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そして少しして。
何故か私は夜会におりました。
しかもそのパートナーはライハートさんです。
何でもこの方、会計士の資格を持って叔父様と独立はしているのですが、元々はライハート子爵家の三男なのだそうです。
叔父様の方もフレクハイト男爵家の次男だそうで、どちらにせよ、お祖父様がいただいた招待状の代理として出席するには問題が無いとのことでした。
そして私は、と言えば。
ホテル住まいのお祖父様達のところに呼ばれて、呼ばれたドレスメーカーに沢山流行の品を持ってこさせ、着せ替え人形よろしく色々と試着……
しまして。
お眼鏡にかなったものを、ある程度サイズ調整し、それに合った靴と髪飾りと香水と……
一揃い用意されて、送り出されました。
行き先はマクシラン家という、実業家の開催した夜会です。
お祖父様の事業の関係で招待されていたとのこと。
ライハートさんはお祖父様の友人であるフレクハイトさんにまず代理を頼んではみたけど、やはりなかなか仕事が忙しいので、甥にその役を頼んだ、という筋書きでした。
そしてそのパートナーたる私は、一応「ライハートさんが付き合っている女性だが身分は明かせない」という設定です。
「いやあ、こんな美しいパートナーを隠していたなんてなあ」
そう言うのは、どうやら学校時代の友人だということです。
「やっと口説き落としたんだ、大人しいひとなんで、下手なこと言うんじゃないぞ」
彼はこそっ、と自分のことは名前で呼ぶように、黙ってにっこりしているだけでいいから、と言ってくれました。
私は今まで見たことの無い場所で何やらきらきらしたものばかり。
頭がくらくらしそうでした。
それでもギルバート様(ええ、もうこう呼びましょう)が甘いソーダ水とアイスクリームを取ってきてくれて、私は二人で並んで座り、まったりとした時間を過ごしておりました。
そこへ。
「何だかずいぶんとけばけばしいドレスの令嬢だなあ」
そうギルバート様が感想を述べる女。
アリシアが殿方にエスコートされて、ホールの中央にやってきました。
「マゴベイド男爵令嬢アリシア様」
という紹介がそこではされている様です。
私は咄嗟に扇を開いて、顔を隠しました。
「あれが君の異母妹かい?」
「ええ」
「趣味が悪いね」
「ええ、本当に」
私が館に居た頃は、それでもまだましだったのではないでしょうか。
社交界にデビューする時のあのドレス。
考えてみれば、裾に花をつけまくるというアイデア自体、非常にごてごてとしたものだったのです。
そして今会場に居る彼女は、傍目にも浮いているほど…… 盛っております。
何故か私は夜会におりました。
しかもそのパートナーはライハートさんです。
何でもこの方、会計士の資格を持って叔父様と独立はしているのですが、元々はライハート子爵家の三男なのだそうです。
叔父様の方もフレクハイト男爵家の次男だそうで、どちらにせよ、お祖父様がいただいた招待状の代理として出席するには問題が無いとのことでした。
そして私は、と言えば。
ホテル住まいのお祖父様達のところに呼ばれて、呼ばれたドレスメーカーに沢山流行の品を持ってこさせ、着せ替え人形よろしく色々と試着……
しまして。
お眼鏡にかなったものを、ある程度サイズ調整し、それに合った靴と髪飾りと香水と……
一揃い用意されて、送り出されました。
行き先はマクシラン家という、実業家の開催した夜会です。
お祖父様の事業の関係で招待されていたとのこと。
ライハートさんはお祖父様の友人であるフレクハイトさんにまず代理を頼んではみたけど、やはりなかなか仕事が忙しいので、甥にその役を頼んだ、という筋書きでした。
そしてそのパートナーたる私は、一応「ライハートさんが付き合っている女性だが身分は明かせない」という設定です。
「いやあ、こんな美しいパートナーを隠していたなんてなあ」
そう言うのは、どうやら学校時代の友人だということです。
「やっと口説き落としたんだ、大人しいひとなんで、下手なこと言うんじゃないぞ」
彼はこそっ、と自分のことは名前で呼ぶように、黙ってにっこりしているだけでいいから、と言ってくれました。
私は今まで見たことの無い場所で何やらきらきらしたものばかり。
頭がくらくらしそうでした。
それでもギルバート様(ええ、もうこう呼びましょう)が甘いソーダ水とアイスクリームを取ってきてくれて、私は二人で並んで座り、まったりとした時間を過ごしておりました。
そこへ。
「何だかずいぶんとけばけばしいドレスの令嬢だなあ」
そうギルバート様が感想を述べる女。
アリシアが殿方にエスコートされて、ホールの中央にやってきました。
「マゴベイド男爵令嬢アリシア様」
という紹介がそこではされている様です。
私は咄嗟に扇を開いて、顔を隠しました。
「あれが君の異母妹かい?」
「ええ」
「趣味が悪いね」
「ええ、本当に」
私が館に居た頃は、それでもまだましだったのではないでしょうか。
社交界にデビューする時のあのドレス。
考えてみれば、裾に花をつけまくるというアイデア自体、非常にごてごてとしたものだったのです。
そして今会場に居る彼女は、傍目にも浮いているほど…… 盛っております。
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