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救出編
安心して眠りに落ちた夜
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「な、なに?!」
驚いて扉の方を見やると、そこにはメイドさんが二人と何故か夜中にも関わらず鎧&帯剣スタイルのアレックス様がいた。
そういえば、初夜のお清めでメイドさんたちがもうすぐ来るってこと、忘れてた……!
「話し声がすると言われ来てみれば、やはり繋がっていたか……。お前らがメアリーを殺そうとしているのは知っている! しばらくは生かしておいてやろうと思ったがもう我慢ならない。今ここで二人とも叩き切ってやる!」
すっ、と合図をしてメイドさんたちを下がらせたアレックス様は、何やらよくわからないことを叫んでいる。繋がっていた? メアリーを殺そうとしている? そんなわけない。
「は? 意味わからないこと言わないでくれる? あのくそじじいのせいで、僕たちは連絡なんて取り合えてなかったし、あの女が殺されるんじゃなくてそっちが姉様を殺そうとしてるんでしょ」
すかさず、ウィルが私が思っているのと同じことを言ってくれた。
「この後に及んでまだ言い訳をするか……!」
「言い訳? 違うけど。というか、そっちこそ初夜に帯剣して無防備な女性を訪ねるなんて、申し開きの一つくらいあってもいいんじゃない? 僕が来なかったらどうするつもりだったんだか」
だけど、なんかとっても一触即発な感じに……。ウィルは、先ほどまでの笑顔や泣いてた顔は何処へやら、冷たい視線をアレックス様に向けてるし、アレックス様も似たようなものだ。
ゆっくりこちらへ歩いてくるアレックス様。睨まれている。今までとは全く違う、本当に、視線だけで人を殺せそうなほど冷徹な眼差し。そして、柄に手をやるのが見えて——。
「……っあ」
歯茎が噛み合わなくなった。指先がカタカタと震えているのが見えた。ここまで恐怖を感じたのは初めてかもしれない。
その時だった。
「大丈夫だよ。姉様」
そっと、ウィルが囁いた。同時に、目の前が何かで覆われる。
(あ、あれ。なんだか……)
恐怖心が薄れていく。今まで、男性は苦手だと思っていたけれど、ウィルだからかこんなに密着していても怖いことなんてなくて。むしろ安心する。
アレックス様が剣を抜いて、迫ってきてるかもしれないけれど、そんなことは全く気にならなかった。
「話の続き、聞けなくてごめんね。それから、本当はちゃんと話してから連れて行きたかったんだけど。もうこんな危険なとこに姉様を置いてなんていけないや」
そう、ウィルが呟いたのを聞いた直後、瞼が急に重くなって……私の意識は遠のいていった。
驚いて扉の方を見やると、そこにはメイドさんが二人と何故か夜中にも関わらず鎧&帯剣スタイルのアレックス様がいた。
そういえば、初夜のお清めでメイドさんたちがもうすぐ来るってこと、忘れてた……!
「話し声がすると言われ来てみれば、やはり繋がっていたか……。お前らがメアリーを殺そうとしているのは知っている! しばらくは生かしておいてやろうと思ったがもう我慢ならない。今ここで二人とも叩き切ってやる!」
すっ、と合図をしてメイドさんたちを下がらせたアレックス様は、何やらよくわからないことを叫んでいる。繋がっていた? メアリーを殺そうとしている? そんなわけない。
「は? 意味わからないこと言わないでくれる? あのくそじじいのせいで、僕たちは連絡なんて取り合えてなかったし、あの女が殺されるんじゃなくてそっちが姉様を殺そうとしてるんでしょ」
すかさず、ウィルが私が思っているのと同じことを言ってくれた。
「この後に及んでまだ言い訳をするか……!」
「言い訳? 違うけど。というか、そっちこそ初夜に帯剣して無防備な女性を訪ねるなんて、申し開きの一つくらいあってもいいんじゃない? 僕が来なかったらどうするつもりだったんだか」
だけど、なんかとっても一触即発な感じに……。ウィルは、先ほどまでの笑顔や泣いてた顔は何処へやら、冷たい視線をアレックス様に向けてるし、アレックス様も似たようなものだ。
ゆっくりこちらへ歩いてくるアレックス様。睨まれている。今までとは全く違う、本当に、視線だけで人を殺せそうなほど冷徹な眼差し。そして、柄に手をやるのが見えて——。
「……っあ」
歯茎が噛み合わなくなった。指先がカタカタと震えているのが見えた。ここまで恐怖を感じたのは初めてかもしれない。
その時だった。
「大丈夫だよ。姉様」
そっと、ウィルが囁いた。同時に、目の前が何かで覆われる。
(あ、あれ。なんだか……)
恐怖心が薄れていく。今まで、男性は苦手だと思っていたけれど、ウィルだからかこんなに密着していても怖いことなんてなくて。むしろ安心する。
アレックス様が剣を抜いて、迫ってきてるかもしれないけれど、そんなことは全く気にならなかった。
「話の続き、聞けなくてごめんね。それから、本当はちゃんと話してから連れて行きたかったんだけど。もうこんな危険なとこに姉様を置いてなんていけないや」
そう、ウィルが呟いたのを聞いた直後、瞼が急に重くなって……私の意識は遠のいていった。
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