

 馬車から荷物を降ろす作業も終わり、俺はネストと話し込む王女をただ茫然と見つめていた。
 他意があったわけじゃない。それが1番目を引いたのだ。
 そんな中、ほんの一瞬だけその王女と目が合った。
 クスリと微笑みかけた王女は一礼したのち、城の中へと入って行く。
 王女と言うだけあって高貴な雰囲気がバリバリ出ているのだが、まだ幼いながらもしっかりしているなと感心した。
 そんな俺を見上げていたミアは、両手で俺の手を強く握りしめる。

「おにーちゃん、お姫様のこと好き?」

 一言も話していないのに好きも嫌いもあるか――とも思うが、傍から見た感じは悪くなさそうだ。
 もっと高慢な態度だったら、嫌悪感すら抱いていたかもしれない。

「嫌いではないな。礼儀正しいしな」

「むぅ……」

 ミアはその答えがお気に召さなかったのか小さな頬を膨らませると、俺の手をぶんぶんと振った。
 言いたいことはなんとなくわかる。自分と王女を比べているのだろう。子供らしくて微笑ましい限りだ。

「ミア、よく考えてみろ。年端もいかないお姫様が俺みたいなおっさんを連れてきたらどうなると思う? 貴族じゃない。一般人だぞ? 恐らくは姫をかどわかした罪で死刑だ。俺は死刑にはなりたくない。だからミアの心配しているような事は絶対にないから安心しろ」

「ならヨシ!」

 ミアの顔に笑顔が戻る。
 それで納得されるのもどうかと思うが、機嫌が直ったのだから細かいことは置いておこう。
 ネストは王女を見送ると、ようやくこちらに合流した。

「待たせちゃったみたいでごめんなさい」

「問題ない。それより俺は、このままギルドに報告に行くが、ネストはどーする?」

「私は明日にするわ。病み上がりってことにすれば、まあ報告タイミングがずれても大丈夫でしょ」

「そうか。じゃぁまた明日な」

「ええ」

 バイスが城を出て行くと、ネストはくるりとこちらに向き直る。

「じゃぁ、私達も行きましょうか?」

「どこへ?」

「決まってるじゃない。私の家よ」

「いや、さすがにそれはまずいですよ。俺達は別の宿をとりますから」

「そう? でも王都はコット村と違って宿代結構するわよ? 安くても1泊金貨1枚とかだと思うけど……」

 高すぎる……。コット村で俺がギルドから借りている部屋は1ヵ月で金貨3枚だ。
 しかし、女性の家に転がり込むというのも……。
 かなり悩んだのだが、背に腹は代えられないと、結局はネストの家でお世話になることにした。

 歩くこと数十分。ネストがピタリと足を止めると、目の前にあった大きな鉄格子で出来た門扉の片方を開けた。

「ここが私の家。ささ、どうぞ入って」

 笑顔を崩さず当たり前の様に言うネスト。正直、貴族を舐めていた。
 俺達の前にあるのは大きな庭。その奥に聳え立つのは大きな洋館――いや、豪邸が建っていたのだ。
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