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自慰
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しおりを挟む「た…け……っ」
小さい頃からずっと寄り添ってくれていた幼馴染みが、眉を寄せてこちらを見つめていた。
「威っ!!」
がくんと体が跳ね、驚いて体を硬くする。
「……」
音を鳴らす携帯に手を伸ばすと、タイミングを計ったように着信音が止まった。
威の好きな、バンドの曲。
もう解散してしまったグループだったから、曲を探すのに手こずった記憶が甦る。
「…オレ……っ」
あの夢に反応して頭を持ち上げている股間に、寝起きの生理現象が含まれているとしても、情けなさが込み上げる。
「…っ……たける……ごめ……」
夢の中、自ら腰を擦り寄せ、その指をナカへと導こうとした。
綺麗だ…と、言ってくれた威の言葉を虚しく思い出す。
「…が……ちがぅよ………威…やっぱりオレ、汚いよ…」
埃っぽい体育倉庫の中で、見知らぬ男3人に犯されながら感じていたのは、『快感』だった。
男らしい手に押さえつけられ、無理矢理苦い先走りの汁を舐めさせられながら、恍惚感が確かに存在した。
「…っ」
男3人の目の前で、後ろを犯されながらイった事を思い出し、葉人のモノが硬く熱を持ち始める。
「…ぅっ…っ…」
コレが自分の本性なのかと思い、涙が溢れる。
「……ごめ…んな…」
威の泣きそうな顔を思い出しながら、葉人は頭をもたげたモノに手を伸ばす。
「…ひぅ…っ…」
指が先端に触れた途端、ぞくりと快感が背筋を駆け上がる。
少し濃いめのピンク色をした自身を両手で握り込み、きつく擦り始めた。
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